JIS B 3411-2:2002 プロッタの試験方法―第2部:モノクローム・ラスタ・プロッタ

JIS B 3411-2:2002 規格概要

この規格 B3411-2は、ラスタイメージの技術を応用したプロッタの描画試験方法を規定。装置に関係なく出力図面の質的評価方法を規定。

JISB3411-2 規格全文情報

規格番号
JIS B3411-2 
規格名称
プロッタの試験方法―第2部 : モノクローム・ラスタ・プロッタ
規格名称英語訳
Numerically controlled draughting machines -- Drawing test for the evaluation of performances -- Part 2:Monochrome raster plotters
制定年月日
2002年1月20日
最新改正日
2016年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 9959-2:1999(IDT)
国際規格分類

ICS

01.100.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2002-01-20 制定日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 3411-2:2002 PDF [14]
B 3411-2 : 2002 (ISO 9959-2 : 1999)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易するために,ISO 9959-2 : 1999 (Numerically controlled
draughting machines−Draughting test for evaluation of performance−Part 2 : Monochrome raster plotters) を基礎
として用いた。
JIS B 3411-2には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) ラスタ・プロッタ用テストパターンNo.1及びNo.2
附属書1(参考) 線端の形状及び線の接合
附属書2(参考) 参考文献
備考 附属書1は,原国際規格にはない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 3411-2 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 3411-2 : 2002
(ISO 9959-2 : 1999)

プロッタの試験方法−第2部 : モノクローム・ラスタ・プロッタ

Numerically controlled draughting machines−Drawing test for the evaluation of performances−Part 2 : Monochrome raster plotters

序文 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 9959-2 : 1999 (Numerically controlled draughting
machines−Draughting test for evaluation of performance−Part 2 : Monochrome raster plotters) を翻訳し,技術的
内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,規格の名称を“プロッタの試
験方法第2部モノクローム・ラスタ・プロッタ”とし,理解を助けるために附属書1(参考)を追加した。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,ラスタイメージの技術を応用したプロッタの描画試験方法を規定するもので
あり,装置に関係なく出力図面の質的評価方法を規定する。
なお,この規格は,モノクローム・ラスタ・プロッタに適用される。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を示す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 9959-2 : 1999 Numerically controlled draughting machines−Draughting test for evaluation of
performance−Part 2 : Monochrome raster plotters (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS Z 8313-1 : 1998 製図−文字−第1部 : ローマ字,数字及び記号
備考 ISO 3098-1 : 1974 Technical product documentation-lettering−Part 1 : Latin alphabet, numerals
and marksが,この規格と一致している。
JIS B 3410 : 1996 プロッタ用語
備考 ISO 9179-1 : 1988 Technical drawings−Numerically controlled draughting machines−Part 1 :
Vocabularyからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 用語と定義 JIS B 3410に定義された用語に加えて,この規格では次の定義を用いる。

