JIS K 3371:2019 洗濯用合成洗剤

JIS K 3371:2019 規格概要

この規格 K3371は、衣料などの洗濯に使用する洗濯用合成洗剤について規定。

JISK3371 規格全文情報

規格番号
JIS K3371 
規格名称
洗濯用合成洗剤
規格名称英語訳
Synthetic detergents for home laundering
制定年月日
1972年8月1日
最新改正日
2019年1月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.100.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1972-08-01 制定日, 1973-06-01 改正日, 1976-12-01 改正日, 1979-11-01 確認日, 1985-03-01 確認日, 1992-03-01 確認日, 1994-02-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2019-01-21 改正
ページ
JIS K 3371:2019 PDF [6]
                                                                                   K 3371 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般・・・・[2]
  •  6.2 試料採取方法・・・・[2]
  •  6.3 界面活性剤相当分・・・・[3]
  •  6.4 pH値・・・・[3]
  •  6.5 表面張力・・・・[3]
  •  6.6 生分解度・・・・[3]
  •  6.7 全りん酸塩(P2O5として)・・・・[4]
  •  6.8 洗浄力・・・・[4]
  •  7 検査・・・・[4]
  •  8 表示・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 3371 pdf 1] ―――――

K 3371 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本石鹸洗剤工業
会(JSDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 3371:1994は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 3371 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 3371 : 2019

洗濯用合成洗剤

Synthetic detergents for home laundering

1 適用範囲

  この規格は,衣料などの洗濯に使用する洗濯用合成洗剤について規定する。
なお,ここでいう洗濯用合成洗剤とは,界面活性剤又は界面活性剤及び洗浄補助剤その他の添加剤から
成り,その主たる洗浄作用が純石けん分以外の界面活性作用によるもので,純石けん分以外の界面活性剤
が界面活性剤の総含有重量の30 %を超えるもの1)をいう。
注1) 家庭用品品質表示法の合成洗剤参照。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 3211 界面活性剤用語
JIS K 3362 家庭用合成洗剤試験方法
OECD GUIDELINE FOR TESTING OF CHEMICAL 301,Ready Biodegradability
OECD GUIDELINE FOR TESTING OF CHEMICAL 302A,Inherent Biodegradability: Modified SCAS
Test
OECD GUIDELINE FOR TESTING OF CHEMICAL 302B,Inherent Biodegradability:
Zahn-Wellens/EMPA Test
OECD GUIDELINE FOR TESTING OF CHEMICAL 302C,Inherent Biodegradability: Modified MITI
Test (II)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 3211によるほか,次による。
3.1
究極的生分解性
化学物質が微生物によって全て利用され,二酸化炭素,水,無機塩などの無機物及び微生物の細胞構成
成分(バイオマス)に変換される性質。
3.2
易生分解性
化学物質が好気的条件下の水環境中で,微生物によって速やかに,かつ,完全に分解されやすい性質。

――――― [JIS K 3371 pdf 3] ―――――

2
K 3371 : 2019
3.3
本質的生分解性
化学物質が水環境中で生分解(一次又は究極的に)されやすい性質。

4 種類

  洗濯用合成洗剤の種類は,形状及び用途によって,表1のとおりとする。
表1−種類
種類 形状 用途
第1種 粉状・粒状 主として,綿,麻,レーヨン,キュプラ,ポリノジック,ポリエステル,ナイロン,アク
リルなどの繊維製品の洗濯に適しているもので,汚れが強いときの洗濯に用いる。
第2種 液状 主として,綿,麻,レーヨン,キュプラ,ポリノジック,ポリエステル,ナイロン,アク
リルなどの繊維製品の洗濯に適しているもので,汚れが強いときの洗濯に用いる。
第3種 粉状・粒状 主として,毛,絹,アセテート,プロミックスなどの繊維製品の洗濯に適しているもので,
・液状 汚れが軽いとき,又は強力な洗濯が好ましくないときの洗濯に用いる。

5 品質

  洗濯用合成洗剤の品質は,箇条6によって試験したとき,表2のとおりとする。
表2−品質
項目 種類
第1種 第2種 第3種
界面活性剤相当分(%) 540 1075 1060
pH値 11.0以下 11.0以下 8.0以下
8.0を超え 3.0以上 6.0以上
表面張力 − − 40 mN/m以下
生分解度a) 表3に示す究極的生分解性基準を満たすこと
全りん酸塩(P2O5として) 1.0 %未満
洗浄力 指標洗剤b)と同等以上 指標洗剤b)と同等以上 −
注a) ECD試験方法による生分解度について,信頼性の高い試験結果が確認できる場合には試験を省略し
てもよい。信頼性の高い試験結果が確認できるデータベースの例を,次に示す。
例1 OECD SIDSレポート(Screening Information Data Sets Initial Assessment Report)で評価された
データ
例2 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)化審法データベース
例3 European Commission界面活性剤成分データベース(Detergents Ingredients Database)
例4 HERA(Human and Environmental Risk Assessment)リスク評価書
b) 指標洗剤とは,JIS K 3362の9.1.2.10(洗浄力判定用指標洗剤)に規定するものをいう。

