JIS B 8607:2020 冷媒用フレア及びろう付け管継手

JIS B 8607:2020 規格概要

この規格 B8607は、銅及び銅合金に対して腐食性のない冷媒を用いた,冷凍装置の銅管及び銅合金管の接続に使用するフレア管継手(管端部のフレア加工を含む。),銅合金ろう付けソケット管継手及びろう付け管継手について規定。

JISB8607 規格全文情報

規格番号
JIS B8607 
規格名称
冷媒用フレア及びろう付け管継手
規格名称英語訳
Flare type and brazing type fittings for refrigerants
制定年月日
1975年9月1日
最新改正日
2020年3月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.040.40, 27.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1975-09-01 制定日, 1978-09-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1990-03-01 改正日, 1999-09-20 改正日, 2002-09-20 改正日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2020-03-23 改正
ページ
JIS B 8607:2020 PDF [26]
                                                                                   B 8607 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類及び種別・・・・[2]
  •  4.1 管継手・・・・[2]
  •  4.2 管継手接続配管・・・・[2]
  •  5 性能・・・・[2]
  •  5.1 耐圧性能・・・・[2]
  •  5.2 気密性能・・・・[3]
  •  6 形状・寸法・・・・[3]
  •  6.1 フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の基本的な形状・寸法・・・・[3]
  •  6.2 ろう付け管継手の種類,形状及び寸法・・・・[7]
  •  7 外観・・・・[11]
  •  8 材料・・・・[11]
  •  9 製造方法・・・・[12]
  •  10 耐圧及び気密の性能試験方法・・・・[12]
  •  10.1 フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の試験の場合・・・・[12]
  •  10.2 ろう付け管継手の試験の場合・・・・[12]
  •  11 検査・・・・[12]
  •  12 管継手の呼び方・・・・[13]
  •  12.1 フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手・・・・[13]
  •  12.2 ろう付け管継手・・・・[13]
  •  13 表示・・・・[13]
  •  附属書A(規定)冷媒配管用銅及び銅合金管の肉厚・・・・[14]
  •  附属書B(規定)一般冷媒配管用ろう付け管継手の種類及び寸法・・・・[20]
  •  附属書C(参考)ろう付け管継手の最小肉厚・・・・[22]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8607 pdf 1] ―――――

B 8607 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本冷凍空調学会(JSRAE)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産
業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産
業規格である。これによって,JIS B 8607:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8607 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
B 8607 : 2020

冷媒用フレア及びろう付け管継手

Flare type and brazing type fittings for refrigerants

1 適用範囲

  この規格は,銅及び銅合金に対して腐食性のない冷媒を用いた,冷凍装置の銅管及び銅合金管の接続に
使用するフレア管継手(管端部のフレア加工を含む。),銅合金ろう付けソケット管継手及びろう付け管継
手(以下,管継手という。)について規定する。
なお,最高使用圧力4.30 MPaを超える冷媒については,ろう付け管継手だけに適用する。
注記 この規格で用いる圧力は,ゲージ圧力をいう。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0208 ユニファイ細目ねじ
JIS B 0212 ユニファイ細目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 0405 普通公差−第1部 : 個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管
ISO 817,Refrigerants−Designation and safety classification
ISO 14903,Refrigerating systems and heat pumps−Qualification of tightness of components and joints

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
毒性冷媒
生体に暴露(ばくろ)された場合,ヒト及び動物に病的な症状,又は生体にとって有害な変化を引き起
こす性質をもつISO 817の安全分類において,Bに区分される冷媒。
長期反復暴露による慢性毒性と単一の短期暴露による急性毒性とがある。
3.2
可燃性冷媒
火炎がある距離だけ自己伝ぱ(播)する性質をもち,ISO 817の安全分類において,2L : 弱燃性,2 : 可
燃性,3 : 強燃性 のいずれかに区分される冷媒。

――――― [JIS B 8607 pdf 3] ―――――

2
B 8607 : 2020
3.3
冷凍装置
圧縮機,凝縮器,受液器,蒸発器,配管などによって冷凍サイクルを構成するシステムで,圧縮機を駆
動する原動機及び冷媒を制御する制御装置を含む冷凍のための装置一式。
注記 ヒートポンプ装置も含む。

4 種類及び種別

4.1 管継手

  管継手の種類及び種別,並びに管継手の形状及び寸法は,表1による。
表1−管継手の種類及び種別
管継手の種類 種別[最高使用圧力(設計圧力)及び形状・寸法]
第1種 第2種 第3種 第4種
3.45 MPa以下 3.45 MPa超 4.30 MPa超 4.80 MPa超
4.30 MPa以下 4.80 MPa以下 15.00 MPa以下
フ 毒性冷媒以外の冷媒 表5 表5 − −
レ 表6 a) 表6 b)

