JIS A 5550:2003 床根太用接着剤

JIS A 5550:2003 規格概要

この規格 A5550は、建築物の床根太と床下張り材とを釘との併用で張り付ける場合に使用する接着剤について規定。

JISA5550 規格全文情報

規格番号
JIS A5550 
規格名称
床根太用接着剤
規格名称英語訳
Adhesives for floor joist
制定年月日
2003年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.180, 91.100.99
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 接着 2021
改訂:履歴
2003-03-20 制定日, 2008-05-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS A 5550:2003 PDF [10]
                                                                                   A 5550 : 2003       変更さ

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本接着剤工業会(JAIA)/財団法人日本規格
協会 (JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会
の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が、技術的性質をもつ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は、このような技術的性質をもつ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について、責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 5550 pdf 1] ―――――

A 5550 : 2003                                                                                          変更さ

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  3.1 主成分による区分・・・・[1]
  •  3.2 用途による区分・・・・[2]
  •  3.3 ホルムアルデヒド放散による区分・・・・[2]
  •  4. 品質・・・・[2]
  •  5. 試験・・・・[3]
  •  5.1 試験条件(ホルムアルデヒド放散試験の場合は除く)・・・・[3]
  •  5.2 接着強さ・・・・[3]
  •  5.3 試験・・・・[6]
  •  5.4 不揮発分・・・・[7]
  •  6. 検査・・・・[7]
  •  7. 製品の呼び方・・・・[7]
  •  8. 表示・・・・[7]
  •  9. 取扱い上の注意・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 5550 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 5550 : 2003

床根太用接着剤

Adhesives for floor joist

1. 適用範囲

 この規格は,建築物の床根太と床下張り材とを釘との併用で張り付ける場合に使用する接
着剤(以下,接着剤という。)について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1901 建築材料の揮発性有機化合物(VOC),ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散
測定方法−小形チャンバー法
JIS G 4309 ステンレス鋼線
JIS K 6833 接着剤の一般試験方法
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 6257 加硫ゴムの老化試験方法
JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜取検査手順−第0部 : JIS Z 9015抜取検査システム序論
JIS Z 8401 数値の丸め方
JAS 構造用合板

3. 種類

3.1 主成分による区分

 接着剤は,その主成分によって,表1のとおり区分する。
表 1 主成分による区分
種類 主成分内容
酢酸ビニル樹脂系エマルション形 酢酸ビニル樹脂を主成分としたエマルション系のもの。
アクリル・酢酸ビニル共重合樹脂,エチレン・酢酸ビニル共
ビニル共重合樹脂系エマルション形 重合樹脂を主成分としたエマルション形のもの。
アクリル樹脂系エマルション形 アクリル樹脂を主成分としたエマルション形のもの。
ゴム系溶剤形 天然ゴム又は合成ゴムを主成分とした溶剤形のもの。
ウレタン樹脂系 ウレタン樹脂を主成分としたもの。
変成シリコーン(オルガノシロキサンをもつ有機ポリマー)
変成シリコーン樹脂系 樹脂を主成分としたもの。

――――― [JIS A 5550 pdf 3] ―――――

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A 5550 : 2003 変更さ

3.2 用途による区分

 接着剤は,その用途によって,表2のとおり区分する。
表 2 用途による区分
種類 用途
構造用一類 枠組み壁工法住宅の床組に用いるもの。
枠組み壁工法住宅の床組に用いるもので,凍結しない環境(0℃より
構造用二類
高い温度)に限定して用いられるもの。
一般用 枠組み壁工法住宅の床組以外の内装床下地組に用いるもの。

3.3 ホルムアルデヒド放散による区分

 接着剤は,そのホルムアルデヒド放散によって,表3のとおり
区分する。
表 3 ホルムアルデヒド放散による区分
単位 最一 m2・h)
区分 記号 内容
F☆☆☆☆等級 F☆☆☆☆ ユリア樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,レゾル
シノール樹脂,ホルムアルデヒド系防腐剤,メチロー
ル基含有モノマー及びロンガリット系触媒のいずれを
も使用してはならない。
F☆☆☆☆ 放散速度が5以下のもの。
F☆☆☆等級 F☆☆☆ 放散速度が20以下のもの。
F☆☆等級 F☆☆ 放散速度が120以下のもの。

