JIS B 3000:2010 FA―用語

JIS B 3000:2010 規格概要

この規格 B3000は、主として機械工業においてファクトリーオートメーションに用いる主な用語及び定義について規定。

JISB3000 規格全文情報

規格番号
JIS B3000 
規格名称
FA―用語
規格名称英語訳
Factory Automation -- Vocabulary
制定年月日
1990年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.25, 25.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1990-03-01 制定日, 1996-02-01 確認日, 1997-11-20 改正日, 2002-08-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2010-03-23 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 3000:2010 PDF [10]
                                                                                   B 3000 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 用語の分類・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 3000 pdf 1] ―――――

B 3000 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人製造科学
技術センター(MSTC)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS B 3000:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 3000 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
B 3000 : 2010

FA−用語

Factory Automation-Vocabulary

序文

  この規格は,1990年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に
行われたが,その後のFA技術の進展に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,主として機械工業においてファクトリーオートメーション(以下,FAという。)に用いる
主な用語及び定義について規定する。

2 用語の分類

  用語の分類は,次による。
a) 一般
b) 構成機器
c) システム技術

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示す。
注記1 番号に関する表記法は,次による。
− 番号は,4けたの数字によって表す。
− 最初の2けたの数字は,この規格における用語の分類の番号を表し,次の2けたの数字は,
分類の同一区分における一連番号である。
注記2 用語欄で,コンマで区切って二つ以上の用語が併記してある場合は,その順序に従って優先
使用する。
注記3 アルファベットで規定した用語で,読み方があるものについては,その読み方を( )内に
示す。

――――― [JIS B 3000 pdf 3] ―――――

2
B 3000 : 2010
a) 一般
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 FA factory automation
工場における生産機能の構成要素である生産設備(製造,搬送,
保管などにかかわる設備)と生産行為(生産計画及び生産管理
を含む。)とを,コンピュータを利用する情報処理システムの
支援のもとに統合化した工場の総合的な自動化。
1002 FMS flexible manufacturing
生産設備の全体をコンピュータで統括的に制御・管理すること
system
によって,混合生産,生産内容の変更などが可能な生産システ
ム。
1003 FMC flexible manufacturing
数値制御機械に,ストッカ,自動供給装置,着脱装置などを備
cell
え,複数の種類の製品を製造できる機械(JIS B 0105参照)。
1004 MES manufacturing
製造プロセスの実行を統制し,生産指示,実績収集,進ちょく
(めす) execution system
(捗)管理などの機能を通して,生産現場での品質・コスト・
納期の管理を可能にするシステム。生産計画系システムと制御
系システムとの中間にあって,両者をつなぐことで生産システ
ム全体の統合を実現するシステム。
1005 CIM computer integrated
生産に関係するすべての情報をコンピュータネットワーク及
(しむ) びデータベースを用いて統括的に制御・管理することによっmanufacturing
て,生産活動の最適化を図る生産システム。 system
1006 PLM product life cycle
製品の企画,設計開発,製造,保守及び回収(廃棄)といった
management
ライフサイクル全体を,製品情報を中心に包括的に管理する考
え方及びそれを実現するシステムの総称。
1007 サプライチェーン supply chain
複数の企業間で,開発,生産及び流通にかかわるすべてのプロ
マネジメント, セスを効率的にマネジメントする取組み。 management
SCM
1008 コンカレントエン concurrent engineering
製品のライフサイクル全体を考慮して,これに関連する工程の
ジニアリング 統合化を行い,相互に情報交換することによって,同時,並行
的に生産活動を実施する技術。
1009 デジタルエンジニ digital engineering
コンピュータ上の製品設計データを統合的に用いて,生産設
アリング 計,工程設計などの下流工程の効率化を図る技術。
1010 デジタルファクト digital factory
製品の設計開発及び製造などにかかわる情報をデジタル化し,
リ 製造プロセスを仮想化技術及び/又はシミュレーション技術
を使って検証するシステム。
1011 デジタルマニュフ digital manufacturing
仮想化技術及び/又はシミュレーション技術を用いて生産シ
ァクチャリング ステムを検証することによって,品質及び生産性を向上させ,
製品の市場投入までの期間を短縮させる手法。
1012 階層構造 hierarchical structure
一つの機能を実現するシステムを質が異なる層に分け,その階
層ごとに標準化することによって上下層間及び層内の通信が
標準化・効率化できるシステム構造。
1013 オープンシステム open system
利用する側の目的に応じて,システムの構成を適合させられる
ような拡張性をもち,かつ,利用者がこの目的のために,その
基本仕様及びインタフェースに関する情報を自由に利用でき
るシステム。
b) 構成機器
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2001 numerically controlled
数値制御工作機械, 工具と工作物との相対運動を,位置,速度などの数値情報によ
NC工作機械 machine tool
って制御し,加工にかかわる一連の動作をプログラムした指令
によって実行する工作機械(JIS B 0105参照)。

