JIS B 8409:1994 油バーナ用圧力形電磁ポンプ

JIS B 8409:1994 規格概要

この規格 B8409は、灯油用バーナなどに使用する吐出し圧力700kPa{7kgf/cm×2}における吐出し量25l/h以下の圧力形の燃料油用往復動式電磁ポンプについて規定。

JISB8409 規格全文情報

規格番号
JIS B8409 
規格名称
油バーナ用圧力形電磁ポンプ
規格名称英語訳
Pressure type solenoid pumps for oil burners
制定年月日
1979年2月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

27.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1979-02-01 制定日, 1985-02-01 改正日, 1990-03-01 確認日, 1994-03-01 改正日, 2001-08-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2007-05-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 8409:1994 PDF [10]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8409-1994

油バーナ用圧力形電磁ポンプ

Pressure type solenoid pumps for oil burners

1. 適用範囲 この規格は,主に灯油(1)(以下,油という。)用バーナなどに使用する吐出し圧力700kPa
[{7kgf/cm2}] における吐出し量(2)25l/h以下の圧力形の燃料用往復動式電磁ポンプ(以下,電磁ポンプとい
う。)について規定する。
注(1) IS K 2203に規定する1号灯油。
(2) 灯油がバーナノズル又はそれに相当する絞り機構から吐き出される量の最大値(8.1及び8.3.1
参照)。
備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. この規格でいう圧力は,すべてゲージ圧である。
3. この規格の中で{}を付けて示した単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考
値である。
2. 種類及び記号 ポンプの種類及び記号は,吐出し量,定格電圧及び定格周波数によって,次のように
区分する。
(1) 吐出し量による区分 吐出し量による区分は,表1による。
表1 吐出し量による区分
単位 l/h
記号 吐出し量
K 10 1.0
K 16 1.6
K 20 2.0
K 25 2.5
K 32 3.2
K 36 3.6
K 40 4.0
K 45 4.5
K 50 5.0
K 63 6.3
K 90 9.0
K125 12.5
K180 18.0
K250 25.0
(2) 定格電圧による区分 定格電圧による区分は,表2による。

――――― [JIS B 8409 pdf 1] ―――――

2
B 8409-1994
表2 定格電圧による区分
記号 定格電圧による区分
100 交流100V
200 交流200V
(3) 定格周波数による区分 定格周波数による区分は,表3による。
表3 定格周波数による区分
記号 定格周波数による区分
50 50Hz専用形
60 60Hz専用形
50/60 50/60Hz共用形
50/60T 50/60Hz選択形
3. 性能 性能は,8.によって試験し,表4に適合しなければならない。
表4 性能
項目 性能 試験方法
吐出し量 表1の規定に適合すること。 8.3.1
吸込み性 1分間以内で液柱−0.3mの値が得られること。 8.3.2
耐圧 破損,変形,き裂,油漏れなどの異状がないこと。 8.3.3
騒音 次の値を超えないこと。 8.3.4
許容最高温度 次の値を超えないこと。 8.3.5
備考 絶縁の種類は,
JIS C 4003によ
る。
電圧変動特性 表1の値の±10%の範囲内であること。 8.3.6
絶縁抵抗 10M 坎 上であること。 8.3.7
耐電圧 耐えること。 8.3.8
低温 始動性 始動すること。 8.3.9
特性 吐出し量 表1の値の90%以上であること。
高温 吐出し量 表1の値の90%以上であること。 8.3.10
特性 吸込み性 1分以内で液柱−0.3mの値が得られること。
耐熱性 8.3.11
機能上支障がある膨れ,変形,その他の異状がないこと。
耐 絶縁抵抗 3M 坎 上であること。 8.3.12
湿 耐電圧 耐えること。

