JIS K 6833-2:2008 接着剤―一般試験方法―第2部:サンプリング

JIS K 6833-2:2008 規格概要

この規格 K6833-2は、接着剤を代表する均一な,取り扱いやすい量の試料を得るためのサンプリング方法について規定。配管で輸送中の接着剤のサンプリングには適用しない。また,動物性にかわには適用しない。

JISK6833-2 規格全文情報

規格番号
JIS K6833-2 
規格名称
接着剤―一般試験方法―第2部 : サンプリング
規格名称英語訳
Adhesives -- General testing methods -- Part 2:Sampling
制定年月日
2008年3月20日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15605:2000(MOD)
国際規格分類

ICS

83.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
接着 2021
改訂:履歴
2008-03-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS K 6833-2:2008 PDF [11]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 安全性・・・・[2]
  •  5 接着剤のタイプ・・・・[3]
  •  6 サンプリング装置・・・・[4]
  •  6.1 一般・・・・[4]
  •  6.2 材質及び設計・・・・[4]
  •  6.3 混合装置・・・・[4]
  •  6.4 試料採取用器具・・・・[4]
  •  6.5 試料容器・・・・[4]
  •  6.6 ラベル・・・・[4]
  •  6.7 サンプリング装置の洗浄・・・・[4]
  •  7 サンプリング場所・・・・[4]
  •  8 サンプリング方法・・・・[5]
  •  9 試料のラベリング及び密封・・・・[7]
  •  10 サンプリング報告書・・・・[8]
  •  11 試料の貯蔵及び使用・・・・[8]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6833-2 pdf 1] ―――――

K 6833-2 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,接着剤・接着評価技術研究会 (ECAA),日本
プラスチック工業連盟 (JPIF) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規
格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規
格である。
これによって,JIS K 6833 : 1994は廃止され,この規格及びJIS K 6833-1に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS K 6833の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6833-1 第1部 : 基本特性の求め方
JIS K 6833-2 第2部 : サンプリング

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6833-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6833-2 : 2008

接着剤−一般試験方法−第2部 : サンプリング

Adhesives-General testing methods-Part 2 : Sampling

序文

  この規格は,2000年に第1版として発行されたISO 15605を基に,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
警告
この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使用に関し
て起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任にお
いて安全及び健康に対する適切な措置を取らなければならない。

1 適用範囲

  この規格は,接着剤を代表する均一な,取り扱いやすい量の試料を得るためのサンプリング方法につい
て規定する。この方法によって得られる試料は,試験前の検査及び調製に用いる。
この方法は,使用する前に触媒又は硬化剤を添加し混合を必要とする接着剤に適用するが,触媒又は硬
化剤のそれぞれは,個別にサンプリングする。ただし,この方法は,配管で輸送中の接着剤のサンプリン
グには適用しない1)。また,この規格は,動物性にかわには適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15605 : 2000,Adhesives−Sampling (MOD)
なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを
示す。
注1) この場合,ISO 8213に記載の方法によって,自動試料採取装置などによってサンプリングする
ことができる。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
注記 対応国際規格 : ISO 15528,Paints,varnishes and raw materials for paints and varnishes−Sampling
(IDT)
JIS K 6800 接着剤・接着用語

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2
K 6833-2 : 2008
ISO 8213,Chemical products for industrial use−Sampling techniques−Solid chemical products in the form of
particles varying from powders to coarse lumps

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6800による。
3.1
バッチ (batch)
単一場所で,一定期間に,均一条件下で製造した,まとまった量の接着剤(又は接着剤系成分)。
3.2
受渡 (delivery)
1枚の受渡書又は積荷書類と一緒に受け渡しする接着剤の単一バッチ,複数バッチ又は一部バッチ。
3.3
試料 (sample)
材料の特性を評価するために必要な情報を与えることを目的として,バッチ又は受渡を代表する,バッ
チ又は受渡から採取した,ある量の接着剤。
3.4
大口試料 (gross sample)
バッチ又は受渡から採取した試料の集まり。
注記 縮分試料は,大口試料をその組成又は物理的状態を変えることなく,その量を減らす方法によ
って得ることができる。
3.5
実験室試料 (laboratory sample)
検査又は試験のために用意した最終試料。
3.6
試験試料 (test sample)
検査又は試験に用いる,実験室試料から調製した試料。
注記 試験試料は,多成分接着剤の二つ以上の個別成分からなることもある。

