JIS A 1419-1:2000 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法―第1部:空気音遮断性能

JIS A 1419-1:2000 規格概要

この規格 A1419-1は、建築物及び壁,床,扉,窓などの建築部材の空気音遮断性能に関する単一数値評価量を定義し,建築物内部の騒音,建築外部の交通騒音など各種騒音源のスペクトルの違いを考慮して単一数値評価量に加えるべき調整項を定義し,さらに,JIS A 1416,JIS A 1417,ISO 140-5,ISO 140-9及びISO 140-10によって行った1/3オクターブ又はオクターブバンド測定の結果から,評価量及び調整項の値を求める方法について規定。

JISA1419-1 規格全文情報

規格番号
JIS A1419-1 
規格名称
建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法―第1部 : 空気音遮断性能
規格名称英語訳
Acoustics -- Rating of sound insulation in buildings and of building elements -- Part 1:Airborne sound insulation
制定年月日
2000年1月7日
最新改正日
2017年10月25日
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対応国際規格

ISO

ISO 717-1:1996(MOD)
国際規格分類

ICS

91.120.20
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
2000-01-07 制定日, 2007-10-03 確認日, 2012-10-19 確認日, 2017-10-25 確認
ページ
JIS A 1419-1:2000 PDF [15]
A 1419-1 : 2000(ISO 717-1 : 1996)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,建設大臣が制定した日本工
業規格である。これによってJIS A 1419 : 1992は廃止され,この規格に置き換えられる。
今回の制定では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格と整合した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日本
工業規格を基礎とした国際規格原案の提案を容易にするため,ISO 717-1 : 1996, Acoustics−Rating of sound
insulation in buildings and of building elements−Part 1 : Airborne sound insulationを基礎として用いた。
JIS A 1419-1には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 建築物及び建築部材の空気音遮断性能の等級曲線による評価
附属書2(参考) 建築物及び建築部材の空気音遮断性能の平均値による評価
JIS A 1419-1は,次の2部で構成される。
第1部 : 空気音遮断性能
第2部 : 床衝撃音遮断性能

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――――― [JIS A 1419-1 pdf 1] ―――――

                                                                  A 1419-1 : 2000 (ISO 717-1 : 1996)

pdf 目次

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  2.1 日本工業規格(日本産業規格)・・・・[2]
  •  2.2 国際規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  3.1 空気音遮断性能に関する単一数値評価量・・・・[2]
  •  3.2 スペクトル調整項・・・・[2]
  •  4. 単一数値評価量の求め方・・・・[3]
  •  4.1 一般事項・・・・[3]
  •  4.2 基準値・・・・[3]
  •  4.3 スペクトル特性・・・・[3]
  •  4.4 比較の方法・・・・[3]
  •  4.5 スペクトル調整項の計算・・・・[3]
  •  5. 結果の表示・・・・[4]
  •  5.1 建築部材の空気音遮断性能の表示・・・・[4]
  •  5.2 建築物の空気音遮断性能の表示・・・・[4]
  •  附属書1(規定) 建築物及び建築部材の空気音遮断性能の 等級曲線による評価・・・・[9]
  •  1. 適用範囲・・・・[9]
  •  2. 引用規格・・・・[9]
  •  3. 定義・・・・[9]
  •  3.1 空気音遮断性能に関する等・・・・[9]
  •  3.2 等級曲線・・・・[9]
  •  4. 等級曲線の周波数特性と数値・・・・[9]
  •  5. 空気音遮断性能の等級の求め方・・・・[9]
  •  附属書2(参考) 建築物及び建築部材の空気音遮断性能の平均値による評価・・・・[12]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
2
  •  2. 引用規格・・・・[12]
  •  3. 定義・・・・[12]
  •  3.1 空気音遮断性能に関する単一数値評価・・・・[12]
  •  4. 空気音遮断性能の平均値の求め方・・・・[12]
  •  5. 結果の表示・・・・[12]
  •  5.1 建築部材の空気音遮断性能の表示・・・・[12]
  •  5.2 建築物の空気音遮断性能の表示・・・・[12]

