JIS B 1550:2010 転がり軸受―熱定格回転速度―計算方法

JIS B 1550:2010 規格概要

この規格 B1550は、転がり軸受の熱定格回転速度及びその計算方法について規定。

JISB1550 規格全文情報

規格番号
JIS B1550 
規格名称
転がり軸受―熱定格回転速度―計算方法
規格名称英語訳
Rolling bearings -- Thermal speed rating -- Calculation
制定年月日
2010年3月23日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15312:2003(IDT)
国際規格分類

ICS

21.100.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
2010-03-23 制定日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 1550:2010 PDF [12]
                                                                   B 1550 : 2010 (ISO 15312 : 2003)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 量記号及び単位・・・・[3]
  •  5 基準条件・・・・[4]
  •  5.1 概要・・・・[4]
  •  5.2 摩擦による発熱を決定する基準条件・・・・[4]
  •  5.3 放熱を規定する基準条件・・・・[4]
  •  6 熱定格回転速度の計算・・・・[7]
  •  7 参考情報・・・・[7]
  •  附属書A(参考)M0rを計算するための係数f0r及びM1rを計算するための係数f1r・・・・[8]
  •  附属書B(参考)グリース潤滑での転がり軸受の熱定格回転速度・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1550 pdf 1] ―――――

B 1550 : 2010 (ISO 15312 : 2003)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本ベアリング工業会(JBIA)か
ら工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,
経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1550 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
B 1550 : 2010
(ISO 15312 : 2003)

転がり軸受−熱定格回転速度−計算方法

Rolling bearings-Thermal speed rating-Calculation

序文

  この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 15312を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,転がり軸受(以下,軸受という。)の熱定格回転速度及びその計算方法について規定する。
この規格で求めることができる熱定格回転速度は,JIS B 1511に規定する軸受関連の規格によって設計し
た軸受,及び摩擦の観点からそれと同等とみなすことができる軸受に適用する。
なお,遠心力などの動力学的な影響を大きく受けるスラスト玉軸受には適用しない。
注記1 附属書Aに,箇条5の基準条件における荷重に依存しない摩擦モーメントを計算するための
係数f0r及び荷重に依存する摩擦モーメントを計算するための係数f1rの平均値を示す。
注記2 附属書Bに,グリース潤滑の熱定格回転速度の基準条件を示す。グリース潤滑の基準条件は,
油浴潤滑の熱定格回転速度と一致するように選定している。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15312:2003,Rolling bearings−Thermal speed rating−Calculation and coefficients(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0104 転がり軸受用語
注記 対応国際規格 : ISO 5593:1997,Rolling bearings−Vocabulary(MOD)
JIS B 0124 転がり軸受−量記号
注記 対応国際規格 : ISO 15241:2001,Rolling bearings−Symbols for quantities(MOD)
JIS B 1511 転がり軸受総則
JIS B 1515-1 転がり軸受−公差−第1部 : 用語及び定義
注記 対応国際規格 : ISO 1132-1:2000,Rolling bearings−Tolerances−Part 1: Terms and definitions
(IDT)
JIS B 1519 転がり軸受−静定格荷重

――――― [JIS B 1550 pdf 3] ―――――

2
B 1550 : 2010 (ISO 15312 : 2003)
注記 対応国際規格 : ISO 76:2006,Rolling bearings−Static load ratings(IDT)
JIS B 1520 転がり軸受のラジアル内部すきま
注記 対応国際規格 : ISO 5753:1991,Rolling bearings−Radial internal clearance(MOD)
JIS Z 8202-4 量及び単位−第4部 : 熱

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0104,JIS B 1515-1及びJIS Z 8202-4によるほか,次によ
る。
3.1
熱定格回転速度(thermal speed rating)
基準条件下で軸受の内部摩擦によって発生する発熱量と軸受座(軸及びハウジング)を通じて放出され
る熱流とが釣り合う内輪又は軸軌道盤の回転速度。
注記1 熱定格回転速度は,形式及び大きさが異なる転がり軸受の高速運転適応性を比較する評価基
準の一つである。
注記2 熱定格回転速度では,機械的強度及び動力学的基準による限界速度は考慮していない。
3.2
基準条件(reference conditions)
熱定格回転速度を規定する条件。詳細条件は,箇条5による。
a) 静止している外輪(又はハウジング軌道盤)の平均温度(すなわち,基準温度)及び平均周囲温度(す
なわち,基準周囲温度)。
b) 軸受の内部摩擦によって発生する発熱量を決める要因。
− 軸受荷重の大きさ及び方向
− 潤滑方法,及び潤滑剤の種類・動粘度・量
− その他の基準条件
c) “転がり軸受の放熱基準表面積”と“転がり軸受の基準熱流密度”との積で定義される転がり軸受か
ら放出される熱流。
注記 基準条件における放熱は,実験値であり,実際の軸受を組み込んだ装置での放熱の一例であ
る。
3.3
放熱基準表面積(heat emitting reference surface area)
熱流が放出される内輪(又は軸軌道盤)と軸との間,及び外輪(又はハウジング軌道盤)とハウジング
との間の接触面積の総和。
3.4
基準荷重(reference load)
荷重に依存する摩擦モーメントを発生させる,基準条件で規定した軸受荷重。
3.5
基準熱流(reference heat flow)
基準条件で運転したときに,軸受の内部摩擦によって発生する熱が,放熱基準表面を通して熱伝導によ
って放出されるときの熱の流れ。

――――― [JIS B 1550 pdf 4] ―――――

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B 1550 : 2010 (ISO 15312 : 2003)
3.6
基準熱流密度(reference heat flow density)
基準熱流を放熱基準表面積で除した値。
3.7
基準周囲温度(reference ambient temperature)
基準条件における軸受周囲の平均温度。
3.8
基準温度(reference temperature)
基準条件における静止している外輪(又はハウジング軌道盤)の平均温度。

4 量記号及び単位

  この規格で用いる主な量記号及び単位は,JIS B 0124によるほか,次による。
Ar : 放熱基準表面積(mm2)
B : 軸受幅(mm)
C0a : JIS B 1519による基本静アキシアル定格荷重(N)
C0r : JIS B 1519による基本静ラジアル定格荷重(N)
d : 軸受内径(mm)
dm : 軸受の平均径dm=0.5×(D+d)(mm)
d1 : スラスト自動調心ころ軸受の内輪外径(mm)
D : 軸受外径(mm)
D1 : スラスト自動調心ころ軸受の外輪内径(mm)
f0r : 基準条件における,荷重に依存しない摩擦モーメントを計算するための係数
f1r : 基準条件における,荷重に依存する摩擦モーメントを計算するための係数
M0r : 基準条件の下で熱定格回転速度nθrで運転されているときの,荷重に依存しない摩擦モーメント
(N・mm)
M1r : 基準条件の下で熱定格回転速度nθrで運転されているときの,荷重に依存する摩擦モーメント
(N・mm)
nθr : 熱定格回転速度(min−1)
Nr : 基準条件の下で熱定格回転速度nθrで運転されているときの,軸受の内部摩擦による発熱量(W)
P1r : 基準荷重(N)
qr : 基準熱流密度(W/mm2)
T : 円すいころ軸受の組立幅(mm)
α : 接触角(°)
θAr : 基準周囲温度(℃)
θr : 基準温度(℃)
vr : 基準条件(基準温度θr)での潤滑剤の動粘度(mm2/s)
Φr : 基準熱流(W)

――――― [JIS B 1550 pdf 5] ―――――

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JIS B 1550:2010の引用国際規格 ISO 一覧

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