JIS B 0190:2010 規格概要
この規格 B0190は、圧力容器の構造に共通する用語及びその定義について規定。
JISB0190 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B0190
- 規格名称
- 圧力容器の構造に関する共通用語
- 規格名称英語訳
- Glossary of terms used in construction of pressure vessels
- 制定年月日
- 1986年7月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.23, 23.020.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 圧力容器・ボイラ 2021
- 改訂:履歴
- 1986-07-01 制定日, 1991-06-01 確認日, 2003-05-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2010-12-20 改正日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 0190:2010 PDF [25]
B 0190 : 2010
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 分類・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 0190 pdf 1] ―――――
B 0190 : 2010
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本高圧
力技術協会(HPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 0190:1986は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 0190 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 0190 : 2010
圧力容器の構造に関する共通用語
Glossary of terms used in construction of pressure vessels
1 適用範囲
この規格は,圧力容器の構造に共通する用語及びその定義について規定する。
2 分類
圧力容器の構造共通用語の分類は,次による。
a) 設計
b) 部材及び形状
c) 材料
d) 溶接及び工作
e) 試験及び検査
3 用語及び定義
用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
a) 設計
番号 用語 読み方 定義 対応英語(参考)
1101 計算厚さ けいさんあつ calculated thickness
圧力容器に関する日本工業規格(日本産業規格)の強度計算式によ
さ って必要とされる厚さ。腐れ代を含まない厚さ。
1102 最小制限厚さ さいしょうせ minimum thickness
圧力容器に関する日本工業規格(日本産業規格)によって規定され
いげんあつ た最小の厚さ。
さ
1103 呼び厚さ よびあつさ 板,管などの厚さの呼び寸法。公称厚さともいう。 nominal thickness
1104 厚さ あつさ 呼び厚さ又は実際の厚さの総称。 thickness
1105 腐れ代 くされしろ corrosion allowance
腐食,磨耗などによる減肉が予想される場合に,設
計上想定する減肉分の厚さ。
1106 呼び径 よびけい nominal diameter
管,フランジ,バルブ,ボルトなどの大きさを表す
ための呼び寸法。
1107 圧力 あつりょく (gauge) ressure
圧力には絶対圧力とゲージ圧力とがあるが,特に明
記されていない場合は,ゲージ圧力。
1108 設計圧力 せっけいあつ design pressure
圧力容器の計算厚さを算出するために用いる頂部
りょく における圧力で,かつ,運転時の最高圧力に対して
余裕をもたせた値。二つの圧力室の間の隔壁を設計
するために用いる設計圧力は,差圧を基準に決める
こともできる。
――――― [JIS B 0190 pdf 3] ―――――
2
B 0190 : 2010
番号 用語 読み方 定義 対応英語(参考)
1109 運転圧力 うんてんあつ 正常運転状態における圧力容器頂部における圧力。 operating pressure
りょく
1110 最高許容圧力 さいこうきょ maximum allowable
圧力容器の据付け姿勢の頂部において,指定温度で
ようあつり 許容できる最高の圧力。 working pressure
ょく
1111 耐圧試験圧力 たいあつしけ 耐圧試験時の圧力容器頂部の圧力。 test pressure,
んあつりょ hydrostatic test
く pressure
1112 水圧試験圧力 すいあつしけ hydrostatic test
液体を用いて行う耐圧試験時の圧力容器頂部の圧
んあつりょ 力。 pressure
く
1113 気圧試験圧力 きあつしけん pneumatic test
気体を用いて行う耐圧試験時の圧力容器頂部の圧
あつりょく 力。 pressure
1114 設計温度 せっけいおん design temperature
設計圧力と組み合わせて計算厚さを算出するため
ど に用いる温度。設計圧力の基準となった圧力が生じ
たときの耐圧部の金属温度を基準に設定し,この金
属温度のうち高温側の温度を設計温度とする。
1115 最低設計金属 さいていせっ minimum design