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――――― [JIS A 1419-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1419-1 : 2000
(ISO 717-1 : 1996)

建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法−第1部 : 空気音遮断性能

Acoustics−Rating of sound insulation in buildings and of building elements−Part 1 : Airborne sound insulation

序文

 この規格は,1996年に発行されたISO 717-1 : 1996, Acoustics−Rating of sound insulation in buildings
and of building elements−Part 1 : Airborne sound insulationを翻訳した日本工業規格(日本産業規格)であり,次に示す附属書1
及び附属書2を除き,技術的内容を変更することなく作成したものである。
附属書1は,JIS A 1419 : 1992(建築物のしゃ音等級)で規定していた空気音遮断性能の等級曲線を用いる
評価方法を改めて規定したものである。
附属書2は,周波数帯域ごとの遮音性能値の算術平均値を単一評価量として用いる方法を参考として示し
たものである。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,
a) 建築物及び壁,床,扉,窓などの建築部材の空気音遮断性能に関する単一数値評価量を定義し,
b) 建築物内部の騒音,建物外部の交通騒音など各種騒音源のスペクトルの違いを考慮して単一数値評価
量に加えるべき調整項を定義し,
c) さらに,JIS A 1416,JIS A 1417,ISO 140-5,ISO 140-9及びISO 140-10によって行った1/3オクター
ブバンド又はオクターブバンド測定の結果から,上記の評価量及び調整項の値を求める方法について
規定する。
この規格で規定する単一数値評価量を用いることによって,建築物及び建築部材の空気音遮断性能を評
価することができ,また,各種の建築規定における音響的要件の規定を単純化することができる。単一数
値評価量の値については,それぞれの目的に応じて決める。
この規格で規定する単一数値評価量は,1/3オクターブバンド又はオクターブバンドごとの測定結果か
ら求める。ただし,JIS A 1416に規定する音響透過損失の実験室測定については,1/3オクターブバンド測
定の結果から単一数値評価量を求める。

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2
A 1419-1 : 2000 (ISO 717-1 : 1996)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

2.1 日本工業規格(日本産業規格)

    JIS A 1416 : 1999 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
備考 原国際規格ISO 717-1に引用規格として記載されているISO 140-3, Acoustics−Measurement of
sound insulation in buildings and of building elements−Part 3 : Laboratory measurements of
airborne sound insulation of building elements 及びISO 140-1, Acoustics−Measurement of
sound insulation in buildings and of building elements−Part 1 : Requirements for laboratory test
facilities with suppressed flanking transmissionは,ここに記載したJIS A 1416と同等である。
JIS A 1417 : 1999 建築物の空気音遮断性能の測定方法
備考 原国際規格ISO 717-1に引用規格として記載されているISO 140-4,Acoustics−Measurement
of sound insulation in buildings and of building elements−Part 4 : Field measurements of
airborne sound insulation between roomsは,ここに記載したJIS A 1417と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方

2.2 国際規格

             ISO 140-5, Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−Part
5 : Field measurements of airborne sound insulation of faade elements and faades
ISO 140-9, Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−Part
9 : Laboratory measurement of room-to-room airborne sound insulation of a suspended ceiling
with a plenum above it
ISO 140-10, Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−
Part 10 : Laboratory measurement of airborne sound insulation of small building elements
参考 現在のところ,ISO 140-5,ISO 140-9及びISO 140-10に対応するJISは規格化されていない。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1 空気音遮断性能に関する単一数値評価量

 (single-number quantity for airborne sound insulation
rating)
この規格で設定する方法によって基準曲線を移動させたときの500Hzにおける値。単位はデシベル (dB)。
備考 単一数値評価量の用語及び記号は,測定の種類によって異なる。建築部材の空気音遮断性能に
ついては表1,建築物の空気音遮断性能については表2(1/3オクターブバンド測定)及び表3
(オクターブバンド測定)による。

