JIS K 5600-5-10:1999 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第10節:耐摩耗性(試験片往復法)

JIS K 5600-5-10:1999 規格概要

この規格 K5600-5-10は、スガ式摩耗試験機を用い,静止状態にある回転輪に取り付けた研磨紙に対して,乾燥塗膜を摩擦させることによって,その耐摩耗性を測定するための方法について規定。

JISK5600-5-10 規格全文情報

規格番号
JIS K5600-5-10 
規格名称
塗料一般試験方法―第5部 : 塗膜の機械的性質―第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)
規格名称英語訳
Testing methods for paints -- Part 5:Mechanical property of film -- Section 10:Abrasion resistance (Reciprocating test panel method)
制定年月日
1999年4月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO/DIS 7784-3.2:1997(IDT)
国際規格分類

ICS

87.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
塗料 2020
改訂:履歴
1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 5600-5-10:1999 PDF [11]
K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
なお,この規格の制定後3か年を経た2002年4月をもって,この規格に対応するJIS K 5400(塗料一般
試験方法)は,廃止されこの規格に置き換わる予定であるので,なるべくこの規格によるとよい。
JIS K 5600は,次に示す部編成になっている。
JIS K 5600-1-11-8 通則
JIS K 5600-2-12-7 塗料の性状・安定性
JIS K 5600-3-13-6 塗膜の形成機能
JIS K 5600-4-14-7 塗膜の視覚特性
JIS K 5600-5-15-11 塗膜の機械的性質
JIS K 5600-6-16-3 塗膜の化学的性質
JIS K 5600-7-17-8 塗膜の長期耐久性
JIS K 5600-8-18-6 塗膜劣化の評価
JIS K 5600-5は,塗料一般試験方法−塗膜の機械的性質に関する試験方法として,次の各節によって構
成する。
JIS K 5600-5-1 第5部−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JIS K 5600-5-2 第5部−第2節 : 耐カッピング性
JIS K 5600-5-3 第5部−第3節 : 耐おもり落下性
JIS K 5600-5-4 第5部−第4節 : 引っかき硬度(鉛筆法)
JIS K 5600-5-5 第5部−第5節 : 引っかき硬度(荷重針法)
JIS K 5600-5-6 第5部−第6節 : 付着性(クロスカット法)
JIS K 5600-5-7 第5部−第7節 : 付着性(プルオフ法)
JIS K 5600-5-8 第5部−第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)
JIS K 5600-5-9 第5部−第9節 : 耐摩耗性(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-10 第5部−第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)
JIS K 5600-5-11 第5部−第11節 : 耐洗浄性
JIS K 5600-5-1, 5-3, 5-4, 5-5, 5-6, 5-8, 5-9, 5-10, 5-11には,それぞれ次に示す附属書がある。
JIS K 5600-5-1, 5-3, 5-4, 5-6 附属書A(規定) 必要な補足情報
JIS K 5600-5-5 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 引っかき硬度試験用針の作成と交換のための簡便法
JIS K 5600-5-8 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-9 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-10 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 研磨紙の校正用に推奨する基準板

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――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 1] ―――――

                                                   K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)まえがき
JIS K 5600-5-11 附属書A(規定) 不揮発分の密度の測定

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                           JIS
K 5600-5-10 : 1999
(ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)

塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)

Testing methods for paints−Part 5 : Mechanical property of film−Section 10 : Abrasion resistance (Reciprocating test panel method)

序文 この規格は,ISO/DIS 7784-3.2 : 1997, Paints and varnishes−Determination of resistance to abrasion−Part
3 : Reciprocating test panel methodを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
備考 この規格は塗料の乾燥塗膜について耐摩耗性を測定する方法に関する次のJISの一部である。
JIS K 5600-5-8;ISO 7784-1 : 研磨紙法(テーバー形摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-9;ISO 7784-2 : 摩耗輪法(テーバー形摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-10;ISO/DIS 7784-3.2 : 試験片往復法(スガ式摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-8,及びJIS K 5600-5-10は,共に耐摩耗性測定のために研磨紙を用いる方法を
規定し,JIS K 5600-5-9は,ゴム製摩耗輪(以後,摩耗輪とする。)を用いる方法を規定してい
る。研磨紙を用いる方法(JIS K 5600-5-8,及びJIS K 5600-5-10)が,より望ましい方法である。
1. 適用範囲 この規格は,塗料の試験方法に関する一連の規格の一つである。
この規格は,スガ式摩耗試験機を用い,静止状態にある回転輪に取り付けた研磨紙に対して,乾燥塗膜
を摩擦させることによって,その耐摩耗性を測定するための方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : 試料採取方法
備考 ISO 1512 : 1991, Paints and varnishes−Sampling of products in liquid or paste formが,この規格
と一致している。
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整

