JIS K 4829:1998 火薬類の容器包装性能試験方法

JIS K 4829:1998 規格概要

この規格 K4829は、火薬類(クラス1に指定されたもの。)の容器包装の性能試験方法について規定。

JISK4829 規格全文情報

規格番号
JIS K4829 
規格名称
火薬類の容器包装性能試験方法
規格名称英語訳
Performance testing methods for explosives packaging
制定年月日
1998年3月20日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.100.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-03-20 制定日, 2003-05-20 確認日, 2007-11-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 4829:1998 PDF [8]
K 4829 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 4829 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 4829 : 1998

火薬類の容器包装性能試験方法

Performance testing methods for explosives packaging

序文 この規格は,1995年に国際連合から発行された“危険物の輸送に関する勧告 (Recommendations on
the Transport of Dangerous Goods) : 容器包装の試験方法”第9改訂版を基に作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,火薬類(クラス1に指定されたもの。)の容器包装(1)の性能試験方法について
規定する。
注(1) 正味質量が400kgを超える包装品,許容体積が450リットルを超える容器包装を除く。
2. 用語の定義 この規格に用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
a) 袋 (Bags) 紙,プラスチックフィルム,織布,織物又はその他の適当な材料で作られた柔軟性のあ
る容器包装。
b) 箱 (Boxes) 金属,木材,合板,再生木材,ファイバ板,プラスチック又はその他の適当な材料で作
られ,完全な方形又は多角形の面によって構成されている容器包装。ただし,取扱いや開封を容易に
するため,又は分類の要件に適合させるための小さな孔は,運搬などの取扱い中の強度を損なわない
ものに限って認められる。
c) 閉鎖具 (Closures) 容器の開口部を閉鎖する装置。
d) 組合せ容器 (Combination packagings) 運搬などの取扱いの目的に応じて1個以上の内装容器を外装
容器に固定して収納した容器包装。
e) 複合容器 (Composite packagings) 完全一体型容器包装となるように作られた内容器と外装容器とか
らなる容器包装。複合容器として作成された後は,単一の容器包装として充てん,貯蔵,運搬及び排
出などが行われる。
f) ドラム (Drums) 金属,ファイバ板,プラスチック,合板又はその他適当な材料で作られた天板及び
地板が平面又は凸面の円筒形の容器包装をいい,他の形状,例えば,テーパーネック形又はペール形
の容器包装も含む。ただし,木たる及びジェリカンは含まない。
g) 内装容器 (Inner packagings)運搬などの取扱いのために外装容器が必要な容器包装。
h) 内容器 (Inner receptacles)収納容器としての機能を満たすために外装容器が必要な容器。
i) 金属若しくはプラスチック製の方形又は多角形の断面をもつ容器包装。
ジェリカン (Jerricans)
j) 許容体積 (Maximum capacity) 容器包装の最大内容積をリットル単位で表したもの。
k) 外装容器 (Outer packaging)複合容器又は組合せ容器の保護外装であって,内容器又は内装容器を収
納し保護するために必要な吸収材,緩衝材及びその他の構成材料を含むもの。
l) 包装品 (Packages) 物質又は物品の運搬などの取扱いのための容器包装及びこれに収納されている
内容物からなり,包装作業が完了したもの。

――――― [JIS K 4829 pdf 2] ―――――

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m) 容器包装 (Packagings) 容器と内容物を収納するのに必要なその他の構成材料。
n) 容器 (Receptacles) 物質又は物品を収納及び保持するための器(閉鎖装置を含む。)。
o) 粉末不漏形容器 (Siftproof packagings) 運搬などの取扱い中に発生する微細な内容物が漏れない容
器包装。
p) 単一容器 (Single packaging)組合せ容器及び複合容器以外の容器で,内装容器又は内容器をもたな
い容器包装。
q) クラス1 (Class 1) 次に掲げるもの。
1) 爆発性物質 ただし,運搬などの取扱いをするには,あまりにも危険性が高いもの又は有するその
危険性によって他のクラスに分類するのが妥当なものを除く(その物質自体に爆発性をもたないが,
ガス,蒸気又は粉じんの爆発性ふん囲気を生成する物質は,クラス1にはならない。)。
2) 爆発性物品 ただし,運搬などの取扱い中の偶発的な点火又は起爆でも,その物品の外部に噴射,
火炎,煙,熱又は高音を発生する程度の量若しくは性質の爆発性物質を含有しない物品を除く。
3) 上記1)及び2)以外の物質及び物品であって,爆発効果又は花火効果を生じさせる目的で製造された
もの。
r) 爆発性物質 (Explosive substances)その物質自体の化学反応によって高温,高圧及び高速ガスを発生
し,周辺に損害を及ぼす固体物質,液体物質又はこれらの混合物をいい,火工物質(2)は,ガスを発生
しないものでも爆発性物質とされる。
注(2) 火工物質とは,非爆発性で持続性の発熱化学反応により,熱,光,音,又はこれらの組合せの
効果を発生させるように作られた物質又は物質の混合物をいう。
s) 物質 爆発性物質及び爆発性物質以外の物質であって爆発効果又は花火効果を生じさせる目的で製造
されたもの。
t) 一以上の爆発性物質を含有する物品をいう。
爆発性物品 (Explosive articles)
u) 物品 爆発性物品及び爆発性物品以外の物品であって爆発効果又は花火効果を生じさせる目的で製造
されたもの。
3. 容器包装の分類と記号 容器包装の分類と記号は,容器包装の構成部材の種類及び構造によって表1
のとおりとする。

