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JIS C 60721-2-5:2004 規格概要
この規格 C60721-2-5は、自然に生じるじんあい,砂及び塩霧の特徴を示し,電気・電子製品の保存時,輸送時及び使用時に,製品がこれらの環境要因にさらされた場合の影響について規定。
JISC60721-2-5 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C60721-2-5
- 規格名称
- 環境条件の分類―第2-5部 : 自然環境の条件―じんあい,砂及び塩霧
- 規格名称英語訳
- Classification of environmental conditions -- Part 2:Environmental conditions appearing in nature -- Section 5:Dust, sand, salt mist
- 制定年月日
- 2004年3月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60721-2-5:1991(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 19.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
- 改訂:履歴
- 2004-03-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS C 60721-2-5:2004 PDF [16]
C 60721-2-5 : 2004 (IEC 60721-2-5 : 1991)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60721-2-5:1991,Classification of
environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions appearing in nature−Section 5 : Dust, sand, salt mist
を基礎として用いた。
JIS C 60721-2-5には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)じんあい及び砂の濃度(高い濃度の例)
附属書B(参考)参考文献
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 60721-2-5 pdf 1] ―――――
C 60721-2-5 : 2004 (IEC 60721-2-5 : 1991)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 一般事項・・・・[1]
- 4. 自然環境におけるじんあい及び砂・・・・[2]
- 4.1 じんあい及び砂の分類・・・・[2]
- 4.2 じんあい及び砂環境の特性・・・・[2]
- 4.3 じんあい及び砂の環境に及ぼす影響・・・・[4]
- 5. 囲われた場所のじんあい及び砂・・・・[5]
- 5.1 じんあい及び砂の特性・・・・[5]
- 5.2 じんあい及び砂環境に影響を与える要因・・・・[5]
- 6. 塩霧・・・・[6]
- 6.1 塩霧の特性・・・・[6]
- 6.2 塩霧環境に影響を及ぼす要因・・・・[7]
- 附属書A(参考)じんあい及び砂の濃度(高い濃度の例)・・・・[13]
- 附属書B(参考)参考文献・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 60721-2-5 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 60721-2-5 : 2004
(IEC 60721-2-5 : 1991)
環境条件の分類−第2−5部 : 自然環境の条件−じんあい,砂及び塩霧
Classification of environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions appearing in nature−Section 5 : Dust, sand, salt mist
序文
この規格は,1991年に第1版として発行されたIEC 60721-2-5,Classification of environmental
conditions−Part 2 : Environmental conditions appearing in nature−Section 5 : Dust, sand, salt mistを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,製品が使用される環境に応じて,じんあい,砂及び塩霧のきびしさの分類を選択するとき
の情報を示す。きびしさの分類はJIS C 60721-1に規定する。
じんあい,砂及び塩霧に関する詳細な情報は附属書Bの参考文献に示す。
1. 適用範囲
この規格は,自然に生じるじんあい,砂及び塩霧の特徴を示し,電気・電子製品の保存時,
輸送時及び使用時に,製品がこれらの環境要因にさらされた場合の影響について規定する。これらの環境
要因による影響は,多くの場合風と密接に結びついており,風によって強められることがある。風に関す
る環境要因はJIS C 60721-2-2で規定しているのでこの規格では扱わない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60721-2-5:1991, Classification of environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions
appearing in nature−Section 5 : Dust, sand, salt mist (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 60721-1 環境条件の分類 環境パラメータとその厳しさの分類
備考 IEC60721-1:1990, Classification of environmental conditions−Part 1: Environmental parameters
