JIS K 6333:1999 溶断用ゴムホース

JIS K 6333:1999 規格概要

この規格 K6333は、溶接,切断及びその関連作業で使用するツインホースを含む低圧(最高使用圧力が1MPaで,呼び径が6.3mm以下のホースに限定する。)及び中圧(最高使用圧力が2MPaで,すべての呼び径のホース)ゴムホースの要求事項について規定。使用するガスを識別するために,異なる色と表示を規定。

JISK6333 規格全文情報

規格番号
JIS K6333 
規格名称
溶断用ゴムホース
規格名称英語訳
Gas welding equipment -- Rubber hoses for welding, cutting and allied processes
制定年月日
1952年7月22日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1952-07-22 制定日, 1955-07-22 改正日, 1958-07-22 確認日, 1958-12-16 改正日, 1961-09-01 改正日, 1965-03-01 確認日, 1966-02-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-12-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1978-11-01 改正日, 1984-03-01 改正日, 1989-06-01 確認日, 1993-10-01 改正日, 1999-07-20 改正日, 2001-03-20 改正日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 6333:1999 PDF [12]
                                                                                   K 6333 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS K 6333-1993は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,ISO/DIS 3821 : 1997との整合を図った。
JIS K 6333には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 難燃性試験方法
附属書B(規定) 耐n-ペンタン性試験方法
附属書C(規定) 耐熱試験方法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6333 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6333 : 1999

溶断用ゴムホース

Gas welding equipment−Rubber hoses for welding, cutting and allied processes

序文 この規格は,1997年に発行されたISO/DIS 3821, Gas welding equipment−Rubber hoses for welding,
cutting and allied processesを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,表示の一部(規格番号)を不採用とし,
対応国際規格には規定されていない規定内容(内面ゴム層の厚さの種類,呼び径の種類,アセチレン使用
時の最高使用圧力,接着試験の試験片タイプ8及び静的オゾン劣化試験方法のD法)及び規定項目(ホー
ス種類記号)を日本工業規格(日本産業規格)として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,溶接,切断及びその関連作業(1)で使用するツインホースを含む低圧(最高使
用圧力が1MPaで,呼び径が6.3mm以下のホースに限定する。)及び中圧(最高使用圧力が2MPaで,す
べての呼び径のホース)ゴムホースの要求事項について規定する。
この規格は,樹脂ホースについては適用しない。
使用するガスを識別するために,異なる色と表示を規定する。
注(1) 関連作業とは,特に,加熱,ろう付け及びメタライジングを指す。
備考1. 低圧ゴムホースを液化石油ガス(LPガス)用として使用する場合は,圧力調整器を使用しな
ければならない。
2. 燃料ガス供給ラインのフラックスディスペンサーに使用する場合は,製造業者はその用途に
対しホースの適性を検討することが望ましい。
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO/DIS 3821 : 1997 Gas welding equipment−Rubber hoses for welding, cutting and allied processes
この規格は,次の用途に使用するホースに適用する。
− ガス溶接及び切断,
− 不活性又は活性シールドガスを用いるアーク溶接,
− 溶接及び切断に類似した作業。
この規格は,高圧アセチレン(0.15MPaを超える。)に使用するホースには適用しない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。

――――― [JIS K 6333 pdf 2] ―――――

2
K 6333 : 1999
JIS K 6250 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの物理試験方法通則
備考 ISO 4661-1 : 1993, Rubber, vulcanized or thermoplastic−Preparation of samples and test pieces−
Part 1 : Physical testsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6251 加硫ゴムの引張試験方法
備考 ISO 37 : 1994, Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of tensile stress-strain properties
からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6257 加硫ゴムの老化試験方法
備考 ISO 188 : 1982, Rubber, vulcanized−Accelerated ageing or heat-resistance testsからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6258 加硫ゴムの浸せき試験方法
備考 ISO 1817 : 1985, Rubber, vulcanized−Determination of the effect of liquidsからの引用事項は,こ
の規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-1 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第1部 : 寸法測定
備考 ISO 4671 : 1984, Rubber and plastics hose and hose assemblies−Methods of measurement of
dimensionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-2 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第2部 : 耐圧性試験
備考 ISO 1402 : 1984, Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Hydrostatic testingからの引用事
項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-4 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第4部 : 低温試験
備考 ISO 4672 : 1988, Rubber and plastics hoses−Subambient temperature flexibility testsからの引用事
項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-6 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第6部 : 接着試験
備考 ISO 8033 : 1991, Rubber and plastics hose−Determination of adhesion between componentsからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-7 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第7部 : 静的オゾン劣化試験
備考 ISO 7326 : 1991, Rubber and plastics hoses−Assessment of ozone resistance flexibility testsからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6330-9 ゴム及び樹脂ホース試験方法−第9部 : 曲げ試験
備考 ISO 1746 : 1983, Rubber or plastics hoses and tubing−Bendmg testsが,この規格と一致している。
JIS Z 8601 標準数
備考 ISO 3 : 1973, Preferred number−Series of preferred numberからの引用事項は,この規格の該当
事項と同等である。
ISO 1307 : 1992 Rubber and plastics hoses for general-purpose industrial applications−Bore diameters and
tolerances, and tolerances on length
ISO 4080 : 1991 Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Determination of permeability to gas
3. ホースの種類及び構造
3.1 種類 ホースは,内面ゴム層,補強層及び外面ゴム層からなり,その種類は内面ゴム層の厚さによ
って区分し表1のとおりとする。

