JIS C 60079-10:2008 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第10部:危険区域の分類

JIS C 60079-10:2008 規格概要

この規格 C60079-10は、可燃性ガス又は蒸気によって危険が生じる可能性がある危険区域の分類について規定。

JISC60079-10 規格全文情報

規格番号
JIS C60079-10 
規格名称
爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第10部 : 危険区域の分類
規格名称英語訳
Electrical apparatus for explosive gas atmospheres -- Part 10:Classification of hazardous areas
制定年月日
2008年2月25日
最新改正日
2019年10月25日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60079-10:2002(IDT)
国際規格分類

ICS

29.260.20
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-02-25 制定日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS C 60079-10:2008 PDF [56]
                                                             C 60079-10 : 2008 (IEC 60079-10 : 2002)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 一般事項・・・・[1]
  •  1.1 適用範囲・・・・[1]
  •  1.2 引用規格・・・・[2]
  •  2 用語及び定義・・・・[2]
  •  3 防爆上の安全対策及び危険区域分類・・・・[5]
  •  3.1 防爆上の安全対策の原則・・・・[5]
  •  3.2 危険区域分類の目的・・・・[6]
  •  4 危険区域の分類手順・・・・[7]
  •  4.1 一般・・・・[7]
  •  4.2 放出源・・・・[7]
  •  4.3 危険度区域の区分・・・・[7]
  •  4.4 危険度区域の範囲・・・・[8]
  •  5 換気・・・・[10]
  •  5.1 全般・・・・[10]
  •  5.2 主な換気の種類・・・・[11]
  •  5.3 換気度・・・・[11]
  •  5.4 換気の有効度・・・・[11]
  •  6 文書化・・・・[11]
  •  6.1 一般・・・・[11]
  •  6.2 図面,データシート及び表・・・・[11]
  •  附属書A(参考)放出源の例示・・・・[13]
  •  附属書B(参考)換気・・・・[15]
  •  附属書C(参考)危険区域分類の例・・・・[30]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 60079-10 pdf 1] ―――――

C 60079-10 : 2008 (IEC 60079-10 : 2002)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電機工業会 (JEMA) から工業
標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労
働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認に
ついて,責任はもたない。
JIS C 60079の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 60079-0 第0部 : 一般要件
JIS C 60079-1 第1部 : 耐圧防爆構造 “d”
JIS C 60079-2 第2部 : 内圧防爆構造 “p”(予定)
JIS C 60079-6 第6部 : 油入防爆構造 “o”
JIS C 60079-7 第7部 : 安全増防爆構造 “e”
JIS C 60079-10 第10部 : 危険区域の分類
JIS C 60079-11 第11部 : 本質安全防爆構造 “i”
JIS C 60079-14 第14部 : 危険区域内の電気設備(鉱山以外)
JIS C 60079-25 第25部 : 本質安全システム

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 60079-10 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 60079-10 : 2008
(IEC 60079-10 : 2002)

爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−第10部 : 危険区域の分類

Electrical apparatus for explosive gas atmospheres- Part 10 : Classification of hazardous areas

序文

  この規格は,2002年に第4版として発行されたIEC 60079-10を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 一般事項

1.1 適用範囲

  この規格は,可燃性ガス又は蒸気によって危険が生じる可能性がある危険区域の分類について規定する。
また,この規格は,危険区域で使用する機器を適切に選定し設置することを目的としている。
この規格は,通常の大気条件(注記2参照)における空気と混合した可燃性ガス又は蒸気の存在による
着火の危険が存在する可能性のあるところに適用するものであるが,次に示すところには適用しない。
a) 爆発性坑内ガスの発生しやすい鉱山
b) 爆発物の製造及び生産をするところ
c) 発火性粉じん(塵)又は繊維の存在による危険な状況が生じる可能性のあるところ
d) この規格で取り扱う異常の概念を超える大事故(注記3参照)
e) 医療目的の部屋
f) 可燃性ミストの存在によって予想外の危険をもたらす可能性があり,特別な配慮を必要とする区域(注
記5参照)
g) 家庭用敷地
この規格では,二次的に生ずる損傷に起因する危険は考慮しない。
用語及び定義は,危険区域の分類に関する主要な原則及び手順を説明する。
特定の産業又は特定の用途での危険区域の範囲に関する詳細な指針は,それらの産業又は用途に関する
規則 (code) を引用することもできる。
注記1 この規格でいう区域とは,三次元の空間である。
注記2 大気条件は,101.3 kPa及び20 ℃ (293 K) を基準とし,その上下の変動幅を含む。ただし,
変動幅は,可燃性物質の爆発特性に対する影響を無視できる範囲であることを条件とする。
注記3 ここでいう大事故とは,例えば,プロセス容器又は配管の破壊,及び想定外の事象をいう。
注記4 プラントでは,その規模に関係なく電気機器に起因する着火源とは別の着火源が数多く存在
することがある。このような状況において安全を確保するためには,それらに対応した適切
な予防策を必要とする。この規格は,他の着火源を判断するときに使用してもよい。