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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
備考 ISO 1513 : 1992, Paints and varnishes−Examination and preparation of samples for testmgが,この
規格と一致している。
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
備考 ISO 1514 : 1993, Paints and varnishes−Standard panels of testingが,この規格と一致している。
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第一部 : 通則−第7節 : 膜厚
備考 ISO 2808 : 1997, Paints and varnishes−Determination of film thicknessが,この規格と同等であ
る。
ISO/DIS 6344-1 Coated abrasives−Grain size analysis−Part 1 : Grain size distribution test
3. 原理 試験片上の乾燥塗膜は,静止した回転輪の外周に取り付けられた研磨紙に対して,規定の条件
で試験片を摩擦することによって摩耗される。試験中は,静止した回転輪には荷重がかけられるので研磨
紙は試験片に規定の力で押し付けられる。試験片が往復運動するごとに,回転輪が少しの角度だけ回るこ
とによって,研磨紙の未使用部分が次々に送り出されて試験片に接触する。
規定回数の往復運動 (DS : Double Stroke) の後,試験片の摩耗減量が測定される。10.の規定に従って1
往復当たりの摩耗減量 (mg/DS) 及び耐摩耗性 (DS/mg) が計算される。
4. 必要な補足情報 どのような特殊な適用に対しても,この規格に規定された試験方法は,補足情報に
よって補完させる必要がある。補足情報の項目は,附属書Aに示す。
5. 装置及び器具
5.1 摩耗試験機(図1参照)(1) 試験機は,試験片を水平に,しっかりと保つための留め具又は加圧プ
レート,及び直径が50±0.05mmで,その外周に幅12mmのシリコンカーバイド研磨紙が取り付けられた
回転輪 (wheel) からなる。回転輪と試験片の間に与えられる力は,06.9±0.5N(2)の範囲で変更できる。
研磨作用は,静止中の回転輪に対して試験片を30mmのストロークで往復運動させて摩擦することによ
って生じる。試験片と回転輪が相対的に往復運動をするような他のタイプの試験機でも,同じ結果が得ら
れるならば用いてもよい。
試験片は,1往復運動するごとに,回転輪が少しの角度だけ回ることによって,研磨紙の未使用部分が
次々に送り出されて試験片に接触する。その回転角度は,400往復ごとに,回転輪がちょうど1回転する
ものとする。1回転が完了するたびに研磨紙は新しいものに取り替える。試験片の往復運動は40±2 往復
/分である。
往復運動回数は計数器で計算され,通常装置はあらかじめセットされた数(最大400DS)に達すると自
動的に停止するようになっている。
試験によって試験表面に生じた,粗い粉又は摩耗くずは取り除く。
注(1) 摩耗試験機は,スガ試験機株式会社から入手できる。
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-4-14
(2) 6.9N=700gf

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K 5600-5-10 : 1999 (ISO/DIS 7784-3.2 : 1997)
図1 摩耗試験機の概略図
5.2 研磨紙 幅12±0.2mm,長さ約175mmの研磨紙を,回転輪の外周に重なり又はすき間ができないよ
うに取り付ける。推奨される研磨紙は,シリコンカーバイド紙のP 180級(最大グリットサイズ15 で
あり,両面接着テープによって回転輪に取り付ける(9.2参照)。
備考1. 研磨紙のグレードは,受渡当事者間の協定によって選定されるべきである。
2. 研磨紙の若干のグレードが,Federation of European Producers of Abrasive Products (FEPA) (3)に
よって刊行された粒径標準のPシリーズに規定されている。
注(3) EPAの標準43-GB-1984は,次から入手できる。
The British Abrasive Federation, P. O. Box 58, Trafford Park Road, Trafford Park, Manchester
M17 1JD, United Kingdom.
3. 幾つかの製造業者の“接着剤付き研磨紙”も利用可能である。
5.3 両面接着テープ 接着剤付き研磨紙が入手できないときは,幅12±0.2mm,長さ約175mmの両面接
着テープを利用することができる。
5.4 はかり 0.1mgのけたまではかれるもの。
6. 試料採取 試験する製品(多層塗膜系の場合は,個々の塗料)の代表的試料を,JIS K 5600-1-2の規
定に従って採取する。JIS K 5600-1-3の規定に従って検分し,試験用試料を調整する。
7. 試験片
7.1 試験板 他に協定事項がないときは,試験板は,JIS K 5600-1-4の規定に従って,透明ガラス,軟鋼,
又はアルミニウムで作製する。紙が適切な場合は,紙も利用できる。個々の試験板は,平滑で軽量でなけ
ればならない。もし試験中に塗膜の摩耗が不均一であることが分かった場合は,試験板が平板状であるか
どうかを調べる。

――――― [JIS K 5600-5-10 pdf 5] ―――――

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JIS K 5600-5-10:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/DIS 7784-3.2:1997(IDT)

JIS K 5600-5-10:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 5600-5-10:1999の関連規格と引用規格一覧