6 試験方法

6.1 一般

  試験に共通する一般事項は,JIS K 0050による。

6.2 試料採取方法

  試料の採取方法は,JIS K 3362の箇条6(試料採取方法)による。ただし,当事者間の合意による方法
でもよい。

――――― [JIS K 3371 pdf 4] ―――――

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K 3371 : 2019

6.3 界面活性剤相当分

  界面活性剤相当分は,JIS K 3362の7.7(界面活性剤相当分の定量)による。

6.4 pH値

  pH値は,JIS K 3362の8.3(pH値)による。ただし,試料溶液の濃度は,供試洗濯用合成洗剤に使用量
の目安(標準使用濃度)として表示される洗剤の使用量と水量とから計算する全ての濃度(g/L)とし,温
度は,25 ℃とする。

6.5 表面張力

  表面張力は,JIS K 3362の8.4(表面張力)による。ただし,試料溶液の濃度は,供試洗濯用合成洗剤に
使用量の目安(標準使用濃度)として表示される洗剤の使用量と水量とから計算する全ての濃度(g/L)と
し,温度は,25 ℃とする。

6.6 生分解度

  生分解度は,洗浄剤溶液中で界面活性剤としての作用をもつ成分(アニオン界面活性剤,非イオン界面
活性剤,カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤)を対象とし,表3に示すいずれかの生分解度試験方法
による。
表3−生分解度試験方法
項目 試験 試験方法 究極的生分解性基準
易 溶存有機炭素 OECD GUIDELINE FOR TESTING OF DOC除去率≧ 70 %以上(28日以内)
生 ダイ-アウェイ試験 CHEMICAL 301の301A[DOCa) ie-Away 10 %除去後10日以内に達成

解 Test]
性 二酸化炭素発生試 OECD GUIDELINE FOR TESTING OF CO2生成率 ≧ 60 %以上(28日以内)
験 CHEMICAL 301の301B(CO2 Evolution Test) 10 %発生後10日以内に達成
修正MITI試験(I) OECD GUIDELINE FOR TESTING OF BODc)分解率 ≧ 60 %以上(28日以内)
CHEMICAL 301の301C[Modified MITIb) est
(I)]
クローズドボトル OECD GUIDELINE FOR TESTING OF BOD分解率≧ 60 %以上(28日以内)
試験 10 %分解後10日又は14日以内に達成
CHEMICAL 301の301D(Closed Bottle Test)
修正OECDスクリ OECD GUIDELINE FOR TESTING OF DOC除去率 ≧ 70 %以上
ーニング試験 CHEMICAL 301の301E(Modified OECD 10 %除去後10日以内に達成
Screening Test)
マノメーター呼吸 OECD GUIDELINE FOR TESTING OF BOD分解率 ≧ 60 %以上(28日以内)
計測試験 CHEMICAL 301の301F(Manometric 10 %分解後10日以内に達成
Respirometry Test)
本 修正半連続式活性 OECD GUIDELINE FOR TESTING OF DOC除去率 ≧ 70 %以上(12週以内)
質 汚泥試験 CHEMICAL 302A[Modified SCASd) est]

生 Zahn-Wellens/EMPA OECD GUIDELINE FOR TESTING OF DOC除去率 ≧ 70 %以上(28日以内)
分 試験 CHEMICAL 302B[Zahn-Wellens/EMPAe) est]

性 修正MITI試験(II) OECD GUIDELINE FOR TESTING OF BOD分解率 ≧ 60 %以上(28日以内)
CHEMICAL 302C[Modified MITI Test (II)]
注a) “DOC”は,溶存有機炭素の略称。
b) “MITI”は,通商産業省(Japanese Ministry of International Trade and Industry)の略称。現在の経済産業省。
c) “BOD”は,生物化学的酸素要求量の略称。
d) “SCAS”は,半連続式活性汚泥の略称。
e) “EMPA”は,スイス連邦材料試験研究所(Swiss Federal Institute for Materials Testing and Research)の略称。

――――― [JIS K 3371 pdf 5] ―――――

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JIS K 3371:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 3371:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK3211:1990
界面活性剤用語
JISK3362:2008
家庭用合成洗剤試験方法