この規格ページの目次
JIS K 6200:2019 規格概要
この規格 K6200は、ゴム産業で用いる主な用語及び定義について規定。
JISK6200 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6200
- 規格名称
- ゴム―用語
- 規格名称英語訳
- Rubber -- Vocabulary
- 制定年月日
- 1965年2月1日
- 最新改正日
- 2019年12月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1382:2012(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.83, 83.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1965-02-01 制定日, 1968-01-01 確認日, 1970-11-01 確認日, 1972-09-01 改正日, 1976-03-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1989-06-01 確認日, 1998-10-20 改正日, 2003-11-20 確認日, 2008-01-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2019-12-20 改正
- ページ
- JIS K 6200:2019 PDF [40]
K 6200 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 ゴムに関する用語の分類・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 3.1 表記方法・・・・[2]
- 3.2 原料ゴムに関する用語・・・・[2]
- 3.3 配合剤に関する用語・・・・[6]
- 3.4 加工に関する用語・・・・[13]
- 3.5 加硫に関する用語(配合剤及び加工を除く。)・・・・[18]
- 3.6 試験に関する用語(原料試験,未加硫物試験及び化学試験)・・・・[21]
- 3.7 試験に関する用語(加硫物試験及び物理試験)・・・・[23]
- 3.8 製品及び半製品に関する用語・・・・[32]
- 3.9 リサイクルに関する用語・・・・[34]
- 3.10 エコロジーに関する用語・・・・[35]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[36]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6200 pdf 1] ―――――
K 6200 : 2019
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本ゴム工業会(JRMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規
格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規
格である。これによって,JIS K 6200:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 6200 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
K 6200 : 2019
ゴム−用語
Rubber-Vocabulary
序文
この規格は,2012年に第6版として発行されたISO 1382を基としている。旧JISは,ISO 1382:2002を
基として2008年に発行されたが,その後,同ISO規格は,収録用語を補強するため,用語の追加・改正・
削除を繰り返し,2008年及び2012年に改正された。これらの変更点について国際規格との整合性を図る
と共に,日本国内で汎用的に使用されているゴム用語を新たに追加し,ユーザーの利便性向上を図る目的
で,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,ゴム産業で用いる主な用語及び定義について規定する。
注記1 この規格は,ゴムに関する用語になじみがない人にも役に立ち,かつ,ゴムに関する他の規格
並びにゴムに関する出版物及び報告書において使用する用語を選ぶ指針となる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1382:2012,Rubber−Vocabulary(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 ゴムに関する用語の分類
ゴムに関する用語の分類は,表1による。
表1−ゴムに関する用語の分類
分類 番号
原料ゴムに関する用語 1000番台
配合剤に関する用語 2000番台
加工に関する用語 3000番台
加硫に関する用語(配合剤及び加工を除く。) 4000番台
5000番台
試験に関する用語(原料試験,未加硫物試験及び化学試験)
試験に関する用語(加硫物試験及び物理試験) 6000番台
製品及び半製品に関する用語 7000番台
リサイクルに関する用語 8000番台
エコロジーに関する用語 9000番台
――――― [JIS K 6200 pdf 3] ―――――
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K 6200 : 2019
3 用語及び定義
3.1 表記方法
用語及び定義の表記方法は,次による。
a) 二つ以上の用語をコンマ“,”を挟んで併記してあるものは,それぞれ同義語又は略語であり,それら
の用語の適用は同等とする。
b) 特定の分野に限定している用語には,用語の後の丸括弧内に使用分野を示す。
c) 本文中に単独名詞で“力”と表現している言葉は“外力”の意味とする。
3.2 原料ゴムに関する用語
a) 原料ゴムに関する一般用語
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1001 エラストマー elastomer
弱い力で変形し,力を除いた後,急速にほぼ元の形状寸法に
戻る高分子材料。
1002 原料ゴム, ゴム製品を製造するための天然ゴム又は合成ゴム。 raw rubber,
生ゴム, 注記 通常は配合剤を含まないが,オイル及び/又は充剤virgin rubber
バージンゴム を含むものもある。
1003 ゴム rubber
柔軟性及び弾性をもつ,原材料,中間材料,製品などの総称。
