この規格ページの目次
JIS C 5569:1991 規格概要
この規格 C5569は、聴感補正ピーク値法を用いた測定方法に適用。
JISC5569 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C5569
- 規格名称
- 録音再生機器における速さ変動の測定方法
- 規格名称英語訳
- Method of measurement of speed fluctuations in sound recording and reproducing equipment
- 制定年月日
- 1991年2月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60386:1972(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 33.160.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1991-02-01 制定日, 1997-01-20 確認日, 2001-09-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS C 5569:1991 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 5569-1991
(IEC 386 : 1972)
録音再生機器における速さ変動の測定方法
Method of measurement of speed fluctuations in sound recording and reproducing equipment
日本工学規格としてのまえがき
この規格は,1972年第1版として発行されたIEC 386 (Method of measurement of speed fluctuations in sound
recording and reproducing equipment) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,聴感補正ピーク値法を用いた測定方法に適用する。
2. 定義 この規格では,用語の定義を次のとおりとする。
2.1 フラッタ 録音再生の過程で再生信号に生じた周波数の変動のうち,その変動の周波数が10Hzを超
えるもの。
2.2 ワウ 録音再生の過程で再生信号に生じた周波数の変動のうち,その変動の周波数が0.1Hzから
10Hzまでのもの。
2.3 ドリフト 録音再生中における,記録媒体の緩やかな速さの変動。
3. ワウ・フラッタの測定条件
3.1 録音再生機器のワウ・フラッタの測定には,ピーク値を計れる方法を用いる。
3.2 測定は,3 150Hzの周波数で行う。
3.3 測定は,機器の他の部分のワウ・フラッタが無視できる場合,機器の録音又は再生のどちらかにつ
いて行う。
3.4 3.3の条件が満たされない場合の録音再生機器においては,周波数3 150Hzの信号を録音し,それを
数回再生して各回におけるワウ・フラッタ測定値の相加平均を計算で求めてもよい。
ワウ・フラッタは同時録音再生中に測定してはならない。
3.5 測定条件は,再生だけ,録音だけ,又は録音再生総合かを常に明記する。
4. 測定装置及び測定方法 測定装置の特性を付表1及び付図1に規定する。
参考 聴感補正なしで0.1Hzから200Hzまでの間が平たんな特性をもつ測定装置は,ワウ及びフラッ
タの原因追求に有用である。
――――― [JIS C 5569 pdf 1] ―――――
2
C 5569-1991 (IEC 386 : 1972)
4.1 測定装置1(2シグマ法)(推奨) この測定装置は速さ変動の標準偏差の2倍の値を自動的に求め,
ワウ・フラッタとして表示する装置である。
この装置では,テープ速さの瞬間値を測定し,その値の平均速さからの偏差をある仮想のしきい(閾)
値vと比較する。更にこの偏差が決められた測定時間内にしきい値を超した時間を累計し,5%となるし
きい値voを自動的に求める。求められたしきい値をもってワウ・フラッタとする(付図3参照)。
結果はvoを平均速さの百分率で表す。
参考 速さ変動がガウス分布に従うときは,検出値は標準偏差値の2倍,すなわち2シグマとなる。
4.2 測定装置2(指示計読取り法)
4.2.1 指示計の動特性 指示計は,入力に繰り返し周期1Hzで一方向性の形波信号(パルス持続時間A)
を加えたとき,パルスの振幅に等しいピーク・ツー・ピーク値 (2fsin max) をもつ4Hzの正弦波で周波数
変調された信号によって得られる指示値のB%を指示しなければならない(付図2参照)。
fpulse=2fsin max
復帰の指示値は,繰り返し周期1Hz,持続時間100msのパルス信号を加えたとき,パルス間で3644%
の範囲内でなければならない。
動特性は,聴感補正回路を含む測定系全体を含んだものとする。
4.2.2 測定機器の指示 測定機器は正及び負の速さ変動に応答し,その指示目盛は平均速に対する変動を
百分率で表示する。指示値は次の式で示される。
0.5 速さ変動のピーク・ツー・ピーク値
100(%)
平均速さ
指示器には時定数があるため,速さがゆっくり変化しているときには読みに差が生じる。このような場
合には,最大読みを測定結果として用いる。
4.3 測定方法 測定装置1又は測定装置2を用いて指示値を読み取る。測定装置1によることを推奨す
る。測定装置1とは異なる方法を用いるときは,その測定方法を明記する。
――――― [JIS C 5569 pdf 2] ―――――
3
C 5569-1991 (IEC 386 : 1972)
付表1 聴感補正値
周波数 レスポンス 許容誤差
Hz dB
0.1 −48.0 0.1Hz以上 +10 dB
0.2 −30.6 0.2Hz以下 −4
0.315 −19.7 0.315Hz以上 ±4dB
0.4 −15.0 0.5Hz以下
0.63 −8.4 0.5Hz以上
±2dB
0.8 −6.0 4Hz未満
1 −4.2
1.6 −1.8
2 −0.9
4 0 4Hz ±0dB
6.3 −0.9 4Hz以上
±2dB
10 −2.1 50Hz以下
20 −5.9
40 −10.4
63 −14.2 50Hz以上
±4dB
100 −17.3 200Hz以下
200 −23.0
付図1 聴感補正曲線
――――― [JIS C 5569 pdf 3] ―――――
4
C 5569-1991 (IEC 386 : 1972)
付図2 動特性
パルス幅Ams 10 30 60 100
指示B% 21±3 62±6 90±6 100±4
付図3 2シグマ法の計算の例
――――― [JIS C 5569 pdf 4] ―――――
5
C 5569-1991 (IEC 386 : 1972)
附属書A(規定) 測定機器に関する追加要求事項
1. 測定装置は,試験周波数の±5%の変化に対して以下に指定する範囲内で動作しなければならない。
1.1 最低感度範囲を使用したとき,0.8Hzから20Hzまでの周波数における測定値の表示は,最大目盛ま
でリニアでなければならない。
備考 通常の最大目盛値より大きな過負荷にも対応していることが望ましい。
1.2 定常状態で,指示誤差は通常の最大目盛値の±10%でなければならない。また,この誤差は,次の
どの条件に対しても±15%でなければならない。
1.2.1 測定中における,±6dBの入力電圧変動。
1.2.2 任意の信号で周波数変調だけの入力信号によって指示計が0.15%を指示する状態において,4Hz方
形波信号で30%振幅変調をかけたとき。
1.2.3 最大180Hzまでの周波数(例えば,ハム)が,総入力電圧の最大20%(実効値)まで寄与してい
るとき。
1.2.4 ±10%の電源電圧変動。
1.2.5 1535℃における室内温度の変化(少なくとも15分間,装置を作動させた後)。
1.2.6 4A/mの50Hz(又は60Hz)の外部磁界。
2. 入力電圧は,100mVを超えてはならない。入力レベルの正確な表示が望ましい。
3. 入力インピーダンスは,3 150Hzで300k 坎 上とする。
4. 外部フィルタ又はその他の解析装置(例えば,オシログラフ)の接続が可能であることが望ましい。
すべての最大目盛の読取り値でおよそ1Vの出力が得られなければならない。
――――― [JIS C 5569 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS C 5569:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60386:1972(IDT)
JIS C 5569:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.30 : オーディオシステム