この規格ページの目次
JIS K 5600-5-11:2014 規格概要
この規格 K5600-5-11は、塗膜の耐湿潤摩耗性及び洗浄性の促進試験方法について規定。汚染剤は,規定しない。
JISK5600-5-11 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K5600-5-11
- 規格名称
- 塗料一般試験方法―第5部 : 塗膜の機械的性質―第11節 : 耐洗浄性
- 規格名称英語訳
- Testing methods for paints -- Part 5:Mechanical property of film -- Section 11:Washability
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 11998:2006(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 87.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 塗料 2020
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2014-03-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 5600-5-11:2014 PDF [13]
K 5600-5-11 : 2014
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 4.1 耐湿潤摩耗性・・・・[2]
- 4.2 洗浄性・・・・[3]
- 5 試薬・・・・[3]
- 6 装置・・・・[3]
- 7 サンプリング・・・・[3]
- 8 手順・・・・[4]
- 8.1 塗装・・・・[4]
- 8.2 耐湿潤摩耗性・・・・[5]
- 8.3 洗浄性・・・・[6]
- 9 結果の表し方・・・・[6]
- 9.1 塗膜質量の損失量の計算・・・・[6]
- 9.2 塗膜厚さの平均損失量の計算・・・・[7]
- 9.3 耐湿潤摩耗性の評価・・・・[7]
- 9.4 洗浄性の評価・・・・[7]
- 10 試験報告・・・・[7]
- 附属書A(規定)乾燥塗膜の密度の決定・・・・[8]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 5600-5-11 pdf 1] ―――――
K 5600-5-11 : 2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
塗料工業会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS K 5600-5-11:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 5600-5の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 5600-5-1 第5部 : 塗膜の機械的性質−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JIS K 5600-5-2 第5部 : 塗膜の機械的性質−第2節 : 耐カッピング性
JIS K 5600-5-3 第5部 : 塗膜の機械的性質−第3節 : 耐おもり落下性
JIS K 5600-5-4 第5部 : 塗膜の機械的性質−第4節 : 引っかき硬度(鉛筆法)
JIS K 5600-5-5 第5部 : 塗膜の機械的性質−第5節 : 引っかき硬度(荷重針法)
JIS K 5600-5-6 第5部 : 塗膜の機械的性質−第6節 : 付着性(クロスカット法)
JIS K 5600-5-7 第5部 : 塗膜の機械的性質−第7節 : 付着性(プルオフ法)
JIS K 5600-5-8 第5部 : 塗膜の機械的性質−第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)
JIS K 5600-5-9 第5部 : 塗膜の機械的性質−第9節 : 耐摩耗性(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-10 第5部 : 塗膜の機械的性質−第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)
JIS K 5600-5-11 第5部 : 塗膜の機械的性質−第11節 : 耐洗浄性
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 5600-5-11 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 5600-5-11 : 2014
塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第11節 : 耐洗浄性
Testing methods for paints-Part 5: Mechanical property of film- Section 11: Washability
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたISO 11998を基とし,対応国際規格には規定されていな
い規定項目を追加し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,塗膜の耐湿潤摩耗性及び洗浄性の促進試験方法について規定する。
なお,汚染剤は,規定しない。
注記1 繰り返し行われる洗浄操作によって生じる摩耗に耐え,かつ,汚染剤によって生じる永久的
な汚れに抵抗する塗料の能力は,実用的な観点からも,この種の塗料を比較し,格付けをす
る際にも,考慮すべき重要な問題である。これらの性能は,塗膜の品質に依存するほかに,
素地,塗装方法,乾燥条件及びその他の要因にも依存するので,得られた結果は,直接,実
用性に置き換えることはできない。この規格では,塗料の評価は,限定した素地,規定の塗
装方法,規定の乾燥条件及び明確に定義した湿潤摩耗試験方法に基づいて行うことを規定し
ている。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11998:2006,Paints and varnishes−Determination of wet-scrub resistance and cleanability of
coatings(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 5500 塗料用語
