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JIS B 7981:2002 規格概要
この規格 B7981は、固定発生源の排ガス中の二酸化硫黄濃度を連続的に測定するための自動計測システム及び自動計測器のうち,試料ガス吸引採取方式(Extractive method)のものについて規定。
JISB7981 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7981
- 規格名称
- 排ガス中の二酸化硫黄自動計測システム及び自動計測器
- 規格名称英語訳
- Automated measuring systems and analyzers for sulfur dioxide in flue gas
- 制定年月日
- 1975年11月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7935:1992(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.40, 71.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
- 改訂:履歴
- 1975-11-01 制定日, 1979-03-01 改正日, 1984-05-01 確認日, 1984-11-01 改正日, 1989-12-01 確認日, 1996-03-01 改正日, 2002-04-20 改正日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7981:2002 PDF [28]
B 7981 : 2002
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 7981 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 7935 : 1992(Stationary source emissions
―Determination of the mass concentration of sulfur dioxide―Performance characteristics of automated measuring
methods)を基礎にして用いた。
JIS B 7981には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 定電位電解分析計
附属書2(規定) 計測器の種類及び測定範囲
附属書3(規定) 計測システムの性能
附属書4(規定) 性能試験
附属書5(参考) 炎光光度検出分析計
附属書6(参考) 測定対象施設及び測定範囲
附属書7(参考) 計測システム補足性能
附属書8(参考) ISと対応する国際規格との対比表
( 1 )
――――― [JIS B 7981 pdf 1] ―――――
B 7981 : 2002
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[2]
- 3. 定義・・・・[2]
3
4. 計測器の性能
- 5. 構造・・・・[3]
- 5.1 構造一般・・・・[3]
- 5.2 構成・・・・[3]
- 5.3 試料ガス吸引方式の試料採取部・・・・[4]
- 5.4 分析計・・・・[4]
- 5.5 指示記録計・・・・[8]
- 6. 表示・・・・[8]
- 7. 取扱説明書・・・・[8]
- 附属書1(規定) 定電位電解分析計・・・・[10]
- 附属書2(規定) 計測器の種類及び測定範囲・・・・[11]
- 附属書3(規定) 計測システムの性能・・・・[12]
- 附属書4(規定) 性能試験・・・・[13]
- 附属書5(参考) 炎光光度検出分析計・・・・[17]
- 附属書6(参考) 測定対象施設及び測定範囲・・・・[18]
- 附属書7(参考) 計測システム補足性能・・・・[19]
附属書8(参考) ISと対応する国際規格との対比表 20
( 2 )
――――― [JIS B 7981 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7981 : 2002
排ガス中の二酸化硫黄自動計測システム及び自動計測器
Automated measuring systems and analyzers for sulfur dioxide in flue gas
序文
この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 7935,Stationary source emissions―Determination
of the mass concentration of sulfur dioxide―Performance characteristics of automated measuring methodsを元に作
成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,次の内容を追加及び変更している。
1) 追加内容 3. 定義のa) 試料ガスb) 分散形c) 非分散形,4. 計測器の性能,5.1構造一般,5.5指
示記録計,6. 表示,7. 取扱説明書,附属書1(規定) 定電位電解分析計,附属書2(規定) 計測器の
種類と測定範囲,附属書4(規定)の2. 計測器の性能試験,附属書5(参考) 炎光光度検出分析計。
2) 変更内容 計測システム応答時間 附属書3(規定)
なお,点線の下線を施してある箇所又は側線を施した場合は,その箇所及び項目全体が対応国際規格に
はない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,固定発生源の排ガス中の二酸化硫黄濃度を連続的に測定するための自動計測
システム(以下,計測システムという。)及び自動計測器(以下,計測器という。)のうち,試料ガス吸引採
取方式(Extractive method)のものについて規定する。
測定原理として,次の種類がある。
a) 溶液導電率方式
b) 赤外線吸収方式
c) 紫外線吸収方式
d) 紫外線蛍光方式
e) 干渉分光方式(Interferometry)
備考1. これらのほかの測定原理の分析計として,定電位電解方式に基づくものを附属書1(規定)に
炎光光度検出方式に基づくものを附属書4(参考)に示す。
2. 計測器の種類及び測定範囲については附属書2(規定)に,測定対象施設及び測定範囲につい
ては附属書6に示す。
3. 試料非吸引採取方式(Non-extractive method)による二酸化硫黄の計測システムと計測器につ
いてはJIS B 7991に記載されており,この規格と整合することによってISO 7935のすべて
の内容と対応することとなる。
4. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を示す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
――――― [JIS B 7981 pdf 3] ―――――
