JIS G 0804:2015 溶接鋼管溶接部のデジタル式放射線透過検査方法

JIS G 0804:2015 規格概要

この規格 G0804は、自動アーク溶接鋼管の管軸方向又はらせん方向の溶接部の,X線によるデジタル式放射線透過検査方法を規定。

JISG0804 規格全文情報

規格番号
JIS G0804 
規格名称
溶接鋼管溶接部のデジタル式放射線透過検査方法
規格名称英語訳
Digital radiographic examination for the weld seam of welded steel tubes
制定年月日
2015年5月20日
最新改正日
2015年5月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10893-7:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

23.040.10, 77.040.20, 77.140.75
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021, 非破壊検査 2020
改訂:履歴
2015-05-20 制定
ページ
JIS G 0804:2015 PDF [25]
                                                                                   G 0804 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[2]
  •  5 デジタル撮影法・・・・[3]
  •  6 試験方法・・・・[4]
  •  7 像質・・・・[6]
  •  8 画像処理(Image processing)・・・・[13]
  •  9 きずの像の分類・・・・[13]
  •  10 許容基準・・・・[13]
  •  11 結果の判定・・・・[14]
  •  12 画像の保管及び表示(Image storage and display)・・・・[14]
  •  13 検査報告・・・・[15]
  •  附属書A(参考)不完全部の分布の例・・・・[16]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[19]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 0804 pdf 1] ―――――

G 0804 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 0804 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 0804 : 2015

溶接鋼管溶接部のデジタル式放射線透過検査方法

Digital radiographic examination for the weld seam of welded steel tubes

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 10893-7を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,自動アーク溶接鋼管(以下,鋼管という。)の管軸方向又はらせん方向の溶接部の,X線に
よるデジタル式放射線透過検査方法を規定する。
注記1 代替法であるフィルム式放射線透過検査方法は,ISO 10893-6を基礎とし,JIS G 0803として
制定している。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10893-7:2011,Non-destructive testing of steel tubes−Part 7: Digital radiographic testing of the
weld seam of welded steel tubes for the detection of imperfections(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0431 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与
注記 対応国際規格 : ISO 11484,Steel products−Employer's qualification system for non-destructive
testing (NDT) ersonnel(MOD)
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2305 非破壊試験技術者の資格及び認証
注記 対応国際規格 : ISO 9712:2012,Non-destructive testing−Qualification and certification of NDT
personnel(MOD)
JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計
ISO 17636-2,Non-destructive testing of welds−Radiographic testing−Part 2: X- and gamma-ray techniques
with digital detectors

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2
G 0804 : 2015
ISO 19232-1,Non-destructive testing−Image quality of radiographs−Part 1: Determination of the image
quality value using wire-type image quality indicators
ISO 19232-2,Non-destructive testing−Image quality of radiographs−Part 2: Determination of the image
quality value using step/hole-type image quality indicators
ISO 19232-5,Non-destructive testing−Image quality of radiographs−Part 5: Determination of the image
unsharpness value using duplex wire-type image quality indicators

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0203,JIS G 0431及びJIS Z 2300によるほか,次による。
3.1
管(tube)
両端が開口した長い筒状の製品。
3.2
溶接鋼管(welded tube)
鋼板製品から筒状に成形し,隣り合う端部を溶接した鋼管。溶接後に熱間工程又は冷間工程によって最
終形状にしてもよい。
3.3
製造業者(manufacturer)
関連する規格に従って製品を製造し,供給する製品が,関連する規格の全ての適用される規定に従って
いることを宣言する組織。
3.4
協定(agreement)
引合い及び注文時において製造業者及び購入者間で行う契約上の合意。
3.5
イメージングプレート法(CR法)
イメージングプレート(輝尽性蛍光画像板)及びイメージングプレートの情報をデジタル画像に変換す
る対応読出しユニットからなる総合的なシステムを使用した放射線透過試験方法。
注記 CR(コンピューテッド・ラジオグラフィ)は,JIS Z 2300(非破壊試験用語)では,“X線フィ
ルムの代わりにイメージングプレートを用いて,放射線透過試験を実施し,レーザによって読
み取り,デジタル画像を得るもの。”と定義されている。
3.6
デジタルアレイ法(DDA法)
デジタルアレイ検出器をアレイ状に配置した装置を用いた放射線透過試験方法。

