JIS B 8385:2000 油圧―ポンプ・モータ及び一体形トランスミッション―パラメータの定義及び文字記号

JIS B 8385:2000 規格概要

この規格 B8385は、油圧ポンプ,モータ及び一体形トランスミッションに関する文字記号,次元,定義の正確な表現方法について規定。

JISB8385 規格全文情報

規格番号
JIS B8385 
規格名称
油圧―ポンプ・モータ及び一体形トランスミッション―パラメータの定義及び文字記号
規格名称英語訳
Hydraulic fluid power -- Pumps, motors and integral transmissions -- Parameter definitions and letter symbols
制定年月日
2000年6月20日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4391:1983(IDT)
国際規格分類

ICS

23.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
2000-06-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 8385:2000 PDF [13]
B 8385 : 2000 (ISO 4391 : 1983)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 8385 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8385 : 2000
(ISO 4391 : 1983)

油圧−ポンプ・モータ及び一体形トランスミッション−パラメータの定義及び文字記号

Hydraulic fluid power−Pumps, motors and integral transmissions− Parameter definitions and letter symbols

序文 この規格は,1983年に第2版として発行されたISO 4391, Hydraulic fluid power−Pumps, motors and
integral transmissions−Parameter definitions and letter symbolsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更
することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 油圧システムにおいて動力は閉じられた回路内の加圧流体によって伝達,制御される。ポ
ンプは回転機械動力を流体動力に変換する機器である。モータは流体動力を回転機械動力に変換する機器
である。一体形トランスミッションは片回転の可変速軸による入力を,片回転又は両回転の可変速軸出力
に変換する。
この規格は油圧ポンプ,モータ及び一体形トランスミッションの主要な技術特性について述べ,系統的
に定義するものである。この規格においては,これら特性に記号をあてはめ個々のケースに対応する添字
を加えることで,より明確に定義する方法を示す。また,パラメータの次元解析も示している。
2. 適用分野 この規格は,油圧ポンプ,モータ及び一体形トランスミッションに関する文字記号,次元,
定義の正確な表現法について規定する。
しかし,運転条件によって左右される寿命,材料の疲労と摩耗に関し,確実に根拠のある用語は定義し
えない。この分野は保留事項となっており,それぞれの場合の正確な研究にゆだねられるべきである。
3. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125 油圧及び空気圧用図記号
備考 ISO 1219 (Fluid power systems and components−Graphic symbols) からの引用事項は,この規格
の該当事項と同等である。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 (Fluid power systems and components−Vocabulary) からの引用事項は,この規格の該
当事項と同等である。
JIS Z 8202-0 量及び単位−第0部 : 一般原則

――――― [JIS B 8385 pdf 2] ―――――

2
B 8385 : 2000 (ISO 4391 : 1983)
備考 ISO 31-0 (Quantities and units−Part 0 : General principles) からの引用事項は,この規格の該当
事項と同等である。
JIS Z 8202-1 量及び単位−第1部 : 空間及び時間
備考 ISO 31-1 (Quantities and units−Part 1 : Space and time) からの引用事項は,この規格の該当事
項と同等である。
JIS Z 8202-2 量及び単位−第2部 : 周期現象及び関連現象
備考 ISO 31-2 (Quantities and units−Part 2 : Periodic and related phenomena) からの引用事項は,この
規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8202-3 量及び単位−第3部 : 力学
備考 ISO 31-3 (Quantities and units−Part 3 : Mechanics) からの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS Z 8202-4 量及び単位−第4部 : 熱
備考 ISO 31-4 (Quantities and units−Part 4 : Heat) からの引用事項は,この規格の該当事項と同等で
ある。
4. 定義 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS B 0142による。
5. 文字記号と添字の使用の指針
5.1 文字記号 文字記号については,7.を参照する。
5.2 文字記号のための添字 文字記号に用いられる添字については,8.を参照する。
5.3 文字記号と添字 記号の使い方は特別説明を要しないが,添字との組合せによって極めて多くの変
化が作られることになる。したがって,同じ事項に対し,記号と添字との異なる組合せが多くなり過ぎる
のを防ぐため,次の指針をもうける。
5.3.1 状況を明確にするため必要がある場合だけ,記号の右肩に文字 (P, M, T) を付けることにする。す
なわち,ポンプ,モータ及びトランスミッションに関する式を展開,比較する場合だけとする。
5.3.2 二つ又はそれ以上の添字が必要な場合には,それぞれの間にコンマを使用する。
5.3.3 第一番目の順位で使用するもの : 0, 1, 2
5.3.4
第二番目の順位で使用するもの : 3, b, d, e, g, h, hm, i, m, s, t, v,
5.3.5 第三番目の順位で使用するもの : c, dry, ex, f, fi, in, k, p, n
5.3.6 第四番目の順位で使用するもの : am, aux, lc, r, st
5.3.7 最後に使用するもの : a, ma, mi, max, min
5.3.8 添字付きの記号の使用例については,8.,9.,10.を参照する。
5.4 記号を付けない用語 記号を付けない用語は,12.を参照する。
6. 規格適合表示 この規格に適合することを試験報告書,カタログ及び販売資料において,記述する場
合は,次の文言を用いる。
“パラメータの定義と文字記号は,JIS B 8385(油圧−ポンプ・モータ及び一体形トランスミッション
−パラメータの定義及び文字記号)に適合する。”
7. 特性を表す文字記号

