JIS C 6190:1993 光ファイバ用光源試験方法

JIS C 6190:1993 規格概要

この規格 C6190は、発光波長が400nm~1800nmの範囲の,強度変調されていない連続光を出力するファイバコネクタ用の出力端子をもつ光源の試験方法について規定。

JISC6190 規格全文情報

規格番号
JIS C6190 
規格名称
光ファイバ用光源試験方法
規格名称英語訳
Test methods for fiber optic test sources
制定年月日
1993年10月1日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1993-10-01 制定日, 1999-06-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS C 6190:1993 PDF [10]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 6190 - 1993

光ファイバ用光源試験方法

Test methods for fiber optic test sources

1. 適用範囲 この規格は,発光波長が4001 800nmの範囲の,強度変調されていない連続光を出力す
る光ファイバコネクタ用の出力端子をもつ光源の試験方法について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 1002 電子測定器用語
JIS C 1003 ディジタル電圧計試験方法
JIS C 6183 光スペクトラムアナライザ試験方法
JIS C 6184 光ファイバ用光パワーメータ試験方法
JIS Z 8103 計測用語
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 1002及びJIS Z 8103の規定によるほか次に
よる。
(1) 出力パワー 光ファイバ用光源の光ファイバコネクタ用出力端子に接続された光ファイバの出射端か
ら出力される光パワー。
(2) 誤差 光源が供給した量の真の値(供給値)と光源に規定された値(設定値又は定格値)との違い。
その大きさは,絶対誤差又は百分率誤差で表し,それぞれ,次の式によって算出する。
Qx−Q0
ここに, 絶対誤差
Qx : 供給値
Q0 : 設定値又は定格値
Qx Q0
攀 ×100
Q0
ここに, 攀 百分率誤差 (%)
(3) 固有誤差 標準試験状態で求めた誤差(JIS C 1002参照)
(4) かたより 供給値の平均値から設定値又は定格値を引いた値
(5) 動作誤差 定格動作状態で求めた誤差(JIS C 1002参照)
3. 試験条件
3.1 一般事項 光ファイバ用光源(以下,被試験器という。)を試験する場合の条件は,原則として3.2
3.4のとおりとする。ただし,この試験条件で試験することが困難なときは,実施した条件及びその影響
について試験結果に記録しなければならない。
3.2 試験準備 試験準備は,次に示す順序で行う。

――――― [JIS C 6190 pdf 1] ―――――

2
C 6190 - 1993
(1) 被試験器は,電源を投入する前に,標準試験状態又はこれに近い状態に少なくとも2時間以上置くこ
とが望ましい。
(2) 電源を投入し,被試験器を規定の時間,予熱する。
3.3 標準試験状態 標準試験状態は,次のとおりとする。
(1) 温度 23±2℃
(2) 相対湿度 (65±10) %
ただし,試験結果の判定に疑義が生じない場合は,温度20±2℃又は25±2℃,相対湿度 (50±10) %を
選択してもよい。
3.4 測定用光ファイバ 光ファイバ及び光ファイバに取り付けられたコネクタは,被試験器に規定のも
のとする。
4. 試験の種類及び性能 表1に試験の種類及び性能を示す。
表1 試験の種類及び性能
種類 性能
確度試験 出力パワー
固有誤差試験 ピーク波長又は中心波
個別誤差試験
温度安定度試験長スペクトル幅
時間安定度試験
強度試験 振動試験 強度
衝撃試験
備考 性能のうち,被試験器の特性によって,試験自体
が無意味な場合は,その性能について試験を省略
してもよい。
5. 確度試験
5.1 確度試験を実施する性能 表1の性能それぞれについて行う。
5.2 確度の求め方 6.の固有誤差試験及び7.の個別誤差試験によって求めた部分誤差を基に,動作誤差の
限界を次の式によって算出し,これを被試験器の確度とする。
2
2 2 ts
攀痿
( to tv )2 to tv
2
2
2 2 ts
攀 (to tv )2 to tv
2
ここに, 攀 動作誤差の上限
攀 動作誤差の下限
to 固有誤差試験での被試験器のかたより
攀 固有誤差試験での被試験器のかたよりを除いた誤差
tv 温度安定度試験での誤差の平均値(変動の上限,下限の平均値)
tvu
tvl
2
攀 温度安定度試験での誤差の標準偏差

――――― [JIS C 6190 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
C 6190 - 1993
2
(
tvu
tvl )
12
ここに, 攀 温度安定度試験での変動の上限
攀 温度安定度試験での変動の下限
攀 時間安定度試験での時間安定度
6. 固有誤差試験
6.1 固有誤差試験の概要 試験は,標準試験状態で行う。試験回路を,図1に示す。被試験器の出力パ
ワー,ピーク波長又は中心波長及びスペクトル幅は,それぞれ基準となる光ファイバ用光パワーメータ又
は光スペクトラムアナライザで測定する。ここで基準となる光スペクトラムアナライザ及び光ファイバ用
光パワーメータは,標準試験状態で校正又は誤差評価されたものとする。校正又は誤差評価の方法は,JIS
C 6183及びJIS C 6184の規定による。
なお,試験結果は,光パワーの場合は,百分率で表示し,波長及びスペクトル幅の場合は,絶対値で表
示する。
図1 固有誤差試験の回路
注(1) 波長及びスペクトル幅測定の場合は,光スペクトラムアナライザを接続する。
6.2 出力パワー 試験は,次の手順で行う。
(1) 被試験器と光ファイバ用光パワーメータを,測定用光ファイバで接続する。
(2) 被試験器と測定用光ファイバの光コネクタの着脱操作を,10回以上(m回)繰り返し,その都度,被
試験器の出力パワーPj (j=1, 2···m) を測定する。
(3) 出力パワーの再現性 攀 次の式によって算出する。
m
台 (PjP) 2
ct=
1 j1
100
P m 1
ここに, 攀 m回の繰返し測定での出力パワーの再現性(測定値のばらつき
の標準偏差) (%)
P : 測定値 (j=1, 2······m) の平均値 (W)
m
j1
Pj
P
m
m : 測定回数

