JIS C 3606:2003 高圧架橋ポリエチレンケーブル

JIS C 3606:2003 規格概要

この規格 C3606は、6600V以下の電力用の回路に使用する電力ケーブルで,導体を架橋ポリエチレンで絶縁し,塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンド,ポリエチレン又はポリエチレン樹脂を主体とした耐燃性コンパウンドでシースを施した架橋ポリエチレンケーブルについて規定。

JISC3606 規格全文情報

規格番号
JIS C3606 
規格名称
高圧架橋ポリエチレンケーブル
規格名称英語訳
High-voltage cross-linked polyethylene insulated cables
制定年月日
1968年10月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60502-2:1997(MOD)
国際規格分類

ICS

29.060.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
改訂:履歴
1968-10-01 制定日, 1971-06-01 改正日, 1974-04-01 確認日, 1975-01-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1986-05-01 確認日, 1987-05-01 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-06-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 3606:2003 PDF [31]
                                                                                   C 3606 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人 日本電
線工業会(JCMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS C 3606:1993は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60502-2:1997,Power cables with
extruded insulation and their accessories for rated voltages from 1kV(Um=1.2kV) p to 30kV(Um=36kV) - Part 2 :
Cables for rated voltages from 6kV(Um=7.2kV) p to 30kV(36kV)を基礎として用いた。
JIS C 3606には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格の対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 3606 pdf 1] ―――――

C 3606 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類及び記号・・・・[2]
  •  4. 特性・・・・[2]
  •  5. 材料,構造及び加工方法・・・・[3]
  •  6. 試験方法・・・・[4]
  •  6.1 外観・・・・[4]
  •  6.2 構造・・・・[4]
  •  6.3 導体抵抗・・・・[4]
  •  6.4 耐電圧・・・・[4]
  •  6.5 絶縁抵抗・・・・[4]
  •  6.6 絶縁体及びシースの引張り・・・・[4]
  •  6.7 加熱・・・・[4]
  •  6.8 加熱変形・・・・[4]
  •  6.9 耐寒・・・・[5]
  •  6.10 難燃・・・・[5]
  •  6.11 耐油・・・・[5]
  •  6.12 発煙濃度・・・・[5]
  •  6.13 燃焼時発生ガスの酸性度及び導電率・・・・[5]
  •  6.14 静電容量(参考試験)・・・・[5]
  •  7. 検査・・・・[5]
  •  8. 製品の呼び方・・・・[6]
  •  9. 表示及び包装・・・・[6]
  •  9.1 ケーブルの表示・・・・[6]
  •  9.2 包装の表示・・・・[6]
  •  9.3 包装・・・・[6]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格の対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 3606 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3606 : 2003

高圧架橋ポリエチレンケーブル

High-voltage cross-linked polyethylene insulated cables

序文 この規格は,1997年に第1版として発行されたIEC 60502-2:1997,Power cables with extruded insulation
and their accessories for rated voltages from 1kV(Um=1.2kV) p to 30kV(Um=36kV) - Part 2 : Cables for rated
voltages from 6kV(Um=7.2kV) p to 30kV(36kV)及びAmendment 1:1998の一部に対応する日本工業規格(日本産業規格)であ
るが,我が国の配電事情を考慮し、技術的内容を変更して作成している。
なお、この規格は、原国際規格と相違する項目が大部分に及ぶため、その変更箇所を表す測線又は下線
を施して示してはいないが、変更の一覧を、その説明を付けて附属書(参考)として示している。
なお,対応国際規格と相違する事項の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,6 600 V以下の電力用の回路に使用する電力ケーブルで,導体を架橋ポリエチ
レンで絶縁し,塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンド(以下,ビニルという。),ポリエチレン又はポ
リエチレン樹脂を主体とした耐燃性コンパウンド(以下,耐燃性ポリエチレンという。)でシースを施した
架橋ポリエチレンケーブル(以下,ケーブルという。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60502-2:1997,Power cables with extruded insulation and their accessories for rated voltages from
1kV(Um=1.2kV) p to 30kV(Um=36kV) - Part 2 : Cables for rated voltages from 6kV(Um=7.2kV)
up to 30kV(36kV) (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0081 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験−煙による光の不透過度の測定−小規模静的試
験方法−材料
備考 IEC 60695-6-31 : 1999, Fire hazard testing- Part 6-31: Smoke obscuration - Small-scale static test -
Material が,この規格と一致している。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3102 電気用軟銅線
JIS C 3666-2 電気ケーブルの燃焼時発生ガス測定試験方法−第2部 : 電気ケーブル材料の燃焼時にお
けるpH及び導電率による発生ガスの酸性度測定
備考 IEC 60754-2:1991,Test on gases evolved during combustion of electric cables−Part 2 :
Determination of degree of acidity of gases evolved during the combustion of materials taken from

――――― [JIS C 3606 pdf 3] ―――――

2
C 3606:2003
electric cables by measuring pH and conductivity, Amendment 1 (1997) が,この規格と一致している。

3. 種類及び記号

 種類及び記号は,表1による。
表 1 種類及び記号
種類 記号(1) 形状
6 600 V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル 6 600 V CV 単心及び
6 600 V 架橋ポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル 6 600 V CE 3心一括シース形
6 600 V 架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル 6 600 V CE/F(2)
6 600 V トリプレックス形架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル 6 600 V CVT トリプレックス形
6 600 V CET
6 600 V トリプレックス形架橋ポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル
600 V CET/F(3)
6 600 V トリプレックス形架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル 6
注(1) 記号の意味は,次による。
C : 架橋ポリエチレン
V : ビニル
E : ポリエチレン
T : トリプレックス形
/F : 耐燃性(ただし,ハロゲン元素を含まず低発煙性のもの。)
(2) 通称は,EM−CE。
(3) 通称は,EM−CET。