3.2 スペクトル調整項

 (spectrum adaptation term) 特定の音のスペクトル特性を考慮する場合に,単
一数値評価量(例えば,Rw)に加える値。単位はデシベル (dB)。
備考1. この規格では,2種類の音のスペクトル特性をそれぞれ1/3オクターブバンド及びオクターブ
バンドごとに規定する。
2. この規格では,スペクトルが異なる騒音源に対する遮音性能を評価し,また,単一の周波数
帯域における著しい遮音欠損を考慮するために,2種類のスペクトル調整項を採用している。
これらの値は,典型的なスペクトル特性としてピンクノイズ及び交通騒音を一般化した特性

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                                                                                              3
A 1419-1 : 2000 (ISO 717-1 : 1996)
の2種類を設定し,それらが負荷騒音となったときの入射側と透過側のA特性音圧レベルの
差から,この規格の本体で規定する方法によって求められた評価値(例えば,Rw)を差し引
いた値として定義されている。したがって,この規格では,スペクトル調整項は独立した単
一数値評価量ではなく,特に負荷騒音のスペクトル特性を考慮する必要がある場合に,本体
の規定によって求められる評価量に付加して表示する量として規定されている。ただし,上
記のA特性音圧レベルの差そのものを単一数値評価量として用いている国もある。
スペクトル調整項の値は,一般に−1dB程度であるが,単一周波数帯域で大きな遮音欠損
がある場合には,−1dB以下になることもある。

4. 単一数値評価量の求め方

4.1 一般事項

 JIS A 1416,JIS A 1417,ISO 140-5,ISO 140-9及びISO 140-10の規定に従って測定され
た値を,1/3オクターブバンド測定の場合は1003 150Hz,オクターブバンド測定の場合には1252 000 Hz
の測定周波数帯域ごとに,それぞれ規定された基準値(4.2参照)と比較して評価する。その方法は,4.4
による。
さらに,2種類のスペクトル調整項を上記の周波数範囲内で規定する2種類の代表的なスペクトルを基
にして計算する(4.5参照)。

4.2 基準値

 測定値との比較の基準とする一連の値を表4に示す。図1及び図2は,それらの値を基準
曲線として表したものである。

4.3 スペクトル特性

 スペクトル調整項を計算するための1/3オクターブバンド及びオクターブバンド
のスペクトルを表5に示す。図3及び図4はこれらを図示したものである。これらのスペクトルは,周波
数重み特性Aをかけた値が0dBになるように規準化されている。

4.4 比較の方法

 JIS A 1416,JIS A 1417,ISO 140-5,ISO 140-9及びISO 140-10の規定に従って測定さ
れた結果を評価する方法は,次による。
1/3オクターブバンド測定の場合には,測定結果を結んだ曲線に対して対応する基準曲線を1dBステッ
プで上下させ,16個の1/3オクターブバンドにおいて基準曲線の値を下回る値の総和が32.0dBを上回らな
い範囲で,できるだけ大きくなるところまで移動させる。
オクターブバンド測定の場合には,測定結果を結んだ曲線に対して対応する基準曲線を1dBステップで
上下させ,5個のオクターブバンドにおいて基準曲線の値を下回る値の総和が10.0dBを上回らない範囲で,
できるだけ大きくなるところまで移動させる。
以上の手順で移動した基準曲線の500Hzにおける値 (dB) をそれぞれRW,R'W,Dn.W,DnT.W(表1,表2
及び表3参照)の値とする。
オクターブバンドの基準値は,現場測定によるオクターブバンド測定の結果の評価だけに適用する。

4.5 スペクトル調整項の計算

 スペクトル調整項Cj (dB) は,4.3に規定したスペクトル特性に基づいて,
次の式によって計算する。
Cj=XAj−XW (1)
ここに,
j : スペクトル特性1及び2を示す指標
XW : R, R', Dn, DnTなどの値から4.4に従って求めた単一数値評価量
XAj : 次の式から求められる値 (dB)
( LijXi /) 10
XAj 10 log1010 (2)

――――― [JIS A 1419-1 pdf 5] ―――――

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JIS A 1419-1:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 717-1:1996(MOD)

JIS A 1419-1:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1419-1:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方