JIS D 1000:2009 二輪自動車―エンジンネット出力試験方法

JIS D 1000:2009 規格概要

この規格 D1000は、JIS D 0109に定義されている二輪自動車の,エンジン性能を評価するためのネット出力試験方法を規定。

JISD1000 規格全文情報

規格番号
JIS D1000 
規格名称
二輪自動車―エンジンネット出力試験方法
規格名称英語訳
Motorcycles -- Engine test code -- Net power
制定年月日
1982年10月15日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4106:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

43.020, 43.140
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1982-10-15 制定日, 1987-10-01 確認日, 1993-08-01 改正日, 1998-07-20 改正日, 2003-01-20 確認日, 2009-12-21 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS D 1000:2009 PDF [25]
                                                                                   D 1000 : 2009

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号・・・・[2]
  •  5 標準大気条件・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般・・・・[3]
  •  6.2 測定装置の精度・・・・[3]
  •  6.3 設定及び試験条件・・・・[4]
  •  6.4 試験手順・・・・[7]
  •  7 トルク,出力及び燃料消費率・・・・[7]
  •  7.1 測定トルク,測定出力及び燃料消費率の算出・・・・[7]
  •  7.2 ネットトルク及びネット出力・・・・[8]
  •  7.3 修正ネットトルク及び修正ネット出力・・・・[9]
  •  8 試験報告書・・・・[9]
  •  8.1 一般・・・・[9]
  •  8.2 試験報告書の記述法・・・・[9]
  •  8.3 結果報告・・・・[12]
  •  附属書JA(規定)圧縮点火式エンジンの出力試験・・・・[14]
  •  附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[20]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 1000 pdf 1] ―――――

D 1000 : 2009

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技
術会(JSAE)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会
の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 1000:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS D 1000 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 1000 : 2009

二輪自動車−エンジンネット出力試験方法

Motorcycles−Engine test code−Net power

序文

  この規格は,2004年に第3版として発行されたISO 4106を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,規格
利用上の利便性向上のため,規格の構成及び技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格の附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。また,この規格で側線又は点線の
下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一覧表にその説明を付けて,
附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS D 0109 に定義されている二輪自動車の,エンジン性能を評価するためのネット出力試
験方法を規定する。試験結果は,全負荷状態における修正ネットトルク,修正ネット出力及び燃料消費率
のエンジン回転速度に対する特性曲線として表される。
この規格は,フリーピストン式を除く往復動内燃機関(火花点火式エンジン及び圧縮点火式エンジン)
及びロータリーエンジンに適用する。エンジンは,自然吸気式,又は機械式過給機若しくはターボ過給機
のいずれかを用いた過給吸気式でもよい。
なお,圧縮点火式エンジンに特有な試験条件などについては,附属書JAに規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4106:2004,Motorcycles−Engine test code−Net power (MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0108-1 往復動内燃機関−用語−第1部 : 機関設計及び運転用語
注記 対応国際規格: ISO 2710-1:2000,Reciprocating internal combustion engines−Vocabulary−Part 1:
Terms for engine design and operation (IDT)
JIS B 8003 内燃機関−機関出力の決定方法及び測定方法−共通要求事項
注記 対応国際規格: ISO 15550,Internal combustion engines−Determination and method for the
measurement of engine power−General requirements (IDT)
JIS D 0109 二輪自動車−用語

――――― [JIS D 1000 pdf 3] ―――――

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D 1000 : 2009

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0108-1及びJIS B 8003によるほか,次による。
3.1
ネット出力 (net power)
6.3.1に規定された装置及び補機類を備えたエンジンを,試験台上で運転したときの,あるエンジン回転
速度における,クランク軸端出力又はこれに相当する出力。
3.2
修正ネット出力 (corrected net power)
ネット出力を,標準大気条件に修正したもの。
3.3
ネットトルク (net torque)
6.3.1に規定された装置及び補機類を備えたエンジンを,試験台上で運転したときの,あるエンジン回転
速度における,クランク軸端トルク又はこれに相当するトルク。
3.4
修正ネットトルク (corrected net torque)
ネットトルクを,標準大気条件に修正したもの。
3.5
燃料消費率 (specific fuel consumption)
単位出力・単位時間当たりにエンジンで消費される燃料の量。
注記 2ストロークサイクルエンジンの潤滑油は,除外する。
3.6
補機類 (auxiliaries)
二輪自動車を走行させるために,エンジンに必要な機器及び装置。

4 記号

  この規格で用いる記号は,表1による。
なお,この記号は,附属書JAにも適用する。
表1−記号
記号 定義 単位
be 燃料消費率 g/kW・h
pd 試験中の周囲乾燥大気圧 kPa
pr 標準全大気圧 kPa
psr 標準飽和水蒸気分圧 kPa
psy 試験中の周囲大気の飽和水蒸気分圧 kPa
py 試験中の周囲大気圧 kPa
P 測定出力 kW
Po 修正ネット出力 kW
Py ネット出力 kW
T 測定トルク Nm
To 修正ネットトルク Nm

――――― [JIS D 1000 pdf 4] ―――――

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D 1000 : 2009
表1−記号(続き)
記号 定義 単位
Ty ネットトルク Nm
tr 標準周囲大気温度 ℃
ty 試験中の吸入空気温度 ℃
αa 大気条件による出力修正係数 −
αm 変速機の伝達効率による出力修正係数 −
ηi 変速機の各構成要素の伝達効率 −
ηt クランク軸と測定点との間の変速機の伝達効率 −
標準相対湿度 %
試験中の周囲大気の相対湿度 %

5 標準大気条件

  エンジンの出力及び燃料消費率試験を行う場合,次の標準大気条件を用いる。
標準全大気圧: pr =100 kPa
標準周囲大気温度: tr=25 ℃
標準相対湿度: 30 %
注記 大気温度25 ℃における相対湿度30 %は,水蒸気分圧1 kPaに相当する。したがって,大気の
乾燥空気圧分は,99 kPaとなる。

6 試験方法

6.1 一般

  この試験方法は,エンジンのネット出力評価に使われる。この試験方法では,修正ネットトルク,修正
ネット出力及び燃料消費率を,エンジン回転速度の関数として曲線で表し,全負荷状態におけるエンジン
性能を示す。

6.2 測定装置の精度

6.2.1 トルク
トルク測定装置の精度は,試験で要求される測定値の範囲において±1 %以内とする。ただし,トルク
の測定が最大出力の50 %未満の出力範囲で行われるときの精度は,±2 %以内でもよい。トルク測定装置
は,摩擦損失を考慮して校正する。
6.2.2 エンジン回転速度
エンジン回転速度測定装置の精度は,± 内とする。
6.2.3 燃料流量
燃料流量測定装置の精度は,± 内とする。
6.2.4 燃料温度
燃料温度測定装置の精度は,± ‡ 内とする。
6.2.5 エンジン吸気温度
エンジン吸気温度測定装置の精度は,±1 ℃以内とする。
6.2.6 大気圧
気圧計の精度は,±70 Pa以内とする。

――――― [JIS D 1000 pdf 5] ―――――

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