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JIS C 60068-2-68:2002 規格概要
この規格 C60068-2-68は、空気中に浮遊している粉じんと砂が電気・電子製品に及ぼす影響を調べるための試験方法を規定。
JISC60068-2-68 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C60068-2-68
- 規格名称
- 環境試験方法―電気・電子―砂じん(塵)試験
- 規格名称英語訳
- Environmental testing -- Electrotechnical products -- Dust and sand test
- 制定年月日
- 2002年3月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60068-2-68:1994(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.01, 19.040, 29.020
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
- 改訂:履歴
- 2002-03-20 制定日, 2004-03-20被移行日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS C 60068-2-68:2002 PDF [43]
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本電子部品信頼性センター(RCJ)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60068-2-68 : 1994,Environmental
testing―Part 2 : Test―Test L : Dust and sandを基礎として用いた。
JIS C 0098には,次に示す附属書がある。
附属書A (参考) 一般的手引き
附属書B (参考) 関連規格
――――― [JIS C 60068-2-68 pdf 1] ―――――
C 0098 : 2002(IEC 60068-2-68 : 1994)
pdf 目 次
ページ
序文 1
1. 概要 1
1.1 適用範囲及び目的 1
1.2 試験Lの種類 2
2. 引用規格 2
3. 定義 3
4. 試験La : 非研削性の細かい粉じんによる試験 3
4.1 試験方法La1 : 空気圧サイクル試験 3
4.2 試験方法La2 : 一定空気圧試験 5
4.3 試験Laのためのガイダンス 7
5. 試験Lb : 降じん試験 14
5.1 目的 14
5.2 試験方法Lb 14
5.3 試験Lbのためのガイダンス 15
6. 試験Lc : 粉じん吹付け試験 20
6.1 試験方法Lc1 : 循環式試験槽試験 20
- 6.2 試験方法Lc2 : 砂じんの任意吹付け試験・・・・[23]
6.3 試験Lcのためのガイダンス 25
附属書A (参考) 一般的手引き 34
附属書B (参考) 関連規格 41
――――― [JIS C 60068-2-68 pdf 2] ―――――
C 0098 : 2002(IEC 60068-2-68 : 1994)
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 0098 : 2002
(IEC 60068-2-68 : 1994)
環境試験方法―電気・電子―砂じん(塵)試験
Environmental testing―Electrotechnical products―Dust and sand test
序文 この規格は,1994年に第1版として発行されたIEC 60068-2-68,Environmental testing―Part 2 : Test
―Test L : Dust and sandを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)
である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
この規格に記載する試験は,製品規格に評価の査定基準を規定する可能性のある効果に関する情報を与
えるものである。その効果とは次のものである。
a) エンクロージャ(封入物,箱,覆い,こん包など製品を囲い込むもの,及び囲い込まれている製品の総
称)への粉じん(塵)の侵入
b) 電気的特性の変化(例えば,接触不良,接触抵抗の変化,回路抵抗の変化)
c) 拘束,すなわち,ベアリング,心棒,シャフトや他の可動部品の動きへの障害
d) 表面の摩耗(侵食)
e) 光学部品の表面の汚れ;潤滑油の汚れ
f) 稼働上又はその他で必要な換気窓,ブッシング,管,フィルタ,絞りの目詰まり
この規格には電気・電子製品の構造的な完全性を検証するために利用するかもしれないいろいろな状況
を検討するために,又は使用中の動作条件を模擬するために,幾つかの異なった試験を規定する。
また,試験は微粒子物質を運ぶ空気の流れ方と微粒子物質の種類によって違うので,各試験ごとにそれ
ぞれの方法を規定する。
1. 概要 この概要ではこの規格に規定するじん(塵)あい(埃)試験の全体構成を説明している。試験の全
体構成と各試験の特徴の概要を図1及び表1に示す。JIS C 0920の粉じん試験は,ここで提案する方法
La2と同等であることに注意されたい。附属書A参照。
1.1 適用範囲及び目的 この規格は,空気中に浮遊している粉じんと砂が電気・電子製品に及ぼす影響を
調べるための試験方法を規定する。
この規格で規定する試験方法は,エアフィルタの試験に適用する意図はない。方法Lc2だけが高速(100
m/sを超える)の砂による侵食効果を模擬するのに適した方法である。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
――――― [JIS C 60068-2-68 pdf 3] ―――――
C 0098 : 2002(IEC 60068-2-68 : 1994)
IEC 60068-2-68 : 1994 Environmental testing―Part 2 : Test―Test L : Dust and sand (IDT)
1.2 試験Lの種類 粉じんと砂の試験は,次の3種類に分けられる。
La : 研削性のない細かい粉じんによる試験。
この試験の第一の目的は,供試品の密閉性を調査することである。供試品をタルク粉末又は同等
の粉じんにさらす。供試品の内部と外部の圧力差を生じることになる温度サイクルの効果を再現す
る。
Lb : 降じん試験。