管 毒性 住宅,ホテルなどの人が就寝する部 使用 使用 − −
継 冷媒 屋,病院などの人がその行動が拘束 不可 不可

される場所,不特定多数の人がいる
場所などに置かれた冷凍装置の配
管継手に用いる場合。
上記に記載する以外の場所(例え 表5 表5 − −
ば,機械室,屋外など) 表6 a) 表6 b)
銅合金ろう付けソケット管継手 表7 表7 表7 −
ろ 接合銅管基準外径3.17 mm22.22 mm 表9 表9 表9 表9
う 表10 表10 表10 表10

け 接合銅管基準外径25.40 mm44.45 mm 表9 表9 − 表9
管 表10 表10 表10

手 接合銅管基準外径31.75 mm79.38 mm 表9 − − 表9
表10 表10
注記1 表中の−印は,規定していないことを示す。
注記2 種別と最高使用圧力との区分による対象冷媒の例を,次に示す。
種別 対象冷媒の例
第1種 R22,R134a,R404A,R407C,R507Aなど(高圧側)
第2種 R410A,R32など(高圧側)
第3種 4.30 MPaを超え,4.80 MPa以下で使用する冷媒(高圧側)
第4種 R744(CO2)など(高圧側)

4.2 管継手接続配管

  フレア及びろう付け接続する一般冷媒配管用銅管の種類及び寸法は,附属書Aに示す。

5 性能

5.1 耐圧性能

  耐圧性能は,箇条10の試験を行ったとき,漏れ,異常な変形及び破壊があってはならない。
可燃性冷媒を使用する場合,室内でフレア接続を再使用するときは,フレア部を再製作しなければなら

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B 8607 : 2020
ない。

5.2 気密性能

  気密性能は,箇条10の試験を行ったとき,漏れがあってはならない。
可燃性冷媒を使用する場合,室内でフレア接続を再使用するときは,フレア部を再製作しなければなら
ない。

6 形状・寸法

6.1 フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の基本的な形状・寸法

  フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の基本的な形状・寸法は,次による。
a) 管継手の形状・寸法及び寸法許容差は,表2表7による。
b) 管継手には,断面の急激な変化があってはならない。管継手に断面積変化が必要な場合には,適切な
丸み又は勾配(特に指定がない場合,R0.1程度の丸み又はC0.1程度の面取り)を付けて,断面の急
激な変化を避けなければならない。
c) 寸法許容差の指定がない場合には,JIS B 0405に規定する公差等級が中級の許容差を適用する。
d) 表5及び表7の管継手において,冷媒の通路となるドリル孔は,直線状に両端面からあけられている
場合には,相互に中心線が0.2 mm以上の偏心があってはならない。
e) 管継手におけるねじの中心とフレアシート部の中心とは,0.125 mmを超える偏心があってはならな
い。ただし,表4のフレア管端の振れは,0.4 mm以下でなければならない。測定箇所については,図
1による。
f) 管継手の冷媒の通路の交わり点における断面積は,孔の径が小さい方の通路の断面積よりも小さくて
はならない。
g) 管継手本体の厚さは,管継手のいかなる部分でも,内外径及び半径方向の振れに対する寸法及び許容
差によって定まる厚さよりも小さくてはならない。
h) フレア管継手に用いるねじは,次による。
1) ねじは,第1種及び第2種共に共通で,表5及び表6のJIS B 0208に規定するねじを使用する。た
だし,呼び11/16−14 UNSねじは,3) の規定による。
2) ねじの等級は,特に指定がない場合,JIS B 0212によって,おねじに対しては2A,めねじに対して
は2Bとする。
3) 呼び11/16−14 UNSねじについては,基準寸法を表2に,許容限界寸法及び公差を表3に規定する。
表2−呼び11/16−14 UNSねじの基準寸法
単位 mm
ねじの呼び ねじ山数 (参考) ひっかかり めねじ
(25.4 mmにつき) ピッチ の高さ 谷の径D 有効径D2 内径D1
n P H1 おねじ
外径d 有効径d2 谷の径d1
11/16−14 UNS 14 1.814 0.982 26.987 25.809 25.024
この表で使用している記号の定義については,JIS B 0208の2.(基準山形,公式及び基準寸法)による。
基準寸法は,JIS B 0208の2.2(公式)による。

――――― [JIS B 8607 pdf 5] ―――――

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JIS B 8607:2020の関連規格と引用規格一覧