――――― [JIS K 5600-5-11 pdf 3] ―――――
2
K 5600-5-11 : 2014
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
注記 対応国際規格 : ISO 15528,Paints, varnishes and raw materials for paints and varnishes−Sampling
(IDT)
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
注記 対応国際規格 : ISO 1513,Paints and varnishes−Examination and preparation of samples for testing
(IDT)
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
注記 対応国際規格 : ISO 3270,Paints and varnishes and their raw materials−Temperatures and
humidities for conditioning and testing(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500によるほか,次による。
3.1
洗浄性(cleanability)
洗浄操作によって規定の塗膜厚より大きい塗膜厚が除去されずに,汚染剤の浸透に耐え,汚染剤を除去
できる,乾燥塗膜の性能。
3.2
摩耗サイクル(scrub cycle)
双方向の行程全長にわたる研磨パッドの1回の往復運動。
3.3
摩耗の長さ(scrub length)
摩耗試験装置の全長と研磨パッドの長さとを加えた長さ。
3.4
行程の長さ(stroke length)
摩耗試験装置の研磨パッドが通過する端から端までの全長。
3.5
耐湿潤摩耗性(wet-scrub resistance)
湿潤摩耗試験を行ったとき,研磨した面積全体の塗膜厚の平均損失量を規定値未満に抑える乾燥塗膜の
性能。
4 原理
4.1 耐湿潤摩耗性
耐湿潤摩耗性は,以下の方法による。
a) 規定の隙間のフィルムアプリケータを用いて,塗料を6.1に規定する試験板に塗布する。
b) 8.1のa) c)に規定する手順で乾燥及び養生したものを試験片とする。
c) 試験片の質量を求め,湿潤摩耗試験装置で,他に規定(製品規格)又は受渡当事者間の協定がなけれ
ば,200サイクルの湿潤摩耗試験を行う。
d) 試験後,試験片を洗浄,乾燥,ひょう(秤)量し,塗膜の損失重量を求め,次いで塗膜厚さの平均損
失量を求める。塗膜厚さの平均損失量を規定値と比較することによって,塗料の耐湿潤摩耗性の等級
を格付けすることができる。
――――― [JIS K 5600-5-11 pdf 4] ―――――
3
K 5600-5-11 : 2014
4.2 洗浄性
洗浄性は,箇条8で作成したもう片方の試験片に汚染剤を塗布し,受渡当事者間の協定によって規定時
間放置したものを試験片とする。汚染剤を塗布した試験片は,他に規定又は協定がなければ,200サイク
ルの湿潤摩耗試験を行う。
塗布した汚染剤が除去できて,かつ,塗膜が耐湿潤摩耗性をもつとき,その塗料は用いた汚染剤に対し
て洗浄性があるとする。
5 試薬
試薬は次による。
5.1 洗浄液 2.5 g/L n-ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの蒸留水又はJIS K 0557に規定するA2
の水の溶液である。使用前に全ての気泡が消えるまで静置する。
5.2 汚染剤 汚染剤の種類及びその塗布方法は,受渡当事者間の協定による。
6 装置
装置は次による。
6.1 試験板 平らな表面を作るのに十分な硬さのある可塑化PVCフィルムで,厚さ約0.25 mm,長さ約
430 mm,幅は80 mm以上のもの。塗料がPVCフィルムを侵すおそれのある溶剤を含む場合,他の種類の
プラスチックフィルムを用いてもよい。
6.2 フィルムアプリケータ 規定した隙間及び少なくとも塗装の幅が,60 mm以上のドクターブレード
である。自動フィルムアプリケータが望ましい。これを用いて,速度1015 mm/sで塗装する。
6.3 湿潤摩耗試験装置 行程の長さ300±10 mm,毎分37±2の摩耗サイクルで作動するもので,摩耗サ
イクル数を記録するカウンタを備えていなければならない。
6.4 研磨パッド支持具 金属板であって研磨パッドを保持するためのピンを取り付けたもの。細長い穴
をもつ取付ジグを当該金属板の上に緩やかに取り付ける(図1及び図2参照)。試験片にかかる下向きの力
として作用する研磨パッド及び支持具の質量は,135±1 gでなければならない。
6.5 研磨パッド 研磨剤を埋め込んだ(90.0±0.5) m×(39.0±0.5) mの大きさをもつ不織プラスチック
材料製で,厚さは約5 mmのもの。試験ごとに新しい研磨パッドを用いなければならない。
注記 例えば,利用可能なパッドとして,“3M Scotch Brite”, handpads, No.7448, Type S, Grade UFN, grey
がある。この情報は,この規格を用いる使用者の利便性のため与えている。
6.6 はかり 分析用はかりを用いなければならない。試験片を1 mgの桁まではかれるもの。
6.7 カリパーゲージ 0.1 mmの桁まで測定できるもの。
7 サンプリング
供試塗料の代表的試料のサンプリングは,JIS K 5600-1-2による。試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3
による。
――――― [JIS K 5600-5-11 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS K 5600-5-11:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11998:2006(MOD)
JIS K 5600-5-11:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 5600-5-11:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK5500:2000
- 塗料用語
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-3:2015
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
- JISK5600-1-6:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度