JIS C 8943:2009 多接合太陽電池セル・モジュール屋内出力測定方法(基準要素セル法)

JIS C 8943:2009 規格概要

この規格 C8943は、JIS C 8941に規定する二次基準多接合太陽電池要素セル及びJIS C 8942に規定する多接合太陽電池測定用ソーラシミュレータを使用して,平面・非集光形の電力発電を目的とする地上用多接合太陽電池セル,地上用多接合太陽電池サブモジュール及び地上用多接合太陽電池モジュールの出力特性を測定する方法について規定。

JISC8943 規格全文情報

規格番号
JIS C8943 
規格名称
多接合太陽電池セル・モジュール屋内出力測定方法(基準要素セル法)
規格名称英語訳
Indoor measuring method of output power for multi-junction solar cells and modules (Component reference cell method)
制定年月日
2009年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

27.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2009-03-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 8943:2009 PDF [8]
                                                                                   C 8943 : 2009

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 測定条件・・・・[2]
  •  4.1 標準状態・・・・[2]
  •  4.2 基準状態・・・・[2]
  •  5 測定装置・・・・[2]
  •  6 測定・・・・[3]
  •  6.1 測定項目・・・・[3]
  •  6.2 測定方法・・・・[3]
  •  6.3 測定手順・・・・[4]
  •  7 測定データの処理方法・・・・[5]
  •  7.1 測定データの補正・・・・[5]
  •  7.2 補正式・・・・[5]
  •  7.3 各パラメータの算出方法・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 8943 pdf 1] ―――――

C 8943 : 2009

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及び財
団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 8943 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
C 8943 : 2009

多接合太陽電池セル・モジュール屋内出力測定方法(基準要素セル法)

Indoor measuring method of output power for multi-junction solar cells and modules (Component reference cell method)

1 適用範囲

  この規格は,JIS C 8941に規定する二次基準多接合太陽電池要素セル(以下,二次基準要素セルという。)
及びJIS C 8942に規定する多接合太陽電池測定用ソーラシミュレータ(以下,ソーラシミュレータという。)
を使用して,平面・非集光形の電力発電を目的とする地上用多接合太陽電池セル,地上用多接合太陽電池
サブモジュール及び地上用多接合太陽電池モジュール(以下,太陽電池セル・モジュールという。)の出力
特性を測定する方法について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 8910 一次基準太陽電池セル
JIS C 8912 結晶系太陽電池測定用ソーラシミュレータ
JIS C 8913 結晶系太陽電池セル出力測定方法
JIS C 8941 二次基準多接合太陽電池要素セル
JIS C 8942 多接合太陽電池測定用ソーラシミュレータ
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8113 照明用語
JIS Z 8120 光学用語

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103,JIS Z 8113及びJIS Z 8120によるほか,次による。
3.1
基準要素セル校正値比
測定に用いる複数の二次基準要素セルの校正値で規格化した電流値の比。
例として,二接合型太陽電池の各要素セルを模擬した二個の二次基準要素セルの場合の基準要素セル校
正値比を式(1)で表す。
( Itm / Itcal )
CR (1)
(Ibm / Ibcal )
ここに, CR : 基準要素セル校正値比

――――― [JIS C 8943 pdf 3] ―――――

2
C 8943 : 2009
Itm : 基準要素セル(上部発電層に対応)の電流値
Itcal : 基準要素セル(上部発電層に対応)の校正値
Ibm : 基準要素セル(下部発電層に対応)の電流値
Ibcal : 基準要素セル(下部発電層に対応)の校正値

4 測定条件

4.1 標準状態

  太陽電池セル・モジュールの測定条件は,次による。
a) セル・モジュール温度 1535 ℃
b) 放射照度 1 000±50 W/m2
c) 光源の条件 箇条5 f) による。

4.2 基準状態

  基準状態は,次による。
a) セル・モジュール温度 25 ℃
b) 分光分布 基準太陽光(JIS C 8941参照)
c) 放射照度 1 000 W/m2

5 測定装置

  測定装置は,次による。
a) 電圧計及び電流計は,±0.5 %の精度を有するものとする。
なお,抵抗器の精度は,±0.2 %以内とする。
b) 電圧計は,測定中のいかなる場合でも,電圧計に流入する電流が,短絡電流Iscの0.1 %を超えないよ
うに,入力インピーダンスが高くなければならない。
c) 温度の測定には精度±1 ℃の温度計を用いる。
d) 放射照度の設定は,JIS C 8941に規定する二次基準要素セルを用いて行う。
なお,二次基準要素セルは,セル温度を25±2 ℃に制御した状態とする。
e) 二次基準要素セルは,一次基準要素セル及びJIS C 8942に規定する等級MS若しくは等級MA,又は
JIS C 8912に規定する等級Aのソーラシミュレータを用いてJIS C 8910の規定に従って校正したもの
を用いる。
f) 測定光源は,JIS C 8942に規定する等級MS,等級MA又は等級Bのソーラシミュレータを用いる。
スペクトル合致度は除外事項とする。ただし,何らかの方法でソーラシミュレータのスペクトルを調
整し,(二次)基準要素セル校正値比が1.0で,かつ,設定した放射照度下でのスペクトルミスマッチ
誤差が±1 %以内になるように調整する。
g) バイアス用電源(バイポーラ電源を含む。)は,被測定太陽電池セル・モジュールの可変負荷(電子負
荷を含む。)として用いることができるもので,図1のI-V特性曲線上のA点(電圧が負の値を示す
点)とB点(電流が負の値を示す点)との間で,電圧をステップ状又は連続的に掃引できなければな
らない。
注記 被測定太陽電池セル・モジュールにかかる逆バイアス電圧によって,被測定太陽電池セル・
モジュールは,特性劣化又は破壊を起こす場合があるので,被測定太陽電池セル・モジュー
ルの種類ごとに逆バイアス電圧の最大値を制御できることが望ましい。ただし,逆バイアス

――――― [JIS C 8943 pdf 4] ―――――

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C 8943 : 2009
電圧については,太陽電池モジュール製造業者の指定する値を用いることが望ましい。
注a) 点の電圧値は,7.2に規定する補正をした
後でも,負であるように設定することが望ま
しい。
b) 点の電流値は,7.2に規定する補正をした
後でも,負であるように設定することが望ま
しい。
c) : I-V特性曲線と電流軸との交点
d) : I-V特性曲線と電圧軸との交点
図1−I-V特性曲線

6 測定

6.1 測定項目

  次の項目について,被測定太陽電池セル・モジュールの特性値を測定する。
a) 短絡電流 Isc(mA又はA)
b) 開放電圧 Voc(mV又はV)
c) 最大出力 Pm(mW又はW)
d) 最大出力動作電圧 Vpm(mV又はV)
e) 最大出力動作電流 Ipm(mA又はA)
f) 曲線因子 FF
g) 太陽電池セル・モジュール変換効率 %)
h) 電圧規定電流 Iv(mA又はA)
i) 電流規定電圧 Vi(mV又はV)

6.2 測定方法

  測定方法は,次による。
a) 被測定太陽電池セル・モジュールの接続は,4端子法を用いる。プローブ,リード線などの接続は,
被測定太陽電池セル・モジュールを遮へいしないよう,集電電極など発電に寄与しない部分に配置し,
遮へいされる面積が,被測定太陽電池セル・モジュールの有効面積の3 %以上にならないようにする。
b) -V特性曲線の測定は,図2などの回路を使用し,その測定点数は,FFの推定精度が±2 %以内とな
るように選定する。

――――― [JIS C 8943 pdf 5] ―――――

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