JIS B 9809:1991 スプレーガン

JIS B 9809:1991 規格概要

この規格 B9809は、圧縮空気によって塗料を霧化し,被塗物に付着させて塗装する一般塗装用スプレーガンについて規定。

JISB9809 規格全文情報

規格番号
JIS B9809 
規格名称
スプレーガン
規格名称英語訳
Spray guns
制定年月日
1968年4月1日
最新改正日
2017年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

87.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-04-01 制定日, 1971-04-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1976-10-01 改正日, 1979-11-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1990-03-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 2001-08-20 確認日, 2007-05-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 9809:1991 PDF [8]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9809-1991

スプレーガン

Spray guns

1. 適用範囲 この規格は,圧縮空気によって塗料を霧化し,被塗物に付着させて塗装する一般塗装用ス
プレーガン(以下,スプレーガンという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を次に示す。
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS K 5402 塗料用フォードカップ
JIS K 5531 ニトロセルロースラッカー
JIS P 3101 印刷用紙
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) パターン 平面に対して直角に,瞬間的に吹き付けたときにできる塗り跡の形状。円形のものを丸パ
ターン,だ円形のものをだ円パターンという。
(2) パターン開き パターンの大きさ。丸パターンでは円形の直径,だ円パターンではだ円形の長径で表
す。
(3) 丸吹き,平吹き 丸吹きとは丸パターンが,平吹きとはだ円パターンが得られる噴霧方式。
(4) 本体 スプレーガンの主体となる部分。これに各部分品を取り付ける。
(5) 空気キャップ 空気を噴出して塗料を霧化し,パターンを整える部品。
(6) 塗料ノズル 塗料を噴出する部品。
(7) 塗料ノズル口径 塗料ノズル先端の噴出口の内径。
(8) ニードル弁 塗料ノズルの噴出口の開閉を行う部品。
(9) 空気弁 空気通路の開閉を行う部品。
(10) 引金 指によって操作し,ニードル弁と空気弁とを作動させる部品。
(11) 塗料噴出量調節装置 ニードル弁の動きを加減し,塗料噴出量を調節する装置。
(12) 空気量調節装置 スプレーガンが使用する空気量を調節する装置。
(13) パターン開き調節装置 空気キャップのつの部小穴に送る空気量を加減し,パターン開きを調節する
装置。
(14) 吹付空気圧力 引金を引いたときの空気ニップル部の静圧。
(15) 空気使用量 スプレーガンが使用する単位時間当たりの空気量。
(16) 塗料噴出量 吹付けによって塗料ノズルから噴出する単位時間当たりの塗料の容量。

――――― [JIS B 9809 pdf 1] ―――――

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B 9809-1991
3. 種類 スプレーガンの種類は,塗料供給方式,被塗物による区分,噴霧方式及び塗料ノズル口径によ
って分類し,表1のとおりとする。
表1 スプレーガンの種類
単位 mm
塗料供給 被塗物に 噴霧方式 塗料ノズル口径
方式 よる区分
重力式(1) S 丸吹き 0.5 0.6 0.8 1.0 − − − − − − − − − −
吸上式(2) S 平吹き − − 0.8 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.8 − − −
重力式 L 平吹き − − − − − − 1.3 1.4 1.5 1.6 1.8 2.0 2.5 3.0
圧送式(3) S 平吹き − − 0.8 1.0 1.1 1.2 − − − − − − − −
L 平吹き − − − 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.8 2.0 − −
注(1) 塗料容器を,スプレーガンの上部に取り付け,塗料が重力によって塗料ノズルに送られ
る方式。
(2) 塗料容器を,スプレーガンの下部に取り付け,塗料がスプレーガンから噴出する空気に
よって生じる負圧によって吸い上げられる方式。
(3) 塗料が加圧されて,塗料ノズルに送られる方式。
備考1. 被塗物による区分のSは,空気使用量,塗料噴出量が比較的少なく,一般に小形被塗
物に使用するものを示し,Lは,空気使用量,塗料噴出量が比較的多く,一般に大形
被塗物に使用するものを示す。
2. 丸吹きスプレーガンとは,丸吹きだけができるものをいい,平吹きスプレーガンとは,
平吹きを主とするものをいう。
4. 主要部品名称 スプレーガンの主要部品名称は,図1による。

――――― [JIS B 9809 pdf 2] ―――――

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B 9809-1991
図1 主要部品名称
備考 この図は,部品名称の説明図であり,構造を規定するものではない。
5. 性能
5.1 空気使用量,塗料噴出量及びパターン開き スプレーガンの空気使用量,塗料噴出量及びパターン
開きは,8.によって試験を行い,表2のとおりとする。

