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JIS G 0581:1999 規格概要
この規格 G0581は、鋳鋼品のX線又はγ線によるきずの検出を目的とした,工業用X線フィルムを用いた直接撮影法による,放射線透過試験方法について規定。
JISG0581 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0581
- 規格名称
- 鋳鋼品の放射線透過試験方法
- 規格名称英語訳
- Methods of radiographic examination for steel castings
- 制定年月日
- 1968年7月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 5579:1998(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.040.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 非破壊検査 2020
- 改訂:履歴
- 1968-07-01 制定日, 1971-08-01 確認日, 1974-09-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1983-02-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1984-10-01 改正日, 1990-01-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1999-10-20 改正日, 2004-08-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS G 0581:1999 PDF [16]
G 0581 : 1999 (ISO 5579 : 1998)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 0581 : 1984は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格 (ISO 5579, Non-destructive testing−Radiographic examination of
metallic materials by X‐and gamma rays−Basic rules) との対比及び整合化を実施し,改正案として作成した
ものである。
JIS G 0581 : 1999には,次の附属書がある。
附属書(規定) 透過写真によるきずの像の分類方法
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS G 0581 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 0581 : 1999
(ISO 5579 : 1998)
鋳鋼品の放射線透過試験方法
Methods of radiographic examination for steel castings
序文 この規格は,1998年に提案されたISO 5579,Non-destructive testing−Radiographic examination of
metallic materials by X‐and gamma rays−Basic rulesを元に,対応する部分については対応国際規格を翻訳
し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,従来のJIS G 0581にあって,対応国
際規格にない規格項目を日本工業規格(日本産業規格)として追加した。
1. 適用範囲 この規格は,鋳鋼品のX線又は によるきずの検出を目的とした,工業用X線フィルム
を用いた直接撮影法による,放射線透過試験方法について規定する。
備考1. 放射線透過試験を行う場合は,“労働安全衛生法”,“放射性同位元素等による放射線障害の
防止に関する法律”などを順守し,放射線による被ばくの防止に十分注意する必要がある。
2. この規格の国際対応規格を,次に示す。
ISO 5579, Non-destructive testing−Radiographic examination of metallic materials by X‐and
gammarays−Basic rules
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS K 7627 工業用X線写真フィルム−第1部 : 工業用X線写真フィルムシステムの分類
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計
JIS Z 4560 工業用 装置
JIS Z 4561 工業用放射線透過写真観察器
JIS Z 4606 工業用X線装置
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 2300によるほかは次による。
a) 呼称厚さ nominal thickness, t 試験の対象となる部分の材料の呼称厚さ。製造上の誤差は考慮しない。
b) 透過厚さ penetrated thickness, w 試験部の放射線束の方向における材料の厚さ。呼称厚さに基づい
て計算してもよい。二重壁撮影法における厚さは,呼称厚さから計算する。
c) フィルムシステム Film system フィルム並びにフィルム製造業者及び/又は処理薬品製造業者の
推奨する処理条件を組み合わせたもの。
――――― [JIS G 0581 pdf 2] ―――――
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G 0581 : 1999 (ISO 5579 : 1998)
4. 透過写真の像質の種類 透過写真の像質は,A級及びB級とする。A級は,製品の形状が複雑で,か
つ,試験部の肉厚変化が大きいものに適用し,一般的な撮影方法によって得られる。B級は,試験部の肉
厚変化が小さく,平板試験体に近いものに適用し,A級では検出能力が不十分な場合に適用する。
5. 試験員の資格認証 放射線透過試験は資格認証された試験員が実施する。製造業者は,放射線透過試