――――― [JIS B 8385 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 8385 : 2000 (ISO 4391 : 1983)
7.1 文字記号となるラテン及びギリシャ文字をアルファベット順に列挙
番号 用語 記号 次元 定義又は意味 対応英語
(参考)
7.1.1 力 F MLT−2 − Force
7.1.2 周波数 f T−1 − Frequency
7.1.3 慣性モーメント I ML2 Moment of inertia
可動部分の慣性のモーメントから計算さ
れた値。
7.1.4 体積弾性係数 K ML−1T−2 Bulk modulus
応力が物体の全側面に均一に加えられた
ときの,加わる応力と体積ひずみの関係。
圧縮率の逆数。
7.1.5 質量 m M − Mass
7.1.6 回転速度 n T−1 単位時間内の駆動軸の回転数。 Rotational frequency
(speed)
7.1.7 動力 P ML2T−3 − Power
7.1.8 圧力 p ML−1T−1 ある特定点における静的圧力。 Pressure
7.1.9 質量流量 qm MT−1 Mass flow rate
単位時間に流路の横断面を通過する流体
の質量。
7.1.10 体積流量 qv L3T−1 Volume flow rate
単位時間に流路の横断面を通過する流体
の体積。
7.1.11 剛性 S ML2T−2 Stiffness
ある軸に加わるトルクの変化と,その軸の
角位置の変化との比。
7.1.12 トルク T ML2T−2 − Torque
7.1.13 時間 t T − Time
7.1.14 瞬間押しのけ容 v L3 軸のある位置での押しのけ容積。 Instantaneus
積 displacement
7.1.15 吐き出し容積 V L3 Swept volume
1回の全ストローク,サイクル又は回転に
よって吐き出される,理論上は非圧縮な流
体の体積。
2
V 0vd
7.1.16 速度比 Z 1 二つの異なる装置の速度の比。 Speed ratio
7.1.17 熱膨張による体 愀 1 − Volume coefficient of
積膨張係数 thermal expansion
7.1.18 パラメータXの 堀 1 Xがあるパラメータの場合に Degree of irregularity
変動幅 Xmax Xmin for parameter X
X
Xmi
7.1.19 設定位置 攀 1 Position of setting
可変容量形の機器において,制御要素の位
置は,調整された位置における理論上の吐
出し容積Viと理論上の最大吐出し容積
Vi, maxとの比率で定められる。
Vi
Vi, max
7.1.20 効率 1 − Efficiency
7.1.21 温度 儀 − Temperature
7.1.22 角速度 T−1 Angular velocity
単位時間に軸が回転する角度(ラジアン
数)。
2

――――― [JIS B 8385 pdf 4] ―――――

4
B 8385 : 2000 (ISO 4391 : 1983)
7.2 その他の文字記号
番号 用語 記号 次元 定義又は意味 対応英語
(参考)
7.2.1 回転方向 測定者が軸端から見た方向で表す。 Direction of rotation
−時計回り R 1 −clockwise
−反時計回り L 1 −anti-clockwise
8. 特性を表す文字記号に付ける添字
8.1 添字となるラテン及びギリシャ文字をアルファベット順に列挙
番号 用語 添字 定義又は意味と使用例 対応英語
(参考)
8.1.1 許容条件 a 性能及び寿命を許容差内とするための条件。 Acceptable
conditions
8.1.2 周囲 am 周囲環境 (Surrounding) Ambient
8.1.3 補助 aux − Auxiliary
8.1.4 調整 b − Adjustment
8.1.5 周期的安定(動 c Cyclic stabilized
関連するパラメータが繰り返し変動し,一定間隔で同様
作)条件 に繰り返す条件。 conditions
8.1.6 ドレン d − Drainage
8.1.7 乾燥の表示 dry 流体充てん(填)を考慮しない表示。 Indication of dry
8.1.8 測定値 e 直接測定又は(計器による)測定値からの計算値。Measured value
8.1.9 外部 ex − External
8.1.10 流体 f − Fluid
8.1.11 充てん(填)度 fi ポンプの不完全な充てん度を表示する。 Filling
8.1.12 幾何学的 g 幾何学的寸法による計算。 Geometric
8.1.13 油圧 h − Hydraulic
8.1.14 油圧機械的 hm − Hydraulic mechanical
8.1.15 理論的 i − Theoretical
8.1.16 内部の in − Internal
8.1.17 圧縮性関連 k − Compressibility
related
8.1.18 局部的 lc − Local
8.1.19 機械的 m − Mechanical
8.1.20 算術平均 ma X1 X2 Xn Arithmetic mean
Xma
n
8.1.21 積分平均 mi 時間積分によって得られる平均値。 Integral mean
時間tにおける1回転中の平均値。
1 t1
Xmi oXdt
t1
8.1.22 動作の限界条件 min Limiting conditions
他のパラメータを固定したとき,あるパラメータが取り
max 得る限界値(最大値,最小値)。 of operation

――――― [JIS B 8385 pdf 5] ―――――

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  • ISO 4391:1983(IDT)

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