JIS B 0416:1975 鋼の熱間型鍛造品公差(アプセッタ加工)

JIS B 0416:1975 規格概要

この規格 B0416は、アプセッタによる炭素鋼と合金鋼の熱間すえ込鍛造品の厚さ,直径・段の寸法・長さ,心間寸法,丸み半径,抜けこう配,型ずれ・偏心,そり,深穴の偏り,ばり残し・ばりかじり,ばりかえり,表面はだあれ,せん断端部の変形及び素材部の局部的変形の寸法公差及び許容差について規定。

JISB0416 規格全文情報

規格番号
JIS B0416 
規格名称
鋼の熱間型鍛造品公差(アプセッタ加工)
規格名称英語訳
Dimensional tolerance for steel die forgings (upsetting)
制定年月日
1975年9月1日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.040.10, 77.140.85
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
製図 2020, 金型 2020
改訂:履歴
1975-09-01 制定日, 1978-09-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1989-04-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0416:1975 PDF [14]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0416-1975

鋼の熱間型鍛造品公差(アプセッタ加工)

Dimensional Tolerance for Steel Die Forgings (Upsetting)

1. 適用範囲 この規格は,アプセッタによる炭素鋼と合金鋼の熱間すえ込鍛造品(1)(以下,鍛造品とい
う。)の厚さ,直径・段の寸法・長さ,心間寸法,丸み半径,抜けこう配,型ずれ・偏心,そり,深穴の偏
り,ばり残り・ばりかじり,ばりかえり,表面はだあれ,せん断端部の変形及び素材部の局部的変形の寸
法公差及び許容差について規定する。
注(1) 納入時の最終製品をいう。
2. 用語の意味 この規格で用いる用語の意味は,次のとおりとする。
(1) 厚さ すえ込部の素材の軸に平行で,ヘッダとグリップダイとの間の型割線に直角な断面の厚さ(図
1参照)。
図1 厚さと段の寸法
(2) 直径 すえ込部の素材の軸に直角なすべての直径(図2参照)。

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B 0416-1975
図2 直径の寸法
(3) 段の寸法 すえ込部の素材の軸に平行な各段までの寸法(図1参照)。
ただし,すえ込まれたフランジとフランジとの間の寸法は含まない。
(4) 長さ すえ込みの最大直径部の内側から鍛造品の反対側の端面までの素材の軸に平行な長さ(図3・図
4参照)。
図3 片側すえ込の場合の長さの寸法 図4 両側すえ込の場合の長さの寸法
(5) 心間寸法 すえ込部の輪かく内にある二つの中心線を結ぶ素材の軸と直角な寸法(図5参照)。
図5 心間寸法
(6) 丸み半径 かど部・すみ部に付ける半径(図6参照)。

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B 0416-1975
図6 かど部とすみ部の半径
(7) 抜けこう配 鍛造を容易にするために付ける鍛造方向のこう配。
(8) 型ずれ・偏心 型ずれは1組のグリップダイの型割面における上型,下型(又は左型,右型)のずれ。
偏心はヘッダ側のすえ込部の輪郭の中心とグリップダイ側すえ込部の輪郭の中心とのずれ(図7参照)。
図7 型ずれ・偏心
(9) そり 指定の形状からの偏り(図8参照)。
図8 そり
(10) 深穴の偏り 直径より深い穴に対していい,表面における中心と底面における中心との偏り(図9参
照)。
図9 深穴の偏り
(11) ばり残り・ばりかじり ばり残りは鍛造品の本体からばりの抜かれた端までの部分。ばりかじりは抜
けこう配の図面上の仮想交点からの肉不足分(図10・11参照)。

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B 0416-1975
図10 ばり残り 図11 ばりかじり
(12) ばりかえり ばり抜き・穴抜きによって発生するかえり,グリップダイの型割線上にはみ出すばり,
及び密閉型で生じるかえり(図12・13参照。)
図12 ばり抜き・穴抜きのかえり及び型割線上のばり 図13 密閉型で生じるかえり
(13) 表面はだあれ 鍛造時のスケールによるくぼみ及び表面手直しによるくぼみ。
(14) せん断端部の変形 せん断によって素材軸端部に発生する変形(図14参照)。
図14 せん断端部の変形
(15) 素材部の局部的変形 グリップダイによって素材部に局部的に発生する変形(図15参照)。
図15 素材部の局部的変形
3. 公差決定に必要な算定要素 公差を決める場合には,寸法以外に次の各要素を用いて算定する。
(1) 質量 すえ込部の正味質量。ただし,長さの公差を求める場合の質量は,素材部も含めた全質量をい
う(図16・17参照)。

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B 0416-1975
図16 片側すえ込鍛造品
図17 両側すえ込鍛造品
(2) 材料による加工の難易度 次の二つに分類する。
M1 : 炭素量0.65%未満で,合金成分 (Mn,Ni,Cr,Mo,V,W) の合計が5%未満の鋼
M2 : 炭素量0.65%以上又は合金成分 (Mn,Ni,Cr,Mo,V,W) の合計が5%以上の鋼
備考 鋼材規格の許容最大含有量を適用する。
(3) 形状の複雑度 次の式で計算して分類する。
すえ込部の質量 又は体積
Sn 複雑度
すえ込部全体の形状に対する質量 又は体積
S1 0.63を超え1以下
S2 0.32を超え0.63以下
S3 0.16を超え0.32以下
S4 0.16以下
すえ込部全体に対する質量(又は体積)とは,すえ込み部の最大寸法で包まれる全体の形状に対する質
量(又は体積)をいう(図18・19参照)。
図18 円形の鍛造品の包まれる形状 図19 円形でない鍛造品の包まれる形状
4. 特別な形状に対する公差の適用 特別な形状のものは,3.の算定要素に,次の要素も含めて公差を決
める。 e e
≦.020 >2
(1) 薄いフランじ又は細長い円柱のある鍛造品で d 又は d (図20参照)の場合には複雑度をS4

――――― [JIS B 0416 pdf 5] ―――――

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