――――― [JIS B 3411-2 pdf 2] ―――――

2
B 3411-2 : 2002 (ISO 9959-2 : 1999)
3.1 一般的な定義
3.1.1 ドット (dot)最小の画像単位
3.1.2 ドット密度 (dot density)単位長さ又は単位面積当たりのドット数
備考 ドット/mm又はドット/mm2で表す。
3.1.3 描画可能な最小単位の大きさ
ドットの大きさ (dot size)
備考 形状は,円,く(矩)形又は不定形である。
3.1.4 ドットの重なり (dot overlap)あるドットの隣接するドットとの重なる部分の割合
備考 ドットの重なりは機械のX並びにY軸方向及び軸からずれた方向で異なる場合がある。
3.1.5 画像濃度 (image density)描画された画像の反射又は透過濃度
3.1.6 画像を透過する光量割合の対数値
透過濃度 (transmission density)
3.1.7 画像によって反射される光量割合の対数値
反射濃度 (reflection density)
3.1.8 X軸 (X axis) 機械を通過する用紙の搬送方向に平行な方向
3.1.9 Y軸 (Y axis)機械を通過する用紙の搬送方向に直角な方向
異なる階調での描画能力
3.1.10 グレースケール (grey scale)
近接細線の分離能力
3.1.11 分解能 (resolution)
X及びY軸方向の単位長さ当たりの設定可能
3.1.12 設定分分解能 (addressable resolution, addressability)
なドット数
3.1.13 余白 (image margins)用紙の上下左右の描画できない空白
参考 ISO 9959-2では,画像の一番外側から用紙の端までのX及びY軸方向の距離と定義している。
画像の用紙への固定度合
3.1.14 定着性 (fixing)
強い光の長時間の照射に対する画像の耐性
3.1.15 耐光性 (light resistance)
水に対する画像の耐性
3.1.16 耐水性 (water resistance)
3.2 動作に関する定義
3.2.1 画像が生成されるX軸方向の速度
描画速度 (image speed, plotting speed)
3.2.2 描画時間 (imaging time) 標準図面を出力するために要する全時間
3.2.3 ウォームアップ時間 (warm-up time)熱的安定,その他の条件が出力可能な状態になるまでに要
する時間
3.2.4 正常な動作のために必要な温度,湿度など
動作環境条件 (environmental operating condition)
3.3 画質評価に関する定義
3.3.1 分解能や周期的な要因を除き得る十分距離の離れた2本の平行線
距離精度 (positional accuracy)
間距離の誤差で,その最悪値を百分率で示し,X及びY軸方向の両方向で定義する。
3.3.2 分解能や周期的な要因を除き得る十分大きな円の最大及び最小直径
直径差 (diameter variation)
の差
3.3.3 全描画範囲内における距離精度の一様性
直線性 (linearity)
3.3.4 直交する線のなす角度の90°からの偏差
直角性 (ability to image a 90°angle)
3.3.5 スキュー (skew) 用紙の端とX軸方向の余白のなす角度
3.3.6 描画可能な最大幅
有効描画幅 (usable plot width)
3.3.7 描画可能な最大長さ
有効描画長さ (usable plot length)
3.3.8 最小線幅 (minimum line width) プロッタのX及びY方向に描かれた描画可能な最も細い線の平
均幅

――――― [JIS B 3411-2 pdf 3] ―――――

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B 3411-2 : 2002 (ISO 9959-2 : 1999)
3.3.9 バンディング/縞模様 (banding) プロッタのX又はY軸方向に現れる周期的な光学濃度の変化
図面全体の画像濃度の一様性
3.3.10 濃度むら (uniformity)
線端の形状と線端が終点からはみ出る場合の位置のずれ
3.3.11 線端 (line ends)
備考 線端形状は未処理(終点で終わる。),四角(終点から線幅の2分の1を越えて終わる。),丸め
(線幅の1/2の半径の半円)でよい。(附属書2(参考)参照)
線分が鋭角で接続する場合の線端形状である。形状は斜め接合,丸め接合,
3.3.12 線の接合 (line join)
三角接合,斜め継ぎ等でよい。
参考 ISO 9959-2では,斜め接合をbeveled,丸め接合をrounded,三角接合をtriangular,斜め継ぎを
miteredと呼ぶ。(附属書1(参考)参照)
直線の実直性に影響する周期的な変動(例えば,偏差と周波数の値)
3.3.13 ウェーブ/うねり (wave)
孤立した線分から成る直線及び曲線の階段状の画像
3.3.14 ジャギー (staircasing, jaggy)
X及びY軸に沿ったドットの周期的な位置ずれ
3.3.15 ジッタ (jitter)
ドット外へのインクのにじみで,不鮮明で羽毛状の画像
3.3.16 フェザリング (feathering)
3.3.17 スミア/擦れ (smear)片側は鮮明で反対側が不鮮明でにじんだ線画像
大きく歪んだ形状のドットの発生によって生じた欠陥画像
3.3.18 フレア (flare)
3.3.19 スマッジング/汚れ (smudging)線画像の周辺に生じる汚れ
図面上の予期しない点や線
3.3.20 偶発画像 (inadvertent marking)
3.3.21 ゴースト (ghosting)予期せずに生じる偽の像
3.3.22 かぶり/色差 (media background) 画像のない部分で処理を行った部分と行わない部分の濃度の
差(ISO 4246参照)
3.3.23 ドロップアウト/欠落 (dropout) ドット又はドット列の欠落
黒の塗り潰し画像中に生じる予期しない白又は何も描か
3.3.24 ホワイトスポット/白斑 (white spot)
れない領域
文字を正確に解読できる度合
3.3.25 リジビリティ/判読性 (legibility)
描画領域と非描画領域の反射又は透過濃度の差
3.3.26 コントラスト (contrast)
線幅の細かな変動
3.3.27 マイクロバイブレーション (microvibration)
隣接階調間の濃度差の一様性
3.3.28 グレースケールの直線性 (grey-scale linearity)
理想的な画像位置と実際に描かれる画像位置のずれ
3.3.29 レジストレーション (registration)
線間隔の非一様性による描画されない帯状の領域の発生
3.3.30 スキップ/飛び (skip)
4. 描画試験
4.1 試験原則 試験はプロッタの描画領域全体を埋めるように倍率1 : 1の標準図面の画像を繰り返し配
置することによって行う。画像は,有効描画幅及び有効描画長さを測定するために,有効描画範囲の一番
外側の端まで長さ方向及び幅方向に均等に配置する。最適な描画を行うために製造業者が推奨する操作条
件,用紙,環境条件等を考慮に入れること。評価結果は異なったプロッタ特性の比較に用いてもよい。
4.2 試験に関する情報
4.2.1 表題欄への記入事項 表題欄に,次の情報を記入しなければならない(ISO 7200参照)。
− プロッタ名,製造元形式及び製造番号
− 描画方式(静電,感熱,熱転写,インクジェット···)
− 用紙及びインク(紙,トナー,インク,インクリボン,フィルム···)

