JIS B 0109-4:1999 往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第4部:過給及び吸排気装置

JIS B 0109-4:1999 規格概要

この規格 B0109-4は、往復動内燃機関において一般に用いる要素及びシステム用語のうち,過給及び吸排気装置に関する用語について規定。

JISB0109-4 規格全文情報

規格番号
JIS B0109-4 
規格名称
往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第4部 : 過給及び吸排気装置
規格名称英語訳
Reciprocating internal combustion engines -- Vocabulary of components and systems -- Part 4:Pressure charging and air/exhaust gas ducting systems
制定年月日
1999年10月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 7967-4:1988(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.27, 27.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-10-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0109-4:1999 PDF [10]
B 0109-4 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS B 0109-1984は廃止され,この規格,JIS B 0109-1,JIS B 0109-2,JIS
B 0109-3,JIS B 0109-5,JIS B 0109-6,JIS B 0109-7,JIS B 0109-8及びJIS B 0109-9に置き換えられる。
今回の制定では,対応する国際規格との整合化に重点を置き,対応国際規格の分類体系に合わせてJIS B
0108-1984,JIS B 0109-1984及びJIS B 0110-1984を統合・分類して往復動内燃機関用語全体を12規格によ
る構成とした。
JIS B 0109は,次の部によって構成される。
JIS B 0109-1 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第1部 : 機関構造及び外部カバー
JIS B 0109-2 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第2部 : 主要運動部品
JIS B 0109-3 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第3部 : 弁,カム及び駆動装置
JIS B 0109-4 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第4部 : 過給及び吸排気装置
JIS B 0109-5 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第5部 : 冷却装置
JIS B 0109-6 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第6部 : 潤滑装置
JIS B 0109-7 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第7部 : 調速装置
JIS B 0109-8 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第8部 : 始動装置
JIS B 0109-9 往復動内燃機関‐要素及びシステム用語‐第9部 : 制御及び監視装置
また,JIS B 0108及びJIS B 0110は,次によって構成される。
JIS B 0108-1 往復動内燃機関‐用語‐第1部 : 機関設計及び運転用語
JIS B 0108-2 往復動内燃機関‐用語‐第2部 : 機関保全用語
JIS B 0110 往復動内燃機関‐特殊項目用

――――― [JIS B 0109-4 pdf 1] ―――――

                                                                                  B 0109-4 : 1999

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 分類・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 過給と掃気・・・・[2]
  •  5. 吸排気管及びマニホルド・・・・[3]
  •  6. 吸気浄化システム・・・・[4]
  •  7. 消音器・・・・[4]
  •  8. 給気冷却器・・・・[4]
  •  9. 排気清浄器・・・・[4]

――――― [JIS B 0109-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0109-4 : 1999

往復動内燃機関−要素及びシステム用語−第4部 : 過給及び吸排気装置

Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary of components and system−Part 4 : Pressure charging and air/exhaust gas ducting systems

序文

 この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 7967-4, Reciprocating internal combustion engines
−Vocabulary of components and systems−Part 4 : Pressure charging and air/exhaust gas ducting systemsを元に,
対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)で
あるが,対応国際規格には規定されていない用語及びその定義を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格のうち,点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,往復動内燃機関において一般に用いる要素及びシステム用語のうち,過給及
び吸排気装置に関する用語について規定する。
備考 対応国際規格を,次に示す。
ISO 7967-4 : 1988, Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary of components and
sys-tems−Part 4 : Pressure charging and air/exhaust gas ducting systems

2. 分類

 用語は,次の箇条に分類する。
4. 過給と掃気
5. 吸排気管及びマニホルド
6. 空気浄化システム
7. 消音器
8. 給気冷却器
9. 排気清浄器

3. 定義

 用語及び定義は,次による。
a) 用語のうち,付図として図示したものがあるが,その場合には各定義中に付図番号を記載している。
b) 用語の番号は,対応国際規格の番号と一致している。
なお,対応国際規格に規定されていない用語に関しては, “A” から始まる英字アルファベットの
大文字を付記している。