4 一般要求事項

4.1   検査の時期
製品規格の規定又は受渡当事者間の協定のない限り,この規格で規定する放射線透過検査は,全ての主
要な製造工程(例えば,圧延,熱処理,熱間仕上げ,冷間仕上げ,成形,強い矯正など)が終わった後に
行わなければならない。
4.2 検査技術者

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G 0804 : 2015
この検査は,JIS G 0431,JIS Z 2305又はこれらと同等の資格を付与され,訓練された検査技術者によ
って行わなければならない。また,製造業者によって指名された力量のある検査技術者によって監督され
なければならない。
雇用主によって与えられる検査技術者への検査実施の許可は,文書化された手順に従ったものでなけれ
ばならない。非破壊検査手順は,雇用主によって承認された非破壊試験技術者によって承認されなければ
ならない。非破壊検査手順を承認する非破壊試験技術者は,レベル3の資格をもたなければならない。
注記 JIS G 0431及びJIS Z 2305の中で,非破壊試験技術者の資格レベルとしてレベル1,レベル2
及びレベル3を規定している。
4.3 鋼管の性状
鋼管は,有効な検査ができるように,真っすぐであり,異物などが付着していてはならない。溶接部及
び近傍の母材部の表面は,放射線透過検査の判定に影響を及ぼすような異物の付着及び表面の不均一さ1)
があってはならない。
許容される表面状態にするためのグラインダ仕上げは,適用してもよい。
注1) 判定に影響を及ぼす程度の引っかききず,あばたなど。
4.4 溶接部位置の識別
余盛を取り除く場合,マーカ(通常,鉛の矢の形状)を,放射線透過画像上で溶接部の位置が識別でき
るように,溶接部の両端に置かなければならない。代替法として,溶接部位置の識別に自動位置制御シス
テムを用いてもよい。
4.5 溶接部位の立証
撮影箇所と画像とが同じ位置であることを明示するために,鉛の文字記号の投影像が各々の放射線透過
画像の中に現れるようにしなければならない。代替法として,鋼管の溶接部に沿ったそれぞれの放射線透
過画像の位置の識別に,自動位置制御システムを用いてもよい。
4.6 マーキング
それぞれの放射線透過画像の位置を正確に再配置するための基準点とするために,記録された放射線透
過画像上にマーキングしなければならない。代替法として,正確に再配置するためのソフトウェアによっ
て,デジタル画像観察モニタ上に,自動測定で画像位置を表示してもよい。
4.7 走査方法
連続した溶接部の放射線透過検査を行う場合,鋼管(又は鋼管の管壁)は,正確に有害なきずを検出で
きる速度で,X線管と検出器との間を通過させるか,鋼管をスタート・ストップモードで,鋼管が止まっ
ているときにデジタル放射線透過写真を撮る。

5 デジタル撮影法

  次のデジタルイメージ法(デジタル撮影法)のいずれかを用いる。
a) 輝尽性蛍光イメージングプレートによる放射線透過試験法(CR法)
注記1 ASTM E2033,ASTM E2446,EN 14784-1及びEN 14784-2に例がある。
b) デジタルアレイ検出器をもつ放射線透過試験法(DDA法)
注記2 ASTM E2597及びASTM E2698に例がある。
c) デジタル透視法(画像集積機能によるデジタル透視試験)
注記3 EN 13068-1,EN 13068-2及びEN 13068-3に例がある。

――――― [JIS G 0804 pdf 5] ―――――

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JIS G 0804:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10893-7:2011(MOD)

JIS G 0804:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 0804:2015の関連規格と引用規格一覧