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B 7981 : 2002
ISO 7935 : 1992,Stationary source emissons―Determination of the mass concentration of sulfur
dioxide―Performance characteristics of automated measuring methods(MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用することによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS K 0003 標準物質―標準ガス―二酸化炭素
JIS K 0004 標準物質―標準ガス―二酸化硫黄
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0103 排ガス中の硫黄酸化物分析方法
JIS K 0151 赤外線ガス分析計
ISO 7934 Stationary source emissions―Determination of the mass concentration of sulfur dioxide―
Hydrogen peroxide/barium perchlorate/Thorin method
ISO 10396 Stationary source emissions―Sampling for the automated determination of gas concentrations
3. 定義
この規格で用いる主な定義は,次による。
a) 試料ガス 排ガスを,一次フィルタ又は除湿器などを通して前処理し,分析計に導入されるガス。
b) 分散形 プリズム,回折格子などによって波長分散を行う光学系をもつ計測器の形式名。
c) 非分散形 光学フィルタ又は波長選択性がある検出器を用い,プリズム,回折格子などによる波長分
散を行う光学系をもたない計測器の形式名。
d) 自動計測システム 排ガス中の測定対象の成分濃度を自動計測器を用いて連続的に測定,記録するシ
ステム。
e) 分析計 自動計測器の分析部。
f) 校正用ガス 計測器の目盛付けに用いる標準ガス。ゼロガス,スパンガス,中間点ガスなどの総称。
g) 比較測定 同じ煙突の同じ排ガスを比較法によって同一期間行う測定。
h) 比較法 性能が確認された自動計測システム又は,化学分析法によって,対象となる現場に設置され
た計測器と比較する方法。
i) 化学分析法 排ガスの手動による試料採取と分析のためにJIS K 0103又はISO 7934で規定された試
験方法。
j) 総合性能(integral performance, SA) 十分な数の比較測定の結果を,統計処理(標準偏差など)するこ
とによって求められる測定精度。
k) 煙突 固定発生源の排ガスの排出部。
l) 固定発生源排ガス 工場及び事業所において燃料,その他の物の燃焼に伴って,又は各種製造の工程
などから大気へ拡散させるための煙突へ排出されるガス。
m) 質量濃度 濃度単位としてmg/m3又はg/m3で表現される排ガス中の物質の濃度。
n) 体積濃度 濃度単位としてvolppmで表現される排ガス中の物質の濃度。
なお,体積濃度volppmと質量濃度g/m3は次の関係に基づいて換算する。
SO2 1 volppm=0.002 86 g/m3
(圧力101.32 kPa,濃度273.15 K,乾燥ガスの条件下において)
――――― [JIS B 7981 pdf 4] ―――――
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B 7981 : 2002
4. 計測器の性能 計測器は,附属書4(規定) 2.の性能試験で試験を行ったとき,次の性能を満足しなけ
ればならない。
表1 計測器の性能
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±2 % 附属書4の 2.2 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 % 附属書4の 2.2 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±2 % 附属書4の 2.2 c)
指示誤差 最大目盛値の±2 % 附属書4の 2.2 d)
応答時間 15分間以下(溶液導電率方式) 附属書4の 2.2 e)
4分間以下(赤外線吸収方式)
4分間以下(紫外線吸収方式)
4分間以下(紫外線蛍光方式)
4分間以下(干渉分光方式)
干渉成分の影響 最大目盛値の5 %以下 附属書4の 2.2 f)
最大目盛値の±2 %
試料ガスの流量の変化に対する安定性 附属書4の 2.2 g)
電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±2 % 附属書4の 2.2 h)
耐電圧 異常を生じてはいけない 附属書4の 2.2 i)
絶縁抵抗 5 MΩ以上 附属書4の 2.2 j)
5. 構造
5.1 構造一般
計測器の構造は,次の各項目に適合しなければならない。
a) 形状が正しく,組立て及び各部の仕上がりが良好で,堅ろうである。
b) 通常の運転状態で危険の生じるおそれがなく,安全で円滑に作動する。
c) 各部は,容易に機械的·電気的故障を起こさず,危険を生じない構造とする。
d) 結露などによって,計測器の作動に支障を生じない構造とする。
e) 光源,ヒータなどの発熱部に接する部分は,熱による変形及び機能の変化を起こさない構造とする。
f) 保守,点検の際,作業しやすく,危険のない構造とする。
5.2 構成
構成は,次の2種類に分類する。
a) 試料ガス連続採取方式 排ガス中から試料ガスを吸引し,保温された導管を通し,サンプル前処理装
置を通して,試料ガスを分析計に連続供給する方法。図1に示すように,試料採取部,分析計,指示
記録計などで構成する。
校正ガス導入口は,図示の3か所とし,目的に合わせて,適宜,選択使用するものとする。
――――― [JIS B 7981 pdf 5] ―――――
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JIS B 7981:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7935:1992(MOD)
JIS B 7981:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS B 7981:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISK0003:1998
- 標準物質 ― 標準ガス ― 二酸化炭素
- JISK0004:1998
- 標準物質 ― 標準ガス ― 二酸化硫黄
- JISK0055:2002
- ガス分析装置校正方法通則
- JISK0103:2011
- 排ガス中の硫黄酸化物分析方法
- JISK0151:1983
- 赤外線ガス分析計