JIS K 0410-3-7:2000 水質―サンプリング―第7部:ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針

JIS K 0410-3-7:2000 規格概要

この規格 K0410-3-7は、採取された水,蒸気全体を代表する試料を物理的,化学的試験に供するために,サンプリング装置の実例を含めてボイラ施設の水,蒸気のサンプリングの手順,設備を示す。

JISK0410-3-7 規格全文情報

規格番号
JIS K0410-3-7 
規格名称
水質―サンプリング―第7部 : ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針
規格名称英語訳
Water quality -- Sampling -- Part 7:Guidance on sampling of water and steam in boiler plants
制定年月日
2000年8月20日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5667-7:1993(IDT)
国際規格分類

ICS

13.060.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-08-20 制定日, 2005-06-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 0410-3-7:2000 PDF [20]
K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS K 0410-3-7には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) ボイラ施設におけるサンプリング地点
附属書B(参考) 冷却器
附属書C(参考) 報告書−ボイラ施設における水及び蒸気のサンプリング
JIS K 0410シリーズは,次に示す各部からなる。
JIS K 0410-3-1 水質−サンプリング−第1部 : サンプリング計画策定の指針
JIS K 0410-3-2 水質−サンプリング−第2部 : サンプリング技術の指針
JIS K 0410-3-3 水質−サンプリング−第3部 : 試料の保存及び取扱いの指針
JIS K 0410-3-4 水質−サンプリング−第4部 : 天然及び人造湖からのサンプリングの指針
JIS K 0410-3-6 水質−サンプリング−第6部 : 河川水のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-7 水質−サンプリング−第7部 : ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-8 水質−サンプリング−第8部 : 湿性沈着のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-9 水質−サンプリング−第9部 : 海水のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-10 水質−サンプリング−第10部 : 廃水のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-11 水質−サンプリング−第11部 : 地下水のサンプリングの指針
JIS K 0410-3-12 水質−サンプリング−第12部 : 底質のサンプリングの指針
原国際規格のISO 5667シリーズには,第1部第12部連続で各部が規定されているが,この中のISO
5667-5 : 1991は,飲料水及び食品,清涼飲料水加工処理用水のサンプリングの指針となっており,日本工
業規格の制定は行っていない。

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――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 1] ―――――

                                                                K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. サンプリング-一般的な状況・・・・[2]
  •  4.1 序文・・・・[2]
  •  4.2 サンプリングシステム-一般的な情報・・・・[3]
  •  4.3 サンプリング地点-一般的指針・・・・[3]
  •  5. サンプリング装置・・・・[4]
  •  5.1 材料・・・・[4]
  •  5.2 水のサンプリングプローブ・・・・[4]
  •  5.3 蒸気のサンプリングプローブ・・・・[6]
  •  5.4 サンプリングライン・・・・[8]
  •  5.5 バルブ類・・・・[8]
  •  5.6 試料冷却・・・・[8]
  •  5.7 毛管サンプラ・・・・[9]
  •  5.8 試料容器・・・・[9]
  •  6. サンプリング場所・・・・[9]
  •  6.1 序文・・・・[9]
  •  6.2 補給水・・・・[10]
  •  6.3 給水・・・・[10]
  •  6.4 ボイラ水・・・・[10]
  •  6.5 蒸気・・・・[10]
  •  6.6 復水・・・・[10]
  •  6.7 冷却水・・・・[10]
  •  7. 水試料の採取・・・・[11]
  •  8. 蒸気試料の採取・・・・[11]
  •  9. 試料の保存・・・・[11]
  •  10. 試料の確認及び記録・・・・[12]
  •  附属書A(参考) ボイラ施設におけるサンプリング地点・・・・[13]
  •  附属書B(参考) 冷却器・・・・[15]
  •  附属書C(参考) 報告書-ボイラ施設における水及び蒸気のサンプリング・・・・[17]

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――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0410-3-7 : 2000
(ISO 5667-7 : 1993)

水質−サンプリング−第7部 : ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針

Water quality−Sampling− Part 7 : Guidance on sampling of water and steam in boiler plants

序文

 この規格は,1993年に第1版として発行されたISO 5667-7,Water quality−Sampling−Part 7 : Guidance
on sampling of water and steam in boiler plants を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作
成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

− この規格は,それが採取された水,蒸気全体を代表する試料を物理的,化学的試験に供するために,
サンプリング装置の実例を含めてボイラ施設の水,蒸気のサンプリングの手順,設備を示す。
− 水のサンプリングの手順は,次の試料に適用する。
− 原水
− 補給水
− ボイラ給水
− 復水
− ボイラ水
− 冷却水
− 蒸気のサンプリングの手順には,飽和蒸気,過熱蒸気の両者を含める。
− この規格は,原子力発電所の水及び蒸気のサンプリングには適用しない。
− 図26は,サンプリング装置の例として示したものである。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 5667-7 : 1993 Water quality−Sampling−Part 7 : Guidance on sampling of water and steam in
boiler plants

