JIS B 0633:2001 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―表面性状評価の方式及び手順

JIS B 0633:2001 規格概要

この規格 B0633は、JIS B 0601,JIS B 0631,ISO 13565-2及びISO 13565-3に定義された表面性状パラメータの測定値と許容限界値との比較方式について規定。JIS B 0651に規定された蝕針式表面粗さ測定機によって粗さパラメータを測定するためのカットオフ値λcの標準値を規定。

JISB0633 規格全文情報

規格番号
JIS B0633 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状 : 輪郭曲線方式―表面性状評価の方式及び手順
規格名称英語訳
Geometrical Product Specifications (GPS) -- Surface texture:Profile method -- Rules and procedures for the assessment of surface texture
制定年月日
2001年1月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4288:1996(IDT)
国際規格分類

ICS

17.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械計測 2021, 製図 2020
改訂:履歴
2001-01-20 制定日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 0633:2001 PDF [13]
B 0633 : 2001 (ISO 4288 : 1996)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準
原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
JIS B 0633には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 表面粗さ評価の簡易手順
附属書B(参考) GPSマトリックス
附属書C(参考) 参考文献

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 0633 pdf 1] ―――――

                                                                  B 0633 : 2001 (ISO 4288 : 1996)

pdf 目次

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. パラメータの算出・・・・[2]
  •  4.1 基準長さを用いて定義されるパラメータ・・・・[2]
  •  4.2 評価長さを用いて定義されるパラメータ・・・・[2]
  •  4.3 負荷曲線及び確率密度関数とそれらに関連するパラメータ・・・・[2]
  •  4.4 評価長さの標準値・・・・[2]
  •  5. 測定値と許容限界値との比較ルール・・・・[3]
  •  5.1 対象面上の測定領域・・・・[3]
  •  5.2 16%ルール・・・・[3]
  •  5.3 最大値ルール・・・・[3]
  •  5.4 測定の不確かさ・・・・[4]
  •  6. パラメータの評価・・・・[4]
  •  6.1 一般事項・・・・[4]
  •  6.2 粗さパラメータ・・・・[4]
  •  7. 触針式表面粗さ測定機による評価の方式及び手順・・・・[5]
  •  7.1 粗さパラメータのためのカットオフ値決定の基本ルール・・・・[5]
  •  7.2 粗さパラメータの測定・・・・[5]
  •  附属書A(参考) 表面粗さ評価の簡易手順・・・・[8]
  •  附属書B(参考) GPSマトリックス・・・・[9]
  •  附属書C(参考) 参考文献・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 0633 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0633 : 2001
(ISO 4288 : 1996)

製品の幾何特性仕様 (GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−表面性状評価の方式及び手順

Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profilemethod−Rules and procedures for the assessment of surface texture

序文

 この規格は,1996年に発行されたISO 4288, Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface
texture : Profile method−Rules and procedures for the assessment of surface textureを翻訳し,技術的内容及び規
格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,製品の幾何特性仕様 (GPS) の一つで,GPS基本規格に属し(TR B 0007参照),表面性状規
格チェーンのリンク番号3及び4に関係する。
この規格と他のGPS規格との関連についての詳細は,附属書Bを参照する。
周期的輪郭曲線と非周期的輪郭曲線の判別は,使用者の裁量にゆだねる。
なお,この規格の中で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
備考 TR B 0007は,ISO/TR 14638 : 1995 Geometrical Product Specifications (GPS) −Master planと一
致している。

1. 適用範囲

 この規格は,JIS B 0601,JIS B 0631,ISO 13565-2及びISO 13565-3に定義された表面性
状パラメータの測定値と許容限界値との比較方式について規定する。さらに,JIS B 0651に規定された触
針式表面粗さ測定機によって粗さパラメータを測定するためのカットオフ値 準値を規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4288 : 1996 Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method−
Rules and procedures for the assessment of surface texture (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改訂版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様 (GPS) 表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメー

――――― [JIS B 0633 pdf 3] ―――――

2
B 0633 : 2001 (ISO 4288 : 1996)
備考 ISO 4287 : 1997 [Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method−
Terms, definitions and surface texture parameters] が,この規格と一致している。
JIS B 0631 製品の幾何特性仕様 (GPS) −表面性状 : 輪郭曲線方式−モチーフパラメータ
備考 ISO 12085 : 1996 [Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method−
Motif parameters] が,この規格と一致している。
JIS B 0651 製品の幾何特性仕様 (GPS) −表面性状 : 輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性
備考 ISO 3274 : 1996 [Geometrical Product Specifications (GPS) ‐Surface texture : Profile method−
Nominal characteristics of contact (stylus) nstruments] が,この規格と一致している。
ISO 1302 : 1992 Technical drawings−Method of indicating surface texture
ISO 13565-1 : 1996 Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method ; Surfaces
having stratified functional properties−Part 1 : Filtering and general measurement conditions
ISO 13565-2 : 1996 Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method ; Surfaces
having stratified functional properties−Part 2 : Height characterization using the linear material ratio
curve
ISO 13565-3 : 1998 Geometrical Product Specifications (GPS) −Surface texture : Profile method ; Surfaces
having stratified functional properties−Part 3 : Height characterization using the material probability
curve
ISO 14253-1 : 1998 Geometrical Product Specifications (GPS) −Inspection by measurement of workpieces
and measuring instruments−Part 1 : Decision rules for proving conformance or non-conformance with
specifications
参考 ISO 13565-3及びISO 14253-1は,ISO 4288 : 1996発行後,新たに1998年に発行されたので,
年号を追記した。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0651,JIS B 0601,JIS B 0631,ISO 13565-2及び
ISO 13565-3による。

