JIS H 2116:2002 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉

JIS H 2116:2002 規格概要

この規格 H2116は、超硬合金,電気接点,メタライズなどの粉末や(冶)金製品及びその他の製品に使用するタングステン粉及びタングステンカーバイド粉について規定。

JISH2116 規格全文情報

規格番号
JIS H2116 
規格名称
タングステン粉及びタングステンカーバイド粉
規格名称英語訳
Tungsten powder and tungsten carbide powder
制定年月日
1962年6月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.120.99
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
1962-06-01 制定日, 1965-06-01 確認日, 1966-10-01 改正日, 1969-10-01 確認日, 1972-11-01 確認日, 1975-08-01 改正日, 1979-07-01 改正日, 1984-10-01 確認日, 1990-04-01 確認日, 1995-06-01 改正日, 2000-02-20 確認日, 2002-01-20 改正日, 2007-01-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS H 2116:2002 PDF [10]
H 2116 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,タングステン・モ
リブデン工業会 (JTMIA) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS H 2116 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS H 2116には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 粘度試験

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS H 2116 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 2116 : 2002

タングステン粉及びタングステンカーバイド粉

Tungsten powder and tungsten carbide powder

1. 適用範囲 こ規格は,超硬合金,電気接点,メタライズなどの粉末や(冶)金製品及びその他の製品
に使用するタングステン粉及びタングステンカーバイド粉について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 1402 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉分析方法
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉は,化学成分によって1種及び2種の2種類に
分ける。
4. 品質
4.1 外観 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉は,品質均一で,変色,異物の混入があって
はならない。
4.2 化学成分 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉の化学成分は,4.2.1及び4.2.2による。
なお,表示方法は,元素表示法をA法とし,不揮発分表示法をB法とする。
4.2.1 タングステン粉の化学成分 タングステン粉の化学成分は,表1又は,表2のいずれかによる。
a) 法
表1 タングステン粉の化学成分
種類 化学成分
W(1) Fe Mo Ca(2) Si(2) Al(2) Mg(2)
% ppm ppm ppm ppm ppm ppm
1種 99.9以上 200以下 200以下 30以下 30以下 20以下 10以下
2種 99.0以上 3 000以下 5 000以下 300以下 300以下 200以下 100以下
注(1) タングステンの純度 (W) は,鉄,モリブデン,カルシウム,けい素,アルミニウ
ム及びマグネシウムの百分率を100から差し引いた残部とし,小数点以下2位を切り
捨てる。
(2) カルシウム,けい素,アルミニウム及びマグネシウムの合計が1種は40ppm以下,
2種は400ppm以下とする。