――――― [JIS B 3411-2 pdf 4] ―――――

4
B 3411-2 : 2002 (ISO 9959-2 : 1999)
− mm/sで表した描画速度
− プロセッサ形式と速度
− コントラストの調整値(可変の場合)
− 画質レベル(精密,ドラフト等数段階が選択可能の場合)
− データ形式
− 雰囲気条件(ISO 554参照),すなわち
*大気温度 (℃)
*相対湿度 (%)
− 試験日
− 作図者
− ラスタプロッタ用テストチャート番号(No.1又はNo.2)
− 認識番号
4.2.2 プロセス時間 プロセス時間には以下の時間が含まれる :
− ウォームアップ/スタートアップ時間
− プロットファイルを作成するためのCPU時間
− コントローラへのファイルの転送時間
− ラスタデータへの変換時間(このような方式の場合)
− プロットイメージの生成時間
− 図面を作成する描画時間
− 必要なら乾燥時間
上記のすべての時間がすべての描画方式に適用されるわけではないし,幾つかの時間は重複している。
4.3 テストチャートの作図
4.3.1 一般事項 描画試験は,A4の大きさの二つのパターンを基にしており,1つは線画を扱い(テス
トチャートNo.1),もう一方は塗りつぶしや灰色の陰を扱う(テストチャートNo.2)。それぞれ数種類のパ
ターンから成り,区域1から区域23まで番号が付されている。各区域を以下に示す。
4.3.2 ラスタプロッタ用テストチャートNo.1(区域1から区域16)
a) 区域1 外周枠
周囲の端に平行な直線。用紙の端から10mmの位置に描かなければならない。すべての角には1mm
間隔の鍵状の位置記号を付ける。
評価項目 :
− 有効描画幅
− 有効描画長さ
− スキュー
b) 区域2 スケール
1mm間隔のスケールを描画する。
評価項目 :
− 距離精度
c) 区域3 一定間隔の線群(用紙の短い方向)
外周枠の水平線に平行で0.5mm程度のドットの整数倍の間隔をもった線群。線の長さは10mm
評価項目 :

――――― [JIS B 3411-2 pdf 5] ―――――

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JIS B 3411-2:2002の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9959-2:1999(IDT)

JIS B 3411-2:2002の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 3411-2:2002の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称