4. パラメータの算出

4.1 基準長さを用いて定義されるパラメータ

4.1.1  パラメータの算出 パラメータの一つの値は,一つだけの基準長さの測定データから計算する。
4.1.2 平均パラメータの算出 平均パラメータは,独立した個々の基準長さから得られるパラメータを全
部平均して求める。
平均パラメータの算出に,標準個数である五つの連続した基準長さを利用する場合には,粗さ記号に基
準長さの個数を添字として付ける必要はない。五つ以外の数の連続した基準長さから評価された平均パラ
メータには,用いた基準長さの個数を粗さ記号の後に付ける(例えば,Rz1, Rz3)。

4.2 評価長さを用いて定義されるパラメータ

 評価長さを用いて定義されるパラメータ(Pt, Rt及びWt)
の値は,基準長さを標準個数倍した長さに等しい一つの評価長さのデータから求める。

4.3 負荷曲線及び確率密度関数とそれらに関連するパラメータ

 負荷曲線及び確率密度関数とそれらに
関連するパラメータは,評価長さのデータから求めた1本の負荷曲線及び確率密度関数を用いて計算する。

4.4 評価長さの標準値

 図面又は製品技術情報に指示がない限り,評価長さは,次による。
− 粗さパラメータ : 評価長さは,7.の規定による。

――――― [JIS B 0633 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 0633 : 2001 (ISO 4288 : 1996)
− 断面曲線パラメータ : 評価長さは,測定される形体の長さに等しくする。
− モチーフパラメータ : 評価長さは,JIS B 0631の5.(モチーフパラメータの測定条件)の規定による。
− ISO 13565-2及びISO 13565-3に定義されたパラメータ : 評価長さは,ISO 13565-1 : 1996の7.の規定
による。

5. 測定値と許容限界値との比較ルール

5.1 対象面上の測定領域

 対象面上の表面性状には,均一とみなされる場合,又は場所によって異なっ
ている場合がある。この違いは,表面の視覚的な検査によって見分けることができる。表面性状が均一と
みなされる場合には,対象面全体にわたって求めたパラメータの値を,図面又は製品技術情報に指示され
た要求値と比較する。
場所によって明らかに表面性状が異なる場合には,各場所で求められたパラメータの値が,図面又は製
品技術情報に指示された要求値と個々に比較されなければならない。
要求値がパラメータの上限値によって指示されている場合には,パラメータの値が最大とみなされる場
所を用いなければならない。

5.2 16%ルール

 要求値が,パラメータの上限値(ISO 1302 : 1992の6.2.3参照)によって指示されてい
る場合には,一つの評価長さから切り取った全部の基準長さを用いて算出したパラメータの測定値のうち,
図面又は製品技術情報に指示された要求値を超える数が16%以下(備考1.及び備考2.参照)であれば,こ
の表面は,要求値を満たすものとして受け入れられるものとする。
要求値がパラメータの下限値によって指示されている場合には,一つの評価長さから切り取った全部の
基準長さを用いて算出したパラメータの測定値のうち,図面又は製品技術情報に指示された要求値より小
さくなる数が16%以下(備考1.及び備考2.参照)であれば,この表面は,要求値を満たすものとして受け
入れられるものとする。
パラメータの上限値及び下限値を指示するためには,“max”の付かないパラメータ記号を用いなければ
ならない。
備考1. 附属書Aに,測定値と上限値及び下限値とを比較するための簡易的な実用指針が示されてい
る。
2. 粗さパラメータの値が正規分布する場合,パラメータの測定値の数の16%が超える上限値は,
歎 する。ここに, 潮 定値の平均であり, 準偏差である。 槿
粗さパラメータの平均値は指示された限界値(上限値)から離れる必要がある(図1参照)。
参考1. 上記の備考2.の後半は,“ には, 估譟 要がある”ことを意味してい
る。
2. 16%ルールは,測定値が正規分布するとき,“ ラメータの上限値以下になっていれば,
この表面は要求値を満たしたものとする”ことを規定している。
3. 用いた基準長さの数が3未満の場合には,附属書A.3.1参照。

5.3 最大値ルール

 要求値が,パラメータの最大値(ISO 1302 : 1992の6.2.2参照)によって指示されて
いる場合,対象面全域で求めたパラメータの値のうち一つでも図面又は製品技術情報に指示された要求値
を超えてはならない。
パラメータの最大許容値を指示するためには,パラメータの記号に“max”を付ける(例えば,Rz1max)。

――――― [JIS B 0633 pdf 5] ―――――

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JIS B 0633:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4288:1996(IDT)

JIS B 0633:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0633:2001の関連規格と引用規格一覧