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JIS C 3621:2000 規格概要
この規格 C3621は、600 V以下の電力用又は制御用の回路などに使用するEPゴムで絶縁し,ポリクロロプレン又は塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンドでシースを施したEPゴム絶縁ケーブルについて規定。
JISC3621 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C3621
- 規格名称
- 600V EPゴム絶縁ケーブル
- 規格名称英語訳
- 600 V Grade ethylene-propylene rubber insulated cables
- 制定年月日
- 1977年5月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 29.060.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
- 改訂:履歴
- 1977-05-01 制定日, 1980-04-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1987-05-01 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2000-12-20 改正日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS C 3621:2000 PDF [10]
C 3621 : 2000
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電線
工業会 (JCMA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによってJIS C 3621 : 1993は改
正され,この規各に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願などの知的財産権にかかわる確認については,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS C 3621 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 3621 : 2000
600V EPゴム絶縁ケーブル
600V Grade ethylene-propylene rubber insulated cables
1. 適用範囲 この規格は,600V以下の電力用又は制御用の回路に使用するEPゴム(1)で絶縁し,ポリク
ロロプレン(以下,クロロプレンという。)又は塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンド(以下,ビニル
という。)でシースを施したEPゴム絶縁ケーブル(以下,ケーブルという。)について規定する。
注(1) Pゴムとは,エチレンプロピレンゴムをいう。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
JIS C 3152 すずめっき軟銅線
3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。
表1 種類及び記号
種類 記号(2)
600V EPゴム絶縁クロロプレンシースケーブル 600V PN
600V EPゴム絶縁ビニルシースケーブル 600V PV
注(2) 記号の意味は,次による。
P : EPゴム
N : クロロプレン
V : ビニル
4. 特性 特性は,6.によって試験を行ったとき,表2による。
――――― [JIS C 3621 pdf 2] ―――――
2
C 3621 : 2000
表2 特性
項目 特性 試験方法
適用箇条
導体抵抗 付表13の値以下 6.3
耐電圧 6.4
付表13の試験電圧に1分間耐えなければならない。
絶縁抵抗 付表13の値以上 6.5
絶縁体及 絶縁体 引張強さ 4MPa以上 6.6
びシース 伸び 300%以上
の引張りシース クロロプレン 帆布なし 引張強さ 13MPa以上
のもの 伸び 300%以上
帆布あり 引張強さ 8MPa以上
のもの 伸び 250%以上
ビニル 引張強さ 10MPa以上
伸び 120%以上
加熱 絶縁体 引張強さ 加熱前の値の80%以上 6.7
伸び
シース クロロプレン 引張強さ 加熱前の値の60%以上
伸び
ビニル 引張強さ 加熱前の値の85%以上
伸び 加熱前の値の80%以上
耐油 シース クロロプレン 引張強さ 浸油前の値の60%以上 6.8
伸び
ビニル 引張強さ 浸油前の値の80%以上
伸び 浸油前の値の60%以上
巻付加熱 ビニルシースケーブル 表面にひび及び割れを生じてはならない。 6.9
耐寒 ビニルシース 試験片が破壊してはならない。 6.10
加熱変形 ビニルシース 厚さの減少率50%以下 6.11
難燃 60秒以内で自然に消えなければならない。 6.12
5. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表13及び次による。
a) 導体 導体は,円形より線及び分割圧縮より線とする。
1) 円形より線 円形より線は,JIS C 3152に規定するすずめっき軟銅線を同心よりにより合わせたも
のとする。
なお,より方向は各層交互に反対,最外層においてSよりとする。
2) 分割圧縮より線 分割圧縮より線は,JIS C 3152に規定するすずめっき軟銅線をより合わせて圧縮
成形して各分割部分導体とし,Sよりにより合わせて円形としたものとする。
なお,各分割部分導体相互間には適切な絶縁を施すものとする。また,より合わせた後,適切な
バインダテープを巻いてもよい。
b) セパレータ 導体上には適切なセパレータを施してもよい。