――――― [JIS B 3000 pdf 4] ―――――

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B 3000 : 2010
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2002 マシニングセンタ machining center
主として回転工具を使用し,フライス削り,中ぐり,穴あけ及
びねじ立てを含む複数の切削加工ができ,かつ,加工プログラ
ムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械。
機械の構造によって,主軸が水平の横形,及び垂直の立て形が
ある(JIS B 0105参照)。
2003 ターニングセンタ turning center
回転工具及び割出し可能な工作主軸を備え,かつ,タレット又
は工具マガジンを備え,加工プログラムに従って工具を自動交
換できる数値制御工作機械。心押し台,第2刃物台,第2主軸
台などを備えた機械がある。
機械の構造によって,主軸が水平の横形,垂直の立て形,及び
立て形とは主軸の向きが上下逆の倒立形がある(JIS B 0105参
照)。
2004 グラインディング grinding center
研削と(砥)石車の自動交換機能を備え,内外形,端面の研削
センタ など,様々な研削加工を工作物の段取り替えなしに実行可能な
数値制御工作機械。複合研削盤ともいう。
機械の構造によって,研削と(砥)石軸が水平の横形,及び垂
直の立て形がある(JIS B 0105参照)。
2005 多軸制御工作機械 5軸以上の制御軸数をもつ数値制御工作機械(JIS B 0105参multi-axis controlled
照)。 machine tool
2006 複合工作機械 multi-tasking machine
工具の自動交換機能(タレット形を含む。)を備え,工作物の
tool
段取り替えなしに,フライス削り,旋削,研削などの多種類の
加工のできる数値制御工作機械。
加工機能だけでなく,計測機能を備えた機械もある(JIS B 0105
参照)。
2007 5面加工機 five-face milling
角物の工作物を加工対象とした場合,テーブルへの取付け面以
外の5面を段取り替えなしで連続して加工可能な工作機械。 machine
2008 門形工作機械 portal type machine
鉛直方向に運動可能な主軸頭を搭載した横けた(桁)を2本の
tool,
コラムで支持するとともに,最上部を水平はり(梁)で結合し
gantry type machine
た門形構造の工作機械。特に,門形のコラム全体が移動する形
式をガントリ形工作機械という。 tool
2009 トランスファライ transfer line
異なる機能をもつ数台から数十台の工作機械を等間隔,かつ,
ン 直線状に配置し,それらを搬送装置で結合した工作機械群であ
り,材料又は部品を全工程の入口に投入すると一方向,かつ,
連続的に加工が行われる大量生産向きの生産システム。
2010 フレキシブルトラ flexible transfer line
トランスファマシンを構成するユニットの加工機能をNC機能
ンスファライン によって可変にした生産システム。
2011 加工ステーション working station
加工機械及びその機械に付帯する機器を含めて一体とした加
工システムを構成する装置又は場所。
2012 無人搬送車, automated guided
本体に人手又は自動で荷物を積み込み,指示された場所まで自
AGV vehicle
動走行し,人手又は自動で荷降ろしをする有軌道又は無軌道車
両(JIS D 6801参照)。
2013 自動搬送システム automatic (automated)
加工工程,組立工程などの間を,製造に関連した物品(工作物,
materials handling
部品,半製品など)を積載して所定の場所へ自動で運搬するシ
ステム。 system
2014 automatic tool changer
自動工具交換装置, マシニングセンタ,ターニングセンタなどの数値制御工作機械
ATC において,工具マガジンなどから必要な工具を選択し,自動的
に交換する装置。

――――― [JIS B 3000 pdf 5] ―――――

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