――――― [JIS H 2116 pdf 2] ―――――

2
H 2116 : 2002
b) 法
表2 タングステン粉の化学成分
種類 化学成分
W(3) Fe Mo 不揮発分
% ppm ppm %
1種 99.9以上 200以下 200以下 0.01以下
2種 99.0以上 3 000以下 5 000以下 0.10以下
注(3) タングステンの純度 (W) は,鉄,モリブデン及び
不揮発分の各含有率算出値を100から差し引き,小
数点以下2位を切り捨てた値とする。
4.2.2 タングステンカーバイド粉の化学成分 タングステンカーバイド粉の化学成分は,表3又は,表4
のいずれかによる。
a) 法
表3 タングステンカーバイド粉の化学成分
種類 化学成分
WC(4) 全炭素 遊離炭素 結合炭素 Fe Mo Ca(5) i(5) l(5) Mg(5)
% % % % ppm ppm ppm ppm ppm ppm
1種 99.8 6.13(6)±0.05 0.10 6.05 300 200 30 30 20 10
以上 以下(6) 以上 以下 以下 以下 以下 以下 以下
2種 98.5 6.13(6)±0.15 0.20 5.95 3 000 5 000 750 750 500 250
以上 以下 以上 以下 以下 以下 以下 以下 以下
注(4) タングステンカーバイド粉の純度 (WC) は,遊離炭素,鉄,モリブデン,カルシウム,けい素,
アルミニウム及びマグネシウムの百分率を100から差し引いた残部とし,小数点以下2位を切り
捨てる。
(5) カルシウム,けい素,アルミニウム及びマグネシウムの合計が1種は80ppm以下,2種は2 000ppm
以下とする。
(6) 1種の全炭素の中心値は,受渡当事者間の協定によって6.13%以上6.35%以下の範囲で変更する
ことができる。その場合,遊離炭素は次による。
遊離炭素 (%) ≦(変更した中心値)−6.13+0.10
上記の場合,タングステンカーバイド粉の純度は99.5%以上とする。
b) 法
表4 タングステンカーバイド粉の化学成分
種類 化学成分
WC(7) 全炭素 遊離炭素 Fe Mo 不揮発分
% % % ppm ppm %
1種 99.8 6.13(6)±0.05 0.10 300 200 0.02以下
以上 以下(6) 以下 以下
2種 98.5 6.13(6)±0.15 0.20 3 000 5 000 0.50以下
以上 以下 以下 以下
注(7) タングステンカーバイドの純度 (WC) は,遊離炭素,鉄,モリブデン
及び不揮発分の各含有率算出値を100から差し引き,小数点以下2位を切
り捨てた値とする。
4.3 粒度 タングステン粉の粒度は,0.516.0 タングステンカーバイド粉の粒度は,0.5
12.0

――――― [JIS H 2116 pdf 3] ―――――

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H 2116 : 2002
4.4 酸素含有率 タングステン粉の酸素含有率は,種類及び粒度によって表5のように定める。
表5 酸素含有率
種類 粒度 酸素
%
1種 0.5以上1.0未満 0.50以下
1.0以上1.5未満 0.40以下
1.5以上2.0未満 0.30以下
2.0以上16.0以下 0.10以下
2種 0.5以上1.0未満 1.00以下
1.0以上16.0以下 0.50以下
5. サンプリング方法 サンプリング方法及び取扱い方は,JIS H 1402による。
6. 試験方法
6.1 数値の丸め方 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
6.2 外観試験 外観試験は,目視による。
6.3 化学分析試験 化学分析試験は,JIS H 1402による。
6.4 酸素含有率試験 酸素含有率試験は,JIS H 1402による。
6.5 粒度試験 粒度試験は,次のいずれかの方法を用い,その詳細は附属書(規定)による。
a) フイッシャー法
b) ブレーン法
7. 包装 タングステン粉及びタングステンカーバイド粉は,品質に変化が生じないように容器に入れて
密封する。
8. 表示 容器にはラベルなどの適切な方法によって,次の事項を表示しなければならない。
a) 品名及び種類
例 タングステン粉 1種
b) 粒度
c) 質量
d) ロット番号
e) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS H 2116 pdf 4] ―――――

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H 2116 : 2002
附属書(規定) 粒度試験
1. 適用範囲 この附属書は,粒度試験の詳細について規定する。
2. 粒度試験
2.1 試験方法の区分 粒度の試験方法は,次のいずれかによる。
a) フイッシャー法
b) ブレーン法
2.2 フイツシャー法
2.2.1 要旨 試料を試料管に充填して,これに定圧空気を通過させ,マノメータ水位のキャルキュレータ
チャート上の数値で読み取り,その値を粒度とし
2.2.2 装置,器具及び材料 装置,器具及び材料は,次による。
a) フィッシャーサブシーブサイザー フィッシャーサブシーブサイザーは,通常附属書図1に示すよう
なものを用いる。
1) キャリブレータ管 装置に附属したものを用いる。
2) 試験管 装置に附属したものを用いる。
3) プラグ 装置に附属したものを用いる。
4) ろ紙 JIS P 3801に規定する5種Aで直径20mmのもの。
5) 漏斗
6) ゴム製支持台
附属書図1 フィッシャーサブシーブサイザーの例

――――― [JIS H 2116 pdf 5] ―――――

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