JIS B 6316-1:2006 産業オートメーションシステム及びその統合―機械及び装置の制御―CNC装置のためのデータモデル―第1部:概要及び基本原理

JIS B 6316-1:2006 規格概要

この規格 B6316-1は、CNC装置のためのデータモデルに関するJIS B 6316(ISO 14649)規格群の概要,その適用方法及び製品データの概念に基づく基本原理について規定。

JISB6316-1 規格全文情報

規格番号
JIS B6316-1 
規格名称
産業オートメーションシステム及びその統合―機械及び装置の制御―CNC装置のためのデータモデル―第1部 : 概要及び基本原理
規格名称英語訳
Industrial automation systems and integration -- Physical device control -- Data model for computerized numerical controllers -- Part 1:Overview and fundamental principles
制定年月日
2006年8月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 14649-1:2003(IDT)
国際規格分類

ICS

25.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
工作機械 2019
改訂:履歴
2006-08-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 6316-1:2006 PDF [27]
                                                                B 6316-1 : 2006 (ISO 14649-1 : 2003)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本工作機械工業会(JMTBA)/財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14649-1:2003,Industrial automation
systems and integration−Physical device control−Data model for computerized numerical controllers−Part 1:
Overview and fundamental principlesを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS B 6316-1には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)加工形状を得るための,設計が設定した形状特徴の使用及び割付
附属書B(参考)アプリケーション活動モデル(AAM)
附属書C(参考)JIS B 6316(ISO 14649)データモデルの構造
附属書D(参考)JIS B 6316(ISO 14649)とJIS B 3700[ISO 10303(STEP)]との関係
JIS B 6316-1の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 6316-1 産業オートメーションシステム及びその統合−機械及び装置の制御−CNC装置のため
のデータモデル−第1部 : 概要及び基本原理
ISO 14649-10 Industrial automation systems and integration−Physical device control−Data model for
computerized numerical controllers−Part 10: General process data(Phase 1)
ISO 14649-11 Part 11: Process data for milling(Phase 1)
ISO 14649-12 Part 12: Process data for turning(Phase 2)
ISO/FIDS 14649-111 Part 111: Tools for milling machines(Phase 1)
ISO 14649-121 Part 121: Tools for turning machines(Phase 2)
この規格群はISO/DIS 10303-238と緊密な関係がある。すなわち,後者はこの規格群に対して完全な1
対1対応となっており,この規格群はApplication Reference Model(ARM)を,ISO/DIS 10303-238は
Application Interpreted Model(AIM)を規定している。
この規格群はJIS B 3700(ISO 10303)との間で,全ライフサイクルにわたる製品データの共通分野にお
いて調和が取られている。この規格群とJIS B 3700(ISO 10303)の標準化の対象分野,及び実装とソフト
ウエア開発の観点からのCNC製造業者の位置付けを,図D.1に示す。

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B 6316-1 : 2006 (ISO 14649-1 : 2003)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[2]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 用語及び定義・・・・[4]
  •  4. 記号及び略語・・・・[5]
  •  5. この規格群の概要・・・・[5]
  •  5.1 目的・・・・[5]
  •  5.2 生産サイクル・・・・[6]
  •  5.3 プログラムの構成・・・・[7]
  •  5.4 プロジェクトに関する記述・・・・[8]
  •  5.5 実行命令及び加工手順・・・・[8]
  •  5.6 加工作業及び加工方法・・・・[9]
  •  5.7 幾何形状の記述・・・・[9]
  •  5.8 加工形状特徴の記述・・・・[9]
  •  5.9 プログラムデータファイルの実装・・・・[9]
  •  附属書A(参考)加工形状を得るための,設計が設定した形状特徴の使用及び割付・・・・[10]
  •  附属書B(参考)アプリケーション活動モデル(AAM)・・・・[13]
  •  附属書C(参考)JIS B 6316(ISO 14649)データモデルの構造・・・・[21]
  •  附属書D(参考)JIS B 6316(ISO 14649)とJIS B 3700[ISO 10303(STEP)]との関係・・・・[22]
  •  参考文献・・・・[25]

(pdf 一覧ページ番号 2)

