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JIS G 0597:2017 規格概要
この規格 G0597は、大気環境におけるステンレス鋼の腐食挙動を評価する促進腐食試験方法について規定。腐食試験で使用する装置も規定。この腐食試験には,塩分付着条件,及び絶対湿度一定下における乾燥・湿潤条件を含む。
JISG0597 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0597
- 規格名称
- 絶対湿度一定下におけるステンレス鋼の乾湿繰返し促進腐食試験方法
- 規格名称英語訳
- Accelerated cyclic corrosion tests with dry and wet conditions at constant absolute humidity for stainless steels
- 制定年月日
- 2017年11月20日
- 最新改正日
- 2017年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16539:2013(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
- 改訂:履歴
- 2017-11-20 制定
- ページ
- JIS G 0597:2017 PDF [17]
G 0597 : 2017
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 試験溶液・・・・[1]
- 3.1 混合塩溶液・・・・[1]
- 3.2 混合塩溶液の作製・・・・[1]
- 3.3 試験溶液の作製・・・・[2]
- 4 試験装置・・・・[2]
- 5 試験片・・・・[3]
- 5.1 試験片の種類,その数及び寸法・・・・[3]
- 5.2 試験片の表面状態の調整・・・・[3]
- 6 塩分付着量の測定方法・・・・[3]
- 7 試験片の配置・・・・[3]
- 8 操作条件及び手順・・・・[4]
- 9 試験後の試験片の処理・・・・[6]
- 10 試験の継続・・・・[6]
- 11 試験期間・・・・[7]
- 12 試験結果の表し方・・・・[7]
- 13 試験報告書・・・・[7]
- 附属書A(参考)塩分付着ユニットを用いる複合サイクル試験装置(2試験槽型)・・・・[8]
- 附属書B(参考)塩分付着ユニットを用いる複合サイクル試験装置(1試験槽型)・・・・[9]
- 附属書C(参考)手動噴霧による塩分付着方法・・・・[10]
- 附属書D(参考)この規格の試験結果と実環境暴露試験との相関・・・・[11]
- 附属書JA(規定)海水の腐食性評価を模擬するための試験溶液・・・・[12]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 0597 pdf 1] ―――――
G 0597 : 2017
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 0597 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 0597 : 2017
絶対湿度一定下におけるステンレス鋼の乾湿繰返し促進腐食試験方法
Accelerated cyclic corrosion tests with dry and wet conditions at constant absolute humidity for stainless steels
序文
この規格は,2013年に第1版として発行されたISO 16539を基とし,国内実情を反映するため,技術的
内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,大気環境におけるステンレス鋼の腐食挙動を評価する促進腐食試験方法について規定する。
この規格は,腐食試験で使用する装置も規定する。この腐食試験には,塩分付着条件,及び絶対湿度1)一
定下における乾燥・湿潤条件を含む。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16539:2013,Corrosion of metals and alloys−Accelerated cyclic corrosion tests with exposure to
synthetic ocean water salt-deposition process−"Dry" and "wet" conditions at constant absolute
humidity(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注1) 絶対湿度とは,体積1 m3の空気中に含まれる水蒸気の質量(g)をいう。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0595 ステンレス鋼の表面さび発生程度評価方法
3 試験溶液
3.1 混合塩溶液
本試験で使用する混合塩溶液は,市販の人工海水又は附属書JAで規定する代替用海水溶液若しくは3.2
の規定で作製する混合塩溶液を使用する。
3.2 混合塩溶液の作製
この混合塩溶液の組成は,附属書JAに示す代替用海水溶液と同じである。溶液の作製は,3.2及び附属
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G 0597 : 2017
書JAによる。
表1に示す試薬を25 ℃±2 ℃で20 μS/cm以下の伝導率をもつ蒸留水又は脱イオン水に溶解し,濃度が
36.0 g/L±3.6 g/Lの混合塩溶液を作製する。試薬は全て特級を使用する。
表1−混合塩溶液の試薬及びその濃度
単位 g/L
試薬 濃度
塩化ナトリウム(NaCl) 24.53
塩化マグネシウム(MgCl2) 5.20
硫酸ナトリウム(Na2SO4) 4.09
塩化カルシウム(CaCl2) 1.16
塩化カリウム(KCl) 0.695
炭酸水素ナトリウム(NaHCO3) 0.201
臭化カリウム(KBr) 0.101