――――― [JIS K 4829 pdf 3] ―――――

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K 4829 : 1998
表1 容器包装の分類と記号
種類 材質 細分類 記号
ドラム A. 鋼 天板取外し式のもの 1A2
B. アルミニウム 天板取外し式のもの 1B2
D. 合板 − 1D
G. ファイバ板 − 1G
H. プラスチック 天板取外し式のもの 1H2
ジェリカン A. 鋼 天板取外し式のもの 3A2
H. プラスチック 天板取外し式のもの 3H2
箱 A. 鋼 − 4A
B. アルミニウム − 4B
C. 天然木材 普通形のもの 4C1
粉末不漏形のもの 4C2
D. 合板 − 4D
F. 再生木材 − 4F
G. ファイバ板 − 4G
H. プラスチック 発泡プラスチック 4H1
硬質プラスチック 4H2
袋 H. 樹脂クロス 内張り付きでないもの 5H1
粉末不漏形のもの 5H2
防水性のもの 5H3
H. プラスチックフィルム − 5H4
L. 織布 粉末不漏形のもの 5L2
防水性のもの 5L3
M. 紙 多層で防水性のもの 5M2
複合容器 H.プラスチック製内容器のもの 外装用硬質プラスチック箱付き 6HH2
4. 容器包装の試験の種類 火薬類を収納する容器包装の性能試験の種類は,次による。
a) 落下試験
b) 気密試験
c) 水圧試験
d) 積重ね試験
5. 性能試験方法 性能試験は,次による。
5.1 試料の準備 試料の準備は,次のとおり行う。
a) 試料充てん量 試料は,取り扱われる容器包装と同じでなければならない。組合せ容器の場合は,内
装容器についても同様とする。
内装容器,内容器又は単一容器の場合,固体は許容体積の95%以上,液体は許容体積の98%以上充
てんしなければならない。ただし,気密試験及び水圧試験の場合を除く。
内装容器が液体及び固体を収納する組合せ容器は,液体及び固体について別々に試験を行わなけれ
ばならない。
b) 試料に収納する代替物質
1) 当該品に収納され取り扱われる物質の代わりに代替物質を用いることができるが,試験結果に影響
を及ぼさないものでなければならない。

――――― [JIS K 4829 pdf 4] ―――――

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固体の代替物質は,取り扱われる物質と同一の物理的性質(質量,粒度など)のものでなければ
ならない。ただし,試験結果に影響を及ぼさないように配慮される限り,包装品の合計質量を調整
するために,擬鉛片入りの袋などの重りを用いてもよい。
2) 液体を収納する容器包装の落下試験に代替物質を用いる場合は,取り扱われる物質と類似した密度
及び粘性をもつものを用いなければならない。
水を用いる場合は,5.3 a) 5の基準に適合しなければならない。
c) 状態調節
1) 紙袋又はファイバ板製の容器包装は,次のいずれかの温度及び相対湿度で24時間以上状態調節をす
る。
1.1) 温度23℃±2℃及び湿度 (50±2) %
1.2) 温度20℃±2℃及び湿度 (65±2) %
1.3) 温度27℃±2℃及び湿度 (65±2) %
注 平均値が,これらの規定の範囲に入らなければならない。短時間の変動及び規定値を超える場合,
相対湿度は±5%までの変動が認められる。
2) プラスチックドラム,プラスチックジェリカン又は複合容器で液体を収納する容器包装は,これら
に収納する物質と同じ性質の物質又はこれと同等以上のプラスチック材料の劣化を起こす物質を6
か月以上充てんした状態で放置した後,又はこれと同等以上の効果を及ぼす他の条件で放置した後,
5.3の性能試験を行う。
3) プラスチックドラム又はプラスチックジェリカンに応力割れや劣化を引き起こすおそれのある物質
を収納する場合は,試料に当該物質又はこれと同等以上の応力割れ現象を起こす他の物質を充てん
し,通常当該包装品の上に積み重ねられる同型の包装品の全質量に等しい荷重を試料の上面に加え
る。
積み重ね高さは試料を含め3m以上とする。
5.2 試料の兼用 試験結果に影響しないことが明らかな場合は,一つの試料でいくつかの試験を行って
もよい。
5.3 性能試験方法 容器包装の性能試験は,次による。
a) 落下試験 落下試験は,表2による。

――――― [JIS K 4829 pdf 5] ―――――

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JIS K 4829:1998の国際規格 ICS 分類一覧