JIS B 7735:2010 ビッカース硬さ試験―基準片の校正

JIS B 7735:2010 規格概要

この規格 B7735は、JIS B 7725に規定したビッカース硬さ試験機の間接検証,試験機の日常の精度管理などに用いる硬さ基準片の校正方法について規定。

JISB7735 規格全文情報

規格番号
JIS B7735 
規格名称
ビッカース硬さ試験―基準片の校正
規格名称英語訳
Vickers hardness test -- Calibration of reference blocks
制定年月日
1981年1月15日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6507-3:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

19.060, 77.040.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
計測標準 2019
改訂:履歴
1981-01-15 制定日, 1986-10-01 確認日, 1992-09-01 改正日, 1997-07-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2010-08-20 改正日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 7735:2010 PDF [16]
                                                                                   B 7735 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 製造方法,形状及び寸法・・・・[2]
  •  4.1 製造方法・・・・[2]
  •  4.2 形状及び寸法・・・・[2]
  •  5 校正用試験機・・・・[2]
  •  5.1 一般・・・・[2]
  •  5.2 試験力・・・・[2]
  •  5.3 圧子・・・・[2]
  •  5.4 測定装置・・・・[3]
  •  5.5 試験機の防振・・・・[3]
  •  6 硬さ決定の手順・・・・[3]
  •  7 基準片の硬さの均一性・・・・[4]
  •  8 表示・・・・[4]
  •  9 基準片の硬さ値の有効性・・・・[5]
  •  附属書A(参考)硬さ基準片の硬さ平均値の不確かさ・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)基準片の推奨基準・・・・[9]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7735 pdf 1] ―――――

B 7735 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本試験機工業会
(JTM)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7735:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7735 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
B 7735 : 2010

ビッカース硬さ試験−基準片の校正

Vickers hardness test-Calibration of reference blocks

序文

  この規格は,2005年に第3版として発行されたISO 6507-3を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 7725に規定したビッカース硬さ試験機の間接検証,試験機の日常の精度管理などに
用いる硬さ基準片(以下,基準片という。)の校正方法について規定する。国際規格では適用範囲をくぼみ
の対角線長さが20 μm以上としているのに対し,この規格ではくぼみの対角線長さの下限を規定していな
い。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6507-3:2005,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 3: Calibration of reference blocks
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
注記 対応国際規格 : ISO 4287:1997,Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture: Profile
method−Terms, definitions and surface texture parameters(IDT)
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証及び校正
注記 対応国際規格 : ISO 6507-2:2005,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 2: Verification
and calibration of testing machines(MOD)
JIS Z 8103 計測用語

――――― [JIS B 7735 pdf 3] ―――――

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B 7735 : 2010

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103による。

4 製造方法,形状及び寸法

4.1 製造方法

  基準片の製造方法は,次による。
a) 基準片の材料は,硬さの均一性を保たせることを考慮して選定する。
b) 基準片は,所定の硬さを得るために必要な熱処理を行い,硬さが均一で,くぼみの2方向の対角線長
さが等しく,かつ,経時変化が生じないよう考慮した製造方法とする。
c) 基準片の使用面の仕上げを行う場合,加工による硬さ変化ができるだけ生じないよう考慮した製造方
法とする。また,基準片は,残留磁気による硬さの誤差を生じないようにする。

4.2 形状及び寸法

  基準片の形状及び寸法は,表1による。
表面粗さは,JIS B 0601によって,平行度及び平面度は,JIS B 0621による。
表1−基準片の形状及び寸法
厚さ 5 mm以上
19.61 N以上の試験力で用いるものは,
厚さ10 mm以上が望ましい。
平面度(使用面) 5 μm以下
平行度(裏面に対する) 10 μm/50 mm以下
表面粗さ 使用面 0.05 μmRa
裏面 0.8 μmRa
基準片の使用面は,一平面だけとする。また,直径25 mm以上のものの場合は周縁から3 mm以上,直
径50 mm以上のものの場合は周縁から4 mm以上隔てた内側を使用範囲とする。

5 校正用試験機

5.1 一般

  基準片の硬さの決定及び基準くぼみの対角線長さの基準値の決定に用いる試験機は,JIS B 7725の規定
に適合し,更に,5.25.4の性能を満足するものでなければならない。また,その性能は12か月以内の間
隔で確認する。
注記 基準くぼみは,JA.4による。

5.2 試験力

  試験力の各測定値の呼び試験力に対する許容差は,1.961 N以上の試験力では±0.1 %,1.961 N未満の試
験力では±0.5 %とする。

5.3 圧子

  圧子は,次による。
a) 対角面は,136±0.1°とする。
b) 角すい(錐)面の平面度は,0.3 μm以下とする。
c) 角すい(錐)面の割出し角度は,90±0.2°とする。

――――― [JIS B 7735 pdf 4] ―――――

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B 7735 : 2010
d) 先端のりょう(稜)線の長さは,表2による。
表2−先端のりょう線長さの許容値
試験力の範囲 許容値
N μm
F≧49.03 1.0
1.961≦F<49.03 0.5
0.098 07≦F<1.961 0.25 a)
注a) 0.25 μm以下が望ましい。
e) 圧子の四角すい中心軸は,ホルダの座面に対して90±0.3°とする。

5.4 測定装置

  測定装置の最小読取り能力及び測定長さの許容差は,表3による。また,測定領域の5区画以上につい
て対物ミクロメータを測定して検証しなければならない。
表3−最小読取り能力及び測定長さの許容差
測定長さ d 最小読取り能力 測定長さの許容差
d≦40 μm 0.1 μm以下 0.2 μm
40 μm d>200 μm 0.002 5 d以下 1.0 μm又は0.01 d

5.5 試験機の防振

  微小硬さ試験機(試験力が9.807 N以下の試験機)の場合には,試験機に加わる振動加速度は,50 mm/s2
以下とする。

6 硬さ決定の手順

  硬さ決定の手順は,次による。
a) 試験温度は,23±5 ℃とし,試験中の温度変化は,1 ℃以下とすることが望ましい。
b) 試験力は衝撃及び振動を伴うことなく,かつ,負荷機構の慣性による誤差が無視できる程度の速度で
増加して規定の大きさにする。
c) 負荷開始から試験力に到達するまでの時間及び圧子の接近速度は,表4による。
表4−負荷所要時間及び圧子の接近速度
試験力の範囲 負荷所要時間 圧子の接近速度
N s mm/s
F<1.961 ≦10 0.050.2
1.961≦F<49.03 ≦10 0.050.2
F≧49.03 68 0.051
圧子の接近速度は,表の範囲が望ましい。
d) 試験力の保持時間は,1015 sとする。
e) 硬さの測定は,使用面を代表する5点で行う。

――――― [JIS B 7735 pdf 5] ―――――

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JIS B 7735:2010の引用国際規格 ISO 一覧

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