JIS B 7922:2017 電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計

JIS B 7922:2017 規格概要

この規格 B7922は、湿球黒球温度(WBGT)指数を測定する電子式指数計について規定。

JISB7922 規格全文情報

規格番号
JIS B7922 
規格名称
電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計
規格名称英語訳
Electronic Wet-bulb globe temperature (WBGT) index meter
制定年月日
2017年3月21日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.200.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2017-03-21 制定
ページ
JIS B 7922:2017 PDF [10]
                                                                                   B 7922 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 測定原理・・・・[2]
  •  6 測定範囲・・・・[3]
  •  7 性能・・・・[3]
  •  7.1 精度・・・・[3]
  •  7.2 再現性・・・・[3]
  •  7.3 安定性・・・・[3]
  •  7.4 商用電源使用指数計の機器性能・・・・[3]
  •  8 構造・・・・[4]
  •  9 性能試験・・・・[4]
  •  9.1 試験状態・・・・[4]
  •  9.2 試験に用いる設備及び器具・・・・[4]
  •  9.3 試験方法・・・・[4]
  •  10 試験報告書・・・・[5]
  •  11 表示・・・・[5]
  •  12 取扱説明書・・・・[6]
  •  附属書A(参考)自然湿球温度への近似換算の例・・・・[7]
  •  附属書B(参考)直径150 mm黒球温度への近似換算の例・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7922 pdf 1] ―――――

B 7922 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本電気計測器工業会(JEMIMA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7922 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7922 : 2017

電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計

Electronic Wet-bulb globe temperature (WBGT) ndex meter

1 適用範囲

  この規格は,湿球黒球温度(WBGT)指数を測定する電子式指数計(以下,指数計という。)について規
定する。
さらに,指数計は,作業者,スポーツ行事の参加者,日常生活者などが暑熱環境に暴露されることによ
る熱中症の発症リスクを把握するために用いることができる。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS Z 8504 人間工学−WBGT(湿球黒球温度)指数に基づく作業者の熱ストレスの評価−暑熱環境

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
湿球黒球温度,WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature)
湿球温度,黒球温度及び気温で演算される温度。
3.2
WBGT指数
個人が暴露される熱ストレスを表す指数。WBGT基準値と照合し熱中症の発症リスクを判断するために
用いる。
3.3
WBGT基準値
作業者について代謝率区分に対応した,最高直腸温度38 ℃を許容限度とするWBGTの値。代謝率区分
は,JIS Z 8504に規定されている。
注記 日常生活,スポーツなど,各々にWBGT基準値を定めている。
3.4
自然湿球温度
人体周辺の環境に置かれた自然な対流中で,濡れたガーゼで覆った温度センサによって示す値。

――――― [JIS B 7922 pdf 3] ―――――

2
B 7922 : 2017
3.5
相対湿度
人体周辺の環境における,ある温度の空気の飽和水蒸気圧に対する水蒸気分圧の率又は百分率(%)で
表す値。
3.6
黒球温度
人体周辺の環境における,平均放射率0.95の黒球の中空の中心部の温度。
3.7
平均放射温度
人体に与える周辺からの電磁波を媒体とした熱放射の全方向に平均したものと等価な放射熱量をもつ黒
体の温度。
3.8
気温
人体周辺の空気温度。
3.9
相対湿度センサ
相対湿度を測定するセンサ。自然湿球温度に近似換算するのに用いる。
3.10
黒球温度センサ
直径24 mm150 mmの球状又は半球以上の表面積をもつ黒球温度を示すセンサ。直径150 mm黒球温度
に近似換算して用いる。
3.11
気温センサ
気温を測定するセンサ。白金測温抵抗体,サーミスタ測温体,熱電対などがある。

4 種類

  指数計の種類は,精度区分によってクラス1,クラス1.5及びクラス2に区分し,更に用途に応じて次の
とおり区分する。
a) 設置形指数計 固定設置又は一時的に固定設置して計測する指数計。対象とする人の存在する代表的
な場所に設置し,掲示板表示及び連続データを取得する目的で使われる。
b) 携帯形指数計 作業者など個人が持ち歩き計測する指数計。自己又はその周辺の人のごく近い場所で
計測する目的で使われる。

5 測定原理

  指数計は,JIS Z 8504に規定されている自然湿球温度センサ,直径150 mm黒球温度センサ及び気温セ
ンサから計算されるWBGT指数になるように,相対湿度センサ,黒球温度センサ及び気温センサによる測
定値を用いて近似換算を行い,次によって求めたWBGT指数を表示する。
a) 太陽照射がない場合。次の式から算出する。
WBGT 7.0Tnw 3.0Tg 0.15

――――― [JIS B 7922 pdf 4] ―――――

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B 7922 : 2017
b) 太陽照射がある場合。次の式から算出する。
WBGT 7.0Tnw 1.0Ta
2.0Tg 0.15
ここに, Tnw : 近似換算された自然湿球温度(℃)
Tg(0.15) : 直径150 mm黒球温度に近似換算された黒球温度(℃)
Ta : 気温(℃)
なお,相対湿度センサの値から自然湿球温度に近似換算する方法の一例を,附属書A示す。また,直径
の異なる黒球温度から直径150 mm黒球温度に近似換算する方法の一例を,附属書Bに示す

6 測定範囲

  指数計の測定範囲は,少なくとも次の範囲を含まなければならない。
a) BGT指数 15 ℃40 ℃
b) 相対湿度 30 %90 %
c) 黒球温度(直径150 mmの場合) 20 ℃60 ℃
d) 気温 20 ℃50 ℃

7 性能

7.1 精度

  相対湿度センサの許容誤差と,黒球温度センサ及び気温センサの各々の許容誤差との組合せで決まる
WBGT指数の誤差の限界によるクラスは,風速0.33 m/sの範囲において9.3 a) の試験を行ったとき,表
1の性能を満足しなければならない。
表1−指数計センサの許容誤差
精度区分 温度センサ 相対湿度センサ 試験方法
クラスa) WBGT指数の誤差の限界 ±2 % ±3 % ±5 %
1 ±1 ℃ 黒球温度 ±0.2 ℃ − −
気温 ±0.2 ℃
1.5 ±1.5 ℃ 黒球温度 ±0.9 ℃ ±0.6 ℃ −
9.3 a)
気温 ±0.9 ℃ ±0.6 ℃
2 ±2 ℃ 黒球温度 ±1.5 ℃ ±1.2 ℃ ±0.6 ℃
気温 ±1.5 ℃ ±1.2 ℃ ±0.6 ℃
注a) 相対湿度センサの誤差と,黒球温度センサ及び気温センサの各々の誤差との組合せが,測定範囲の中で最も
大きく表れる環境において“WBGT指数に現れる誤差の限界”としている。クラスは,WBGT指数の誤差の
限界で区分し,±1 ℃,±1.5 ℃及び±2 ℃の3種類とする。

7.2 再現性

  指数計は,9.3 b) によって試験を行ったとき,各センサの許容誤差の1/2を満足しなければならない。

7.3 安定性

  指数計は,9.3 c) によって試験を行ったとき,各センサの許容誤差の1/2を満足しなければならない。

7.4 商用電源使用指数計の機器性能

  商用電源(AC100 Vなど)を使う指数計の場合には,更に9.3のd)   f) によって試験を行ったとき,表
2の性能を満足しなければならない。

――――― [JIS B 7922 pdf 5] ―――――

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JIS B 7922:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7922:2017の関連規格と引用規格一覧