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JIS B 1056:2019 規格概要
この規格 B1056は、10℃~35℃での環境温度範囲で試験したときのプリベリングトルク形鋼製ナットの機能特性について規定。
JISB1056 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1056
- 規格名称
- 締結用部品―プリベリングトルク形鋼製ナット―機能特性
- 規格名称英語訳
- Fasteners -- Prevailing torque steel nuts -- Functional properties
- 制定年月日
- 1987年3月1日
- 最新改正日
- 2019年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2320:2015(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 21.060.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1987-03-01 制定日, 1994-03-01 改正日, 2000-07-20 改正日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2011-04-20 改正日, 2016-10-20 確認日, 2019-11-20 改正
- ページ
- JIS B 1056:2019 PDF [23]
B 1056 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 記号・・・・[3]
- 5 ねじ・・・・[3]
- 6 潤滑・・・・[3]
- 7 プリベリングトルク形ナットの機械的性質・・・・[4]
- 8 プリベリングトルク性能に関する要求事項・・・・[4]
- 9 試験方法・・・・[12]
- 9.1 一般・・・・[12]
- 9.2 保証荷重試験・・・・[12]
- 9.3 プリベリングトルク試験・・・・[12]
- 附属書A(参考)非金属インサート付きプリベリングトルク形ナットの温度特性試験・・・・[17]
- 附属書B(参考)総合摩擦係数μtotの求め方・・・・[18]
附属書C(参考)強度区分8及び強度区分10におけるM3及びM4のプリベリングトルク形ナットの
試験締付け力及びプリベリングトルク 19
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[20]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 1056 pdf 1] ―――――
B 1056 : 2019
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究
協会(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正す
べきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。
これによって,JIS B 1056:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 1056 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
B 1056 : 2019
締結用部品−プリベリングトルク形鋼製ナット−機能特性
Fasteners-Prevailing torque steel nuts-Functional properties
序文
この規格は,2015年に第5版として発行されたISO 2320を基とし,我が国における使用の実態を反映
するため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,10 ℃35 ℃での環境温度範囲で試験したときのプリベリングトルク形鋼製ナットの機能
特性について規定する。
この規格には,プリベリングトルク特性及び締付け特性としての総合摩擦係数を求める試験方法を含む。
この規格は,次の全金属製プリベリングトルク形ナット及び非金属インサート付きプリベリングトルク
形ナット(以下,ナットという。)に適用する。
− ねじの基準山形は,JIS B 0205-1による。
− ねじの呼び径とピッチとの組合せは,JIS B 0205-3による。
− M5M39の並目ねじ及びM8×1M39×3の細目ねじ。
− ねじの公差は,JIS B 0209-2による。
− 機械的性質は,JIS B 1052-2による。
この規格で規定するプリベリングトルクの値は,実験室での試験条件に基づくものである。
注記1 実使用におけるプリべリングトルクの値は,変わることがある。
注記2 全金属製プリべリングトルク形ナットは,−50 ℃150 ℃の温度が使用範囲である。
注記3 非金属インサート付きプリべリングトルク形ナットは,−50 ℃120 ℃の温度が使用範囲で
ある。この温度範囲外では,機能特性(トルク及び軸力,プリベリングトルク特性)に影響
を与える可能性がある(附属書A参照)。
注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2320:2015,Fasteners−Prevailing torque steel nuts−Functional properties(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
――――― [JIS B 1056 pdf 3] ―――――
2
B 1056 : 2019
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部 : 基準山形
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部 : ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部 : 一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は
めあい区分)
注記 対応国際規格 : ISO 965-2,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2: Limits
of sizes for general purpose external and internal screw threads−Medium quality
JIS B 0251 メートルねじ用限界ゲージ
