JIS C 60364-4-42:2006 建築電気設備―第4-42部:安全保護-熱の影響に対する保護

JIS C 60364-4-42:2006 規格概要

この規格 C60364-4-42は、電気機器から発生する熱又は熱放射の電気機器に隣接する人,固定機器及び固定された材料への有害な影響に対する保護について規定。

JISC60364-4-42 規格全文情報

規格番号
JIS C60364-4-42 
規格名称
建築電気設備―第4-42部 : 安全保護-熱の影響に対する保護
規格名称英語訳
Electrical installations of buildings -- Part 4-42:Protection for safety --Protection against thermal effects
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60364-4-42:2001(IDT)
国際規格分類

ICS

29.120.50, 91.140.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 60364-4-42:2006 PDF [10]
                                                          C 60364-4-42 : 2006 (IEC 60364-4-42 : 2001)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
これによってJIS C 0364-4-42 : 1999及びJIS C 0364-4-482 : 1999は廃止・統合され,この規格に置き換
えられる。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60364-4-42 : 2001,Electrical
installations of buildings−Part 4-42 : Protection for safety−Protection against thermal effectsを基礎として用い
た。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS C 60364-4-42には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) JIS C 60364の第1部第6部の再構成

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 60364-4-42 pdf 1] ―――――

C 60364-4-42 : 2006 (IEC 60364-4-42 : 2001)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  420.1 適用範囲・・・・[1]
  •  420.2 引用規格・・・・[1]
  •  421 火災に対する保護・・・・[2]
  •  422 火災に対する保護手段・・・・[3]
  •  422.1 一般事項・・・・[3]
  •  422.2 非常時の避難条件・・・・[3]
  •  422.3 処理又は貯蔵物質の性質・・・・[4]
  •  422.4 可燃性構造材料・・・・[5]
  •  422.5 延焼性の構造物・・・・[5]
  •  423 やけどに対する保護・・・・[5]
  •  424 過熱に対する保護・・・・[5]
  •  424.1 強制エアヒーティング設備・・・・[6]
  •  424.2 温水器又は蒸気発生器・・・・[6]
附属書A(参考)JIS C 60364の第1部第6部の再構成 7

――――― [JIS C 60364-4-42 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 60364-4-42 : 2006
(IEC 60364-4-42 : 2001)

建築電気設備−第4-42部 : 安全保護−熱の影響に対する保護

Electrical installations of buildings− Part 4-42 : Protection for safety−Protection against thermal effects

序文

 この規格は,2001年に第2版として発行されたIEC 60364-4-42,Electrical installations of buildings−
Part 4-42 : Protection for safety−Protection against thermal effectsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変
更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
420.1 (421) (1) 適用範囲 この規格は,電気機器から発生する熱又は熱放射の電気機器に隣接する人,固
定機器及び固定された材料への有害な影響に対する保護について規定する。
特に熱の影響は,次のとおりである。
・ 材料の燃焼又は劣化
・ やけどの危険
・ 設置された機器の安全機能の阻害
備考1. 過電流に対する保護は,JIS C 60364-4-43で取り扱う。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60364-4-42 : 2001,Electrical installations of buildings−Part 4-42 : Protection for safety−
Protection against thermal effects (IDT)
注(1) 表題の箇条番号の後に続く括弧内の番号は,旧版の番号を示す。

420.2 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3665-1 電気ケーブルの難燃試験−第1部 : 絶縁電線又はケーブルの一条垂直試験
備考 IEC 60332-1 Tests on electric cables under fire conditions−Part 1 : Tests on a single vertical
insulated wire or cableが,この規格と一致している。
JIS C 60364-4-41 建築電気設備−第4-41部 : 安全保護−感電保護
備考 IEC 60364-4-41 Electrical installations of buildings−Part 4-41 : Protection for safety−Protection
against electric shockが,この規格と一致している。
JIS C 60364-4-43 建築電気設備−第4-43部 : 安全保護−過電流保護

