JIS C 60695-5-2:1999 環境試験方法―電気・電子―耐火性試験:燃焼放出物による腐食損傷の評価―試験方法の選択及び適用の指針

JIS C 60695-5-2:1999 規格概要

この規格 C60695-5-2は、燃焼放出物による腐食損傷の危険性を評価するための試験方法の概要。試験方法の現状を記述し,その関連性と適用に関する特記事項も含めた。

JISC60695-5-2 規格全文情報

規格番号
JIS C60695-5-2 
規格名称
環境試験方法―電気・電子―耐火性試験 : 燃焼放出物による腐食損傷の評価―試験方法の選択及び適用の指針
規格名称英語訳
Fire hazard testing -- Part 5:Assessment of potential corrosion damage by fire effluent -- Section 2:Guidance on the selection and use of test methods
制定年月日
1999年2月20日
最新改正日
2016年10月20日
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対応国際規格

ISO

IEC 60695-5-2:1994(IDT)
国際規格分類

ICS

19.040, 29.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1999-02-20 制定日, 2004-03-20被移行日, 2005-02-20 確認日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS C 60695-5-2:1999 PDF [16]
C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS C 0077には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 腐食性試験方法の概要
附属書B(参考) 比較した試験方法の水溶液の酸性度と導電率
附属書C(参考) 併行精度と室間再現精度の結果−共同作業における燃焼ガスを吸収させた溶液の測定
附属書D(参考) 参考文献

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                                                                C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 試験方法の種類・・・・[2]
  •  5. 発行されている試験方法の概要・・・・[3]
  •  6. 検討中の研究の概要・・・・[4]
  •  附属書A(参考) 腐食性試験方法の概要・・・・[7]
  •  附属書B(参考) 比較した試験方法の水溶液の酸性度と導電率・・・・[8]
  •  附属書C(参考) 併行精度と室間再現精度の結果 共同作業における燃焼ガスを吸収させた溶液の測定・・・・[9]
  •  附属書D(参考) 参考文献・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

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                                       日本工業規格(日本産業規格)                            JIS
C 0077 : 1999
(IEC 60695-5-2 : 1994)

環境試験方法−電気·電子−耐火性試験 : 燃焼放出物による腐食損傷の評価−試験方法の選択及び適用の指針

Fire hazard testing−Part 5 : Assessment of potential corrosion damage by fire effluent−Section 2 : Guidance on the selection and use of test methods

序文

 この規格は,1994年に初版として発行されたIEC 60695-5-2, Fire hazard testing−Part 5 : Assessment of
potential corrosion damage by fire effluents−Section2 : Guidance on the selection and use of test methodsを翻訳し,
技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある事項は,原国際規格にはない事項である。
この規格に記載したIEC規格番号は,1997年1月1日より実施のIEC規格新番号体系によるものである。
これより前に発行された規格については,規格票に記載された規格番号に60000を加えた番号に切り替え
る。これは,番号だけの切替えであり内容は同一である。

1. 適用範囲

 この規格は,燃焼放出物による腐食損傷の危険性を評価するための試験方法の概要である。
それら試験方法の現状を記述し,その関連性と適用に関する特記事項も含めた。
腐食損傷の強度の評価は,高い価値があり安全性に関連する電気電子機器及び設備に対して,特に重要
である。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 60695-5-2 Fire hazard testing−Part 5 : Assessment of potential corrosion damage by fire
effluents−Section 2 : Guidance on the selection and use of test methods

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版·追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0063 : 1993 環境試験方法−電気·電子−耐火性試験(電気製品·電子製品の火災アセスメント
に対する要求事項及び試験方法作成指針−一般事項)

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2
C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
備考 IEC60695-1-1 : 1982, Fire hazar hazard testing−Part 1 : Guidance for the preparation of
requirements and test specifications for assessing fire of electrotechnical products−General
guidanceと一致している。
JIS C 0070 : 1996 環境試験方法−電気·電子−耐火性試験 燃焼放出物による腐食損傷の評価−一般
事項
備考 IEC60695-5-1 : 1993, Fire hazard testing−Part 5 : Assessment of potential corrosion damage by fire
effluent−Section 1 : General guidanceと一致している。

3. 定義

 この規格の目的のために,次の定義を適用する。
定義は,IEC 60695-4から引用したものである。
3.1 腐食損傷 (corrosion damage) 燃焼放出物の特に化学作用によって引き起こされた,物理的及び/又
は化学的損傷,若しくは機能の損傷。
3.2 腐食ターゲット (corrosion target) 規定の条件で,腐食による損傷の程度を決定するために用いられ
るセンサーであって,製品,部品,又はそれらをシミュレートする材料。
3.3 火,火災 (fire)
a) 煙,炎及び/又は赤熱を伴う熱の放出物発散によって特徴づけられる燃焼プロセス
b) 時間的及び空間的に制御できずに広がる急速な燃焼
3.4 燃焼放出物 (fire effluent) 燃焼又は熱分解によって生じる気体状,粒子状又はエアゾール状の放出
物の全量。
3.5 燃焼放出物減衰特性 (fire effluent decay characteristics) 時間経過及び移動による,燃焼放出物の物理
的及び/又は化学的変化。
3.6 燃焼放出物の移動 (fire effluent transport) 燃焼位置から離れていく燃焼放出物の動き。
3.7 火災シナリオ (fire scenario) ある特定の場所についての実際の火災又は実規模をシミュレートした
火災における発火(着火)前から火災終了までの,一つ以上の各段階の環境条件を含む諸条件の詳細な記
述。
3.8 発火源 (ignition source) 燃焼を開始させるエネルギー源。
3.9 煙 (smoke) 燃焼又は熱分解によって生じる気体内での固体及び/又は液体状の浮遊粒子で,見るこ
とのできるもの。

