JIS B 1083:2008 ねじの締付け通則

JIS B 1083:2008 規格概要

この規格 B1083は、締結用ねじ部品に対する代表的な締付け管理方法における締付け指標の目標値の決め方及びそれに関連する事項について規定。

JISB1083 規格全文情報

規格番号
JIS B1083 
規格名称
ねじの締付け通則
規格名称英語訳
General rules for tightening of threaded fasteners
制定年月日
1990年1月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

21.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ねじ I 2020, ねじ II 2020
改訂:履歴
1990-01-01 制定日, 1995-02-01 確認日, 2000-08-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 1083:2008 PDF [19]
                                                                                   B 1083 : 2008

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 記号及び意味・・・・[5]
  •  5 ねじ締付けの基礎・・・・[5]
  •  5.1 トルクと締付け力との関係・・・・[5]
  •  5.2 締付け回転角と締付け力との関係・・・・[6]
  •  5.3 降伏締付け軸力・・・・[6]
  •  5.4 降伏締付けトルク・・・・[6]
  •  6 ねじの締付け管理方法・・・・[6]
  •  6.1 一般事項・・・・[6]
  •  6.2 トルク法締付け・・・・[7]
  •  6.3 回転角法締付け・・・・[9]
  •  6.4 トルクこう配法締付け・・・・[11]
  •  附属書A(参考)ねじ面及び座面の摩擦係数に対するトルク係数の計算例・・・・[13]
  •  附属書B(参考)ねじ面の摩擦係数に対する降伏締付け軸力の計算値・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1083 pdf 1] ―――――

B 1083 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会
(JFRI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1083:1990は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1083 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1083 : 2008

ねじの締付け通則

General rules for tightening of threaded fasteners

序文

  この規格は,ねじの締付け方法に関する我が国独自の規格として,JIS B 1084(ねじ部品の締付け試験
方法)とともに1990年に制定され,3回の確認を経て今日に至っている。
JIS B 1084:1990を基にしたISO 16047,Fasteners−Torque/clamp force testingが2005年に発行されたこと
に伴い,JIS B 1084は,2007年にISO 16047:2005との一致規格として改正され,規格の名称も“締結用部
品−締付け試験方法”に改められた。
今回の改正は,2007年に改正されたJIS B 1084との整合を図るためのものである。
なお,この規格に対応する国際規格は,現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,締結用ねじ部品に対する代表的な締付け管理方法における締付け指標の目標値の決め方及
びそれに関連する事項について規定する。
この規格は,炭素鋼製及び合金鋼製のボルト,小ねじ,植込みボルト(以下,これらをボルトという。)
及びナットに適用する。また,この規格は,JIS B 0205-1に基づく一般用メートルねじの基準山形をもつ,
他のおねじ部品及びめねじ部品の組合せにも適用できる。
この規格は,植込みボルトの植込み側,引張力を受けない止めねじ及び類似のねじ部品,おねじ自身で
めねじのねじ山を成形するねじ部品,並びに付加的な回り止め機能をもつねじ部品には適用できない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部 : 基準山形
JIS B 1084 締結用部品−締付け試験方法
JIS B 4650 手動式トルクレンチ

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101によるほか,次による。
なお,用語の一部に丸括弧“( )”を付けてあるものは,この丸括弧内の用字を含めた用語及びそれを省
略した用語があることを示す。ただし,誤解のおそれがない場合及び複合語として用いる場合には,丸括

――――― [JIS B 1083 pdf 3] ―――――

2
B 1083 : 2008
弧内の用字を省略した用語を優先する。
3.1
(ねじ)締付け(tightening)
おねじとめねじとをはめ合わせて,おねじ部品の軸部に引張力,被締結部材に圧縮力を与えること。
3.2
ねじ締結(thread clamping, bolting)
2個以上の品物(被締結部材)をボルトのおねじ部とナット又は品物に形成されためねじ部とをはめ合
わせ,ねじ締付けによって結合する方法又は結合した状態。
3.3
被締結部材(clamped part, clamped member)
ねじ締結によって結合する部材又は部品。
3.4
ねじ締結体(bolted joint)
ねじ締結部をもつ構造物全体又はねじ締結部を含む構造物の一部。
3.5
軸力(axial tension)
おねじ部品の軸部に作用している引張力。
3.6
締付け力(clamp force)
締付けにおいて,ボルトの軸部に作用する軸方向引張力(軸力),又は被締結部材に作用する圧縮力。
ただし,特に両者を区別する必要がある場合には,前者を締付け軸力という(JIS B 1084参照)。
3.7
初期締付け力(initial clamp force)
締付け作業終了直後の締付け力。ただし,紛らわしくない場合には,単に締付け力又は締付け軸力といっ
てもよい。
3.8
締付けトルク(tightening torque, wrenching torque, applied torque)
締付けにおいて,ナット又はボルト頭部に作用させるトルク(JIS B 1084参照)。
3.9
(締付け)回転角(tightening angle)
初期締付け力を生じさせるための,おねじ部品とめねじ部品との相対回転角。
3.10
弾性域締付け(elastic-region tightening)
締付けによってボルトが降伏しない範囲の締付け(図1参照)。
3.11
塑性域締付け(plastic-region tightening)
締付けによってボルトが降伏し,極限締付け軸力に達するまでの範囲の締付け(図1参照)。
3.12
締付け管理(tightening control)
締付け作業における初期締付け力の管理。

――――― [JIS B 1083 pdf 4] ―――――

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B 1083 : 2008
3.13
締付け指標(tightening indices)
締付け力を管理するための特性(締付けトルク,締付け回転角,トルクこう配など)。
3.14
トルク(締付け)法(torque control method, calibrated wrench method)
締付けトルクを締付け指標として締付け管理を行う方法。
3.15
回転角(締付け)法(angle control method, turn-of-nut method)
締付け回転角を締付け指標として締付け管理を行う方法。
3.16
トルクこう配(締付け)法(torque gradient control method)
締付け回転角に対する締付けトルクのこう配を締付け指標として締付け管理を行う方法。
3.17
トルク係数(torque coefficient)
締付けトルクと締付け力との関係を表す比例定数。
3.18
ねじ部トルク(thread torque)
締付けにおいて,かみ合うねじ部を通してボルトの軸部に作用するトルク(JIS B 1084参照)。
3.19
座面トルク(bearing surface friction torque)
締付けにおいて,座面を通して被締結部材に作用するトルク(JIS B 1084参照)。
3.20
ねじ面の摩擦係数(coefficient of friction between threads)
おねじフランクとめねじフランクとの間の摩擦係数。
3.21
座面の摩擦係数(coefficient of friction between bearing surfaces)
ナット又はボルトの座面と被締結部材座面との間の摩擦係数。
3.22
締付け係数(tightening coefficient)
初期締付け力のばらつきを表すための,初期締付け力の最大値と最小値との比。
3.23
降伏締付け軸力(yield clamp force)
締付けにおいて,組合せ応力下で,ボルトの円筒部又は遊びねじ部が降伏するときの締付け軸力の値(図
1参照)(JIS B 1084参照)。
3.24
降伏締付けトルク(yield tightening torque)
締付けにおいて,締付け軸力が降伏締付け軸力に達したときの締付けトルクの値(JIS B 1084参照)。
3.25
極限締付け軸力(ultimate clamp force)
締付けにおいて,ボルトの破壊が起こるまでに,組合せ応力下で発生し得る最大の締付け軸力の値(図

――――― [JIS B 1083 pdf 5] ―――――

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JIS B 1083:2008の関連規格と引用規格一覧