4. 品質

 接着剤の品質は,次による。
a) 接着剤は,均質で,接着に有害と認められる異物の混入があってはならない。
b) 接着剤は,充てん剤として石綿を含有してはならない。
c) 接着剤は,これに接する床材及びその下地を侵すものであってはならない。
d) 接着剤は,化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律に規定された第1種特定化学物質及び第2
種特定化学物質,労働安全衛生法に基づく有機溶剤中毒予防規則に規定された第1 種有機溶剤を使用
してはならない。
e) 接着剤の圧縮せん断接着強さは,5.の試験を行い,表4の規定に適合しなければならない。
f) 接着剤の耐酸素老化性は,5.の試験を行い,表5の規定に適合しなければならない。
g) 接着剤のホルムアルデヒド放散は,5.の試験を行い,表6の規定に適合しなければならない。
h) 接着剤の不揮発分は,5.の試験を行い,8.c)で表示した値でなければならない。
i) 接着剤は,温度20±15℃,湿度 (65±20) %において有効期限又は有効期間まで保存して,a) e)の品
質に適合しなければならない。

――――― [JIS A 5550 pdf 4] ―――――

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A 5550 : 2003 変更さ
表 4 圧縮せん断接着強さ
単位 : N/mm2
試験項目 構造用一類 構造用二類 一般用
乾燥材試験 1.1以上 1.1以上 1.1以上
湿潤材試験 1.1以上 1.1以上 −
凍結材試験 0.7以上 − −
すき間充てん性試験 0.7以上 0.7以上 0.7以上
耐水性試験 1.1以上 1.1以上 1.1以上
耐水性処理によっ 耐水性処理によっ 耐水性処理によっ
て試験片の90%以 て試験片の90%以 て試験片の90%以
上に接着はく離が 上に接着はく離が 上に接着はく離が
生じない。 生じない。 生じない。
表 5 耐酸素老化性
試験項目 構造用一類 構造用二類 一般用
耐酸素老化性 皮膜を分断するような大き皮膜を分断するような大き−
な割れの発生がない。 な割れの発生がない。
表 6 ホルムアルデヒド放散
単位 最一 m2・h)
区分 内容 主成分 適用試験
箇条
F☆☆☆☆等級 酢酸ビニル樹脂系エマルション形
ユリア樹脂,メラミン樹脂,フェノー −
ビニル共重合樹脂系エマルション形
ル樹脂,レゾルシノール樹脂,ホルム
アクリル樹脂系エマルション形
アルデヒド系防腐剤,メチロール基含
有モノマー及びロンガリット系触媒ウレタン樹脂系
のいずれをも使用してはならない。変成シリコーン樹脂系
F☆☆☆☆等級 放散速度が5以下 ゴム系溶剤形
F☆☆☆等級 放散速度が20以下 5.3.3
F☆☆等級 放散速度が120以下

5. 試験

5.1 試験条件(ホルムアルデヒド放散試験の場合は除く)

 特に規定のない限り,試験室の温湿度は,
JIS K 7100の標準雰囲気2級[温度23±2℃,湿度 (50±10) %]とする。
5.2 試験体(圧縮せん断接着強さの場合)
5.2.1 試験体材料
a) 根太材 呼び寸法38mm厚さのダグラスファー,ヘムロック又はサザンパインの無欠点乾燥材。表面
に皮,節,割れ,やになどのないもので,含水率が全乾法によって1220%のもの。
b) 合板 厚さ12mmのJAS構造用合板で接着面に節,割れ,やになどの欠点のないもの。
c) 接着剤 接着剤は,均一な直径610mmのビード塗付が容易にできる容器に入った接着剤として,
使用時に計量混合が必要ないものとする。また,接着剤は,一液性で,気泡を含まず,包装容器から
直接塗布を行い,容易に均一なビード塗布が可能でなければならない。

――――― [JIS A 5550 pdf 5] ―――――

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JIS A 5550:2003の関連規格と引用規格一覧