JIS A 6922:2003 壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤

JIS A 6922:2003 規格概要

この規格 A6922は、建物の内壁,天井などに仕上げとして壁紙を張り付ける場合に,現場で塗布使用するでん粉系接着剤及び建具に使用するでん粉系接着剤について規定。

JISA6922 規格全文情報

規格番号
JIS A6922 
規格名称
壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤
規格名称英語訳
Adhesives for wallpaper and wallcoverings for decorative finish and TATEGU
制定年月日
1978年11月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

83.180, 85.080, 91.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, 接着 2021
改訂:履歴
1978-11-01 制定日, 1983-12-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1995-02-01 改正日, 1998-04-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2008-05-20 確認日, 2010-03-23 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS A 6922:2003 PDF [9]
                                                                                   A 6922 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS A 6922:1998は改正され,
この規格に置き換えられる。
この規格の一部が、技術的性質をもつ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は、このような技術的性質をもつ特許権、出願公開後の特許出願、実用新案権、又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について、責任はもたない。

――――― [JIS A 6922 pdf 1] ―――――

A 6922 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[1]
  •  4. 品質・・・・[2]
  •  5. 試験・・・・[2]
  •  5.1 試験の一般条件・・・・[2]
  •  5.2 接着強さ試験(180度はく離強さ試験)・・・・[2]
  •  5.3 かび抵抗性試験・・・・[4]
  •  5.4 ホルムアルデヒドの放散量試験・・・・[5]
  •  5.5 不揮発分試験・・・・[7]
  •  5.6 pH試験・・・・[7]
  •  5.7 凍結融解安定性試験・・・・[7]
  •  6. 検査・・・・[7]
  •  7. 表示・・・・[7]
  •  8. 使用上の注意事項・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 6922 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                      JIS
A 6922 : 2003

壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤

Adhesives for wallpaper and wallcoverings for decorative finish and TATEGU

1. 適用範囲

 この規格は,建物の内壁,天井などに仕上げとして壁紙を張り付ける場合に,現場で塗布
使用するでん粉系接着剤及び建具に使用するでん粉系接着剤(以下,接着剤という。)について規定する。
備考 ここでいう壁紙とはJIS A 6921に規定されたものをいう。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 6921 壁紙
JIS K 6833 接着剤の一般試験方法
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 9015-0 計数値検査に対する抜取検査手順−第0部 : JIS Z 9015抜取検査システム序論
JAS 普通合板

3. 種類

 接着剤の種類は,表1による。
表 1 種類
種類 摘要
でん粉を主成分とし,増量剤,安定剤,防腐剤,防かび剤
壁 1種
紙 などを配合して製造したもの。
施 1種の材料のほかに合成樹脂エマルション(1)配合したも
工 ので,施工時に希釈して使用するもの。

で 注(1) 合成樹脂エマルションとは,例えば,酢酸ビニ
ん 2種1号
ル樹脂エマルション,エチレン・酢酸ビニル樹

系 脂エマルション,アクリル樹脂エマルションな
接 どをいう。

剤 1種の材料の他に合成樹脂エマルション(1)を配合したも
2種2号
ので,施工時に希釈しないで使用するもの。
建具用でん粉系接着剤建具に使用するでん粉を主成分とした接着剤。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS A 6922 pdf 3] ―――――

