JIS B 8349-2:2004 油圧―システム及び機器から発生する圧力脈動レベルの測定方法―第2部:ポンプにおける簡易測定方法

JIS B 8349-2:2004 規格概要

この規格 B8349-2は、+1 dB~-3 dBの誤差で油圧ポンプの圧力脈動の特性を測定する方法について規定。

JISB8349-2 規格全文情報

規格番号
JIS B8349-2 
規格名称
油圧―システム及び機器から発生する圧力脈動レベルの測定方法―第2部 : ポンプにおける簡易測定方法
規格名称英語訳
Hydraulic fluid power -- Determination of pressure ripple levels generated in systems and components -- Part 2:Simplified method for pumps
制定年月日
2004年11月20日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10767-2:1999(IDT)
国際規格分類

ICS

23.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
2004-11-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 8349-2:2004 PDF [24]
                                                                B 8349-2 : 2004 (ISO 10767-2 : 1999)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10767-2:1999,Hydraulic fluid power
−Determination of pressure ripple levels generated in systems and components−Part 2: Simplified method for
pumpsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 8349-2には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)試験報告書の様式
附属書B(参考)ポンプの圧力脈動を測定するための試験手順に関する一般的事項
附属書C(参考)参考文献

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8349-2 pdf 1] ―――――

B 8349-2 : 2004 (ISO 10767-2 : 1999)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 記号,単位及び図記号・・・・[2]
  •  5. 計測装置・・・・[2]
  •  6. 一般事項・・・・[2]
  •  7. 幾何学的パラメータ及び作動油の音速の決定・・・・[3]
  •  8. 有効周波数及び圧力範囲・・・・[4]
  •  9. 試験回路・・・・[4]
  •  10. 試験手順・・・・[6]
  •  11. 試験報告書・・・・[6]
  •  12. 規格適合表示・・・・[7]
  •  附属書A(規定)試験報告書の様式・・・・[8]
  •  附属書B(参考)ポンプの圧力脈動を測定するための試験手順に関する一般的事項・・・・[10]
  •  附属書C(参考)参考文献・・・・[18]

――――― [JIS B 8349-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8349-2 : 2004
(ISO 10767-2 : 1999)

油圧−システム及び機器から発生する圧力脈動レベルの測定方法−第2部 : ポンプにおける簡易測定方法

Hydraulic fluid power−Determination of pressure ripple levels generated in systems and components−Part 2: Simplified method for pumps

序文

 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 10767-2,Hydraulic fluid power−Determination of
pressure ripple levels generated in systems and components−Part 2: Simplified method for pumpsを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1. 適用範囲

 この規格は,+1 dB−3 dBの誤差で油圧ポンプの圧力脈動の特性を測定する方法につい
て規定する。
この規格は,油圧システムの騒音の要因となる油圧回路を振動させる周波数及び圧力の領域を対象とす
る。圧力脈動の値は,測定した値を計算し,処理して報告する。この規格は,油圧ポンプの圧力脈動特性
の測定方法及び試験と報告の手順を規定することによって,油圧システムの低騒音化を図ることを目的と
している。附属書Bは,この試験手順に関する基本事項の一般的な事項を記述したものである。
なお,圧力脈動の測定が,低圧又は,低周波数又は高精度を要求されている場合には,ISO 10767-1を用
いる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10767-2:1999,Hydraulic fluid power−Determination of pressure ripple levels generated in
systems and components−Part 2: Simplified method for pumps (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部 : 図記号
備考 ISO 1219-1:1991 Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−
Part 1: Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598:1985 Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格

――――― [JIS B 8349-2 pdf 3] ―――――

2
B 8349-2 : 2004 (ISO 10767-2 : 1999)
の該当事項と同等である。
JIS Z 8203 国際単位系(SI)及びその使い方
備考 ISO 1000:1992 SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain other
unitsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 9110-1:1990 Hydraulic fluid power−Measurement techniques−Part 1: General measurement principles
ISO 10767-1:1996 Hydraulic fluid power−Determination of pressure ripple levels generated in systems and
components−Part 1: Precision method for pumps