――――― [JIS C 6190 pdf 3] ―――――

4
C 6190 - 1993
(4) 被試験器のかたよりto びかたよりを除いた誤差 攀 次の式によって算出する。
P
to=
P0
100
P0
2
sx 2
to= ct
2
ここに, to 標準試験状態での被試験器のかたより (%)
攀 標準試験状態でのかたよりを除いた誤差 (%)
P0 : 標準試験状態での被試験器に規定された設定値又は定格値
(W)
攀 標準試験状態での基準となる光ファイバ用光パワーメータの
かたより補正後の誤差限界 (%),ただし,信頼率95%の値と
する。
(5) 被試験器の固有誤差 攀 を,次の式によって算出する。
cx=to 2 to
ここに, 攀 被試験器の出力パワーの固有誤差 (%)
6.3 ピーク波長又は中心波長 試験は,次の手順で行う。
(1) 被試験器と光スペクトラムアナライザを測定用光ファイバで接続する。
(2) 被試験器と測定用光ファイバの光コネクタの着脱操作を,10回以上(m回)繰り返し,その都度被試
験器のピーク波長又は中心波長 j=1, 2······m) を測定する。
(3) ピーク波長又は中心波長の再現性 攀 次の式によって算出する。
m
台(j )2
1 j1
ct 100
P m 1
ここに, 攀 m回の繰返し測定でのピーク波長又は中心波長の再現性(測定
値のばらつきの標準偏差) (nm)
測定値 j=1, 2······m) の平均値 (nm)
m
j
j
1
=
m
m : 測定回数
(4) 被試験器のかたよりto びかたよりを除いた誤差 攀 次の式によって算出する。
0
to=
2
sx 2
to= ct
2
ここに, to 標準試験状態での被試験器のかたより (nm)
攀 標準試験状態での被試験器のかたよりを除いた誤差 (nm)
標準試験状態での被試験器に規定された設定値又は定格値
(nm)
攀 標準試験状態での基準となる光スペクトラムアナライザのか
たより補正後の誤差限界 (nm),ただし,信頼率95%の値とす
る。
(5) 被試験器の固有誤差 攀 次の式によって算出する。
cx= to2 to
ここに, 攀 被試験器のピーク波長又は中心波長の固有誤差 (nm)
6.4 スペクトル幅 試験は,次の手順で行う。

――――― [JIS C 6190 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
C 6190 - 1993
(1) 被試験器と光スペクトラムアナライザを,測定用光ファイバで接続する。
(2) 被試験器と測定用光ファイバの光コネクタの着脱操作を,10回以上(m回)繰り返し,その都度,被
試験器のスペクトル幅 j=1, 2······m) を測定する。
(3) スペクトル幅の再現性 攀 次の式によって算出する。
m
台 ( j )2
j 1
ct=
m 1
ここに, 攀 m回の繰返し測定でのスペクトル幅の再現性(測定値のばら
つきの標準偏差) (nm)
: 測定値 j=1, 2······m) の平均値 (nm)
m
1
j
j
=
m
m : 測定回数
(4) 被試験器のかたよりto びかたよりを除いた誤差 攀 次の式によって算出する。
to= 0
攀 攀
ここに, to 標準試験状態での被試験器のかたより (nm)
攀 標準試験状態での被試験器のかたよりを除いた誤差 (nm)
標準試験状態での被試験器に規定の設定値又は定格値
(nm)
(5) 被試験器の固有誤差 攀 次の式によって算出する。
cx= to2 to
ここに, 攀 被試験器のスペクトル幅の固有誤差 (nm)
7. 個別誤差試験
7.1 温度安定度試験 試験回路を,図2に示す。被試験器の周囲温度を被試験器に規定の使用温度範囲
の下限から上限に変化し,下限及び上限を含めた5点以上の温度で出力値(出力パワー,ピーク波長又は
中心波長及びスペクトル幅)を測定する。このとき上限から下限に変化した場合も測定することが望まし
い。ただし,標準試験条件に決められた温度は必ず含むこととする。
なお,この試験では被試験器が周囲温度と温度安定状態になるまで十分に時間をかけなければならない。
図2 温度安定度試験の回路
注(1) 波長及びスペクトル幅測定の場合は,光スペクトラムアナライザを接続する。
7.1.1 出力パワー温度 安定度を,次の式によって算出する。
P P0
攀痿1 ×100
P0

――――― [JIS C 6190 pdf 5] ―――――

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