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6316-1 : 2006
(ISO 14649-1 : 2003)

産業オートメーションシステム及びその統合−機械及び装置の制御−CNC装置のためのデータモデル−第1部 : 概要及び基本原理

Industrial automation systems and integration−Physical device control−Data model for computerized numerical controllers−Part 1: Overview and fundamental principles

序文

 この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 14649-1,Industrial automation systems and
integration−Physical device control−Data model for computerized numerical controllers−Part 1: Overview and
fundamental principlesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。本体の1.5. 及び附属書AからDについては,原国際規格の同項目を全文翻訳し,原規格の
Annex E(Scenario)は参考でありJISとしては必要性がないため削除した。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
機械部品に関する製品データの記述はJIS B 3700(ISO 10303)によって標準化されてきた。これは,製
造業の各企業においてすべての生産工程を通じて標準データが使用可能である,との方向に先導するもの
である。この原理の実現を妨げるものとして,工作機械で用いるデータフォーマットの問題がある。現在,
大多数のCNC工作機械はJIS B 6315(ISO 6983)が規定する“G及びMコード”言語によってプログラ
ムされている。また,プログラムは一般にCAD情報を利用するCAMシステムで作成されている。しかし
ながら,JIS B 6315(ISO 6983)は三つの理由によって,プログラムの“可搬性”を制限するものとなっ
ている。その第一は,この言語が工作機械の軸移動に着目した工具経路のプログラミングに焦点を当てて
おり,部品そのものに着目した加工工程に焦点を当てていないことにある。第二は,この規格はプログラ
ム文の構文について定めているが,意味に関しては多くの場合不明りょう(瞭)のまま残されている。第
三に,ベンダーは通常,JIS B 6315(ISO 6983)の規定範囲が狭いために取り扱われていないものについ
ては,言語を拡張することによって補足対応している。
この規格群は,CAD/CAMシステムとCNC工作機械とのデータ受渡しに関する新しいモデルを規定する。
それは,工作機械の動作を記述する方式から,オブジェクト指向の概念に基づく“加工作業”を用いて加
工工程を記述する方式とすることによって,JIS B 6315(ISO 6983)の欠点を改善する。ここで“加工作
業”とは,高水準の加工形状特徴とこれに関連する工程パラメータに対応するものである。CNCは,この
加工作業を工作機械の軸移動と工具動作に変換する役割を担うこととなる。この規格群の主たる利点は,
JIS B 3700(ISO 10303)規格群が既に規定しているデータモデルを使用する点にある。
ISO/TC 184/SC 1/WG 7は,JIS B 6315(ISO 6983)によるプログラミング方式から,加工形状特徴に基
づく“可搬性”の高いプログラミング方式に徐々に進化していくものと想定している。この規格群を早期
に採用するものは,最近の制御装置がコマンドラインとグラフィカルユーザインタフェースの両方を実装

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2
B 6316-1 : 2006 (ISO 14649-1 : 2003)
しているのと同様に,手入力又はプログラムで作成された従来の“G及びMコード”による入力データに
も対応するであろう。このことは,オープンアーキテクチャに基づく制御装置の普及をより容易にするこ
とができる。以上を踏まえ,この規格群の有効性を弱めることを避けるため,従来のプログラム命令はこ
の規格群には含めないこととした。

1. 適用範囲

 この規格は,CNC装置のためのデータモデルに関するJIS B 6316(ISO 14649)規格群の
概要,その適用方法及び製品データの概念に基づく基本原理について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 14649-1:2003,Industrial automation systems and integration−Physical device control−Data
model for computerized numerical controllers−Part 1: Overview and fundamental principles (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0181 産業オートメーションシステム−機械の数値制御−用語
備考 ISO 2806:1994,Industrial automation systems−Numerical control of machines−Vocabularyが,
この規格と一致している。
JIS B 3700-1 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第1部 : 概
要及び基本原理
備考 ISO 10303-1:1994,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 1: Overview and fundamental principlesが,この規格と一致している。
JIS B 3700-11 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第11部 :
記述法 : EXPRESS言語
備考 ISO 10303-11:1994,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 11: Description methods: The EXPRESS language reference manualが,この規格と
一致している。
JIS B 3700-21 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第21部 :
実装法 : 交換構造のクリアテキスト符号化
備考 ISO 10303-21:2002,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 21: Implementation methods: Clear text encoding of the exchange structureからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 3700-22 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第22部 :
実装法 : 標準データアクセスインタフェース
備考 ISO 10303-22:1998,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 22: Implementation methods: Standard data access interfaceが,この規格と一致し
ている。
JIS B 3700-41 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第41