――――― [JIS B 8409 pdf 2] ―――――

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B 8409-1994
項目 性能 試験方法
耐 吐出し量 表1の値の90%以上であること。 8.3.13
久 油漏れ 油漏れがないこと。
性 絶縁抵抗 10M 坎 上であること。
耐電圧 耐えること。
4. 構造
4.1 構造一般 ポンプは,付図1及び付図2に示すような構造のもので,外部への油漏れがなく,通常
工具を用いて容易に着脱できなければならない。
4.2 各部の構造 ポンプの各部の構造は,次による。
(1) 本体 使用上,十分な強度をもたなければならない。
(2) プランジャ,ピストン及びシリンダ 運転中,作動が円滑で固着,異音,その他異常を生じるおそれ
があってはならない。
(3) ばね 使用上十分な強度をもち,折損などのおそれがあってはならない。
(4) 電磁コイル 絶縁が十分で通常運転による発熱によって変形,割れなどが生じてはならない。
(5) 吸込み弁,吐出し弁 開閉作動が円滑でなければならない。
1又
(6) 吸込み口,吐出し口 ねじ継手とし,ねじは,JIS B 0202又はJIS B 0203で,ねじの大きさは,8
1とする。
は4
(7) ストレーナ ストレーナを内蔵するものは,吐出し量をろ過する能力をもち,ふるい目の開きは,JIS
Z 8801の300 下とする。
5. 取付部の寸法 ポンプの取付部の寸法は,付図3による。
6. 外観 ポンプの外壁は,各部の仕上げが良好で,割れ及び使用上有害なきず,鋳巣,ばりなどの欠陥
があってはならない。
7. 材料 ポンプの主要部に使用する材料は,通常の使用状態で,耐熱性,強度,耐食性,安全性及び耐
久性があるものでなければならない。
8. 試験方法
8.1 試験条件 特に規定する場合を除き次による。
(1) 試験油及び周囲温度は,535℃とする。
(2) 電源は,定格電圧及び定格周波数とする。
(3) 吐出し圧力は,700kPa [{7kgf/cm2}] とする。
8.2 試験装置 試験装置は,次による。
(1) 試験装置,及び供試ポンプの配置は,付図4による。
(2) 油タンクの容量は,試験による油温の上昇が10℃を超えない程度の大きさとする。
(3) 温度計,JIS B 7411に規定するものを用いる。
(4) 吸込み管は,内径46mm,長さ2m以下とする。
(5) マノメータは,JIS Z 8751に規定する開管油マノメータを用いる。