c) 絶縁体 絶縁体は,a)の導体上(又は“セパレータ上に”)に,EPゴムを付表13の厚さに導体と同
心円状に被覆する。
絶縁体の平均厚さは,付表13の値の90%以上とし,最小厚さは,付表13の値の80%以上とす
る。
なお,絶縁体上には適切なテープを施してもよい。
d) 線心の識別 線心の識別は,絶縁体又は絶縁体表面の色,その他適切な方法によって行い,次による。
――――― [JIS C 3621 pdf 3] ―――――
3
C 3621 : 2000
2心 黒,白
3心 黒,白,赤
e) 線心より合わせ 線心のより合わせは,線心の所要条数を必要により適切な介在物とともにSよりに
より合わせる。なお,より合わせのピッチは,導体公称断面積100mm2以下のものについては,層心
径の30倍以下とする。
線心のより合わせ上には,必要によって適切なバインダを施してもよい。
f) シース シースは,単心ケーブルでは,c)の絶縁体上に,多心ケーブルではe)の線心より合わせ上に,
クロロプレン又はビニルを次の式によって求めた厚さに被覆する。シースの色は通常黒とする。
なお,ケーブルの表面には,有害なきずがあってはならない。
=D
t 25+8.0
ここに, t : シースの厚さ (mm)
D : シースの内径 (mm)
(小数点2位以下四捨五入)
ただし,シースの厚さ1.5mm未満の場合は1.5mmとする。
ただし,必要に応じてこの上に約1mmの厚さに帆布を重ね巻きしてもよい。この場合,シースの厚さ
は上の計算式で求めた値に0.5mmを減じたものとし,帆布巻きの厚さは,シースの厚さに含めないものと
する。
シースの平均厚さは,上記の値の90%以上とし,最小厚さは,上記の値の85%以上とする。
6. 試験方法
6.1 外観 外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。
6.2 構造 構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。
6.3 導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。
6.4 耐電圧 耐電圧は,JIS C 3005の4.6のa)(水中)による。
6.5 絶縁抵抗 絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。
6.6 絶縁体及びシースの引張り 絶縁体及びシースの引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシース
の引張り)による。
6.7 加熱 加熱は,JIS C 3005の4.17(加熱)による。加熱温度及び加熱時間は,絶縁体及びクロロプ
レンシースについては,JIS C 3005の4.17.2(試験方法)の表5のC,ビニルシースについては,JIS C 3005
の4.17.2の表5のBによる。
6.8 耐油 耐油は,シースについて行い,JIS C 3005の4.18(耐油)による。浸油温度及び浸油時間は,
クロロプレンは,JIS C 3005の4.18の表6のCによって,ビニルは,JIS C 3005の4.18の表6のAによ
る。
6.9 巻付加熱 巻付加熱は,導体公称断面積100mm2以下のビニルシースのものについて行い,JIS C 3005
の4.19.1(A法)による。加熱温度は,120℃±3℃とし,巻付回数及び円筒の径は,表3による。
――――― [JIS C 3621 pdf 4] ―――――
4
C 3621 : 2000
表3 巻付回数及び円筒の径
仕上外径 巻付回数 円筒の径
mm 回
15未満 6 仕上外径の 5倍
15以上 20未満 約21 仕上外径の 8倍
20以上 仕上外径の 10倍
6.10 耐寒 耐寒は,ビニルシースについて行い,JIS C 3005の4.22(耐寒)による。冷却温度は,−15℃
±0.5℃とする。
6.11 加熱変形 加熱変形は,ビニルシースについて行い,JIS C 3005の4.23(加熱変形)による。加熱
温度は,120℃±3℃とし,荷重は表4による。ただし,板状試験片を用いる場合の荷重は,10Nとする。
表4 荷重
仕上外径 荷重
mm N
8未満 5
8以上 12未満 7
12以上 10
6.12 難燃 難燃は,JIS C 3005の4.26(難燃)による。試験方法は,4.26.2のa)(水平試験)とする。
7. 検査 検査は,6.の試験方法によって次の項目について行い,4.,5.及び9.1の規定に適合しなければ
ならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を省略してもよい。
a) 外観
b) 構造
c) 導体抵抗
d) 耐電圧
e) 絶縁抵抗
f) 絶縁体及びシースの引張り
g) 加熱
h) 耐油
i) 巻付加熱
j) 耐寒
k) 加熱変形
l) 難燃
8. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類,線心数×公称断面積又は記号,線心数×公称断面積による。
例 600V EPゴム絶縁クロロプレンシースケーブル3×100mm2又は600V PN 3×100mm2
9. 表示及び包装
9.1 ケーブルの表示 ケーブルの表示は,適切なところに次の事項を容易に消えない方法で連続表示す
る。
a) 製造業者名又はその略号
――――― [JIS C 3621 pdf 5] ―――――
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JIS C 3621:2000の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 3621:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3005:2014
- ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法
- JISC3152:1984
- すずめっき軟銅線