この試験は,室内などの囲いのある場所での影響を調べるのが目的である。供試品を粉じんが小
量ずつ間欠的に吹き出して自然降下するように作られる低濃度の粉じん環境にさらす。
Lc : 粉じん吹き付け試験。
この試験は,屋外や自動車の走る場所を想定した状況における密閉性と侵食の影響を調べるのが
目的である。供試品をある一定量の粉じん,砂又はそれらを混合したものを含んだ乱流又は層流の
空気の流れにさらす。
表1 試験方法一覧
種類 粉じん/砂の種類 粒子径 粉じん/砂の濃度 備考
試験La
方法La1 タルク(1)又は <75 μm 600 g/m2/h 試験槽内の空気圧の周
FE粉末(2) (1時間に1 m2面積当たりの質 期的変化を含む。
量)
基準表面上のたい(堆)積量
方法La2 タルク(1)又は <75 μm 2 kg/m3(試験槽体積) 供試品内の空気圧を低
FE粉末(2) 下させることがある。
試験Lb カンラン石, <75 μm 6 g/m2/d 自然降下粉じん
石英, (1日に1 m2面積当たりの質量)
長石 基準表面上のたい積量
試験Lc
方法Lc1 カンラン石, <75 μm, 1 g/m3 吹き付ける粉じんと砂
又は石英, 又は<150 μm, 又は3 g/m3 循環式試験槽。
又は長石 又は<850 μm 又は10 g/m3
方法Lc2 カンラン石, <75 μm, 1 g/m3 自然に吹き付ける粉じ
又は石英, 又は<150 μm, 又は3 g/m3 ん。
又は長石 又は<850 μm 又は10 g/m3
参考(1) タルク : 滑石(けい酸マグネシウム水和物)の粉末
(2) E粉末 : 消火用粉末(炭酸水素ナトリウムと炭酸水素カリウムの混合物)
2. 引用規格 次に掲げる規格はこの規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成す
るものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS C 0920 : 1993 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級
備考 IEC 60529 : 1989 Degree of protection provided by enclosures (IP code)がこの規格に含まれてい
る。
IEC 60721-2-5 : 1991 Classification of environmental conditions―Part 2 : Environmental conditions
――――― [JIS C 60068-2-68 pdf 4] ―――――
C 0098 : 2002(IEC 60068-2-68 : 1994)
appearing in nature―Section 5 : Dust,sand,salt mist
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 粉じん (dust) 1 μmから150 μmの大きさの,不特定の物質又は混合物の微粒子物質(3.7の後の
備考参照)。
3.2 粉じん濃度 (dust concentration) 空気中,単位体積当たりの粉じんの全質量。
3.3 湿度 (humidity) 相対湿度,すなわちある温度の空気の飽和蒸気圧に対するその同じ温度の空気中
における実際の蒸気圧との比である。
3.4 吸湿性 (hygroscopic) 湿気を吸収する性質。
3.5 粒子寸法 (particle size) 粒子の形状が球体であることを前提にして,普通,ふるいによって測定す
るか,降下速度から計算するか又は顕微鏡画像の面積から求める粉じん(塵)粒子の一般的寸法。
3.6 砂 (sand) 大きさが100 μmから2 000 μmで,形が球状から角張ったものまでいろいろ変わって
いる粒。ただし,環境試験においては,普通大きさを150 μmから850 μmに限定する。(3.7の後の備考
参照)
3.7 ふるい(正方形の網目) [sieve (square-meshed) ] ふるい分けによって物質の粒子の大きさを分別,調
整するものであり,試験用ふるいの標準規格に適合するもの。
備考 この規格の試験Lcについての記述では,砂は粉じんの中に含めている。
4. 試験La : 非研削性の細かい粉じんによる試験
4.1 試験方法La1 : 空気圧サイクル試験
4.1.1 目的 細かい粉じんの侵入に対する電気・電子製品の保護度合いを決定する。
4.1.2 試験の概要 方法La1は,研削性のない75 μm未満の一定粒子径の粉末を空気で循環させた場所
に供試品をさらすものである。
空気は,垂直で下向きに流れるようにする。
ある種類のエンクロージャに対しては,粉末を侵入しやすくするために試験槽内の圧力を周期的に変化
させる。
4.1.3 試験装置 試験槽は,規定量の試験粉じんを含む,主に縦方向であって層流でない空気流に,供試
品をさらさなくてはならない。このためには,粉じんをかき混ぜ,密閉した試験槽内に吹き入れなければ
ならない。4.1.4.6で規定する試験槽内の圧力サイクルができるようにしなければならない。
試験槽の底にたまった粉じんは循環して使用しなければならない。
供試品の体積は,試験槽体積の25 %以下でなければならない。その底面積は,試験槽有効空間の水平
断面積の50 %以下でなければならない。
供試品の大きさがこの規定に合わない場合は,次の方法のどれを適用するかを製品規格に規定しなけれ
ばならない。
a) その供試品の密閉構造が幾つかの区分に分けられる構造の場合,その区分ごとに試験する。
b) ドア,換気窓,いす,シャフトシールなどのような部品を含む製品の場合,端子,集電子などのよう
な製品の壊れやすい部分のある代表的な部品について,試験時に正規の取付け位置に取り付けて試験
する。
c) 供試品と細かい点まで同じに設計された小形供試品によって試験する。
適切な試験装置の一例を図3に示す。
4.1.4 試験条件
――――― [JIS C 60068-2-68 pdf 5] ―――――
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JIS C 60068-2-68:2002の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60068-2-68:1994(IDT)
JIS C 60068-2-68:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.01 : 気質一般
JIS C 60068-2-68:2002の関連規格と引用規格一覧
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