――――― [JIS C 60364-4-42 pdf 3] ―――――

2
C 60364-4-42 : 2006 (IEC 60364-4-42 : 2001)
備考 IEC 60364-4-43 Electrical installations of buildings−Part 4-43 : Protection for safety−Protection
against overcurrentが,この規格と一致している。
JIS C 60364-5-51 建築電気設備−第5-51部 : 電気機器の選定及び施工−共通規定
備考 IEC 60364-5-51 Electrical installations of buildings−Part 5-51 : Selection and erection of
electrical equipment−Common rulesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
IEC 60079-14 : 1996 Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 14 : Electrical installations in
hazardous areas (other than mines)
IEC 60332-3-10 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-10 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Apparatus
IEC 60332-3-21 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-21 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category A F/R
IEC 60332-3-22 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-22 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category A
IEC 60332-3-23 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-23 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category B
IEC 60332-3-24 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-24 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category C
IEC 60332-3-25 : 2000 Tests on electric cables under fire conditions−Part 3-25 : Test for vertical flame
spread of vertically-mounted bunched wires or cables−Category D
IEC 60614 (all parts) onduits for electrical installations
421 (422) 火災に対する保護
備考 火災に関する用語及び試験については,ISO及びIECが共同で検討中である。この箇条で使用
している用語は,暫定的なものである。
421.1 (422.1) 電気機器は,隣接する材料に火災原因を与えてはならない。
JIS C 60364に規定する要求事項のほか,製造業者の当該施工仕様を遵守しなければならない。
421.2 (422.2) 固定機器の温度が隣接した材料に火災の危険を与える温度に達するおそれのある場合,その
機器には次のいずれかの措置を施さなければならない。
・ その温度に耐え,かつ,熱伝導の小さい材料の上又は内部に機器を据え付ける。
・ その温度に耐え,かつ,熱伝導の小さい材料によって建築構造物から機器を遮へいする。
・ その温度で有害な熱的影響を受ける材料から十分な距離を保ち,熱を安全に発散させるように機器を
据え付け,かつ,熱伝導の小さい方法で据え付ける。
421.3 (422.3) 固定接続した機器から正常運転時にアーク又はスパークが発生するおそれのある場合,その
機器には次のいずれかの措置を施さなければならない。
・ 耐アーク材料によって機器をすべて囲む。
・ アークが有害な熱的影響を及ぼす建築部材から機器を耐アーク材料によって遮へいする。
・ アークが有害な熱的影響を与えるような建築部材から十分な距離を保ち,アークを安全に消滅させる
ように機器を据え付ける。
この保護措置用に用いる耐アーク材料は,不燃性で,熱伝導率が小さく,かつ,十分な機械的強度をも
つ厚さのものでなければならない。

――――― [JIS C 60364-4-42 pdf 4] ―――――

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C 60364-4-42 : 2006 (IEC 60364-4-42 : 2001)
421.4 (422.4) 熱を焦点に集めたり集中させたりする固定機器は,固定したもの及び建築部材が通常状態で
危険な温度にさらされないよう十分な距離を保たなければならない。
421.5 (422.5) 同一場所にある電気機器が相当量の可燃性液体をもつ場合は,液体が燃焼したりその燃焼生
成物(炎,煙,有毒ガス)が建築物の他の区域に広がらないよう予防措置を講じなければならない。
備考1. この予防措置には,例えば,次のような方法がある。
− 漏れた液体を集め,火災時の消火を確実にする排水ます(桝)を設ける。
− 機器を適切な耐火性があり,燃焼液体が建築物の他の区域へ拡散するのを防止するため
の堤その他の措置を講じた室に設置し,また,この室は外気だけの換気とする。
2. 一般に認められている相当量の最低値は,25 Lである。
3. 25 Lより少ない場合は,液漏れ防止措置を行うことで十分である。
4. 火災が発生した場合,電源を切るのが望ましい。
421.64 (422.6) 施工中,電気機器の周囲に配置するエンクロージャの材料は,その機器によって発生する
おそれのある最高温度に耐えるものでなければならない。
このエンクロージャの構成材としては,可燃性材料は不適当である。ただし,熱伝導率が小さい不燃性
又は難燃性材料で覆うなど発火に対して予防手段を施した場合は除く。
422 (482) 火災に対する保護手段
422.1 (482.0) 一般事項 この箇条の要求事項は,422.2に規定する外的影響の条件が存在する場所の設備
に対して箇条421に追加して規定する。
422.2 (482.1) 非常時の避難条件
条件 BD2 : 居住密度が低く,避難が困難
BD3 : 居住密度が高く,避難が容易
BD4 : 居住密度が高く,避難が困難
(JIS C 60364-5-51の表51Aによる。)
備考 条件BDの適用は,ビル建設,集会,防火などについて責任のある当局が指定することがある。
422.2.1 (482.1.1) 条件BD2,BD3及びBD4においては,配線設備を避難経路に施設してはならない。た
だし,配線設備が,避難経路の建築部材に関する規則に定められた時間の間又はそのような規則がない場
合は2時間の間,次の条件を満足するような外装又はエンクロージャを備えている場合にはこの限りでは
ない。
・ 火災に寄与又は火災を拡大せず,かつ
・ 近接材料を発火させるような高温度に達しない。
備考 火災条件下のケーブルに関する試験は,JIS C 3665-1,IEC 60332-3-10,IEC 60332-3-21,IEC
60332-3-22,IEC 60332-3-23,IEC 60332-3-24及びIEC 60332-3-25に示す。火災条件下の電線管
に関する試験は,IEC 60614に示す。
避難経路に施設する配線設備は,アームズリーチ内にあってはならない。ただし,それらの配線が避難
の間中機械的損傷を受けるおそれがないように保護されている場合はこの限りでない。避難経路内の配線
はすべてできる限り短くしなければならない。
422.2.2 (482.1.2) 条件BD3及びBD4においては,避難を容易にするために必す(須)の装置を除いて,
開閉装置及び制御装置は管理責任者だけが操作できるように施設しなければならない。これらを通路に設
置する場合,不燃材又は難燃材で作られたキャビネット又はボックス内に収めなければならない。

――――― [JIS C 60364-4-42 pdf 5] ―――――

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  • IEC 60364-4-42:2001(IDT)

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