――――― [JIS B 8409 pdf 3] ―――――

4
B 8409-1994
(6) 圧力計は,JIS B 7505に規定する最高目盛1.5MPa [{15kgf/cm2}],精度1.5級以上のオリフィス(穴径
0.40.5mm,長さ58mm)付きのものを用いる。
(7) メスシリンダは,JIS R 3505に規定するメスシリンダで測定体積が最高目盛の21以上になるような呼
び容量のものを用いる。
(8) 絞り機構は,ポンプの吐出し側の圧力を設定するもので,ノズル又は可変絞り弁を用いる。
8.3 試験方法
8.3.1 吐出し量 付図4に示すような装置によってH=0とし,吐出し側の絞り機構によって吐出し圧力
を700kPa [{7kgf/cm2}] に保って行い,供試ポンプから吐き出される試験油の体積を3回以上測定し,その
平均値を算出する。1回の測定は,1分間以上とし,容積は,100ml以上とする。
なお,測定に疑義を生じない場合は,校正された流量計などによってもよい。
8.3.2 吸込み性 付図4に示す装置によって,運転状態で吐出し圧力を700kPa [{7kgf/cm2}] に保持しなが
ら供試ポンプの吸込み側を絞った後,吸込み側の圧力が液柱−0.3mに到達する時間を測定する。
8.3.3 耐圧 供試ポンプに油を満たした状態で,吐出し側を閉じ,吸込み側から吐出し圧力の1.5倍の圧
力を3分間加えた後,異常の有無を調べる。
8.3.4 騒音 供試ポンプを床面から1mの高さで共鳴音が発生しないようにつり下げた状態で表1の吐出
し量で運転し,ポンプの表面から水平に1m離れた各点でJIS B 8350の方法によってA特性で測定する。
8.3.5 許容最高温度 8.1の条件で連続で運転し,温度がほぼ一定に達したとき,コイルの温度を抵抗法
で測定する。
8.3.6 電圧変動特性 供試ポンプを8.3.1の試験を運転した後,定格電圧の90%及び110%の電圧を加え,
それぞれの吐出し量を調べる。
8.3.7 絶縁抵抗 JIS C 1302に規定する500V絶縁抵抗計によって,充電部と非充電金属部との間の絶縁
抵抗を測定する。
8.3.8 耐電圧 充電部と非充電金属部との間に50Hz又は60Hzの正弦波に近い表5に示す試験電圧のい
ずれかを加え,耐えるかどうかを調べる。
表5 試験電圧
単位 V
定格電圧 試験電圧
1分間 1秒間
100 1 000 1 200
200 1 500 1 800
8.3.9 低温特性 供試ポンプに油を満たした状態で−20±2℃の低温槽内に5時間置いた後,そのままの
状態で次の試験を行う。
(1) 始動性 定格電圧の90%の電圧を通電し,始動するかどうかを調べる。
(2) 吐出し量 8.1(3)の条件で8.3.1の試験を行う。
なお,油タンクは槽内に,測定装置は,槽外に置いて行う。
8.3.10 高温特性 供試ポンプを60±2℃の恒温槽内で8.1(2),(3)の条件で,24時間作動させた後,そのま
まの状態で直ちに8.3.1及び8.3.2の試験を行う。
なお,油タンク及び測定装置は,槽外に置いて行う。

――――― [JIS B 8409 pdf 4] ―――――

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B 8409-1994
8.3.11 耐熱性 供試ポンプを70±2℃の恒温槽に24時間放置した後,槽から取り出し,供試ポンプを分
解し,熱的影響を受けるおそれがある部分に使用しているゴム,プラスチックなどについて目視によって
異常の有無を調べる。
なお,この試験は,供試ポンプに油を入れない状態で行う。
8.3.12 耐湿性 供試ポンプを周囲温度20±2℃,相対湿度9095%の槽内で48時間作動させた後,槽か
ら取り出し,水滴などが付着したときは,これを十分ふき取って8.3.7及び8.3.8の試験を行う。
8.3.13 耐久性 8.1の条件で供試ポンプを連続5 000時間運転,又は1分間運転,1分間停止を1サイクル
として100 000サイクル行った後,8.3.1,8.3.3,8.3.7及び8.3.8の試験を行う。
なお,試験用油は,状況に応じて取り換えなければならない。
9. 検査
9.1 形式検査 形式検査は,新規の設計又は改造によって,性能に影響を及ぼすとみなされるものにつ
いて,次の各項目の検査を行い,3.6.及び11.の規定に適合しなければならない。
(1) 構造
(2) 外観
(3) 取付部の寸法
(4) 吐出し量
(5) 吸込み性
(6) 耐圧
(7) 騒音
(8) 許容最高温度
(9) 電圧変動特性
(10) 絶縁抵抗
(11) 耐電圧
(12) 低温特性
(13) 高温特性
(14) 耐熱性
(15) 耐湿性
(16) 耐久性
(17) 表示
9.2 受渡検査 受渡検査は,形式検査に合格し,性能の確認されたポンプと同種類のものについて,次
の各項目の検査を行い,3.,6.及び11.の規定に適合しなければならない。ただし,検査項目は,受渡当事
者間の協定によって,その一部を省略することができる。
(1) 外観
(2) 吐出し量
(3) 絶縁抵抗
(4) 耐電圧
(5) 表示

――――― [JIS B 8409 pdf 5] ―――――

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JIS B 8409:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8409:1994の関連規格と引用規格一覧