設計圧力と組み合わせて計算厚さを算出するため
温度 けいきんぞ metal temperature
に用いる金属温度の低温側の温度。設計圧力の基準
くおんど となった圧力が生じたときの耐圧部の金属温度を
基準に設定し,この金属温度のうち低温側の温度を
最低設計金属温度とする。また,この温度以上では
ぜい性破壊が起こらないことを確認するための温
度。
1116 最低許容金属 さいていきょ minimum allowable
指定の荷重を負荷しても,ぜい性破壊を生じるおそ
温度 ようきんぞ れのない最低の金属温度。 metal temperature
くおんど
1117 運転温度 うんてんおん 正常運転状態における耐圧部の金属温度。 operating temperature
ど
1118 試験温度 しけんおんど 耐圧試験時の耐圧部の金属温度。 test temperature,
hydrostatic test
temperature
1119 許容応力 きょようおう allowable stress
圧力容器に関する日本工業規格(日本産業規格)によって規定され
りょく た設計上許容される応力の限界。材料の種類,温度,
応力などの種類によって異なる。
1120 応力強さ おうりょくつ stress intensity
組合せ応力に対する等価強さ。主なものとしてトレ
よさ スカの最大せん断応力説に基づくものと,ミーゼス
のひずみエネルギー説に基づくものとがある。
1121 許容応力強さ きょようおう stress intensity limit
設計上許容される応力強さの限界。応力強さの種類
りょくつよ で異なる。
さ
1122 膜応力 まくおうりょ 対象とする断面の垂直応力の平均値。 membrane stress
く
1123 曲げ応力 まげおうりょ bending stress
対象とする断面で等価線形的に正から負(板厚中心
く では0)に変化する応力の断面端部での値。
1124 支圧応力 しあつおうり bearing stress
構造物の部材が他の部材との接触によって圧縮力
ょく を受けるときに,接触面に生じる圧縮応力。
――――― [JIS B 0190 pdf 4] ―――――
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B 0190 : 2010
番号 用語 読み方 定義 対応英語(参考)
1125 垂直応力 すいちょくお normal stress
考慮している面に対し垂直方向に生じる応力。一般
うりょく に垂直応力は要素の厚さ方向に一様に分布せず,全
体にわたって一様に分布している部分と,厚さ方向
の位置によって変化する部分に分けられる。
1126 せん断応力 せんだんおう 考慮している面に対し接線方向に生じる応力。shear stress
りょく
1127 流動応力 りゅうどうお flow stress
全断面降伏による塑性崩壊の評価に用いる応力。一
うりょく 般的には降伏強さと引張強さとの平均値を用いる。
1128 一次応力 いちじおうり primary stress
圧力又は他の機械的荷重に対して釣り合いの法則
ょく を満足するために生じる応力。
1129 一次一般膜応 いちじいっぱ general primary
圧力又は他の機械的荷重によって生じる膜応力で
力 んまくおう membrane stress
あって,かつ,構造上の不連続性がない部分のもの。
りょく
1130 一次局部膜応 いちじきょく local primary
圧力又は他の機械的荷重によって生じる膜応力で
力 ぶまくおう membrane stress
あって,かつ,他の一次応力及び不連続効果又はそ
りょく のいずれかと組み合わされた場合に,過度のひずみ
を生じさせるような性質をもった膜応力。
1131 一次曲げ応力 いちじまげお primary bending
圧力又は他の機械的荷重によって生じる曲げ応力
うりょく stress
であって,かつ,構造上の不連続性がない部分のも
の。
1132 二次応力 にじおうりょ secondary stress
構造物の隣接部分の拘束又は自己拘束によって生
く じる垂直応力又はせん断応力。
1133 ピーク応力 ぴーくおうり 応力集中(切欠き効果)又は局部熱応力によって, peak stress
ょく 一次応力又は二次応力に付加される応力の増加分。
1134 負荷応力 ふかおうりょ 圧力,重力などの機械的荷重によって生じる応力。 load stress
く
1135 熱応力 ねつおうりょ 自由な熱膨張を拘束するために生じる応力。 thermal stress
く
1136 残留応力 ざんりゅうお residual stress
外力又は温度こう配がない状態で,物体内部に残っ
うりょく ている応力。残留応力は,冷間加工又は溶接時若し
くは熱処理時の不均等な加熱・冷却によって生じ
る。
1137 繰返し応力強 くりかえしお stress intensity
応力サイクルにおける応力強さの最大の変動範囲
さの振幅 うりょくつ の1/2。 amplitude
よさのしん
ぷく
1138 応力サイクル おうりょくさ stress cycle
応力が,ある初期値から始まり,最大値及び最小値
いくる を経てその初期値に戻る周期(単一の運転サイクル
に対して二つ以上の応力サイクルが生じることが
ある。)。
――――― [JIS B 0190 pdf 5] ―――――
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JIS B 0190:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.23 : 流体システム及び構成要素(用語集)