常温でゴム(状)弾性をもつ。
注記 ゴムは,力を与えると大きく変形するが,力を除くと
ほぼ元の形状にすぐに戻る。通常,混合物からなり,
その主成分となる高分子が化学的又は物理的に架橋さ
れている。
1004 粉末ゴム, powdered rubber
粒子状ゴムの総称。ラテックスを噴霧若しくは乾燥するか,
ゴムパウダー 又は加硫ゴム若しくは未加硫ゴムを粉砕して作る。
1005 ベール 取引,輸送などのために原料ゴムを圧縮成形したもの。 bale,
rubber bale
1006 伸長結晶化 strain induced
伸長すると分子鎖の配向が生じて,一部分が結晶化すること。
注記 天然ゴムのような高度な立体規則性のある分子においcrystallization
て生じる。
1007 ミクロ構造 高分子の立体規則性,分岐,モノマーなどの結合状態。 microstructure
注記 特にジエン系ゴムにおいては,ジエンモノマーの結合
状態(シス-1,4結合,トランス-1,4結合,1,2結合,3,4
結合など)の比率を示す。
b) ゴム重合関係
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1101 重合 単量体(モノマー)から高分子化合物を生成する反応。 polymerization
注記 重合には,付加重合,縮合重合,重付加,付加縮合な
どがある。
1102 解重合 depolymerization
重合体から,単量体又は比較的低分子量の重合体への分解。
1103 共重合 2種類以上の単量体からなる重合。 copolymerization
1104 乳化重合 emulsion polymerization
石けん及び/又は界面活性剤によって,1種類以上の単量体
を,安定なミセル状水系分散体の中で重合する方法。
1105 付加重合 addition polymerization
水又は他の低分子物質が分離生成することなく,単量体が連
結し合って高分子を生成すること。
注記 通常は,不飽和化合物又は環状化合物が,それぞれ不
飽和結合又は環を開裂して高分子を生成することをい
う。狭義にはビニル化合物の重合をいう。
1106 溶液重合 1種類以上の単量体を有機溶剤に溶解させて,重合する方法。 solution polymerization
――――― [JIS K 6200 pdf 4] ―――――
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K 6200 : 2019
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1107 重合体 polymer
1種類以上の原子又は原子団(構成単位)の多数の繰返しで
特徴付けられた分子からなる物質。
注記 これらの構成単位は,相互に連結しており,その数を1
個又は少数増減させても物質の特徴的な性質が大きく
変化しない程度に十分大きい。
1108 共重合体, 2種類以上の異なる単量体から合成された重合体。 copolymer
コポリマー
1109 三元重合体 3種類の単量体から合成された重合体。 terpolymer
注記 三元共重合体ということもある。
1110 単量体 monomer
同一の分子,又は異なる分子と反応して重合体を生成するこ
とのできる低分子量の物質。
1111 重付加 polyaddition
2官能以上の単量体間で付加反応を繰り返す高分子の生成反
応。
注記 代表的な例として,ジイソシアネートとジオールとの
反応によるポリウレタンの生成,及びジイソシアネー
トとジアミンとの反応によるポリ尿素の生成がある。
1112 主鎖改質 main-chain modification
加硫及び他の反応の結果,高分子鎖に引き起こされる,架橋
以外の化学変化。
1113 単量体単位 monomeric unit
高分子を構成する繰返し単位のうち,原料となるモノマー分
子に相当する部分。
注記 例えば,ポリエチレンの単量体単位は,-CH2CH2-であ
る。
1114 バウンドモノマー bound monomer
重合反応において,同一タイプ又は異なるタイプの単量体と
結合した単量体。
注記 バウンドモノマーは,一般に重合体中の百分率で表す。
例 SBRにおける結合スチレン量及びNBRにおける結合ア
クリロニトリル量。
(1313 結合アクリロニトリル量,1314 結合スチレン量参照)
1115 ホモポリマー 1種類の単量体によって合成された重合体。 homopolymer
1116 ホワイトスポッ 原料ゴム中の局部的な高水分量による白濁斑点。 white spots,
ト, wet spots
注記 ホワイトスポットは,素練りの効果を減少し,混合中
ウエットスポット に原料ゴムへのカーボンブラックの取込み性を阻害す
る傾向がある。
c) 天然ゴム関係
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1201 天然ゴム バラゴムノキから得られるシス-1,4-ポリイソプレン。 natural rubber
注記 製造法・格付け方法によって,RSS(ribbed smoked
sheet),TSR(technically specified rubber)などがある。
1202 ガタパーチャ, gutta-percha
サポタセア属の木から取れる,トランス-1,4-ポリイソプレン
グタペルカ, を主成分とする硬い熱可塑性物質。
グッタペルカ
1203 バラタ balata
ミムソプス・グオサロ属の木から取れる,トランス-1,4-ポリ
イソプレンを主成分とする硬い熱可塑性物質。
1204 グアユールゴム guayule rubber
グアユールゴムノキから,ゴム及び樹脂を抽出して分離した
シス-1,4-ポリイソプレン。
1205 グラフト天然ゴム grafted natural rubber
天然ゴムに各種のモノマーをグラフト重合させたゴム。原料
としてはラテックスと固形ゴムとが用いられる。
注記 メタクリル酸メチルグラフト物が一般的である。
――――― [JIS K 6200 pdf 5] ―――――
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JIS K 6200:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1382:2012(MOD)
JIS K 6200:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.83 : ゴム及びプラスチック工業(用語集)