JIS B 0641-1:2020 製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部:仕様に対する合否判定基準

JIS B 0641-1:2020 規格概要

この規格 B0641-1は、製品(又は製品の母集団)の特性に対する所定の公差又は測定機器の計測特性に関する最大許容誤差を使用して,適合又は不適合を検証するための方法を規定。

JISB0641-1 規格全文情報

規格番号
JIS B0641-1 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)―製品及び測定装置の測定による検査―第1部 : 仕様に対する合否判定基準
規格名称英語訳
Geometrical product specifications (GPS) -- Inspection by measurement of workpieces and measuring equipment -- Part 1:Decision rules for proving conformance or nonconformance with specifications
制定年月日
2001年3月20日
最新改正日
2020年4月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14253-1:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

17.040.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2001-03-20 制定日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2020-04-20 改正
ページ
JIS B 0641-1:2020 PDF [31]
                                                                                 B 0641-1 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 既定判定基準・・・・[10]
  •  4.1 一般・・・・[10]
  •  4.2 既定の適合確率限界・・・・[13]
  •  4.3 既定の不適合確率限界・・・・[13]
  •  5 仕様に対する適合及び不適合の検証・・・・[13]
  •  5.1 一般・・・・[13]
  •  5.2 仕様との適合を検証するための基準・・・・[13]
  •  5.3 仕様との不適合を検証するための基準・・・・[14]
  •  5.4 検証できない領域・・・・[15]
  •  6 受渡当事者間での適用・・・・[16]
  •  6.1 一般・・・・[16]
  •  6.2 適合を検証しようとする供給者・・・・[16]
  •  6.3 不適合を検証しようとする顧客・・・・[16]
  •  附属書A(参考)旧規格との関係・・・・[17]
  •  附属書B(参考)GPSマトリックスモデルとの関係・・・・[20]
  •  附属書JA(参考)経済性を考慮した測定装置,及び製品の受入又は拒絶のための判定基準の例・・・・[21]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[29]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0641-1 pdf 1] ―――――

B 0641-1 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS B 0641-1:2001
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 0641の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 0641-1 第1部 : 仕様に対する合否判定基準

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0641-1 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 0641-1 : 2020

製品の幾何特性仕様(GPS)−製品及び測定装置の測定による検査−第1部 : 仕様に対する合否判定基準

Geometrical product specifications (GPS)-Inspection by measurement ofworkpieces and measuring equipment-Part 1: Decision rules for provingconformance or nonconformance with specifications

序文

  この規格は,2017年に第3版として発行されたISO 14253-1を基に,対応国際規格を翻訳し,技術的内
容を変更することなく作成した日本産業規格であるが,ISO/TR 14253-6に由来する用語を日本産業規格と
して追加している。
参考として,附属書Aに旧規格(JIS B 0641-1:2001)との関係を示し,附属書JAにはISO/TR 14253-6
に由来する判定基準を示している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
この規格は,製品の幾何特性仕様(GPS)の規格であり,GPS基本規格(ISO 14638参照)として取り
扱う。
この規格は,GPS基本規格の全てのチェーンのチェーンリンクDに影響する。
ISO 14638に示すISO/GPSマスタープランは,この規格が,ISO/GPSシステムのどの部分を構成してい
るかの概要を示す。
ほかに指示がない限り,JIS B 0024に規定されているISO/GPSの基本的な規則をこの規格に適用し,こ
の規格で与える既定の判定基準を,ISO/GPS規格に適用する。
この規格と他の規格及びGPSマトリックスモデルとの詳細な関係を,附属書Bに示す。
仕様の適合又は不適合を検証する場合は,測定の不確かさの推定値を考慮する必要がある。この問題は,
測定値が仕様の上限値又は下限値の付近にある場合に発生する。 この場合,仕様に対する適合又は不適合
の検証は困難である。その理由は,測定の不確かさには,測定値が仕様の領域内にあっても真の値が仕様
の領域外であったり,測定値が仕様の領域外であっても真の値が仕様の領域内となる可能性を含んでいる
からである。したがって,供給者と顧客とは発生し得る問題を解決する方法を事前に合意する必要がある。
この規格は,仕様に適合又は不適合しているかどうかを検証するための,既定の受入の領域と拒絶の領
域(判定基準)とを定義する方法について説明する。
この規格では,例えば,検証において正しい判定を行う確率に影響し得る測定物の変化しやすさなど(数
学的には,事前に制約されていない最大エントロピー分布[10]が仮定されている。),測定量の取得し得る

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2
B 0641-1 : 2020
値の事前知識を考慮することを意図しているわけではない。

