JIS B 1704:2010 かさ歯車の精度

JIS B 1704:2010 規格概要

この規格 B1704は、かさ歯車及びハイポイドギヤの幾何学的な精度の等級分けシステムについて規定。歯車の精度に関する用語を定義し,歯車精度等級の構成及び許容値についても規定。

JISB1704 規格全文情報

規格番号
JIS B1704 
規格名称
かさ歯車の精度
規格名称英語訳
Bevel gear
制定年月日
1973年9月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17485:2006(MOD)
国際規格分類

ICS

21.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
1973-09-01 制定日, 1976-09-01 確認日, 1978-09-01 改正日, 1984-01-01 確認日, 1989-04-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2010-03-23 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 1704:2010 PDF [21]
                                                                                   B 1704 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 記号及び単位・・・・[4]
  •  5 精度等級及び歯車精度の評価・・・・[5]
  •  5.1 精度等級・・・・[5]
  •  5.2 等級間の関係・・・・[5]
  •  5.3 歯車精度の評価・・・・[5]
  •  6 許容値・・・・[6]
  •  6.1 一般事項・・・・[6]
  •  6.2 数値の丸め方・・・・[6]
  •  6.3 許容値の計算式・・・・[6]
  •  7 測定方法の選定・・・・[8]
  •  7.1 測定方法・・・・[8]
  •  7.2 適用する測定項目・・・・[8]
  •  附属書A(参考)単一ピッチ誤差許容値及び累積ピッチ誤差許容値・・・・[10]
  •  附属書B(参考)片歯面かみ合い誤差の測定方法・・・・[12]
  •  附属書C(参考)小モジュールのかさ歯車精度・・・・[16]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1704 pdf 1] ―――――

B 1704 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本歯車
工業会 (JGMA) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1704 : 1978は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1704 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1704 : 2010

かさ歯車の精度

Bevel gear

序文

  この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 17485を基とし,理解を容易にするために技術的内
容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,かさ歯車及びハイポイドギヤの幾何学的な精度の等級分けシステムについて規定する。こ
の規格は,歯車の精度に関する用語を定義し,歯車精度等級の構成及び許容値についても規定する。また
この規格は,単体歯車及び歯車対に適用し,歯車装置には適用しない。
なお,単一ピッチ誤差の許容値及び累積ピッチ誤差の許容値については附属書Aに,片歯面かみ合い誤
差測定方法については附属書Bに,小モジュールのかさ歯車精度については附属書C,にそれぞれ記載す
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17485 : 2006,Bevel gears−ISO system of accuracy (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 “MOD” は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS B 0102 : 1999 歯車用語−幾何学的定義
注記 対応国際規格 : ISO/DIS 1122-1 : 1994,Vocabulary of gear terms−Part 1 : Definitions related to
geometry (IDT)
ISO 10300-1 : 2001,Calculation of load capacity of bevel gears−Part 1 : Introduction and general influence
factors
ISO 23509 : 2006,Bevel and hypoid gear geometry

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0102 : 1999及びISO 23509 : 2006によるほか,次による。

――――― [JIS B 1704 pdf 3] ―――――

2
B 1704 : 2010
3.1
割出し誤差 (index deviation : Fx)
基準歯面に対する,任意の歯面の理論上の位置からのずれ。
3.2
中央歯直角モジュール (mean normal module : mmn)
中央円すい距離における歯直角モジュールであり,式 (1) によって計算する。
dm Rm
mmn cos m met cosm (1)
z Re
なお,式 (1) で用いる記号は,表1による。
3.3
検査用歯車 (reference gear)
かみ合い誤差及び歯当たり試験を行うときに試験歯車とかみ合わせるために,特別に設計した精度が既
知である歯車。
3.4
歯溝の振れ (total run-out : Fr)
精度規定円の歯たけ中央で左歯面及び右歯面に接する接触子(球又は円すい)が,各々の歯溝に順次置
かれていくとき,ピッチ円すいに直角な方向での移動量の,最大値と最小値との差。許容値は,6.3.4によ
る。
3.5
片歯面1ピッチかみ合い誤差 (tooth mesh component single-flank composite deviation : fis)
片歯面かみ合い試験で,大歯車が1回転した時の小歯車と大歯車のかみ合い誤差から,長周期成分(偏
心による正弦波の影響)を除いた後の1ピッチ (360°/z) 内でのかみ合い誤差の変動量の最大値。ただし,
片歯面1ピッチかみ合い誤差の許容値は精度規定円の円弧に沿って規定し,許容値は,6.3.5による。
3.6
片歯面全かみ合い誤差 (total single-flank composite deviation : Fis)
片歯面かみ合い試験で,大歯車が1回転したときの小歯車と大歯車のかみ合い誤差の最大値と最小値と
の差。ただし,片歯面全かみ合い誤差の許容値の方向は精度規定円の円弧に沿って規定し,許容値は,6.3.6
による。
なお,片歯面かみ合い誤差の測定方法は,附属書Bを参照。
3.7
単一ピッチ誤差 (single pitch deviation : fpt)
隣接する対応歯面に対する理論値からの歯面位置のずれ。測定は,図1に示すように,精度規定円上で,
一つの歯のポイント位置から隣接する歯の同じポイントまでを計測する。測定値は,実際の歯面の位置が,
理論値よりも隣接する歯に近い場合は,負 (−) 誤差となり,実際の歯面の位置が,理論値よりも隣接す
る歯に遠い場合には,正 (+) 誤差となる。ただし,単一ピッチ誤差は,精度規定円上の円弧に沿って規
定し,許容値は,6.3.2による。

――――― [JIS B 1704 pdf 4] ―――――

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B 1704 : 2010
図1−ピッチ誤差
3.8
精度規定直径 (tolerance diameter : dT)
中央円すい距離Rmにおける有効歯たけhmwの中央点(図2参照)の直径。小歯車の精度規定直径dT1及
び大歯車の精度規定直径dT2は,式 (2) 及び式 (3) によって計算する。
dT1 dm1 2 5.0(hmw ham2 ) os
1 dm1 (ham1 ham2 ) os
1 (2)
dT2 dm2 2 5.0(hmwham2 ) os
2 dm2 (ham2ham1 ) os
2 (3)
dm,hmw,ham,δの値は,製造時の歯車諸元表(サマリシート)によるか,ISO 10300-1 : 2001又はISO 23509 :
2006で規定する計算式による。記号は,表1を参照。
図2−精度規定直径
3.9
累積ピッチ誤差 (total cumulative pitch deviation : Fp)
特定された左歯面又は特定された右歯面の割出し誤差の最大値と最小値との差。図3に示すように,回
転方向の区別及び読みの正負の符号は付けない。ただし,累積ピッチ誤差は精度規定円の円弧に沿って規
定し,許容値は6.3.3による。

――――― [JIS B 1704 pdf 5] ―――――

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JIS B 1704:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17485:2006(MOD)

JIS B 1704:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 1704:2010の関連規格と引用規格一覧

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規格名称