――――― [JIS K 6333 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
K 6333 : 1999
表1 ホースの種類
ホースの種類 内面ゴム層の厚さ 外面ゴム層の厚さ
タイプ1 1.3mm以上 1.0mm以上
タイプ2 1.5mm以上
3.2 構造 内面ゴム層及び外面ゴム層は,均一な厚さで,孔,気泡及びその他の欠点があってはならな
い。補強層は,適切な技術によって加工する。
4. 寸法及び許容差
4.1 呼び径(内径) ホースの呼び径は,表2及び表3に示す呼び径及び許容差に適合しなければなら
ない。
4.2 偏肉 ホースの偏肉は,JIS K 6330-1に規定する方法で測定し,表2及び表3に適合しなければな
らない。
表2 シングルホースの呼び径(内径),許容差及び偏肉
単位mm
呼び径(内径) 許容差 偏肉
4.0 ±0.55 最大1.0
5.0
6.3
7.1 ±0.65 最大1.25
8.0
9.5
10.0
12.5 ±0.70
16.0
20.0 ±0.75 最大1.50
備考1. 許容差(呼び径20mmを除く。)は,ISO 1307の表1には適合していない。
2. 中間にある寸法は,JIS Z 8601の基本数列R20から選び,許容差は,表2に示
す1つ大きい呼び径のものを適用する。
表3 ツインホースの呼び径(内径),許容差及び偏肉
単位mm
呼び径 内径及び許容差 偏肉
5.0×5.0 5.0±0.55×5.0±0.55 呼び径5.0は最大1.0
6.3×9.5 6.3±0.55×9.5±0.65 呼び径6.3は最大1.0,呼び径9.5は最大1.25
7.1×7.1 7.1±0.65×7.1±0.65 呼び径7.1は最大1.25
8.0×8.0 8.0±0.65×8.0±0.65 呼び径8.0は最大1.25
8.0×9.5 8.0±0.65×9.5±0.65呼び径8.0は最大1.25,呼び径9.5は最大1.25
備考1. 許容差(呼び径20mmを除く。)は,ISO 1307の表1には適合していない。
2. ツインホースの呼び径は,×記号に対して前が酸素ホース,後が酸素以外の燃
料用ガスホースを示す。
4.3 切断長の許容差 切断長の許容差は,表4に適合しなければならない。表4は,ISO 1307の規定に
よる。

――――― [JIS K 6333 pdf 4] ―――――

4
K 6333 : 1999
表4 切断長の許容差
単位表示のない数値はmm
長さ 許容差
300以下 ±3
300を超え 600以下 ±4.5
600を超え 900以下 ±6
900を超え1 200以下 ±9
1 200を超え1 800以下 ±12
1 800を超える ±1%
5. 内面ゴム層及び外面ゴム層の物理的性質
5.1 引張強さ及び切断時の伸び 内面ゴム層及び外面ゴム層に使用するゴムは,JIS K 6251に規定する
方法で試験を行い,表5の規定に適合しなければならない。
表5 引張強さ及び切断時の伸び
引張強さ 切断時伸び
MPa %
内面ゴム層 5以上 200以上
外面ゴム層 7以上 250以上
5.2 老化試験 内面ゴム層及び外面ゴム層の引張強さと切断時の伸びは,JIS K 6257に規定する方法で,
70℃±1℃で7日間老化させた後,JIS K 6251に規定する方法で試験を行い,老化前の値からそれぞれ25%
及び50%以上低下してはならない。
5.3 酸素ホースの難燃試験 附属書Aに規定する方法で試験を行い,内面ゴム層の3個の試験片を,360℃
365℃の一定温度で2分間装置に入れたとき,着火してはならない。
2個以上の試験片が2分以内に着火した場合,そのホースは不合格とし,1個の試験片だけが2分以内に
着火した場合は,さらに3個の新しい試験片で再試験しなければならない。この,2回目の試験で3個の
試験片のいずれかが2分以内に着火したら,そのホースは不合格とする。
5.4 浸せき試験
5.4.1 耐アセトン及び耐ジメチルホルムアミド (DMF) 性[アセチレンホース及び燃料ガス共用ホース(2)
に適用] 内面ゴム層の試験片は,JIS K 6250で規定する試験室の標準状態において,試験液に70時間浸
せきし,JIS K 6258に規定する方法で試験を行い,8%以上の質量増加があってはならない。
注(2) 燃料ガス共用ホースとは,アセチレン,LPG,MPS,天然ガス,メタン及びその他の燃料ガス
に使用できるホースをいう。
5.4.2 耐n-ペンタン性[LPG(3)ホース,MPS(4)ホース及び燃料ガス共用ホースに適用] 内面ゴム層の
試験片は附属書Bに規定する方法で試験を行い,n-ペンタンの吸収量が15%未満,n-ペンタンでの抽出量
が10%未満でなければならない。
注(3) PG : 液化石油ガス
(4) PS : メチルアセチレンとプロパジエンの混合
6. 要求性能
6.1 耐圧性試験 ホースは,JIS K 6330-2に規定する方法で試験を行い,表6の規定に適合しなければ
ならない。

――――― [JIS K 6333 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS K 6329:1997の国際規格 ICS 分類一覧