1 適用範囲

  この規格は,製品(又は製品の母集団)の特性に対する所定の公差又は測定機器の計測特性に関する最
大許容誤差を使用して,適合又は不適合を検証するための方法を規定する。この方法は,測定値が仕様限
界に近づいたときの測定の不確かさも考慮している。
この規格は,次を含むISO/TC 213で開発された規格を基としたGPS基本規格(ISO 14638参照)で定
義されている仕様に適用する。
− 製品の仕様及び製品の母集団の仕様(通常,上限値,下限値又はその両方として与えられる。)
− 測定装置仕様(通常,最大許容誤差として与えられる。)
この規格は,数値として表現される特性及び最大許容誤差にだけ適用する。
経済性を考慮して,測定装置,及び製品の受入又は拒絶を判定する場合には,附属書JAを参照する。
注記1 附属書JAは,次に示す国際規格を基に作成した。
ISO/TR 14253-6:2012,Geometrical product specifications (GPS)−Inspection by measurement of
workpieces and measuring equipment−Part 6: Generalized decision rules for the acceptance and
rejection of instruments and workpieces
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14253-1:2017,Geometrical product specifications (GPS)−Inspection by measurement of
workpieces and measuring equipment−Part 1: Decision rules for verifying conformity or
nonconformity with specifications(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0642 製品の幾何特性仕様(GPS)−測定器の一般的な概念及び要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 14978:2006,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts and
requirements for GPS measuring equipment
JIS Q 9000 品質マネジメントシステム−基本及び用語
注記 対応国際規格 : ISO 9000:2015,Quality management systems−Fundamentals and vocabulary
JIS Z 8101-2 統計−用語及び記号−第2部 : 統計の応用
注記 対応国際規格 : ISO 3534-2,Statistics−Vocabulary and symbols−Part 2: Applied statistics
ISO/IEC Guide 98-3,Uncertainty of measurement−Part 3: Guide to the expression of uncertainty in
measurement (GUM:1995)
ISO/IEC Guide 98-4,Uncertainty of measurement−Part 4: Role of measurement uncertainty in conformity
assessment
ISO/IEC Guide 99,International vocabulary of metrology−Basic and general concepts and associated terms
(VIM)
ISO 17450-2,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts−Part 2: Basic tenets,

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B 0641-1 : 2020
specifications, operators, uncertainties and ambiguities

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8101-2,JIS Q 9000,JIS B 0642,ISO 17450-2,ISO/IEC
Guide 98-3,ISO/IEC Guide 98-4及びISO/IEC Guide 99によるほか,次による。
注記1 “確率密度関数(probability density function, PDF)”は,JIS Z 8101-1で定義されている。
注記2 “仕様限界(specification limit)”,“上側仕様限界(upper specification limit, USL)”,“下側仕様
限界(lower specification limit, LSL)”,“仕様幅(specified tolerance)”及び“母集団(population)”
はJIS Z 8101-2で定義されている。
注記3 “最大許容測定誤差(maximum permissible measurement error)”,“測定の不確かさ(measurement
uncertainty)”,“測定の標準不確かさ(standard measurement uncertainty)”,“測定の合成標準不
確かさ(combined standard measurement uncertainty)”,“包含区間(coverage interval)”及び“包
含確率(coverage probability)”は,ISO/IEC Guide 99で定義されている。
注記4 “受入限界(acceptance limit)”,“受入の区間(acceptance interval)”,“拒絶の区間(rejection
interval)”,“適合確率(conformance probability)”及び“ガードバンド(guard band)”は,ISO/IEC
Guide 98-4で定義されている。
注記5 “適合(conformity)”及び“不適合(nonconformity)”はJIS Q 9000で定義されている。
注記6 この規格では,“特性”は,製品の特性,製品の母集団の特性又は測定装置の計測特性のいず
れかを表すために使用する。適合評価には測定が含まれるため,これらの特性は測定量とも
呼ばれる。
注記7 3.133.24に示す用語は,附属書JAで用いている用語である。
3.1
仕様の領域(specification zone)
製品の特性,母集団の特性,又は測定装置の計測特性の最大許容誤差(MPE)の仕様を満たす値の領域。
注記 仕様とは,図面,形式,若しくはその他関連文書であり,又はそれらを含むこともある。
3.2
適合確率限界(conformance probability limit)
適合を検証するときの,合意された適合確率の最小値。
注記1 適合を検証する場合,適合確率限界は受入の基準を設定する際に有効である。
注記2 適合確率限界pは,誤った受入のリスクが(1−p)以下であることを意味する。
3.3
既定の適合確率限界(default conformance probability limit)
この規格で,既定として設定する適合確率限界(3.2)。
注記 この規格では既定の適合確率限界は95 %である(4.2参照)。
3.4
下側不適合確率(lower nonconformance probability)
特性値が下側仕様限界を下回る確率。
注記1 下側不適合確率は,下側不適合限界が存在する場合に限り存在する。
注記2 適合確率,下側不適合確率及び上側不適合確率の和は1になる。

――――― [JIS B 0641-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 0641-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14253-1:2017(MOD)

JIS B 0641-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0641-1:2020の関連規格と引用規格一覧