ほう酸(H3BO3) 0.027
塩化ストロンチウム(SrCl2) 0.025
ふっ化ナトリウム(NaF) 0.003
警告 塩化ストロンチウム(SrCl2)及びふっ化ナトリウム(NaF)の取扱いは危険であり,熟練した
作業者が使用するか又は熟練した作業者の管理の下で実施する。
溶液のpHを調整するため,0.125 mol/L水酸化ナトリウム(NaOH)溶液を用いる。この溶液を作製す
るため,5.0 g±0.5 gの水酸化ナトリウムを蒸留水又は脱イオン水に溶解し,全容積1 Lに希釈する。25 ℃
±2 ℃においてpHを8.2±0.1に調整するため,作製した混合塩溶液にこの溶液を適量加える。
3.3 試験溶液の作製
試験溶液は,3.2の混合塩溶液を原液のまま,並びに濃度が1/5及び1/25になるように希釈して,36.0 g/L
±3.6 g/L,7.20 g/L±0.72 g/L及び1.44 g/L±0.144 g/Lの混合塩溶液とする。
なお,濃度が指定されていない場合は,試験溶液の濃度は受渡当事者間の協定による。
4 試験装置
4.1 構成部品の耐食性 試験溶液と接触する全ての構成部品は,試験溶液に対して耐食性があり,また,
噴霧された試験溶液の腐食性に影響を与えない材料によって製作するか又はライニングする。試験装置は,
4.24.4に規定する構成部品を含まなければならない。
4.2 暴露試験槽 暴露試験槽の温度及び湿度を制御できるものでなければならない。
4.3 塩分付着装置 噴霧器は,耐食材料(例えば,ガラス,プラスチック,チタンなど)を使用する。
噴霧された試験溶液は,試験片表面に均一に付着させる。また,試験溶液の付着量を制御し,所定の塩分
量を試験片表面に付着させる。
なお,試験片表面に付着する液滴の大きさを均一に制御するため,塩分付着装置から噴霧する試験溶液
の直径は微細なものであることが望ましい。
試験溶液の付着量は,次の方法で制御することができる。
a) 連続噴霧の場合には,噴霧時間を制御する。
b) 試験溶液の量,噴霧圧力及び噴霧器の移動速度を制御する。噴霧器に供給する圧縮空気は,微量な油
及び固形物を全て取り除くためフィルターを通す。
c) 手動噴霧の場合には,あらかじめ噴霧量を調整したスプレーの噴霧回数を制御する。
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G 0597 : 2017
4.4 温度及び湿度制御装置 試験片周囲の温度及び湿度を検出し,制御できるものでなければならない。
温度及び湿度の移行期間では,目標値及び試験時間に対して乾球温度を直線的に制御できなければならな
い。また,乾球温度に対して相対湿度を制御することによって,絶対湿度を一定に保たなければならない。
4.5 試験装置の種類 4.24.4に規定する要件を満足する3種類の試験装置は,次のいずれかとする。
a) 2試験槽型(自動式) 試験片は,塩分付着装置と暴露試験槽との間を移動する。噴霧器は,前後左右
に移動し,各試験片の塩分付着量を変えることが可能である。次に,試験片は暴露試験槽に移動し,
湿潤・乾燥サイクルと洗浄処理とが自動的に実施される(附属書A参照)。
b) 1試験槽型(自動式) 一つの試験槽に試験片を入れる。噴霧器をセットし,湿潤・乾燥サイクルと洗
浄処理とが自動的に実施される(附属書B参照)。
c) 1試験槽型(手動式) 手作業による塩分付着後(4.3),試験片は湿潤・乾燥サイクル用の試験槽に入
れる。湿潤・乾燥サイクル終了後,試験片をこの試験槽から取り出して洗浄処理を実施する。塩分付
着後,試験片はなるべく早く試験槽に入れなければならない(附属書C参照)。
5 試験片
5.1 試験片の種類,その数及び寸法
試験片の種類(種類の記号,表面仕上げなど)及びその数は,試験対象の材料又は製品の仕様に従って
選ばなければならない。個別規格に規定がない場合は,受渡当事者間の協定による。また,試験片の寸法
は,50 mm×50 mmとするのが望ましい。
5.2 試験片の表面状態の調整
試験片は,塩分付着前に表面状態をそろえるため,次の手順で脱脂処理を行う。
a) 市販の中性洗剤で試験片表面を洗浄する。ビニール製などの手袋を使用して試験片のエッジをつかみ,
脱脂綿に中性洗剤(少量)及び水道水を含ませて,試験片の表面を軽くこする。
b) 洗浄後,直ちに試験片の表裏面を丁寧に水道水で洗い流す。中性洗剤は,ステンレス鋼を腐食する成
分を含むため,十分に洗い流す。
c) その後,試験片表面を乾燥させることなく,直ちに蒸留水又は脱イオン水をかけることで水道水を洗
い流す。
d) 空気(温風でもよい。)又は窒素ガスを吹き付けて乾燥させる。試験片面上に,水滴を残さない。
e) エタノール中で超音波洗浄を1分間行う。
f) 空気(温風でもよい。)又は窒素ガスを吹き付けて乾燥させる。試験片面上に,液滴を残さない。
6 塩分付着量の測定方法
試験溶液は,試験片の表面に塩分を付着させるために使用する。平均塩分付着量は,塩分付着工程の前
後における試験片の質量変化から求める。質量の計測は,1 mgの桁まで測定する。この測定は,付着した
液滴が乾燥するのを防止するため,なるべく手早く実施する。
7 試験片の配置
試験片への塩分付着の後,試験片は試験槽に入れる。試験片は試験槽に接触しないように配置する。試
験槽のある高さに置かれた試験片又は試験片支持具から,その下に置かれた試験片の上に,結露した水滴
が落ちない限り,複数の試験片を試験槽内の異なる高さに置いてもよい。
――――― [JIS G 0597 pdf 5] ―――――
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JIS G 0597:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16539:2013(MOD)
JIS G 0597:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0597:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0595:2004
- ステンレス鋼の表面さび発生程度評価方法