A 6922 : 2003

4. 品質

 接着剤の品質は,次による。
a) 接着剤は,均質で使用上妨げとなるような異物の混入があってはならない。
b) 接着剤は施工時に、これに接する壁紙、下地材、建具などを侵したり,変色させるものであってはな
らない。
c) 接着剤は通常の使用で,湿しん,かぶれなどの障害を起こしたり,悪臭の発生及び人体の粘膜を刺激
するものであってはならない。
d) 接着剤は,不必要に着色してはならない。
e) 接着剤は常温常湿(2)で,製造後3か月間変色することなく貯蔵でき,かつ,表2の品質に適合するも
のでなければならない。また,施工後変質による著しい接着力の低下があってはならない。
注(2) 常温常湿とは,JIS Z 8703に規定する標準温度状態15級(20±15 ℃),及び標準湿度状態20級
[(65±20) %]をいう。
f) 接着剤は水で容易に希釈でき,かつ,酢酸ビニル樹脂エマルション,エチレン・酢酸ビニル樹脂エマ
ルション,アクリル樹脂エマルションなどの合成樹脂エマルションと相互に相溶性のあるものでなく
てはならない。
g) 接着剤は5.に規定する試験を行い,表2の規定に適合しなければならない。
表 2 品質
性能
項目 壁紙施工用でん粉系接着剤 適用試験箇条
建具用でん粉
系接着剤
1種 2種1号 2種2号
接着強さ N/25 mm 8以上 4以上 4以上 ― 5.2
かび抵抗性 0 0 0 ― 5.3
ホルムアルデヒド放散量 mg/L 0.1以下 0.1以下 0.1以下 0.1以下 5.4
不揮発分 % 18以上
18以上 12以上 ― 5.5
48
pH 48 48 ― 5.6
8以上
凍結融解安定性 N/25 mm 4以上 4以上 ― 5.7
備考 ホルムアルデヒド放散量が0.1mg/L以下のものを、F☆☆☆☆等級とし、その記号をF☆☆☆☆とす
る。
参考 ホルムアルデヒドは,水に吸着しやすい性質をもち,空気中及び天然物にも若干含まれていることもあるの
で,製造時にホルマリンを使用しなくても,ホルムアルデヒドの放散量が検出される場合がある。したがっ
て,ホルムアルデヒド含有原料を使用しないことを前提とし,表2に示した数値以下と定めた。

5. 試験

5.1 試験の一般条件

 試験は特に規定がない限り,JIS Z 8703に規定する常温常湿状態で行う。

5.2 接着強さ試験(180度はく離強さ試験)

5.2.1  試験片材料 試験片の材料は,次の3種類とする。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 6922 pdf 4] ―――――

                                                                                   A 6922 : 2003
a) 合板は,日本農林規格(JAS)の普通合板に規定する1種1等のもので,表面がしな材の厚さ5mmの合
板で,節,割れ,すきま,きずなどのないもの(以下,合板という。)とする。
b) 綿布は,JIS L 0803の表1に規定する綿3号(100 g/m2)(以下,綿布という。)とする。
c) 試験片に用いるシーラー(3)は,製造業者の定めるシーラー(以下,シーラーという。)とする。
注(3) シーラーとは,下地の多孔性による接着剤の過度の吸収及び下地からの浸出物による悪影響が,
接着剤及び壁紙に及ぶのを防ぐために用いる下地塗り用の材料をいう。
5.2.2 試験片の作製 接着剤の種類に応じて試験片を作製する。作製方法は,次による。
a) 1種の場合 合板を繊維方向が125 mm,繊維と直角方向が150 mmの大きさに切断し,接着剤150 g/m2
をはけで均一に塗布し,5分間後にその上に175×150 mmの綿布を図1のように張り合わせた後,ロ
ーラーを用いて,約50Nの荷重を加え,繊維の方向に往復しないで5回繰り返し圧着した後,48時間
放置し,カッターなどの鋭利な刃物を用いて,合板面まで25±0.2 mm幅の切れ目を入れ,図1に示
すように5個の試験片を切り取る。
図 1 180度はく離試験片
b) 2種1号の場合 合板を繊維方向が125 mm,繊維と直角方向が150 mmの大きさに切断し,製造業者
の定めた方法で希釈したシーラーを100 g/m2塗布乾燥させる。製造業者の定めた方法で希釈した接着
剤150 g/m2をはけで均一に塗布し,5分間後にその上に175×150 mmの綿布を図1のように張り合わ
せた後,ローラーを用いて,約50 Nの荷重を加え,繊維の方向に往復しないで5回繰り返し圧着した
後,48時間放置し,カッターなどの鋭利な刃物を用いて,合板面まで25±0.2 mm幅の切れ目を入れ,
図1に示すように5個の試験片を切り取る。
c) 2種2号の場合 合板を繊維方向が125 mm,繊維と直角方向が150 mmの大きさに切断し,製造業者
の定めた方法で希釈したシーラーを100 g/m2塗布乾燥させる。接着剤150 g/m2をはけで均一に塗布し,

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS A 6922 pdf 5] ―――――

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