4. 試験方法の種類

 試験手順は,腐食損傷性の評価に有効であり,さらに全体的な耐火性の解析に応用
できる結果が得られるように定められることが望ましい。
参考 試験結果が全体的な耐火性の評価に有効であることを保証するような燃焼試験に対する設計作
業は,まだ初期段階にある(JIS C 0063参照)。そのため,この規格は作業が進むに従って改正
される可能性がある。
試験方法の種類は,選定された腐食ターゲットのタイプによって定められる。腐食ターゲットを用いな
い試験方法は間接評価に分類した。
4.1 製品試験 腐食ターゲットは,製品とする。
実例 : プリント配線板,配電盤,洗濯機,コンピュータなど。
燃焼放出物の製品に及ぼす影響は,検査又は測定による機能低下によって評価できる。
4.2 模擬製品試験 腐食ターゲットは,ある製品をシミュレートする材料であることとする。

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C 0077 : 1999 (IEC 60695-5-2 : 1994)
燃焼放出物が材料に及ぼす影響は,外観,質量又は機械的,物理的若しくは電気的特性の変化を測定す
ることによって評価できる。
4.3 間接評価 評価の間接的方法は,腐食ターゲットを使用しないで,発生したガス及び蒸気,例えば,
燃焼によって発生したガス及び蒸気を吸収している溶液のpH及び/又は導電率を測定する方法である。

5. 発行されている試験方法の概要

 この概要は,参考文献として載せた規格に代えて使用することはで
きない。
5.1 水溶液に吸収させた燃焼ガスの酸性度及び導電率の測定方法 一つの国際規格と多数の各国規格は,
ここに示す手法に基づいている。
附属書Bに,四つの規格の比較を示す。
5.1.1 目的及び原理 この方法は,試験片の分解又は燃焼によって発生するガスを吸収させた溶液のpH
及び導電率を測定するものである。
評価は,これらのガスを蒸留水若しくは脱イオン水に吸収させた水溶液のpH,又はpH及び導電率を測
定することによって行う。
5.1.2 試験片 試験片の質量は,通常0.5g又は1.0gである。
5.1.3 方法 管状の加熱炉を,規格に定められた温度750℃から950℃の間に設定する。加熱炉は,石英
ガラスの燃焼管の外側にあり,管内の磁製皿に入れた試験片を覆うように設置する。空気を管の入口から
流し,燃焼ガスを吸引又は吹き込みによって,蒸留水又は脱イオン水を入れた吸収ビンに導く。
5.1.4 併行精度及び室間再現精度 併行精度及び室間再現精度は,フランス規格作成時に行ったラウンド
ロビン試験によると,次のとおりであった。
併行精度 : 4%7%
室間再現精度 : 9%11%
数値は,試験条件と材料によって異なる(附属書C参照)。
5.1.5 腐食危険性評価及び試験結果の関連性 強い酸又は塩基の場合に経験的に知られていることであ
るが,燃焼したガスの酸性/塩基性を測定すれば,同じ化学式をもつ高分子材料の耐腐食性を順位づける
ことができるが,異なる化学式の材料を比較することは適切ではない。
5.2 銅鏡試験(ASTM D2671-91参照)
5.2.1 目的及び原理 この試験は,熱収縮性絶縁チューブに適用される。この試験方法は,高温に加熱さ
れたときに腐食生成物を生じやすい材料かどうかを決めるために用いられる。発生した生成物は,銅鏡の
上に凝縮させ,次に腐食性を測定する。
5.2.2 試験片 試験片は,チューブから切り出す(直径が3.2mm以下の場合は長さL=25mmに,直径が
3.2mmを超える場合は6mm×25mmの長方形に切る。)。
5.2.3 方法 銅鏡は,あらかじめ汚れを取ったガラス板に真空中で銅を蒸着させて作製する。試験片は乾
いた試験管の底に置き,試験管の下の部分は規格に定められた温度の油槽に規定時間つける。
発生する生成物の腐食性を評価するために,銅鏡を試験管内につり下げ,試験の間は60℃以下の温度に
保持する。
5.2.4 特記事項 銅鏡の作製は,注意のいる操作である材料が腐食性であるかどうかを測定するには,通
常試験時間16時間で十分である(ASTM D2671-91, 9399参照)。
この方法は,定性試験である。
この規格では,試験片を熱分解も燃焼もさせない。

――――― [JIS C 60695-5-2 pdf 5] ―――――

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