験に従事する試験員の資格認証要領を定め,試験員の技術評価を行い,注文者の要求があったときは,試
験実施前にこれらの関連書類をいつでも提示できるよう準備しておく。試験員の技術評価には,鋳鋼品に
関する知識及び放射線装置,放射線の遮へい,写真処理を含む放射線透過試験方法に関する技術と経験に
ついて含まなければならない。
6. 受渡当事者間の協定 試験する製品についての透過写真の像質,撮影方法,撮影範囲,きずの許容範
囲は,その用途,設計及び仕様を検討し,あらかじめ受渡当事者間で協定しなければならない。
7. 放射線透過試験用装置及び付属機器
7.1 放射線透過試験用装置 放射線透過試験用装置は,JIS Z 4606に規定するX線装置,電子加速器に
よるX線発生装置及びJIS Z 4560に規定する 装置並びにこれらと同等以上の性能をもつ装置とする。
7.2 感光材料 工業用X線フィルム(以下,フィルムという。)は,JIS K 7627による。増感紙は,金属
はく(箔)増感紙とする。各像質に対するフィルムシステムと金属はく増感紙の厚さについては表1によ
る。
7.3 透過度計 透過度計は,JIS Z 2306に規定する一般形のF形又はS形の透過度計を使用する。
7.4 観察器 観察器は,JIS Z 4561によるか,又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
――――― [JIS G 0581 pdf 3] ―――――
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G 0581 : 1999 (ISO 5579 : 1998)
表1 放射線透過試験のためのフィルムシステムのクラス及び金属はく増感紙
放射線源 透過厚さ mm フィルムシステム 金属はく増感紙の種類及び厚さ
クラス(1)
A級 B級 A級 B級
100kV以下のX線装置 T3 T2 使用しないか,フロント,バックとも0.03mmまで
の鉛はく増感紙
100kVを超え150kV以下の フロント,バックとも0.15mm以下の鉛はく増感紙
X線装置
150kVを超え250kV以下の フロント,バックとも0.020.15mmの鉛はく増感
X線装置 紙
250kVを超え500kV以下の50以下 T3 T2 フロント,バックとも0.020.2mmの鉛はく増感紙
X線装置 50を超えるもの T3 フロント0.10.3mmの鉛はく増感紙(2)
バック0.020.3mmの鉛はく増感紙
192Ir
T3 T2 フロント0.020.2mmの フロント0.10.2mmの
鉛はく増感紙 鉛はく増感紙(2)
バック0.020.2mmの鉛はく増感紙
60Co
100以下 T3 T3 フロント,バックとも0.250.7mm鋼又は銅はく増
100を超えるもの 感紙(3)
1MeV以上4MeV以下のX 100以下 T3 T2 フロント,バックとも0.250.7mm鋼又は銅はく増
線装置 100を超えるもの 感紙(3)
4MeVを超え12MeV以下の 100以下 T2 T2 フロント1mm以下の銅,鋼又はタンタル(4)
X線装置 バック1mm以下の銅又は鋼,及び0.5mm以下のタ
100を超え300以下 T3 T2 ンタル(4)
300を超えるもの T3
12MeVを超えるX線装置 100以下 T2 − フロント1mm以下のタンタル(5)バックは使用しな
100を超え300以下 T3 T2 い
300を超えるもの T3 フロント1mm以下のタンタル(5)
バック0.5mm以下のタンタル
注(1) より良好なフィルムシステムのクラスを使用しても差し支えない。
(2) 0.03mmまでの前面鉛はくを入れたレディーパックフィルムは,0.1mmの鉛はくを試験体とフィルムの間に追加
して置けば使用しても差し支えない。
(3) 級では0.52.0mm鉛はく増感紙を使用しても差し支えない。
(4) 級では受渡当事者間の協定によって,0.51mmの鉛はく増感紙を使用しても差し支えない。
(5) タングステン増感紙は受渡当事者間の協定によって使用して差し支えない。
8. 透過写真の撮影方法
8.1 放射線の照射方向 放射線束は,試験される部分の中心に向け,試験体の表面に垂直な方向から放
射線を照射して撮影する。ただし,異なる方向からの照射によって,きずの検出がよくなると考えられる
場合は,その限りではない。
8.2 透過度計の使用 透過度計の使用は,次による。
a) 図1図4に示すように,識別最小線径(表3)を含む透過度計を,試験部の線源側の表面の上に置い
て,試験部と同時に撮影する。ただし,透過度計を試験部の線源側の面上に置くことが困難な場合は,
透過度計を試験部のフィルム側の面上に密着させて置くことができる。この場合,透過度計とフィル
ム間の距離は,9.1の表3に示す透過度計の識別最小線径の10倍以上離して撮影する。この場合には
透過度計の部分にFの記号をつけて,透過写真上でフィルム側に置いたことが分かるようにする。
――――― [JIS G 0581 pdf 4] ―――――
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G 0581 : 1999 (ISO 5579 : 1998)
図1 平板状試験体の撮影配置 図2 管状試験体の撮影配置a)
(内部線源撮影方法)
図3 管状試験体の撮影配置b)
(二重壁片面撮影方法)
――――― [JIS G 0581 pdf 5] ―――――
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JIS G 0581:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5579:1998(MOD)
JIS G 0581:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0581:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK7627:1998
- 工業用X線写真フィルム―第1部:工業用X線写真フィルムシステムの分類
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語
- JISZ2306:2015
- 放射線透過試験用透過度計
- JISZ4560:2018
- 工業用γ線装置
- JISZ4561:1992
- 工業用放射線透過写真観察器
- JISZ4606:2007
- 工業用X線装置