and their severities,Amendment 1 (1992) が,この規格と一致している。
JIS C 60721-2-2 環境条件の分類 自然環境の条件−降水及び風
備考 IEC60721-2-2:1988, Classification of environmental conditions−Part 2: Environmental conditions
appearing in nature,Presipitation and wind,が,この規格と一致している。
3. 一般事項
じんあい,砂,塩霧更に風が加わると,様々な形で製品に影響を与える。最も重要な影響
は,次のものである。
――――― [JIS C 60721-2-5 pdf 3] ―――――
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C 60721-2-5 : 2004 (IEC 60721-2-5 : 1991)
− エンクロージャ及び封止内へのじんあいの侵入
− 電気特性の劣化,例 : 接触不良,接触抵抗の変化,抵抗の変化
− ベアリング,駆動軸,シャフト及びその他可動部の運動の停止又は障害
− 表面磨耗(腐食,侵食)
− 光学表面の曇り
− 潤滑剤のよごれ
− 熱伝導の低下
− 換気口,ブッシング,パイプ,フィルター,オペレーションに必要な装置などの詰まりなど
じんあい及び砂の存在が水蒸気などの他の環境要因と組み合わさると,腐食,かび増殖などが起こり,
有害な影響をもたらすことがある。高温で湿気のある環境では,化学的に活性なじんあいで製品に腐食が
生じる。空気中に含まれる塩霧によっても同様の影響が生じる。
融雪用の塩などのイオン伝導性で,かつ腐食性のあるじんあいの影響が考慮されなければならない。
4. 自然環境におけるじんあい及び砂
4.1 じんあい及び砂の分類
次に示すじんあい及び砂の定義は,空気力学的な性質の違いに基づくもの
である。
− じんあいは,起源又は組成にかかわらず,大きさ1150 湟 粒物質と定義される。直径75μm未
満の粒子は,空気の自然乱流によって長時間大気中に浮遊する。
− 砂は,岩くずの沈殿物が層をなさずに分離して集積したものに適用される用語であり,本質的に,石
英の球状砂粒で構成される。この用語は,地質学では大きさ1001000 鉛 極 される。直
径150 鉛 自然又は人工的な強い気流若しくは乱流に持続的にさらされない限り,
空中に浮遊することがない。
− 煙又はくん煙は空中に分散しているものであり,1 鉛 成される。
4.2 じんあい及び砂環境の特性
4.2.1 じんあい及び砂の種類 自然に生じる多くのじんあい及び砂の主な構成物は石英であり,砂漠又は
砂漠に類似した地域で製品に損傷を引き起こす。石英のきわだった特徴はその硬さであり,製品の特に可
動部に急速に消耗又は損傷をもたらす。ただし,材料に腐食が生じるには,じんあい及び砂並びに高速気
流が長時間組み合わされることが必要である。
この種のじんあいのもう一つの特徴は,非吸湿性で,かつ化学的に不活性で,大気中の湿気又はガスと
組み合わされて金属に腐食作用を起こす種類のじんあいとは異なることである。
細かいじんあいの特徴は,非研摩性で,かつ吸湿性があることである。
4.2.2 粒子サイズ じんあい及び砂の粒子サイズは,おおむね次の範囲である。
− 細かいじんあい : 75 最
− 粗いじんあい : 75150
− 砂 : 1501000
じんあい及び砂の粒子サイズの累積分布を,付図1に示す。
――――― [JIS C 60721-2-5 pdf 4] ―――――
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C 60721-2-5 : 2004 (IEC 60721-2-5 : 1991)
4.2.3 粒子の硬さ 粒子の硬さが硬いと,接触の際に対象を傷つけることがある。砂は主に石英結晶又は
他の鉱石の小さな破片で構成されており,一般に,大部分の溶融シリカガラスよりも硬い。したがって,
砂はほとんどのガラス光学装置の表面を傷つける。ガラス表面に付着した砂の粒子に圧力がかかると,ガ
ラス表面を破砕させることがある。数種の一般的物質及びモース硬度に基づく硬さの水準を表1に示す。
硬度等級の高い物質は,硬度等級の低い物質を傷つけることができる。
表 1 硬度等級
モース硬度 基準物質 代表的な物質
1 タルク 黒鉛,雪花石こう,けい藻土
2 石こう カオリナイト,方鉛鉱,雲母,(指の爪)
3 方解石 重晶石,大理石,蛇紋石,あられ石,苦灰石
4 ほたる石(CaF2)
5 りん灰石 アスベスト,オパール(蛋白石),窓用ガラス
6 正長石 磁鉄鉱,長石,めのう,黄鉄鉱,(鋼鉄の刃)
7 石英 火打ち石,溶融シリカ,かんらん石,紅柱石,電気石
8 黄玉 金剛砂
9 鋼玉 サファイア,炭化けい素,炭化タングステン
10 ダイアモンド
4.2.4 濃度 濃度は,空気の単位体積に含まれる粒子の質量として測定可能である。
大気中のじんあい及び砂の濃度は,地理的な場所,気候条件,そこで行われる活動の種類又は程度によ
って著しく異なる。ある条件下では,大量のじんあい及び砂が局地的,一時的に表面から放出されること
があるし,また,浮遊したじんあいは風と共に流動する。
温帯気候地帯の地域別の典型的な濃度を表2に示す。
表 2 典型的なじんあい及び砂の濃度
地域 じんあい及び砂の濃度
最一
田舎及び郊外 40110
都市 100450
工業地帯 5002 000
さらに,高濃度のじんあい及び砂は,ヘリコプターや車両などによって引き起こされる。附属書Aに,
これらの濃度範囲の概略値を示す。
砂漠における高度別の典型的なじんあい及び砂の濃度を表3に示す。
じんあい及び砂の濃度と大きい粒子の存在は,風速が増すと増加する。付図2は,この関係を一般化し
て示したものである。これは温度,湿度,粒子の組成など,幾つかの要因によって変化する。150
大きい粒子は,通常地上1 m以下の空気層に限られる。この層の中で,砂粒の約半分(質量)は地上10 mm
以内,残り半分は地上100 mm以内を移動する。
――――― [JIS C 60721-2-5 pdf 5] ―――――
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