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 3] ―――――

2
K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 0410-3-1 水質−サンプリング−第1部 : サンプリング計画策定の指針
備考 ISO 56671: 1980 Water quality−Sampling−Part 1 : Guidance on the design of sampling
programmesが,この規格と一致している。
JIS K 0410-3-2 水質−サンプリング−第2部 : サンプリング技術の指針
備考 ISO 5667-2: 1991 Water quality−Sampling−Part 2 : Guidance on sampling techniques が,この
規格と一致している。
ISO 5667-3 : 1985 Water quality−Sampling−Part 3 : Guidance on the preservation and handling of samples
参考 現在はISO 5667-3 : 1994が発行されている。
JIS K 0410-3-3 水質−サンプリング−第3部 : 試料の保存及び取扱いの指針が,ISO 5667-3 :
1994, Water quality−Sampling−Part 3 : Guidance on the preservation and handling of
samplesの規格と一致している。
ISO 6107-1 : 1986 Water quality−Vocabulary−Part 1
ISO 6107-2 : 1989 Water quality−Vocabulary−Part 2
ISO 8199 : 1988 Water quality−General guide to the enumeration of micro-organisms by culture

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 等速サンプリング (isokinetic sampling)水,蒸気流からの試料を,プローブのすぐそばの流れと
等しい流速でサンプリングプローブのオリフィスに流入させる手法 (ISO 6107-2)。
3.2 サンプラー (sampler)水,蒸気試料を,多様な試験目的に応じて個別に又は連続的に採取する器
具 (ISO 6107-2)。
3.3 試料を採取する系内の正確な位置 (ISO 6107-2)。
サンプリング地点 (sampling point)
3.4 蒸気及び水の主要部に挿入され,試料が最初に通過する
サンプリングプローブ (sampling probe)
試料採取装置の一部 (ISO 6107-2)。
3.5 プローブから試料供給点又は分析装置まで試料を導く導管
サンプリングライン (sampling line)
(ISO 6107-2)。
3.6 試料供給点 (sample delivery point) サンプリングラインの終点。サンプリングプローブから遠く
なることがしばしばある。試験のため個別に,又は連続的に試料が取り出される。
3.7 原水 (raw water) 処理することなく受け入れたすべての水。又は更に処理するために施設に入る
水 (ISO 6107-1)。
3.8 補給水 (make-up water) 不足を補うために系に加える水。
3.9 復水 (condensate) 発電所又は工程の蒸気が凝縮したもの。他の水と混合していない。
3.10 ボイラ水 (boiler water)稼働しているボイラ中に存在する水。
3.11 給水 (feed water) 復水 (3.9) と補給水 (3.8) から成る。給水ポンプ又はインジェクターを通る。
3.12 飽和蒸気 (saturated steam) その圧力の飽和温度と等しい温度の蒸気。
3.13 過熱蒸気 (superheated steam) その圧力の飽和温度より高い温度の蒸気。

4. サンプリング-一般的な状況

4.1 序文

 サンプリングシステム系にあらかじめ必要なことは,後の分析のためにシステムのある箇所
における流体の代表試料を取り出すことである。2相以上の場合は問題を生じやすい。

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 4] ―――――

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)

4.2 サンプリングシステム-一般的な情報

− 水と蒸気の試料を採取するためのサンプリングシステムは,次の部品から成っている(図1参照)。
− サンプリングプローブ
− バルブ及び附属品を含めたサンプリングライン
− 冷却器(試料の温度が常に50℃未満であれば省略できる。)
− 試料供給点
− サンプリングシステムの設計と材料の選択は,次の影響を受ける。
− 実施される分析及び必要な正確さ
− 調べようとする水,蒸気の化学組成
− サンプリング地点の温度及び圧力
− 冷却水の化学組成
− 多くの場合,サンプリング装置の試料と接触するすべての部品はステンレス鋼 (18Cr8Ni) で製作する
ことが望ましい。ある場合は,他の材料,例えば,低圧ボイラからのサンプリングには銅を用いても
よい。求められる使用目的に適したものであり,かつ,試料成分と反応しないことが重要である。サ
ンプリングシステムのいろいろな部品については,5.で詳細に述べる。
図1 水のサンプリングシステム

4.3 サンプリング地点-一般的指針

− サンプリング地点は,回路内で水,蒸気の組成又は組成変化をはかる必要がある場所に定めるとよい。
− 図A.1(附属書A)は,蒸気/水回路の代表的なサンプリング場所を示すものである。
− 丸ボイラのサンプリング地点は,ボイラの定常運転の水位から少なくとも150mm下の点とする。試
料はボイラの定常運転時に採取することを勧める。ただし,ボイラの点火時には採取しない。

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 5] ―――――

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JIS K 0410-3-7:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5667-7:1993(IDT)

JIS K 0410-3-7:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 0410-3-7:2000の関連規格と引用規格一覧