JIS B 7450:1989 規格概要
この規格 B7450は、スケール及び検出ヘッドをケースに一体形に組み込んだ,最小表示量が0.0005mm~0.01mm,有効長が100mm~3000mmのディジタルスケールについて規定。
JISB7450 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7450
- 規格名称
- ディジタルスケール
- 規格名称英語訳
- Digital position readout
- 制定年月日
- 1989年3月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 機械計測 2021
- 改訂:履歴
- 1989-03-01 制定日, 1994-04-01 確認日, 1999-10-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7450:1989 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7450-1989
ディジタルスケール
Digital Position Readout
1. 適用範囲 この規格は,スケール及び検出ヘッドをケースに一体形に組み込んだ,最小表示量が0.000
50.01mm,有効長が1003 000mmのディジタルスケールについて規定する。
引用規格 :
JIS B 7541 標準尺
JIS Z 8103 計測用語
関連規格 : JIS B 7150 測微顕微鏡
JIS K 7109 プラスチックの寸法許容差の決め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)によるほか,次による。
(1) ディジタルスケール 一定ピッチの目盛をもつ直線スケールを基準にして移動量,変位量をディジタ
ル量として検出する装置。ただし,スケールと検出ヘッドとが別々のセパレート式のもの及び測定子
を具備したスピンドル式のものは適用対象から除く。
(2) スケールユニット スケール及び検出ヘッドをケースに一体形として組み込んだディジタルスケール
の検出部。
(3) インタフェースユニット スケールユニットから得られた信号を電気的に処理し,スケールと検出ヘ
ッドとの相対変位量に対応した信号を取り出す装置。
(4) ディジタルカウンタ スケールユニットから得られた信号を電気的に処理し,スケールと検出ヘッド
との相対変位量をディジタル量として表示する装置。
(5) 有効長 測定長のうち,誤差が許容値に入る長さ。
(6) スケールピッチ スケールに刻まれた目盛の最小単位の目盛間隔。
(7) 誤差の領域の大きさ 標準器の値とスケールユニットによる読みとの差の最大値及び最小値に囲まれ
た範囲。
(8) もどり誤差 有効長内の行きともどりとの同一測定箇所における測定量の読みの差。
3. 主要部の名称 ディジタルスケールの主要部の名称は,図1による。
――――― [JIS B 7450 pdf 1] ―――――
2
B 7450-1989
図1 ディジタルスケールの主要部の名称
備考 この図は,単に名称を示すものであって,形状・構造の基準を示すものではない。
4. 等級 スケールユニットの等級は,誤差の領域の許容値及びもどり誤差の許容値によって0級,1級,
2級及び3級の4等級とする。
5. 有効長 ディジタルスケールの有効長は,原則として次による。
単位 mm
100, 150, 200, 250, 300, 350, 400, 450, 500, 550, 600, 650, 700, 750, 800, 900, 1 000, 1 100,
1 200, 1 300, 1 400, 1 500, 1 600, 1 700, 1 800, 2 000, 2 200, 2 400, 2 600, 2 800, 3 000
――――― [JIS B 7450 pdf 2] ―――――
3
B 7450-1989
6. 性能 スケールユニットの性能は,誤差の領域の大きさ及びもどり誤差の最大値によって表す。誤差
の領域の許容値,もどり誤差の許容値は,表1及び表2による。
表1 誤差の領域の許容値
単位
有効長 (mm) 等級 0級 1級 2級 3級
100以下 3.3 5.5 11 17
100を超え 150以下 3.4 6.0 12 17
150を超え 200以下 3.6 6.0 12 17
200を超え 250以下 3.7 6.5 13 18
250を超え 300以下 3.9 6.5 13 20
300を超え 350以下 4.0 7.0 14 20
350を超え 400以下 4.2 7.0 14 21
400を超え 450以下 4.3 7.5 15 22
450を超え 500以下 4.5 7.5 15 23
500を超え 550以下 4.6 8.0 16 23
550を超え 600以下 4.8 8.0 16 24
600を超え 650以下 4.9 8.5 17 25
650を超え 700以下 5.1 8.5 17 26
700を超え 750以下 5.2 9.0 18 26