――――― [JIS B 0109-4 pdf 3] ―――――

2
B 0109-4 : 1999
c) 対応英語の中で,太字で表したものは,対応国際規格で規定している用語を示す。

4. 過給と掃気

  番号          用語                        定義                              参考
慣用語 対応英語
4.1 ターボ過給機 圧縮空気を機関に供給する装置。排気によって turbocharger
駆動されるタービン及び遠心インペラからな
り,両者は共通の軸で結合されている。
4.1.1 低圧過給機 初段過給機
二段過給システムでの1段目の過給機。新気を low-pressure
高圧過給機の入口圧力まで圧縮する。 turbocharger
4.1.2 高圧過給機 二段過給機
二段過給システムでの2段目の過給機。この過 high-pressure
給機において低圧過給機からの給気は,(機関 turbocharger
への)給気圧力まで圧縮される。
4.1.3 流路可変過給機 タービンノズルリングの空気通路の形状及び面 variable geometry
積を変更する機構を装着した過給機(付図1参 turbocharger
照)。
4.1.4 機関駆動式過給機 ロータが,機関のクランク軸によって機械的に engine-coupled
駆動される過給機。 turbocharger
4.1.5.1 タービン入口ケーシ タービンへ排気を導くための一つ又はそれ以上
ガス入口(外 turbine inlet casing
ング 側)ケーシン
の入口をもつケーシング。一般に,タービンノ
ズルリングを内蔵する(付図2参照)。 グ,
排気囲
4.1.5.2 タービン出口ケーシ タービンを通過した排気を外へ導くケーシング
ガス出口ケー turbine outlet casing
ング (付図3参照)。 シング
4.1.5.3 軸受ケーシング 軸受台,
ロータ軸の軸受を内蔵するケーシング(付図4 bearing housing
参照)。 軸受箱
4.1.5.4 圧縮機ケーシング 送風機箱,
遠心インペラを内蔵し,遠心インペラへの出入 compressor casing,
口ダクトを有するケーシング。一般に,遠心イ
空気案内ケー blower casing
シング,
ンペラ及びディフューザを内蔵する(付図5参
照)。 ブロワ車室
4.1.5.5 ロータ タービン軸
タービン翼車,遠心インペラ及び両者を結ぶ軸 rotor
からなる回転部分(付図6参照)。
4.1.5.6 軸流タービン タービン翼車の軸方向にガスが流れる構造のタ axial-flow turbine
ービン(付図7参照)。
4.1.5.7 ラジアルタービン タービンの翼車にガスが円周方向から入り,軸
ふく流タービ centripetal turbine;
ン,
方向から出る構造のタービン(付図8参照)。 radial turbine
半径流タービ

4.1.5.8 タービン翼車 タービン翼を主要回転部とする羽根車(付図9 turbine wheel
参照)。
4.1.5.8A タービン翼 タービン動翼,
ガスによって衝動及び反動作用を生じさせ,タ turbine blade
ービン翼車に回転力を与える部品。 タービン羽根
4.1.5.9 タービンノズルリン タービン入口にある固定又は可調整の噴出口。 turbine nozzle ring
グ この機構によってガス流の圧力エネルギーを速
度エネルギーに変換する。
4.1.5.10 遠心インペラ 扇車,
新気が軸方向から入り,円周方向に出るインペ centrifugal impeller
ラ(付図10参照)。 羽根車,
翼車,
インペラ

――――― [JIS B 0109-4 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 0109-4 : 1999
番号 用語 定義 参考
慣用語 対応英語
4.1.5.11 ディフューザ 出口導翼
遠心インペラ及びタービンの出口にある機構。 diffuser
この機構によって給気及び排気それぞれの速度
エネルギーを圧力エネルギーに変換する。
4.1.5.11Aインデューサ 入口導翼
遠心インペラの翼の入口角度を流入空気の相対 inducer,
速度方向に曲げた遠心インペラ入口部分。 pre-rotation wheel
4.2 機関駆動ブロワ 機関のクランク軸によって機械的に駆動される
機械過給ブロ engine-driven blower
圧縮機(付図11参照)。 ワ
4.3 ピストン形掃気ポン 往復動するピストンによって新気を圧縮及び供 piston compressor
プ 給する圧縮機。
4.4 回転式容積形圧縮機 回転子によって新気を圧縮及び供給する圧縮機
ルーツ式圧縮 multilobed
(付図12参照)。 機 pressure-charger
4.5 出力タービン 機関の排気によって駆動されるタービンがクラ
パワー夕ービ power turbine

ンク軸,出力軸又は発電機に機械的に結合され
ている機構。
4.6 圧力波変換式圧縮機 排気のエネルギーが直接新気に伝えられ,新気
コンプレック pressure exchanger,

の圧縮及び供給が行われる圧縮機(付図13参 complex
照)。
4.6A 排気バイパス方式 排気タービンに入る前に,排気の一部を外に逃 exhaust bypass control
がして給気圧力を設定値以下におさえる制御方 system
式。
4.6B 給気バイパス方式 給気の一部を大気に放出して,給気圧力を制御 charging air bypass
する制御方式。 control system

5. 吸排気管及びマニホルド

  番号         用語                       定義                               参考
慣用語 対応英語
5.1 吸気管 新気が吸気マニホルド又は機関のシリンダに導 inlet pipe
かれるパイプ。
5.2 吸気マニホルド 新気を各シリンダに分配する集合管。 吸気多岐管 inlet manifold
吸気集合管
5.3 排気管 過給機,排気マニホルド又は機関シリンダからの exhaust pipe
排気を放出するパイプ。
5.4 排気マニホルド 排気多岐管
機関の(各)シリンダから排気を集合させるパイ exhaust manifold
プ。 排気集合管
5.4.1 静圧排気管 排気の運動エネルギーを圧力エネルギーに変換 constant pressure
して,均一化した圧力でタービンを駆動すること exhaust manifold
を目的とした比較的大きな容量をもつ排気管。
片バンク又はすべてのシリンダからの排気を集
合させ,その圧力を均一化する(付図14参照)。
5.4.2 動圧排気管 排気の運動エネルギーをタービンに導き,脈動流 pulse exhaust
でタービンを作動させる目的とした比較的小さ manifold
な容量をもつ排気管。数シリンダから排出された
排気をまとめて過給機に導く(付図15参照)。

――――― [JIS B 0109-4 pdf 5] ―――――

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