JIS D 0807:2011 高度道路交通システム―全車速域アダプティブ・クルーズコントロール(FSRA)システム―性能要求事項及び試験手順

JIS D 0807:2011 規格概要

この規格 D0807は、FSRAシステムに関する,基本的制御方針,機能要件に対する最低要求事項,基本的な運転者インタフェース,故障診断及び故障時の動作に関する最低要求事項並びに性能試験手順について規定。

JISD0807 規格全文情報

規格番号
JIS D0807 
規格名称
高度道路交通システム―全車速域アダプティブ・クルーズコントロール(FSRA)システム―性能要求事項及び試験手順
規格名称英語訳
Intelligent transport systems -- Full speed range adaptive cruise control (FSRA) systems -- Performance requirements and test procedures
制定年月日
2011年3月22日
最新改正日
2015年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 22179:2009(IDT)
国際規格分類

ICS

43.040.15
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
2011-03-22 制定日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 0807:2011 PDF [25]
                                                                   D 0807 : 2011 (ISO 22179 : 2009)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び単位・・・・[5]
  •  5 種類・・・・[5]
  •  6 要求事項・・・・[6]
  •  6.1 基本的制御方針・・・・[6]
  •  6.2 機能要件・・・・[6]
  •  6.3 基本的運転者インタフェース及び運転者による操作介入機能・・・・[9]
  •  6.4 作動上の限界・・・・[10]
  •  6.5 制動灯の点灯・・・・[12]
  •  6.6 故障時の動作・・・・[12]
  •  7 性能評価試験方法・・・・[13]
  •  7.1 環境条件・・・・[13]
  •  7.2 試験標的規定・・・・[13]
  •  7.3 自動停止能力試験・・・・[14]
  •  7.4 目標捕そく距離試験・・・・[15]
  •  7.5 目標車両識別試験・・・・[15]
  •  7.6 曲線道路対応能力試験・・・・[16]
  •  附属書A(規定)技術情報・・・・[19]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 0807 pdf 1] ―――――

D 0807 : 2011 (ISO 22179 : 2009)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技術会(JSAE)及び財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS D 0807 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 0807 : 2011
(ISO 22179 : 2009)

高度道路交通システム−全車速域アダプティブ・クルーズコントロール(FSRA)システム−性能要求事項及び試験手順

Intelligent transport systems-Full speed range adaptive cruise control (FSRA) ystems-Performance requirements and test procedures

序文

  この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 22179を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
全車速域アダプティブ・クルーズコントロールシステム(以下,FSRAシステムという。)の主な機能は,
次の情報を使用して車両の走行速度を前方車両に適応するよう制御するものである(図1参照)。
a) 前方車両までの車間距離
b) 当該車両(FSRAシステム装着車)の動き
c) 運転者の指示。
これらの取得した情報を基に,制御装置(図1のFSRAシステム制御方針)は作動装置に指令を送り,
縦方向制御を行う。また,制御装置は運転者に状態表示を行う。
図1−FSRAシステムの機能要素

――――― [JIS D 0807 pdf 3] ―――――

2
D 0807 : 2011 (ISO 22179 : 2009)
FSRAシステムの最終目的は,運転者の運転負荷の軽減のために,縦方向車両制御の部分的自動化を行
うことである。
この規格を,FSRAシステムに関連するより詳細な規格,例えば,特定の車両検知及び距離センサに関
する規定,又は更により高度な機能に関する規定を作成するときのシステムレベルの規格として用いるこ
とができる。車両検知,距離センサなどの特定の機能及び性能要件,又は相互協調による機能実現のため
の通信リンクのような特定要求事項の問題は,ここでは考慮しない。

1 適用範囲

  この規格は,FSRAシステムに関する,基本的制御方針,機能要件に対する最低要求事項,基本的な運
転者インタフェース,故障診断及び故障時の動作に関する最低要求事項並びに性能試験手順について規定
する。
FSRAシステムは,基本的には連続的に走行できる円滑な交通条件及び渋滞した交通条件下で自動車専
用道路(自動車以外の車両と歩行者の通行が禁止された道路)を走行しているとき,装置を搭載した車両
への縦方向制御の提供を目的とする。FSRAシステムは,停止状態からシステムの設計最高速度までの速
度領域内での運転を支援する。システムは,既に追従している車両の後ろに,制限された減速能力の範囲
で停止を行い,運転者の走行復帰の意思入力があれば再発進することができる。システムは,停止車両又
は低速移動車両への反応は要求されていない(JIS D 0801に規定するアダプティブ・クルーズコントロー
ル・システムと同じ。)。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 22179:2009,Intelligent transport systems−Full speed range adaptive cruise control (FSRA)
systems−Performance requirements and test procedures(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に揚げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規
格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 0032 自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号
注記 対応国際規格 : ISO 2575,Road vehicles−Symbols for controls, indicators and tell-tales(MOD)
JIS D 0801 自動車−アダプティブ・クルーズコントロール・システム−性能要求事項及び試験手順
注記 対応国際規格 : ISO 15622,Transport information and control systems−Adaptive Cruise Control
Systems−Performance requirements and test procedures(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
能動的ブレーキ制御(active brake control)
ブレーキをかける機能。ただし,運転者の操作によらないでブレーキをかける機能で,この規格の中で
は,FSRAシステムで制御することを示す。

――――― [JIS D 0807 pdf 4] ―――――

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D 0807 : 2011 (ISO 22179 : 2009)
3.2
アダプディブ・クルーズコントロール(adaptive cruise control)
従来型クルーズコントロール・システム(3.5参照)を発展させ,当該車両は,エンジン及び/又はパワ
ートレイン,及び場合によってはブレーキを制御して適切な車間距離で前方車両に追従する。
3.3
ブレーキ(brake)
車両を進ませる動きに抵抗する力を発生させる部品。
例えば,摩擦ブレーキ(相互に相対的な動きをしている車両の2部品間の摩擦で力が発生するとき),電
磁ブレーキ(相互に相対的な動きをしているが接触していない車両の2部品間の電磁作用で力が発生する
とき),液体ブレーキ(相互に相対的な動きをしている車両の2部品間に位置する液体の作用で力が発生し
たとき)及びエンジンブレーキ(車輪に伝達される,人為的に増加させたエンジンのブレーキ作用から発
生した力)であってもよい。
注記 定義は,ECE-R13-Hによる。ただし,このFSRAシステム規格の目的に照らし,変速制御装置
はブレーキとは考えない。
3.4
車間距離(clearance)
前方車両の後端面から当該車両の先端面までの距離。
3.5
従来型クルーズコントロール(conventional cruise control)
運転者がセットした速度に車両の速度を制御する機能をもつシステム。
3.6
前方車両(forward vehicle)
当該車両と同一道路の前方に位置し,同一方向に走行している車両。
3.7
連続的に走行できる円滑な交通(free-flowing traffic)
停車若しくは発進又は緊急ブレーキ状態がなく,大量の車両がスムーズに流れている交通状態。
3.8
車間時間,τ(time gap)
車両速度v及び車間距離cを用い,cをvで除して算出される値(図2参照)。
c : 車間距離(m)
v : 車両速度(m/s)
注記 τは,c/vとなる。
図2−車間時間関係図
3.9
設定車速(set speed)

――――― [JIS D 0807 pdf 5] ―――――

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JIS D 0807:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22179:2009(IDT)

JIS D 0807:2011の国際規格 ICS 分類一覧

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