750を超え 800以下 5.4 9.0 18 27
800を超え 900以下 5.7 9.5 19 29
900を超え 1 000以下 6.0 10.0 20 30
1 000を超え 1 100以下 6.3 10.5 21 32
1100を超え 1 200以下 6.6 11.0 22 33
1200を超え 1 300以下 6.9 11.5 23 35
1300を超え 1 400以下 7.2 12.0 24 36
1400を超え 1 500以下 7.5 12.5 25 38
1500を超え 1 600以下 7.8 13.0 26 39
1600を超え 1 700以下 8.1 13.5 27 41
1700を超え 1 800以下 8.4 14.0 28 42
1800を超え 2 000以下 9.0 15.0 30 45
2000を超え 2 200以下 9.6 16.0 32 48
2200を超え 2 400以下 10.2 17.0 34 51
2400を超え 2 600以下 10.8 18.0 36 54
2600を超え 2 800以下 11.4 19.0 38 57
2 800を超え 3 000以下 12.0 20.0 40 60
備考 この表の値は,20℃におけるものとする。
また,表1の値は次式によって計算し,丸めたものである。
0級 3 1級 5
3 L μm 5 L μm
1000 1000
2級 10 3級 15
10 L μm 15 L μm
1000 1000
ここに, L : 有効長 (mm)
――――― [JIS B 7450 pdf 3] ―――――
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B 7450-1989
表2 もどり誤差の許容値
単位
等級 0級 1級 2級 3級
許容値 2 3 5 7
備考 この表の値は,20℃におけるものとする。
7. 性能の測定方法
7.1 標準器 標準器は,次のいずれかを用いる。
(1) IS B 7541(標準尺)に規定する01級標準尺又はそれに準じるもの
(2) レーザ干渉式測定システム(以下,レーザ測長器という。)
7.2 測定条件 スケールユニットの測定は,標準温度状態1級20±1℃,湿度状態58±10%又はそれに
準じる環境条件の中で,スケールユニット,標準器及び測定装置が上記環境条件に十分順応した後に行う。
7.3 操作手順
7.3.1 標準尺又はそれに準じたものを使用する場合は,次による。
(1) スケールユニットは,個々に定められたスケールの取付け仕様を満たす範囲内で,測定装置に取り付
ける。
(2) スケールユニットによる読みには量子化誤差が入らないように配慮する。
(3) 測定装置のテーブル上にスケールユニットと標準尺とを一直線上(又は平行)に定置し,テーブルを
送り,スケールユニットによる読みと標準尺の値との差を往復について求める(図2参照)。
7.3.2 レーザ測長器と比較する方法は,次による。
(1) スケールユニットは,個々に定められたスケールの取付け仕様を満たす範囲内で,測定装置に取り付
ける。
(2) スケールユニットによる読みには量子化誤差が入らないように配慮する。
(3) レーザ測長器は,大気圧,空気の温度,湿度,炭酸ガス濃度の変動によってその指示値が変化するの
で,環境に対して十分な配慮と,変化に対する補正を行う。
(4) 測定装置のテーブル上にスケールユニットとレーザ光とが一直線上又は平行になるようにレーザ測長
器の反射鏡(キューブコーナ)を定置させ,テーブルを送り,スケールユニットの読みとレーザ測長
器の値との差を往復について求める(図3参照)。
7.4 測定箇所 測定箇所は0点を含む,有効長Lの範囲において11か所以上とする。ただし,測定箇所
の間隔は,内挿誤差を考慮して設定する。
例 : 有効長600mm,スケールピッチ20 湘 ,スケールピッチpの101を累積して11測定箇所は
次のようになる。
0mm, 60.002mm, 120.004mm, 180.006mm, 240.008mm, 300.010mm, 360.012mm, 420.014mm,
480.016mm, 540.018mm, 600.020mm
――――― [JIS B 7450 pdf 4] ―――――
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B 7450-1989
図2 標準尺と比較する方法
図3 レーザ測長器と比較する方法
7.5 誤差の領域の大きさの求め方 誤差の領域の大きさは,7.3及び7.4によって求めた標準器の値Mi
とそのときのスケールユニットの行きの読みyiとの差yi−Miの最大値をymax,最小値をyminとすれば,
ymax−ymin
で求める。
――――― [JIS B 7450 pdf 5] ―――――
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JIS B 7450:1989の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.020 : 度量衡及び測定一般