4. 特性

 特性は,6.によって試験を行ったとき,表2による。
表 2 特性
試験方法
項目 特性
適用箇条
導体抵抗 付表13の値以下 6.3
耐電圧 付表13の試験電圧に10分間耐えなければ 6.4
ならない。
絶縁抵抗 付表13の値以上 6.5
絶縁体及びシー 架橋ポリエチレン 引張強さ 10 MPa以上 6.6
スの引張り 伸び 200 %以上
ビニル 引張強さ 10 MPa以上
伸び 120 %以上
ポリエチレン及び耐燃性引張強さ 10 MPa以上
ポリエチレン 伸び 350 %以上
加熱 架橋ポリエチレン 引張強さ 加熱前の値の80 %以上 6.7
伸び
ビニル 引張強さ 加熱前の値の85 %以上
伸び 加熱前の値の80 %以上
ポリエチレン及び耐燃性引張強さ
ポリエチレン 伸び 加熱前の値の65 %以上
加熱変形 架橋ポリエチレン 厚さの減少率40 %以下 6.8
ビニル 厚さの減少率50 %以下
ポリエチレン及び耐燃性ポリエチレン 厚さの減少率10 %以下
耐寒 試験片が破壊してはならない。
ビニルシース及び耐燃性ポリエチレン 6.9
シース
難燃 60秒以内で自然に消えなければならない。
ビニルシースケーブル及び耐燃性ポリ 6.10
エチレンシースケーブル
耐油 ビニルシース 引張強さ 浸油前の値の80 %以上 6.11
伸び 浸油前の値の60 %以上

――――― [JIS C 3606 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
C 3606:2003
表 2 特性(続き)
発煙濃度 6回の試験の結果,平均値が150以下でなけれ
耐燃性ポリエチレンシースケーブルの 6.12
絶縁体及びシース ばならない。ただし,始めの3回の値がいず
れも150以下である場合は,3回で合格とする。
燃焼時発生ガス 耐燃性ポリエチレンシ 酸性度 pH4.3以上 6.13
ースケーブルの絶縁体
及びシース 導電率 10 一 下

5. 材料,構造及び加工方法

 材料,構造及び加工方法は,付表13及び次による。
a) 導体 導体は,円形より線,円形圧縮より線及び分割圧縮より線とする。
なお,導体形状及び公称断面積は,表3による。
表 3 導体形状及び公称断面積
導体形状 公称断面積
円形より線 8 mm2
円形圧縮より線 8 mm2以上1 000 mm2以下
分割圧縮より線 800 mm2以上1 000 mm2以下
1) 円形より線 円形より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線を同心円状により合わせたもの又は硬銅
線を同心円状により合わせた後に焼きなまして,軟銅にしたものとする。
なお,最外層のより方向は,Sよりとする。
2) 円形圧縮より線 円形圧縮より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線若くはこれに準じたものをより
合わせて円形に圧縮成形したもの又は硬銅線をより合わせ,円形に圧縮成形した後に焼きなまして,
軟銅にしたものとする。
なお,最外層のより方向は,Sよりとする。
3) 分割圧縮より線 分割圧縮より線は,JIS C 3102に規定する軟銅線又はこれに準じたものをより合
わせて圧縮成形して各分割部分導体とし,Sよりにより合わせて円形としたものとする。
なお,分割部分導体相互間には,適切な絶縁を施す。また,より合わせた後,適切なバインダを
施してもよい。
b) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体の上に架橋ポリエチレンを付表13の厚さに導体と同心円状に被覆する。
ただし,導体部に接する部分には,適切なセパレータ又は半導電層を施してもよい。この場合,半導
電層の厚さは,絶縁体の厚さに含める。
絶縁体の上には,半導電性テープを重ね巻きするか又はその他適切な半導電層を施す。
絶縁体の平均厚さは,付表13の値の90 %以上とし,最小厚さは,付表13の値の80 %以上と
する。
なお,絶縁体外径は,付表13によるものとし,許容差は600 mm2以下では±0.7 mm,800 mm2
以上では±1.0 mmとする。
c) 線心の識別 線心の識別は,絶縁体表面の着色又は絶縁体上に施すテープの着色その他適切な方法に
よって行い,通常次による。白は,自然色でもよい。
3心一括シース形及びトリプレックス形······白,赤,青
d) 遮へい 遮へいは,厚さ約0.1 mmの軟銅テープを,b)の線心の上に施す。
e) 線心のより合せ 線心のより合せは,3心一括シース形ケーブルではd)の線心3条を,適切な介在物
と共に円形により合わせ,そのより方向は,Sよりとする。
トリプレックス形ケーブルでは,f)の線心3条を層心径の30倍以下のピッチでより合わせ,そのよ

――――― [JIS C 3606 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS C 3606:2003の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60502-2:1997(MOD)

JIS C 3606:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 3606:2003の関連規格と引用規格一覧