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142及び音響用語の定義はISO 10767-1によるほ
か,次による。
3.1 ポンプの出口通路長さ(pump outlet port passage length) LS 規定された試験条件での通常運転におけ
るポンプの出口から試験配管入口までの平均長さ。
3.2 ポンプの出口通路直径(pump outlet port passage diameter) DS 規定された試験条件での通常運転に
おけるポンプの出口から試験配管入口までの出口空間の平均直径。

4. 記号,単位及び図記号

4.1   この規格で用いる記号は,表1による。
4.2 この規格で用いる単位は,JIS Z 8203による。
4.3 この規格で用いる図記号は,JIS B 0125-1による。

5. 計測装置

5.1   流量,圧力,駆動軸回転速度及び作動油温度の測定に用いる計測装置は,ISO 9110-1による。
5.2 圧力脈動を測定するための圧力変換器は,ISO 9110-1によるもので,ポンプ軸回転周波数から最低
10 kHzまで正確に測定できる圧電形の変換器を用いる。
5.3 圧力脈動の調和成分は,周波数の関数をとる。これは,狭帯域のFFT(高速フーリエ変換)スペク
トルアナライザを用いて達成できる。分析は,ISO 9110-1によって,ポンプ軸回転周波数から最低10 kHz
まで正確に測定する。

6. 一般事項

6.1   平均圧力,駆動軸回転速度及び作動油温度は,ISO 9110-1の等級Bの精度で管理する。
6.2 圧力脈動データの測定には,要求された作動油を用いなければならない。試験に用いる作動油は,
供試ポンプに対して適合したものであることを確認しておく。

――――― [JIS B 8349-2 pdf 4] ―――――

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B 8349-2 : 2004 (ISO 10767-2 : 1999)
表 1 記号
記号 内容
B 作動油の体積弾性係数
c0 試験配管の弾性を考慮しない場合の作動油の基準音速
DL 試験配管の内径
DO, min 最小配管終端オリフィス直径
DO, max 最大配管終端オリフィス直径
DS ポンプの出口通路直径
E 試験配管材料の弾性係数
f1 ポンプ基本周波数
fmax この試験方法で測定できる最高周波数
4q
K オリフィスの流量係数K (1)
2O
πD p
LL 試験配管長さ
LS ポンプの出口通路長さ
Z 1回転当たりのポンピング数
n 調和次数 n=1,2,3,···
N ポンプ回転速度
Pn 圧力脈動のn次の調和成分の振幅 (すなわち,ピークからピークの1/2)
pOA f1からfmaxまでの圧力脈動のオーバオール値
pmax ポンプの最高出口圧力
pmin ポンプの最低出口圧力
p オリフィスでの圧力降下
q ポンプの平均流量
作動油の密度
t 試験配管の厚さ
VS ポンプの出口流路の容積
6.3 ポンプの入口配管を取り付けるときには,製造業者の定格条件内となるような入口圧力とし,回路
に空気が混入しないように注意しなければならない。
6.4 試験を開始する前に,製造業者の推奨に従ってポンプを運転する。
6.5 試験を開始する前に,すべての配管及び回路の機器から空気を除去するためにポンプを運転する。
すべての試験条件は,6.1に規定する条件内で安定していなければならない。
6.6 ポンプの入口配管,試験配管,機器及び供試ポンプの運転圧力は,定格圧力を超えないように注意
しなければならない。測定精度に影響を与えるので,試験回路に余分な附属機器を付け加えてはならない。
警告 : 配管圧力は,ポンプの流量及び試験回路に対して選定されたオリフィス径で決まる。誤ったオリ
フィス径の選定は,異常な配管圧力を発生させる。異常な配管圧力から人間及び試験機器を保護するため
に,安全対策が必要である。

7. 幾何学的パラメータ及び作動油の音速の決定

7.1   DS及びLSの値は,次のいずれかの方法によって求める。
a) Sの近似値としてポンプの出口ポートの直径を用い,ポンプ出口ポート容積VSの測定値から,次の
式(2)を用いてLSを計算する。

――――― [JIS B 8349-2 pdf 5] ―――――

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