4 安全性

4.1   一般事項
接着剤をサンプリングする場合,特に揮発性溶剤を含む接着剤では多くの危険を伴う。すなわち,溶剤
の引火性,爆発の危険性(溶剤蒸気と空気との混合物による),生理的影響などがある。接着剤を扱う前に
安全データシートに記載してある注意事項を読み,内容を確認しなければならない。
多くの接着剤は,引火性溶剤を配合しているので,次のような予防措置を講じなければならない。これ
らの材料をサンプリングするときに用いるサンプリング装置は,静電気によって火花を生じない材質でで
きているものとする。大形容器には,アースをつなぐのがよい。試料を採取する“管理”又は“火気厳禁”
区域に適用されるすべての規制を遵守しなければならない。
爆発の危険性に対しても,引火性溶剤と同様の予防措置を必要とする。
溶剤蒸気には,有害なものがあるので,吸入を避けるための予防措置を講じることが望ましい。有害物
質に対する正しい取扱いをあらかじめ知っておき,解毒薬を身近に置くことが望ましい。また,ある種の

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K 6833-2 : 2008
配合成分は,皮膚を通して吸収されることもある。サンプリング中は,皮膚接触,着衣へのこぼれなどを
可能な限り避けることが望ましい。
4.2 大形容器
貯蔵タンク,タンクローリ又は鉄道タンク車のような大形容器から試料を採取する場合は,2人で行う
ことが望ましい。
4.3 鉄道タンク車
鉄道タンク車からサンプリングする前に,操車が行われる可能性がないことを確認する。
4.4 サンプリング操作
嫌気性接着剤の場合を除き,容器への充てん(填)量は,その全容量の80 %90 %でなければならない。
これによって,ある種の高い膨張率の液状接着剤の充てんも可能となり,代表的な試験試料を得るために
試料を完全に混合する必要性のある接着剤の充てんも可能となる。接着剤の種類によっては,悪影響を及
ぼす大きな空気の空間を避けることもできる。逆に嫌気性接着剤は,空気がないことによって影響を受け
るので,試料容器への充てん量は,50 %未満とする。
湿気硬化形接着剤又は吸湿性接着剤は,サンプリング中又は貯蔵中に反応する可能性がある。サンプリ
ング後,湿気硬化形接着剤又は吸湿性接着剤の試料容器内は,乾燥窒素又は他の不活性ガスで覆うとよい。
感光性接着剤は,遮光容器に保管する。光暴露時間は,最小限にするのが基本である。
注記 こはく色のガラス容器は,光作用に対して部分的な保護しかできない。
フィルム状接着剤の試料は,保護フィルムがあればこれとともに巻き取り,ポリエチレン製の袋に入れ
て密封し,試料容器に収めなければならない(6.5参照)。

5 接着剤のタイプ

  適切な接着剤のサンプリング手順は,接着剤の性質及び性状に依存する。接着剤のタイプを,次のよう
に区分する。
− タイプA : 単一均質液相からなる液状接着剤。
− タイプB : 2液相からなる液状接着剤(例えば,エマルジョン)。
− タイプC : 1種類2種類の固形成分及び1種類2種類の少量の液状成分からなる液状接着剤(例え
ば,水性分散液)。
− タイプD : 通常,1種類2種類の固形成分及び1種類から数種類の少量の液状成分からなる高粘性接
着剤(例えば,マスチック)。
− タイプE : 粉末接着剤
− タイプF : 粉末以外の固形接着剤(例えば,ブロック状,フィルム状,テープ,シート,粒状など)。
タイプAFのうちの幾つかの接着剤には,外部環境に暴露されるとその性質が急速に変化するものが
ある。このような接着剤を,次に例示する。
これらには,適切な取扱上の予防措置を取らなければならない(箇条8参照)。
− 感光性接着剤
− 吸湿性接着剤
− 湿気硬化形接着剤
− 嫌気性接着剤

――――― [JIS K 6833-2 pdf 5] ―――――

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