――――― [JIS C 60079-10 pdf 3] ―――――

2
C 60079-10 : 2008 (IEC 60079-10 : 2002)
注記5 ミストは,可燃性蒸気と同時に発生又は存在する場合がある。これは可燃性物質の拡散方向
及び危険区域の範囲に影響を及ぼす。ミストの可燃性が常に予測できるとは限らないため,
ガス及び蒸気に対する危険区域分類をミストに対して厳格に適用することは適切でない場合
がある。危険度区域の区分及び範囲を決定することは困難であるが,ガス及び蒸気に適用す
る判断基準は,多くの場合,安全な結果をもたらす。しかし,可燃性ミストの着火危険性は
常に,特別な配慮をすることが望ましい。
注記6 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60079-10 : 2002,Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 10 : Classification of
hazardous areas (IDT)
なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを
示す。

1.2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追
補を含む。)には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 60079 (規格群) 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具
注記 対応国際規格 : IEC 60079 (all parts),Electrical apparatus for explosive gas atmosphere (IDT)
IEC 60050-426 : 1990, International Electrotechnical Vocabulary−Chapter 426 : Electrical apparatus for
explosive atmospheres
IEC 60079-20 : 1996, Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 20 : Data for flammable gases
and vapours, relating to the use of electrical apparatus

2 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 60079の規格群によるほか,次による。
注記 IEC 60050-426に定義されている場合,この規格に示す定義を適用する。
2.1
爆発性雰囲気 (explosive atmosphere)
大気の条件の下でガス,蒸気,ミスト又は粉じん(塵)状の可燃性物質と空気とが混合し,いったん着
火するとその周辺全体に火炎が逸走するような雰囲気。[IEV 426-02-02を修正]
2.2
ガス状の爆発性雰囲気 (explosive gas atmosphere)
大気の条件の下でガス又は蒸気状の可燃性物質と空気とが混合し,いったん着火するとその周辺全体に
火炎が逸走するような雰囲気。[IEV 426-02-03を修正]
注記 爆発上限界 (UEL) を超える濃度の混合気体はガス状の爆発性雰囲気ではないが,容易にガス
状の爆発性雰囲気となる可能性があり,また危険区域分類上はガス状の爆発性雰囲気とするの
がよい場合がある。
2.3
危険区域 (hazardous area)
機械器具(以下,機器という。)の組立て,設置及び使用のために特別な予防策を必要とする量のガス状
の爆発性雰囲気が存在する,又は存在する可能性がある区域。[IEV 426-03-01を修正]

――――― [JIS C 60079-10 pdf 4] ―――――

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C 60079-10 : 2008 (IEC 60079-10 : 2002)
2.4
非危険区域 (non-hazardous area)
機器の組立て,設置及び使用のために特別な予防策を必要とする量のガス状の爆発性雰囲気が存在しな
いと予測できる区域。[IEV 426-03-02を修正]
2.5 危険度区域
危険区域は,ガス状の爆発性雰囲気の生成頻度及び持続時間によって,次に示す3種類の危険度区域に
区分する。
2.5.1
危険度0区域 (Zone 0)
ガス,蒸気又はミスト状の可燃性物質と空気との混合物質で構成する爆発性雰囲気が連続的に,長時間
又は頻繁に存在する区域(危険度0区域を,以下“ゾーン0”という。)。[IEV 426-03-03を修正]
2.5.2
危険度1区域 (Zone 1)
ガス,蒸気又はミスト状の可燃性物質と空気との混合物質で構成する爆発性雰囲気が通常運転中でもと
きどき生成する可能性がある区域(危険度1区域を,以下“ゾーン1”という。)。[IEV 426-03-04を修正]
2.5.3
危険度2区域 (Zone 2)
ガス,蒸気又はミスト状の可燃性物質と空気との混合物質で構成する爆発性雰囲気が通常運転中に生成
する可能性がなく,生成しても短時間しか持続しない区域(危険度2区域を,以下“ゾーン2”という。)。
[IEV 426-03-05を修正]
注記1 この定義での“持続”という用語は,可燃性雰囲気が存在する全時間を意味する。これは,
一般に全放出時間と放出停止後に可燃性雰囲気が拡散するのに要する時間との合計から成る
(附属書Bで使用している“持続時間”という用語は,可燃性雰囲気が存在する全時間の中
の特定の一部分だけをいう。)。
注記2 生成頻度及び持続時間の目安は,特定の産業又は用途に関する基準から採用することもでき
る。
2.6
放出源 (source of release)
ガス状の爆発性雰囲気が形成され得るほどの可燃性ガス,蒸気又は液体が大気中に放出(“漏えい”を含
む。)する可能性がある箇所又は位置。[IEV 426-03-06を修正]
2.7
放出等級 (grades of release)
ガス状の爆発性雰囲気の生成頻度及び可能性が低くなる順に次に示す3種類の放出等級に分類する。
a) 連続等級
b) 第1等級
c) 第2等級
放出源は上記3種類のうちのいずれか,又は2種類以上の組合せとなる。
2.7.1
連続等級 (continuous grade of release)
連続的な放出又は高頻度若しくは長期にわたって発生すると予測できる放出。

――――― [JIS C 60079-10 pdf 5] ―――――

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JIS C 60079-10:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60079-10:2002(IDT)

JIS C 60079-10:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60079-10:2008の関連規格と引用規格一覧

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規格名称