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B 6316-1 : 2006 (ISO 14649-1 : 2003)
部 : 統合総称リソース : 製品記述の基本要素
備考 ISO 10303-41:2000,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 41: Integrated generic resource: Fundamentals of product description and supportの
1994年版からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 3700-42 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第42部 :
統合総称リソース : 幾何及び位相の表現
備考 ISO 10303-42:1994,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 42: Integrated generic resource: Geometric and topological representationが,この規
格と一致している。
JIS B 3700-43 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第43部 :
統合総称リソース : 表現構造
備考 ISO 10303-43:2000,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 43: Integrated generic resource: Representation structuresの1994年版からの引用
事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 3700-49 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第49部 :
統合総称リソース : 工程の構造及び特性
備考 ISO 10303-49:1998,Industrial automation systems and integration−Product data representation and
exchange−Part 49: Integrated generic resource: Process structure and propertiesからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS B 3700-203 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第203
部 : アプリケーションプロトコル : 形態管理された設計
備考 ISO 10303-203:1994,Industrial automation systems and integration−Product data representation
and exchange−Part 203: Application protocol: Configuration controlled 3D designs of mechanical
parts and assembliesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 3700-214 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第214
部 : アプリケーションプロトコル : 自動車用機械部品の開発プロセスのためのコアデータ
備考 ISO 10303-214:2001,Industrial automation systems and integration−Product data representation
and exchange−Part 214: Application protocol: Core data for automotive mechanical design processes
が,この規格と一致している。
JIS B 3700-224 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交換−第224
部 : アプリケーションプロトコル : 加工形状特徴を用いた工程設計のための機械製品定義
備考 ISO 10303-224:2001,Industrial automation systems and integration−Product data representation
and exchange−Part 224: Application protocol: Mechanical product definition for process planning
using machining featuresが,この規格と一致している。
JIS B 6310 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記号
備考 ISO 841:2001,Industrial automation systems and integration−Numerical control of machines−
Coordinate system and motion nomenclatureが,この規格と一致している。
JIS B 6315-1 機械の数値制御−プログラムフォーマット及びアドレスワードの定義−第1部 : 位置決
め,直線運動及び輪郭制御システム用データフォーマット
備考 ISO 6983-1:1982,Numerical control of machines−Program format and definition of address words

――――― [JIS B 6316-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 6316-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14649-1:2003(IDT)

JIS B 6316-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6316-1:2006の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0181:1998
産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
JISB3700-1:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第1部:概要及び基本原理
JISB3700-11:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第11部:記述法:EXPRESS言語
JISB3700-203:1997
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第203部:アプリケーションプロトコル:形態管理された設計
JISB3700-21:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第21部:実装法:交換構造のクリアテキスト符号化
JISB3700-214:2003
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第214部:アプリケーションプロトコル:自動車用機械部品の開発プロセスのためのコアデータ
JISB3700-22:2000
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第22部:実装法:標準データアクセスインタフェース
JISB3700-224:2003
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第224部:アプリケーションプロトコル:加工形状特徴を用いた工程設計のための機械製品定義
JISB3700-41:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第41部:統合総称リソース:製品記述の基本要素
JISB3700-42:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第42部:統合総称リソース:幾何及び位相の表現
JISB3700-43:1996
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第43部:統合総称リソース:表現構造
JISB3700-49:1999
産業オートメーションシステム及びその統合―製品データの表現及び交換―第49部:統合総称リソース:工程の構造及び特性
JISB6310:2003
産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号
JISB6315-1:2013
産業オートメーションシステム及びその統合―機械の数値制御―プログラムフォーマット及びアドレスワードの定義―第1部:位置決め,直進運動及び輪郭制御システム用データフォーマット