JIS B 1001 ボルト穴径及びざぐり径
注記 対応国際規格 : ISO 273:1979,Fasteners−Clearance holes for bolts and screws
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定したボルト,小ねじ及び
植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ
注記 対応国際規格 : ISO 898-1:2013,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy
steel−Part 1: Bolts, screws and studs with specified property classes−Coarse thread and fine pitch
thread
JIS B 1052-2 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第2部 : 強度区分を規定したナット−並
目ねじ及び細目ねじ
注記 対応国際規格 : ISO 898-2:2012,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy
steel−Part 2: Nuts with specified property classes−Coarse thread and fine pitch thread
JIS B 1084 締結用部品−締付け試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 16047:2005,Fasteners−Torque/clamp force testing
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 1084によるほか,次による。
3.1
プリベリングトルク形ナット(prevailing torque nut)
固有のプリベリングトルク発生部の効果によって,はまり合っているおねじ上を自由に回転せず,かつ,
締付け力又は圧縮力に依存しない回転抵抗をもつナット。
3.2
ナットによるプリベリングトルク(prevailing torque developed by the nut)
締付け力を発生させることなく,ナットをねじ込み又はねじ戻すために必要なトルク。
3.3
ねじ込みプリベリングトルク(prevailing-on torque)
相手側おねじ部品に,締付け力を発生させることなく,ナットをねじ込むときのトルク。
3.4
ねじ戻しプリベリングトルク(prevailing-off torque)
ナットを,締付け力が除去されるまで緩めた後,ナットを360°戻し回転している間に生じるトルク。
――――― [JIS B 1056 pdf 4] ―――――
3
B 1056 : 2019
3.5
全金属製プリベリングトルク形ナット(prevailing torque all metal type nut)
1個又は複数の金属製部品で構成され,ねじ山及び/又はナット本体を故意に変形させるか,又は金属
製インサートによってプリベリングトルクを発生させるナット。
3.6
非金属インサート付きプリベリングトルク形ナット(prevailing torque non-metallic insert type nut)
複数の部品で構成され,ナットに組み込んだ非金属製インサートによってプリベリングトルクを発生さ
せるナット。
3.7
着座点(seating point)
締付け作業において,締付け力が生じ始める点。
4 記号
この規格で用いる主な記号は,次による。
D ねじの呼び径,mm
d4 試験装置の被締結板のボルト穴径,mm
FP ボルト又はナットの保証荷重試験力,N
F65 FPの65 %で,総合摩擦係数を求めるための締付け力の下限値,N
F75 FPの75 %で,総合摩擦係数を求めるための締付け力の上限値,N
F80 FPの80 %で,試験締付け力(締付け停止の締付け力),N
P ねじのピッチ,mm
TFv ねじ込みプリベリングトルク,N・m
TFd ねじ戻しプリベリングトルク,N・m
T65 F65におけるトルクで,総合摩擦係数を求めるためのトルク,N・m
T75 F75におけるトルクで,総合摩擦係数を求めるためのトルク,N・m
T80 F80におけるトルク,N・m
μtot 総合摩擦係数
5 ねじ
プリベリングトルク形ナットのねじは,プリベリングトルク発生部を除き,JIS B 0209-2によるほか,
次による。
a) 非金属インサート付きプリベリングトルク形ナットの場合は,プリベリングトルク発生部の手前まで
JIS B 0251に規定する通り側ねじプラグゲージが手で自由にねじ込めなければならない。
b) 全金属製プリベリングトルク形ナットの場合は,JIS B 0251に規定する通り側ねじプラグゲージの1
ピッチ以上が手で自由にねじ込めなければならない。
6 潤滑
製造業者は,規定の要求事項を満足させるため,ナットに潤滑剤を塗布してもよい。
――――― [JIS B 1056 pdf 5] ―――――
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JIS B 1056:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2320:2015(MOD)
JIS B 1056:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.20 : ナット
JIS B 1056:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205-1:2001
- 一般用メートルねじ―第1部:基準山形
- JISB0205-3:2001
- 一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
- JISB0209-2:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB1001:1985
- ボルト穴径及びざぐり径
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1052-2:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―第2部:強度区分を規定したナット―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1084:2007
- 締結用部品―締付け試験方法