JIS K 6899-1:2015 プラスチック―記号及び略語―第1部:基本ポリマー及びその特性

JIS K 6899-1:2015 規格概要

この規格 K6899-1は、プラスチックに用いられる基本ポリマーの略語,その構成要素の記号及びプラスチックの特性の記号について規定。

JISK6899-1 規格全文情報

規格番号
JIS K6899-1 
規格名称
プラスチック―記号及び略語―第1部 : 基本ポリマー及びその特性
規格名称英語訳
Plastics -- Symbols and abbreviated terms -- Part 1:Basic polymers and their special characteristics
制定年月日
2000年3月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
2000-03-20 制定日, 2006-12-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2015-02-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS K 6899-1:2015 PDF [22]
                                                                                 K 6899-1 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 記号及び略語の用い方・・・・[2]
  •  5 ホモポリマー,コポリマー及び天然高分子に関する略語・・・・[2]
  •  6 特性を示す記号・・・・[6]
  •  7 再生プラスチックの記号・・・・[7]
  •  8 記号の使用例・・・・[7]
  •  附属書A(参考)基本ポリマー及びポリマー混合物に関する新しい略語並びに関連用語の作成指針・・・・[9]
  •  附属書B(参考)略語の構成要素に用いる記号のリスト・・・・[11]
  •  附属書C(参考)略語の付け方のタイプによる分類・・・・[15]
  •  参考文献・・・・[19]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[20]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6899-1 pdf 1] ―――――

K 6899-1 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本プラスチック
工業連盟(JPIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS K 6899-1:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6899の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6899-1 第1部 : 基本ポリマー及びその特性
JIS K 6899-2 第2部 : 充材及び強化材
JIS K 6899-3 第3部 : 可塑剤
JIS K 6899-4 第4部 : 難燃剤

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6899-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6899-1 : 2015

プラスチック−記号及び略語−第1部 : 基本ポリマー及びその特性

Plastics-Symbols and abbreviated terms- Part 1: Basic polymers and their special characteristics

序文

  この規格は,2011年に第4版として発行されたISO 1043-1を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,プラスチックに用いられる基本ポリマーの略語,その構成要素の記号及びプラスチックの
特性の記号について規定する。この規格では,用法が確立されている略語だけを取り上げているが,その
目的は,一つのプラスチックに複数の略語が用いられることを防ぐとともに,一つの略語に複数の解釈を
与えることを防ぐことにある。
注記1 ゴム及びラテックスの略号については,JIS K 6397を,熱可塑性エラストマーの略語及び命
名法についてはJIS K 6418を参照する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1043-1:2011,Plastics−Symbols and abbreviated terms−Part 1: Basic polymers and their
special characteristics(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 472,Plastics−Vocabulary
注記 ISO 472の最新版は2013年版であるが,対応するJIS K 6900:1994は,ISO 472:1988を基に
している。

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 472によるほか,次による。

――――― [JIS K 6899-1 pdf 3] ―――――

2
K 6899-1 : 2015
3.1
略語(abbreviated term)
ある用語の任意の部分を省略して作成し,かつ,同じ概念を表す用語。

4 記号及び略語の用い方

4.1   ホモポリマー,コポリマー及び天然高分子に関する略語を箇条5に,特性を示す記号を箇条6に,
再生プラスチックの記号を箇条7に示す。また,その記号の使用例を箇条8に示す。
4.2 特定の種類のプラスチック材料の中で,重要な分子特性を区別するために,追加的記号及びその適
用指針を規定する。客観的に確認できない特性を表す記号は,混乱を招くことがあるので使用を避けるほ
うがよい。
4.3 略語は,刊行物,その他の文書における化学名の便利な簡略記法とすることが主目的である。また,
略語は,例えば,“ABS成形材料”,“PAフィルム”,“PEシート”,“PVCパイプ”などのように,材料及
び製品における基本ポリマーの種類を示すためにも有用である。
4.4 記号及び略語は,大文字だけを用いる。
4.5 文書で略語が初めて出てくるとき,用語を略さずに記載し,その後に括弧でくくって略語を記載す
る。
4.6 ポリマーの出発原料に基づく英語の名称に関する国際純正・応用化学連合(IUPAC)の規則では,
“poly”の後に2語以上が続く場合には,括弧を用いることを勧告している。この規格は,この規則に従
うが,一般的な用法では,括弧を省略することが多い。
4.7 ポリマーの簡略記法を形式的に体系化することは意図していない。
なお,ポリマー分野での学術文献における用語法及び構造表記法は,IUPACの高分子命名法委員会によ
って体系的に作成されているが,この委員会が発表した略語1)は,おおむねこの規格のものと同じである。
注1) UPACの高分子命名法委員会は,1987年に略語を規定しないことを決めた。その文書(参考文
献[7]の第17章)で参考として紹介しているのは,ISO 1043:1986に規定された46の略語で,
IUPACが定めたものではない。