――――― [JIS B 9809 pdf 3] ―――――

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B 9809-1991
表2 空気使用量,塗料噴出量及びパターン開き
塗料供給 被塗物に噴霧方式 塗料ノズル口径 空気使用量 塗料噴出量 パターン開き
方式 よる区分 mm l/min ml/min mm
重力式 S 丸吹き 0.5 40以下 10以上 15以上
0.6 45以下 15以上 15以上
0.8 60以下 30以上 25以上
1.0 70以下 50以上 30以上
吸上式 S 平吹き 0.8 160以下 45以上 60以上
重力式 1.0 170以下 50以上 80以上
1.1 185以下 60以上 90以上
1.2 200以下 80以上 100以上
1.3 220以下 90以上 110以上
1.4 240以下 95以上 120以上
1.5 260以下 100以上 130以上
1.6 280以下 120以上 140以上
1.8 300以下 130以上 150以上
L 平吹き 1.3 280以下 120以上 150以上
1.4 310以下 130以上 155以上
1.5 330以下 140以上 160以上
1.6 350以下 160以上 170以上
1.8 400以下 180以上 180以上
2.0 450以下 200以上 200以上
2.5 480以下 230以上 230以上
3.0 560以下 270以上 260以上
圧送式 S 平吹き 0.8 270以下 150以上 150以上
1.0 300以下 200以上 170以上
1.1 320以下 220以上 175以上
1.2 340以下 240以上 180以上
L 平吹き 1.0 500以下 250以上 200以上
1.1 560以下 300以上 220以上
1.2 620以下 350以上 240以上
1.3 650以下 400以上 260以上
1.4 660以下 460以上 280以上
1.5 670以下 520以上 300以上
1.6 700以下 600以上 320以上
1.8 710以下 650以上 330以上
2.0 720以下 700以上 340以上
5.2 パターン及び塗膜厚さの分布 パターン及び塗膜厚さの分布は,8.によって試験を行い,次による。
(1) パターンは,片寄り,中くびれなどの変形がなく,空気キャップを任意の位置から180°回した後も
同じパターンが得られること。
(2) 塗膜厚さの分布は正常であり,塗膜の仕上がりに有害な影響を及ぼすような,粗い塗料の噴霧粒子が
あってはならない。
(3) 吹始め及び吹終わりに,塗料の粗い噴霧粒子が噴出したり,吹付け中に息切れなどがあってはならな
い。
6. 構造及び寸法 スプレーガンの構造及び寸法は,次による。

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B 9809-1991
(1) 引金を引くと空気が噴出し,次に塗料が噴出するものとする。
(2) 塗料噴出量調節装置及びパターン開き調節装置を備えること。ただし,パターン開き調節装置は,丸
吹き−平吹き切換装置を用いてもよい。
また,重力式丸吹きスプレーガンには,パターン開き調節装置を備えなくてもよい。
(3) 各部から塗料の漏れがなく,性能に影響を及ぼすような空気漏れがないこと。
(4) 空気ニップル及び塗料ニップルの寸法は,表3による。
なお,ねじは,JIS B 0202によって,等級は,B級とする。
表3 空気ニップル及び塗料ニップルの寸法
単位 mm
ニップル D d L 懿 度)
ねじの呼び
空気ニップル G1/4 8.5 11以上 30
塗料ニップル G1/4 8.5 11以上 30
G3/8 11.5 12以上 60
備考 塗料ニップルのねじは、被塗物による区分SにはG1/4、Lに
はG3/8を用いるのがよい。
7. 材料 各部に使用する材料は,その使用状態において,機械的に十分使用できるものであって,5.の
規定を満足するものでなければならない。
参考 5.の規定を満足する材料の例を,参考表1に示す。
8. 試験方法
8.1 試験項目 スプレーガンの試験項目は,次による。
(1) 空気使用量
(2) 塗料噴出量
(3) パターン,パターン開き,塗膜厚さの分布及び塗料の噴霧粒子
(4) 塗料漏れ
8.2 試験条件 スプレーガンの試験条件は,表4による。
なお,塗料噴出量調節装置,パターン開き調節装置及び空気量調節装置は全開とする。

――――― [JIS B 9809 pdf 5] ―――――

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JIS B 9809:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9809:1991の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISK5402:1971
塗料用フォードカップ
JISK5531:2003
ニトロセルロースラッカー
JISP3101:1989
印刷用紙