この規格ページの目次
JIS Z 3144:2013 規格概要
この規格 Z3144は、板厚0.5mm~3.2mmの金属材料を2枚以上重ねて作製するスポット溶接部及びプロジェクション溶接部の溶接径,プラグ径及び破断形態を,たがね試験,ピール試験及びねじり試験の方法を利用し,工場の作業場及び試験場で日常的に調べる試験の方法について規定。
JISZ3144 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3144
- 規格名称
- スポット及びプロジェクション溶接部の現場試験方法
- 規格名称英語訳
- Routine test of resistance spot and projection welds
- 制定年月日
- 1996年10月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 10447:2006(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.160.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 溶接 I(基本) 2021, 溶接 II(製品) 2021
- 改訂:履歴
- 1996-10-20 制定日, 2002-02-20 確認日, 2007-04-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2013-03-21 改正日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 3144:2013 PDF [16]
Z 3144 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 試験の種類・・・・[2]
- 5 試験材及び試験片・・・・[3]
- 5.1 たがね試験用試験片・・・・[3]
- 5.2 ピール試験用試験片・・・・[3]
- 5.3 ねじり試験用試験片・・・・[3]
- 5.4 試験片作製上の注意・・・・[4]
- 6 試験方法・・・・[4]
- 6.1 たがね試験・・・・[4]
- 6.2 ピール試験・・・・[7]
- 6.3 ねじり試験・・・・[8]
- 7 破断形態の分類及び溶接径の測定・・・・[9]
- 7.1 破断形態の分類・・・・[9]
- 7.2 溶接径及びプラグ径の測定・・・・[9]
- 8 記録・・・・[12]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 3144 pdf 1] ―――――
Z 3144 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本溶接
協会(JWES)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 3144:1996は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 3144 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3144 : 2013
スポット及びプロジェクション溶接部の現場試験方法
Routine test of resistance spot and projection welds
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたISO 10447を基とし,この改正されたISO規格との整合
及び我が国の実情に合わせるように変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,板厚0.5 mm3.2 mmの金属材料を2枚以上重ねて作製するスポット溶接部及びプロジェ
クション溶接部の溶接径,プラグ径及び破断形態を,たがね試験,ピール試験及びねじり試験の方法を利
用し,工場の作業場及び試験場で日常的に調べる試験の方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10447:2006,Resistance welding−Peel and chisel testing of resistance spot and projection welds
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 3001-1によるほか,次による。
3.1
現場試験(routine test)
工場の作業場又は試験場において日常的に使用する簡便な工具,器具などを利用して行う試験。
3.2
界面破断(interface failure)
接合界面に沿ってナゲット内を横切って破断する形態。
――――― [JIS Z 3144 pdf 3] ―――――
2
Z 3144 : 2013
3.3
プラグ破断(plug failure)
ナゲット内,熱影響部又はナゲット外の母材部でボタン状に破断する形態。
3.4
ナゲット径,dn(nugget diameter)
スポット溶接部又はプロジェクション溶接部の断面試験によって接合界面で測定されるナゲット部の直
径。
3.5
溶接径,dw(weld diameter)
界面破断又は部分プラグ破断の場合,界面部で測定したコロナボンド部を除くディンプル状を呈する接
合部(ナゲットと想定される部分)の直径の平均値。プラグ破断では,測定端がナイフエッジ状となった
測長器を用いて界面部で測定した接合部径の平均値。
3.6
プラグ径,dp(plug diameter)
破壊試験後に測定されるプラグ状破断部分の平均直径。
3.7
たがね試験(chisel test)
溶接部近傍の板間にたがねをハンマで打ち込む又は圧入することによって溶接部の板厚方向に引張力を
働かせ,溶接部の変形能を満足しているかどうかの判断又は溶接径を測定する試験。
3.8
ピール試験(peel test)
溶接部の板厚方向に主に発生する引張力によって溶接部を破断し,溶接径及び破断形態を観測する試験。
注記 工具を使って人手で行うピール試験と引張試験機を用いる機械式ピール試験とがある。
3.9
ねじり試験(torsion test)
スポット溶接部及びプロジェクション溶接部をねじって破断し,溶接径及び破断形態を観測する試験。
4 試験の種類
試験の種類は,次に示すたがね試験,ピール試験及びねじり試験の3種類とする。
a) たがね試験 溶接部を完全に破断させて溶接径及び破断形態を観測する破断形たがね試験と,溶接部
を破断しないで溶接部の良否だけを評価する非破断形たがね試験とに分けられる。非破断形たがね試
験は,一般に,製品検査として利用する。
b) ピール試験 主に試験片を利用して作製した比較的薄板の溶接部を対象とし,基本的には工程管理,
被溶接材料の溶接性評価及び溶接条件選定を目的として用いる。通常,試験は工具を使って手作業で
行うが,引張試験機又はその他適当な機械装置を用いてもよい。
c) ねじり試験 現場試験としては,溶接試験片を工具を用いてねじり破断させて溶接径を測定する方法
が採用される。工程管理,被溶接材料の溶接性評価及び溶接条件の選定のために用いられる。
注記 上記3種類の現場試験では,溶接径とプラグ径及び破断形態とを観測することを目的として
いる。断面試験で求めるべきナゲット径を測定することは目的としていない。
――――― [JIS Z 3144 pdf 4] ―――――
3
Z 3144 : 2013
5 試験材及び試験片
5.1 たがね試験用試験片
試験片には,実際に使用する製品又は製品相当試験材及びこれらから切り出したものを用いる。
5.2 ピール試験用試験片
試験片は,実際に使用する製品と同じ材料で作製された試験片とし,図1に示す。寸法は,表1のタイ
プ1の値を標準とする。工程管理,製品検査などを行う場合には,製品及び製品相当試験材から切り出し
た表1の値に近い寸法の試験片を用いてもよい。
単位 mm
図1−ピール試験片
表1−試験片寸法
単位 mm
呼び板厚a) 寸法
タイプ1 タイプ2及びタイプ3
T 板幅W 長さL 板幅W 長さL
0.5以上0.8未満 20 40 20 75
0.8以上1.3未満 30 50 30 100
1.3以上2.5未満 40 60 40 125
2.5以上3.2以下 50 70 50 150
注a) 異なる板厚,材質の場合は部材の(引張強さ)×(板厚)の値の
小さい方の板厚による。3枚以上重ねる場合は,2枚重ねに準
じる。
5.3 ねじり試験用試験片
試験片は,実際の製品と同じ材料で作製された図2に示す試験片とする。寸法は,表1のとおりとし,
試験片にはタイプ1,タイプ2又はタイプ3のいずれを採用してもよい。
――――― [JIS Z 3144 pdf 5] ―――――
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JIS Z 3144:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10447:2006(MOD)
JIS Z 3144:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.40 : 溶接継手及び溶接部分
JIS Z 3144:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISZ3001-1:2018
- 溶接用語―第1部:一般