5 ホモポリマー,コポリマー及び天然高分子に関する略語

  附属書Bに示した構成要素の記号を使ったプラスチック材料の略語を次に示す。
なお,幾つかの汎用材料については,箇条6で定義した特性を示す記号を補足として示す。また,別の
略語が使われている材料については,それらを材料名の後に記載する。
略語 材料名
AB アクリロニトリル-ブタジエンプラスチック acrylonitrile-butadiene plastic
ABAK acrylonitrile-butadiene-acrylate plastic
アクリロニトリル-ブタジエン-アクリル酸エステルプ
ラスチック
注記 ABAより望ましい。
ABS acrylonitrile-butadiene-styrene plastic
アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンプラスチック
ACS アクリロニトリル-塩素化ポリエチレン-スチレン acrylonitrile-chlorinated polyethylene-styrene
注記 ACPESより望ましい。
AEPDS acrylonitrile-(ethylene-propylene-diene)-styrene
アクリロニトリル-(エチレン-プロピレン-ジエン)-ス
チレンプラスチック plastic
注記 AEPDMEより望ましい。

――――― [JIS K 6899-1 pdf 4] ―――――

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K 6899-1 : 2015
略語 材料名
AMMA acrylonitrile-methyl methacrylate plastic
アクリロニトリル-メタクリル酸メチルプラスチック
ASA acrylonitrile-styrene-acrylate plastic
アクリロニトリル-スチレン-アクリル酸エステルプラ
スチック
CA 酢酸セルロース cellulose acetate
CAB 酢酸酪酸セルロース cellulose acetate butyrate
CAP 酢酸プロピオン酸セルロース cellulose acetate propionate
CEF セルロースホルムアルデヒド cellulose formaldehyde
CF クレゾールホルムアルデヒド樹脂 cresol-formaldehyde resin
CMC カルボキシメチルセルロース carboxymethyl cellulose
CN 硝酸セルロース cellulose nitrate
COC シクロオレフィンコポリマー cycloolefin copolymer
CP プロピオン酸セルロース cellulose propionate
CTA 三酢酸セルロース cellulose triacetate
EAA エチレン-アクリル酸プラスチック ethylene-acylic acid plastic
EBAK エチレン-アクリル酸ブチルプラスチック ethylene-butyl acrylate plastic
注記 EBAより望ましい。
EC エチルセルロース ethyl cellulose
EEAK エチレン-アクリル酸エチルプラスチック ethylene-ethyl acrylate plastic
注記 EEAより望ましい。
EMA エチレン-メタクリル酸プラスチック ethylene-methacrylic acid plastic
EP エポキシド,エポキシ樹脂又はエポキシプラスチック epoxide, epoxy resin or plastic
E/P エチレン-プロピレンプラスチック ethylene-propylene plastic
注記 EPMより望ましい。
ETFE エチレン-テトラフルオロエチレンプラスチック ethylene-tetrafluoroethylene plastic
EVAC a) エチレン-酢酸ビニルプラスチック ethylene-vinyl acetate plastic
注記 EVAより望ましい。
EVOH エチレン-ビニルアルコールプラスチック ethylene-vinyl alcohol plastic
FEP ペルフルオロ(エチレン-プロピレン)プラスチックperfuruoro(ethylene-propylene) lastic
注記 PFEPより望ましい。
FF フラン-ホルムアルデヒド樹脂 furan-formaldehyde resin
HBV poly[(3-hydroxybutyrate)-co-(3-hydroxyvalerate) ]
ポリ[(3-ヒドロキシブチレート)-co-(3-ヒドロキシバレ
レート) ]
LCP 液晶ポリマー liquid-crystal polymer
MABS methyl
メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-
スチレンプラスチック methacrylate-acrylonitrile-butadiene-styrene
plastic
MBS methyl methacrylate-butadiene-styrene plastic
メタクリル酸メチル-ブタジエン-スチレンプラスチッ

MC メチルセルロース methyl cellulose
MF メラミン-ホルムアルデヒド樹脂 melamine-formaldehyde resin
MP メラミン-フェノール樹脂 melamine-phenol resin
MSAN α-methylstyrene-acrylonitrile plastic
α-メチルスチレン-アクリロニトリルプラスチック
PA ポリアミド polyamide
PAA ポリアクリル酸 poly(acrylic acid)
PAEK ポリアリールエーテルケトン polyaryletherketone
PAI ポリアミドイミド polyamideimide
PAK ポリアクリル酸エステル polyacrylate
PAN ポリアクリロニトリル polyacrylonitrile

――――― [JIS K 6899-1 pdf 5] ―――――

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JIS K 6896:1995の国際規格 ICS 分類一覧